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20話 「ダエア」新加入者
しおりを挟む「ああ!あなたは、日本人ですね。」
千里と紹介された子に両手を握られ上下に振り回される。
「ちょと!千里!やめなさい!」
南さんが、止めに入った。なんか、手慣れている。千里さんはいつもこんな感じなのだろう。
「なんだ、リヒト、同じ国の人間か?」
「そう、みたいですね。」
俺はこっそり、二人のステータスを覗く。
ごく普通の一般的なステータスだった。
特に、これと言った能力や加護は付いていない。
称号に「異世界から来た者」と「巻き込まれ移転」があった。
「とにかく、ここでは落ち着かない。あそこでお茶しようぜ。」
サービスが、ナンパみたいにチャラいことを言うが、すごいまともな意見だ。
「ゾラさんを送ってくれるかい? レンゲ。」
レンゲにゾラさんを任せる。
ゾラさんをは少し不機嫌だが、二人の女の子を見て気を使って帰ってくれた。
すぐにレンゲは戻ってきた。
「魔法?」
千里さんが驚くように固まった。
「主と離れたくはないので、短距離ワープしました。」
レンゲ・・・やはり、お前もチートか?
「話を聞いても?」
大人なキルトが話しかける。
「犬耳・・・」
キラキラした目で千里がキルトを見た。
「私から、話をするわね。」
冷静な南さんが、俺に向かって話を始めた。
「確認していいかしら?日本人?」
「ああ、15歳になる男子学生のリヒトっていう。日本からここに来て、まだ間もない。今は、冒険者をしていて、チームリーダーしているよ。チーム名は「ダエア」。名前の由来は・・・聞かないでください。この街には、護衛依頼で来ている。」
俺が日本人だとわかって、南さんがこれまでの経緯を話してくれた。
この近くに、神殿があるらしい。
そこの神殿で、聖女召喚が行われた。
神殿のイメージ回復の為のお祭りみたいな余興だったらしいが・・・
・・・本当に聖女様が召喚された。
聖女様は5人召喚されたが、全員が聖女の能力を持っていた訳ではない。
5人中一人がチート聖女能力者
5人中二人が普通の回復の能力者
5人中残り二人が無能だった。
無能だった二人は、訳もわからずに神殿から追い出されたらしい。
「あんな、ビッチが聖女なんて・・・この世界は間違ってるよ。」
千里さんが、他の聖女の話をしてくれた。
学校の委員会の居残りだったらしい。
千里と南が真面目に取り組んでいたのに、他の3人は、帰ろうとしていたようだ。
3人は男の子達と約束していて、帰りたかったらしい。
3人は学校でもいい噂はない。委員会に入ったのも、生徒会に近づくためだけっぽい。
そんな中、足元が光りだした。
魔方陣が現れて、移転。
神様にはあっていない。
「移転・・・」
俺以外のチームメンバーが話に付いてこれなさそうにしている。
「俺は護衛依頼中で、危険が伴う・・・でも、同郷のよしみだ。ほっておけない。一緒に旅をするか?」
「まあ、危険て言っても、護衛者のデティだけだろう。今のところ・・・」
「リヒトがいるところが、安全ではあるなぁ・・・」
「リヒトさんの能力って?」
「付いて来ればわかるよ。来る?来なくても、まとまったお金と生活の基盤をこの街で見つけてあげるよ。どうする?」
二人はしばらく考えていたが・・・
「私達は、田舎でほのぼのライフを目指したいの。冒険者には、ならないわ。」
「賢明な判断だな。しかし、二人で過ごすには、ちと、難しいぞ。」
キルトが二人のステータスを見ていないのに見透かすような発言をした。
「・・・お金をもらえるなら・・・奴隷商に行こうと思うの。」
「なるほど・・・考えたな~嬢ちゃんら、頭いいね~」
「商業ギルドにも加盟した方がいい。リヒトと同じで身分証を持っていないのだろう?」
「商業ギルド・・・良いと思います。紹介してください。」
話は進み、商業ギルドに行って登録後、ギルドの紹介で色々調べて奴隷を買うことになった。
商業ギルドは、目立つところにあり、冒険者ギルドよりも豪華だ。
幾つも倉庫が並び、商人でごった返しているが中は落ち着いた面持ちだ。
「ギルド登録ですね。こちらへどうぞ。」
ピッシっとした服装の紳士が対応してくれた。
商売は決まっていないが、二人共に動物が好きらしい。
「実家は、養鶏していたわ・・・養豚も少しは経験あるわ。」
「私は、馬の世話なら一通り出来ます。」
二人はどこの出身なのだろう?
鳥と豚に馬を数頭買ってあげた。そのうちに牛や羊に手を出すつもりらしい。
土地を選び購入する。
「建物は、後で希望を聞くよ。動物達は、今は俺のモンスター小屋に入れておくね。」
二人は、ゲームの知識があるみたい。
俺のモンスター小屋に指摘はなかった。
心配は、モンスター化しないことを祈る・・・だけかもしれない。
ギルドで、オススメの奴隷商を聞く。
真っ当な奴隷を扱う国の許可証を持つところだ。
かなり、お金を使ってくれる俺に、ギルドも目尻が下がっている。
「はい、オススメはオスカー奴隷商ですね。」
そのまま案内までしてくれた。
「私は、奴隷商人のオスカーです。ギルドの紹介の方々ですね。本日は、どのような奴隷をお望みでしょうか?」
「私達二人で、農牧をする予定です。安全な生活の為の護衛できる労働力と経営のノウハウを持つ人が居たら紹介してください。あと、農牧経験者がいると助かります。」
「わかりました。こちらでオススメの奴隷を選ばせて頂きます。」
二人は、何人かの奴隷を選んだ。
銀狼族、護衛、借金奴隷、20代の冒険者だった男。ギャンブル借金で捕まった。
妖狐族、護衛、犯罪奴隷、10代の暗殺者だった男。組織一斉摘発で、デビューする前に捕まった。人殺し未経験。
妖精族、会計経理、犯罪奴隷、元メイドだった男。娼婦館で経理をしていたが体を求められて貴族の相手を傷つけ障害罪で捕まる。
人族、農夫、借金奴隷、10代の元農夫。土地勘あり、親の借金を背負って売られた。
ちなみにみんな美形。
逆ハー・・・
銀狼族と妖狐族、妖精族は、民族的にも魔法が使えかなり強い。
少人数だが、これで問題はなく生活できるだろう。
しかも、南さんと千里さんは和風美人。
南さんは知的大和撫子。
千里さんは天然アイドル。
長い黒髪が美しい華奢だが、こちらの世界でもモテるだろう。
奴隷達も、かなり嬉しそうだ。
二人が選んでいる最中に、奴隷館を自由に周り奴隷達を俺も見させてもらっていた。
「鑑定持ちだ。」というと、
経営者のオスカーは、「ご自由にどうぞ」と許可をくれた。
俺はレンゲと見てまわる。
目的は、もちろん・・・ダークエルフです。
ダークエルフは、狩りで捕まえても違法にはならないらしい。
相変わらず・・・不遇種族だ。
だが、ダークエルフは能力が高いために中々捕まらない。
でも、人気奴隷種族だ。こんな大きい商会なら何人かいるだろう。
「男でも女でも買えるだけ買いたい・・・」
それが、俺の本音である。
奥の奥に部屋があった。
「ここは、部位破損の多い捨て奴隷がいる場所です。」
商会の人間が、扉を開けてくれた。
よくあるらしい。
お金を持つ人が、能力の高い部位破損の奴隷を買い、教会で高い金を出し部位破損を治す。
価値のない奴隷を買い、価値を高めて利用することが可能だ。
ただし、損しても、商会は何も保証しない。
金持ちの道楽だ。
俺もその一人だ。ダークエルフが見つからず、ここまで来たのだから。
中を覗くと、悪臭が漂っている。
「肉の腐る匂いです」
レンゲが怖いことをつぶやく。
なんでそんなことわかっちゃうのかな?レンゲくん?
レンゲにツッコミを入れたいのは山々だが・・・
「ア・・・居た。」
ダークエルフの・・・美女?
破損が大きすぎる。
「ダークエルフですね。人気商品なので、すぐ売れてしまいますが、ここまで破損がひどいと・・・買い手がつきません。」
両足と両腕がない、世に言うダルマ状態。
大きな傷、顔は目を潰すように「バツ」印で斬りつけられている。
耳も千切れて・・・
「舌が切られているのか?」
「捕獲して来た奴隷狩りが、悪い奴らだったらしく、呪文を唱えられないように舌を切ったと・・・その奴隷狩りは捕まりましたが・・・」
最近、無詠唱で魔法を使って居るので気がつかなかったが、ダークエルフ達は呪文を唱えていたことを思い出した。
どうやったら、こんなひどい状態になるのだろうか?
「お姉ちゃんに触るな!」
幼い声が聞こえた。
年はまだ、10にもなっていなさそうな少年。
彼も指全てと足の腱を切られている。
ダークエルフには、見えないが
鑑定には、ハーフダークエルフとなっていた。
能力はソコソコある。
「この姉弟、幾ら?」
俺は即決した。
「主よ。回復が使えるのですか?」
レンゲが不安そうにしている。
「・・・ないよ。でも、考えがある。」
俺は、ドローイングを使うことにしていた。
どこまで、チートなのか?
確かめたい。
もし、ダメでも、噂のビッチ聖女のところへ行けばいい。
お金はある。
俺は二束三文で、二人を買った。
二人を馬車に丁重に寝かせて、まずは、南さんと千里の家を作る。
二人にドローイングの能力説明すると、すぐに二人は理想の家を構成した。
見かけは、普通の農牧一軒家。
普通の部屋。
だが、地下に色々詰め込んだ。
「厨二病?」
と言って二人からどつかれた。
ついでに養蜂場を作り、先に買った動物達の小屋の構成を描く。
「どこの秘密研究所だよ?」
と言わんばかりの隠し地下施設が作られた。
「品種改良とか?バイオとか?私達の専門なんだよね~。専門学科だったの、高校が。」
二人は、俺より年上であることが判明した。
詳しい年は怖くて聞けない。
蜂は女王蜂と働き蜂数匹を描いておく。
モデルは凶暴ではない日本蜂だ。
勝手に契約魔法で動物達を二人のテイム状態にした。
だって・・・また、魔獣化した。怖いよモンスター小屋。
見た目は変わっていないので、バレないことを祈る。
連絡用の魔道具を買ってきてもらい、二人に渡す。
「何かあったら、連絡して。」
「ありがとう。なんて言って良いのか・・・世話になってしまって・・・いつか、お金は返すね。」
「助かったよ。いい食材ができたら、送るね~。」
すでに仲良くなったらしい奴隷達にも見送られ、小屋に帰る頃には、夜になっていた。
「情報を集めに夜の酒場に行かないか?」
王子様の提案で、俺以外のメンバーと愛妾達は夜の街に出て行った。
俺はもちろん、未成年なので、居残りだ。
「なんだ、成人してないのか?」
王子様は、少し本性を見せて、鼻で笑ったがちゃんと自分でフォローを入れた。
「そんなに若いのにA級冒険者のリーダーなのか・・・すごいな。」
爽やかに「行ってくる!」と言って出て行った。
オフッ!イケメンオーラ・・・厳しす・・・
レンゲは残りたがったが、無理矢理、連れ出してもらった。
俺は、ダークエルフの治療を始めた。
まず、ドローイングで姉の方に舌を描く。
「話せるか?意思疎通がしたい。幼い弟くんじゃ、話しが通じないからね。」
描いた舌でも、ちゃんと機能するか?みたかった。
生物を描けるのだから、大丈夫だと思うが・・・不安だった。
繊細な綺麗な声が聞こえた。
「貴方が私達を買った理由はなんでしょう?」
「よかった。話せるようだね。」
「お姉ちゃん・・・声出せるの?」
弟は、びっくりして固まっている。
「目を治すよ。見えればなんらかの察しがつくよ。でも、俺は君の目を知らない。そこは・・・許してくれ。」
俺は整った輪郭に会う理想の目を描く。
少し上がり目の二重。黒眼が大きくハッキリとさせて、睫毛は長い上向きにした。
肌の傷を消す。
「どうだい?見えるかい?」
一度目を閉じてゆっくり目を開いた。
「ああ・・・弟の・・・手を・・・足を治して・・・」
「お姉ちゃんが先だよ!」
言い合う二人を無視して、弟くんの指を綺麗に描く。
「僕の指、こんなに綺麗じゃないよ・・・」
引き続き無視しながら、足の腱の傷を消す。
「ああ・・・立てたよ・・・」
使い慣れていない手で支えながら、ふらふらと捕まり歩きをする。
「危ないわノルン」
尚も、弟の心配をする姉。
「俺は君の目と同じで、手足を知らない。元には戻せないが・・・許してくれ。」
「そんな・・・許しなんて・・・」
言葉を無くす姉の手足を理想的に描く。
生足・・・に・・・見惚れる。
「ああ・・・神よ、感謝します。」
彼女は、生え変わった新しい手を組み、祈りを捧げた。
「そうだね。3人で、神様にお供え物をしよう。」
こうして、新たにダークエルフの姉弟を仲間にした。
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