悪役令嬢って、何でこんなに嫌われてるの

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師匠との再会ですか?

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南の森は、とても荒れ果てていた。

お師匠様の手が入っていない?

森の周りは、木が切られて荒れ果てていた。
森の中は、森の資源が取り尽くされて、再生不可能ではないか?
森の動物は、気配すらない。
鎮まり返り、森とは言えないほど、恐ろしい廃林が広がる。
空気も淀んでいるみたいだ。少し焦げ臭い。

それでも、森の奥に行くと、虫や鳥がいるところがあった。
水場には、動物が警戒しながら、身を潜めている。

なんとも異様な光景だった。

見ていて涙が自然と溢れてくる。


「泣いてくれるのか?我が森のために……」

お師匠様の手が、力なく立っていた。
目には生気が感じられない。
痛々しいほどの傷が、身体中にあった。

「?!あれから何があったのですか?」

余りにも痛々しい姿に、殺されそうになったことを忘れて、駆け寄った。

「ダメだ。私に近ずいてはいけない。最愛の人を傷つける男など、同情してはいけないのだよ。ここにいるのは、罪人だ。罰を受けてとうぜん」

お師匠様の手が私を拒絶する。
でも、私は運命を変えたいのだ。

「大丈夫です。此処に男爵令嬢はいませんよね?彼女が居なければ、操られることはありませんよ」

それでも、躊躇するお師匠様。

「?!男爵令嬢の所為なのか?しかし、私を従わせる精神魔法など、神でなければ使えないだろう……しかし、確かに…あの娘とあった時に、心が入れ替わるように……」

「教えてください。どんな事でも知らなくてはなりません。私は、運命と戦うことを誓ったのです。どうしたら、戦えるのか?糸口を探りに来ました。ご教授くださいお師匠様!」

「……運命と戦う……その通りだな。その言葉、私に響くようだ。どうか、私も共に戦わせて欲しい」

痛々しいお師匠様の手が、私に差し出された。
私は、その手を優しく包み込み、願う。
どうか、この優しい手を二度と傷つける時が来ないことを……

「……イライザ…情熱的な抱擁をしないで欲しい。勘違いしてしまう。私は……イライザ……あなたが……愛おしいのだ。罪深いこの手を、どうか恨んで欲しい。私の罪を…許さないで……私は望んでしまう……この愚かな私の心を諌めてくれ」

そう言いながら、お師匠様の腕は私を優しく抱き、情熱的な抱擁を逆にしてくる。
私はそれに答える様に抵抗をせずに、身を寄せる。

「…こんなに愛する人を…何故あの時に……怒りの感情に支配されていた。別の自分がもう一人いる様な感覚で……何故か見知らぬ男爵令嬢の言葉を信じた。愛らしい男爵令嬢に危害を加える悪役令嬢に天罰を与えなければならないと……悪を懲らしめなければならないと……それが、何故かイライザで…何も疑問に思わせない…そんな力が働いていた様な気がする」

もう一人の別の自分?
私と同じ?
でも、私には別人の記憶がある。
本当の…前の自分が、ストーリー通りの別の自分だったとしたら?

「聞いて頂けますか?私も同じ様な別の自分の存在があるのです」

こうして、お師匠様と色々話をした。
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