召喚されたら聖女ではないと言われました

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37話 ……ざまあ?

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正体が明らかになって、各国が狙いを定めて来た。

人国は、元々私を各国で自由に使える権利を与えている。

でもね。

他国も人国と同じなんですよ。

貴族は傲慢。

王族は自己中。

利益だけに目がくらむ。

日本人が求める道徳心?や協調性?は、全くありません。

駆け引きも、あったもんではない。

商人の方がまだいい方だ。

ゼロか100かですよ?

よくもまあ、こんな会議が成り立ちますね?




「……利益も、異世界で出していますし……今回の件は、無かったことにして、帰ることにしますね」

「そんな!?…うちの息子は、とても頭がいい。気が会うはずだ」
「……獣人国の王子は、みんな、私よりも一回り年下ですよね?気が会うのですか?私も舐められたものですね」

バッサリ切る。

「……私の国の息子は、多彩で、年頃もちょうどいいはずだ」
「……エルフの寿命は、長いと聞きますが?年頃が同じでは、話が合わないのではないですか?」
「そんなことはない。嫁も5人いる。もう一人増えたところで、何てことはない」
「……既婚者ですか?私にはそんな文化はないですよ?実家は重婚はダメでしたから……」

もう、既婚者はコリゴリですよ。

「……技術を買いたい。いくらになるだろうか?ドワーフ国の技術を売ろう」

やっとで、交渉らしい声が上がった。
オズワルドがそれに淡々と答える。

「良いですね。あの空飛ぶ技術を買いたいです。こちらとしては、魔獣を追い払う技術を売ります」
「……交渉は成立だな。それと、文化交流は出来るだろうか?異世界も中々に面白そうだ」
「わかりました。人材を派遣して下さい」
ドワーフ国と話が進む。

「……妖精の私どもは、サカエさんのお使いになる魔法が気になります。聖霊の力があるとはいえ…中々難しい魔法ですね。人を派遣したいのですが?魔法の教えを乞うことは出来ますか?」
小さな小人のような妖精が語りかけて来た。
「……よろしいですよ。何と交換されますか?」
「妖精の秘薬を売りましょう。魔力回復には必須品です」
「わかりました。では、詳細は後ほど話し合いましょう」

こうして、時は過ぎて行った。

まともな交渉が出来た国は、それまで目立った発言のないところだった。

人国、エルフ国、獣人国の大国は悔しそうにしている。

魔人国は、無言だ。



これで、ざまあ?出来たのか?


よくわからない。


結果も出ない中で、会議は幕を閉じた。


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