16 / 38
16話 王族嫌いの奴隷達
しおりを挟む辺境の町に身を置いて、半年たった頃に、宰相のスタン様から手紙が来た。
何故私の居場所がばれた?とは、思わない。
だって、家の奴隷達は働きすぎです。有名に成らないのが不思議だったくらいだ。
手紙を手にして……考え込んだ。
開けるべきか?
今更、甘い言葉が並んでいても、何も感じないだろう。
怖いので、私は奴隷達の目の前で読むことにした。
両隣にオズワルドとハドラー。
足元に座って私の膝に顔を乗せて見てくるウナ。
これで、怖いものはない。
封を開けて、手紙を読もうとしたが……読めませんでした。
文字わからないよ~ん。
オズワルドに丸投げする。
「……これは、声に出したくない内容ですね。この男……サカエを侮辱しているのか?」
オズワルドが怒りで黙認するので、ハドラーが片言で読み始めた。
「……サカエ、お元気ですか?……あなたの肌の温もりを思い出さない夜は有りません。……奴隷達とあの日々のような生活を送っていると思うと胸が張り裂けそうです。……城は貴方に合っていなかったのでしたら、私の領土に来てくださいと言いましたね?……まだ、その言葉は有効ですよ。……いつでも帰りを待っています。……愛人でも妾でも、貴方を迎える準備は出来ています。どうか戻って来てください。……スタン」
「……何故、妻ではなく、愛人と?愛の囁きすらない。」
ハドラーもお怒りムードですよ。
「……サカエ、肌の温もりって!?…こんな奴に体を許していたの?」
私は、愛をくれる奴隷達にこれまでの事を話す。
「……私が流されたのが、良くなかったのよね。見る目がないし、鈍感だから……」
昔からそうだ。
元彼も、会社に黙って結婚していたとはいえ…2人きりのデートで満足して……話し相手になっていた。
それなりのムードでキスもしたし、愛も語られていたし、結婚の約束もほのめかしていたが、仕事の話が多かったような気もする。
彼の企画書を一緒に考えたこともある。
仕事場が一緒だから、かなりフォローもして……彼が私よりも昇進すると、呆気なくフラれた。
奥さんは、美形で童顔な私とは違うタイプだった。
結婚詐欺なのか?とも、考えたが……そこまで執着できなかった。
その前の彼氏も、浮気が原因で別れた。
散々私を性欲のはけ口にして……子供が出来なくて良かったと安堵して終わったが、かなりひどい事をされていたような気もする。
私男運ないわ~
「サカエのせいじゃないし、騙す方が悪い」
ん?
「サカエの体を弄ぶなんて、けしからん」
んな!?
「サカエ全てが欲しいよ。大切にするからね?抵抗しないで流されちゃいなよ」
は??
私の服を剥いでくる奴隷達。
ここで??
私は、この後奴隷達のに…愛されました。
16
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる