異世界で全開に出す悪役令嬢の欲望!

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結婚式に来たお邪魔虫

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18歳になったので!
即結婚式を挙げます!

そのあと披露宴…

公爵家の領地では…お祭り騒ぎが1週間は続くそうです。

ジバルと私は、数人の使用人たちを連れて、異空間のお屋敷に住む予定です。

ジバルの作った異空間は、妖精界とか言われてます。
異空間なのに大きく広がった空間が安定して…亜種な生き物たちが移住してきました。
基本、争いは無く。
本当に妖精の世界にも感じる。
自然豊かで…多くの妖精が生まれて…よく働いてくれる。
私達は…基本…魔力提供しかいないんです!

そこで作ったものが、私の花嫁衣装。
純白で…美しいその衣装は、ジバルの異空間で生まれた妖精が作ってくれました。
見る限り…ジバルは妖精王って、感じですね!
薄い衣が…フワフワしていて…この花嫁衣装を着たら…私が妖精のように見えます。

「女神のようだ」

嬉しそうにお父様が、花嫁衣装を着た私を見つめます。

「お父様…これまでありがとうございました」

そう言うと…お父様が号泣してしまったので…結婚式会場に入るのが遅れてしまった。

バージンロードとコチラの世界でも呼んでいいのかわからないけれど、赤カーペットの上をお父様に捕まってゆっくり歩く。

多くの人が参列する中には、来て欲しくはなかった帝国の皇帝や皇太子…その妻…我が国の国王が来ている。

よく来れましたね~?

そんな声もあるなか、式は始まった。

歩いて行った先には、ジバルがいる。

お父様が私の手をジバルに渡して…私は、誓いの儀式に入った。

異世界の貴族の結婚の儀式は長い!
いろんな人や神にそれぞれ違った誓いの言葉や照明を表す。

例えば…国の王に報告する…そして戸籍に名前を記入する。王の許可を得る。
神に誓い…愛の印としてキスをする。神の祝福を得る。
精霊に感謝を込めて、互いに好きなものを食べさせあう。食べ物に感謝する。
仕事があることの感謝を伝えて、丸々一頭の牛の肉を焼き、さばいて…会場者に振るまう。
互いの伴侶に誓いを立てて、証であるアクセサリーを交換する。会場者に披露して確認を得る。
貴族の結婚を皆に報告するために、多くのプレゼントを用意して、来場者に振る舞う。
これから結婚する人に幸せを分けるために、花を蒔く。
ーーーーーーーーなどなど

かなりの内容が、何処かで聞いたことのある内容だが…理由はちゃんとしているので、しっかりと行う。

小一時間があっと言う間に終わり…賛美歌のような歌声が天からの祝福のように流れた。

会場は興奮して…祝福ムードがマックスになったとき…



会場から…不穏な声が発せられた。



「この結婚!異議あり!」

「クローリアさまは、身分の低い者に渡せない!!」

「結婚は無効だ!」

「この結婚には愛はない!」



会場の至る所から、見目の麗しい貴族が立ち上がる。

これは何だろう?
新手の嫌がらせか?

「この結婚はさせない!」
アレクが叫ぶ!

「クローリアは我が国の嫁だ!」
帝王が叫ぶ。

「クローリアを幸せにするのは俺だ!」
国の第2王子が叫ぶ!

今更感がある人たちも…便乗してきたような…


会場内でほくそ笑む女達がいる。

「結婚するのに…男を誑かして」
「あらあら…品性のない結婚式ですこと?」
「ざまあー!お姉様だけ幸せになれるはずがないわ!」
「クローリアさん。相当恨まれてますわね?自業自得ですわよ?」
「何人の男と遊んでいるのかしら?」
「見目の良い男なら誰でも良いの?…アバズレね」
「不貞だわ!神の誓いを汚してる!」
「クローリアに断罪を!」


誰が仕組んだ罠のようだ。

叫ぶ男たちには、面識はない。
アレクが叫ぶ横で笑う妻も…どうかと思う。
親族からも誹謗中傷が飛ぶ。


結婚式が台無しだ!
私の目の前が真っ暗になる。

そんな私を支えて、ジバルが会場に威圧して叫ぶ!

「文句を言う奴は!こっちに来い!直々に相手をしてやる!」

騒ついた会場に響き渡る声が…私を呼び起こす。

誰も出ては来れない。
ジバルの強さは、皆んなが知っている。

「我らの結婚式を邪魔した輩は、全て報復する!覚えておけ!逃しはしない!!」

強烈な威圧を飛ばしたジバルは、叫んだ男達を気絶させた。
もちろん…アレクも帝王も王子もである。
私に恨み言を言った女達は、恐怖で失神していた。
もちろん、妹と義母もである。

会場がジバルの威圧の余波で…恐怖に包まれた時に…

天から、神の祝福が降りてきた。
本物の神の祝福だ。

教会内なのに…大空から光り輝く道筋を歩いてくる神がみんなの目に見えた。
気絶していた者も、神の登場を見せるためなのか?目を開けた。

神は優しくみんなを見渡すと、ジバルと私の元に来て…光の中に私達を入れた。
会場からは、私達が輝いて見えているだろう。

「2人に神の愛の祝福を授けます。2人の結婚は神の名の下に誓いを受理します」

耳元に囁くように聞こえた声が消えると…会場は、神が降臨したことが嘘のように…静まり返っていた。
神の姿はなかった。

奇跡を目にした神父が、泣きながら会場に叫んだ。

「異議は認めません。この結婚は神が認めました。神の神託を…祝福を感謝する!皆!神に祈りたまえ!」

会場の人々は手を合わせて神に祈る。



こうして私達の結婚は、神の登場で無事に受理された。



ーーーーーーーーーーーーーーーー



披露宴会場


披露宴には、異議を唱えた貴族達は会場に入れることはなかった。

お父様も、義母の対応に怒り、妹は成人前ということで部屋で謹慎。義母は離縁が決まった。弟は、仕方がないことだと…諦めムードだった。

公爵家は弟が継ぐ。
私達は、公爵家領地にあるダンジョン管理をすることになっていた。

公爵家にジバルの能力は過分だからだ。
ジバルは、私しか見ていないのでわからないかもしれないけど、SSSランクは厄災だと言われているのが分かる気がする。
人間社会には、入れない強さなので…

帝国も馬鹿なことをしたもんだ。
隣国の王族が呼ばれていた結婚式だった。
帝国国内はこの後荒れるだろう。
帝国がその内乱に耐えられる耐久力があるとは思えない。
帝国の馬鹿さ加減を披露したアレクは、帝国が分離した後の国を継ぐことになるだろう。

そんな話が飛び交っている。

でも、わたしの周りは平和である。

「先程の結婚式衣装も素敵でしたが…こちらもまた…神秘的な」

わたしはお色直しを済ませて、純白から…真っ青なドレスを着ていた。

「見る目のある商人さんにそう言って貰えると嬉しいですわ」

「新しいダンジョンで見つかった素材で作りました。そのうち、お抱えの商人から商品化して市場に出しますよ」

ジバルの異空間の話は禁句になってます。
妖精界なんて…説明できないので。
しかも、ダンジョン内に…妖精界行きの扉を常に開けてあります。
この世界から逃げてくる亜種動物の保護のためです。
だから、ダンジョン産だと言っても大丈夫だろう。

「旦那さまが冒険者ですと、素材に困らなくて済みますな!イヤー羨ましい限りです」

きっと、素材を回して欲しいと思う。
でも、こればかりは…渡せません。

「ありがとうございます。今後もよろしくお願いしますわ」

商談の話もなく、話を切ったので…不快感を示していたが…特に、商人には困っていないのでスルーする。

みんなに祝福され、私はジバルに連れられ…会場を後にした。











ーーーーーーーーーーーーーーーー






アレクサンドロス視点




いっときの思いに流され…
私は幸せを手放したことを理解したのは、妻の浮気を知った時だった。

「愚王だな…リアを手放すなんて…」

あの才能に…嫉妬していた。
男なのに…女に勝てないことを…気にしていた。
リアに負けたことがないのは…リアの惚れた弱みに付け込んだ私のせいだ。
私がリアを本気で惚れていたら…私が負けていただろう。

リアは、私のは甘かった。
結婚破棄してからも、対応は甘かった。
リア本人から何かされることはなかった。
公爵家からの政治的な牽制は幾度となくあったが…

その甘さに甘えて来たのだ。

釣り合う筈のない私だったが…身分だけは一流だと思う。
その身分すら…失われようとしていた。

帝国の滅亡の危機。

少しずつ内乱が起きていた。
それでいて、私が結婚した将来の国母は…阿婆擦れだった。

どうしようもない。
見る目は…あったはず。
碌に鍛えず、それを甘えで…全て失ったようだ。

未練しかない。

その未練を断ち切るかのように…リアの結婚が決まった知らせが来た。

リアの結婚!?
誰と!?

リアの家には、私の密偵がいる。
情報を集めると…

SSSランク冒険者
いい男
孤児だった。
家名もない。

驚いた!
私と同じところはいい男ということだけ…
身分なし
強い
私の反対にいる人間だった。
いや、人間かも怪しい。

何でだ?
リアを惚れさせていた自信がある。
共通点が顔だけだと⁇

フツフツと怒りが湧いて来た。

全てはリアに甘えていたからできたことだ。
報復を考えずに…動いてしまっていた。


そして…リアの結婚式を汚した。

ほぼ…父の発案だが…

「自業自得だろう」

神の祝福を得たクローリア。
そのクローリアを侮辱した者の結末は悲惨なものだ。

帝国は分離
王家は断罪され…
私は、処刑台にいる。

名目は…神に対する侮辱だそうだ。

リアが法廷に来ることはなかった。

全ては、甘えから出た…

最後に脳裏に浮かぶのは…リアとの思い出だった。

愛する婚約者に甘えて…目移りした挙句に裏切った。

そんな私の結末は…こんなものだろう。




「最後に…謝りたかった。側にいれなくてごめん」


甘えた私の…後悔は…ひっそりと消えた。







ーーーーーーーーーーーーーーーー



アレクサンドロスは…とてもモテた。

断罪されて、処刑されたが…

彼は、秘密裏に助けられて、平民として生きることになりました。

彼を助けたのは、辺境に送られていた始めの男爵令嬢とかいうヒロイン。

ヒロインはストーリーと一緒で、自分の王子様と末永く幸せに暮らしました。


めでたし、めでたし。


「悪役令嬢にざまあっしたいのに…王子の近くにいない?何でよー!」




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