悪役令嬢って、何でこんなに嫌われてるの

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主人公ですか?

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ゴオオオオオオ


炎が辺りを包み込む。

「なぜ、我が家がばれた??」

お師匠様の屋敷を兵士が取り囲み、炎の魔術で攻撃を仕掛けてきた。

「お師匠様!私は大丈夫です!みんなも脱出しました。私達も逃げましょう」

外に逃げ出そうと二人で外へ出ると、男爵令嬢が待ち受けていた。

「イライザ!しつこいのよ!サッサと死んでくれない?」

男爵令嬢は、焦った様子で私を見つめた。

「あんたが死なないと、私が危うい……もしかして、あなたも転生者とか?冗談じゃないわ!第二部に突入なんてさせないわよ!ここで大人しく死になさいよね!!」

第二部??

「知らないふりして、何もかもお見通しなんて!でも、第二部に行っても悪役令嬢は変わらないわよ!主人公が変わるだけだわ!私は負けない!」

??主人公が変わる??

「ざまあは、絶対されないんだから!………ねえ?フラク様?フラク様は私の味方でしょう?私を助けて、お願い!!」

お師匠様のに猫なで声で声をかけてくる。

「うっ!イライザ…頼む…アレを……」

私は、お師匠様の苦手なものを懐から出す。

お師匠様の苦手なもの……それは………


「わあああああ!!スライムうううううう!?」


お師匠様はブヨブヨの魔法が効かない生物がお嫌いらしいです。
物理攻撃だと、簡単に死んでしまう最弱生物。
汚物処理やゴミ破棄には最適の生物スライム。
飼いならすと可愛らしく懐くこの生物が、お嫌いらしいです。
見るのも嫌で、触れると気絶するほどらしいです。
こんなに可愛いのに…

逃げ惑うお師匠様の背中を見て、お師匠様の可愛い姿を焼きつける。

お師匠様はこれで、ほぼ無力化されました。

「何!?何なの??無敵の魔術師様のはずでしょう?」

「現実を見なさい男爵令嬢!伯位を持つ人間に不敬ですよ!身の程を知りなさい!」

私は、闇魔法を男爵令嬢にかける。
自白の魔法だ。


「ごめんなさい!主人公だから、何をしても構わないと思って!いろいろやらかしたわ!」

男爵令嬢の言葉は、恐ろしいものだった。

私を失脚させるために、色目を使って高位の人と関係を持って、脅していたらしい。
男爵令嬢の身分も、脅して手に入れたみたいだ。
オリバ男爵とは、血が繋がっていないらしい。
主人公補正という、神の恩恵を使って王子達を操り、王妃になろうとしたが、側室にしかなれず、次に狙ったのが……王様でした。
王様を操り、王妃に治ろうとしたが、公爵令嬢の私が生きていると、第二部の力が働き、主人公が交代してしまうらしい。
主人公補正が無くなると、ただの罪人である。
だから、私を追い詰めようとして、今に至る。


「わああああん!!あなたが死なないから!私が危ういじゃない!!」

酷い言われ様でした。

自白もあり、主人公補正が消えたのか?
彼女は兵士に連行されて行きました。
国家の反逆罪で、牢に入れられたが、変な力で人を操るので、危険視されて、即刻処刑されたみたいです。

私は、後から聞かされて、もっと話が聞きたかったと思いました。

だって、第二部でも……悪役令嬢らしい。
次の主人公の事も知っているらしいし……情報が欲しかった。

「お師匠様……私…怖いです。何かが起こるのでしょうか?」

「…イライザ…大丈夫。私が付いている」

スライムの効果で、正気を保った?お師匠様に甘えます。

何故か?王子から婚約破棄の無効を訴えられたが、戻る気にはなれませんでした。
王様から、直々にお礼をしたいと言われてお城に行きましたが、そこはもう私の居場所ではなく、別世界に思えました。

「イライザ…願いは何でも言うがいい」

王様から、そう言われて…

願った望みは…


「お師匠様と共に在りたいのです。婚約破棄は、そのままにしてください。公爵家に戻る気もありません。どうか、お許しください」

「そんな!悪役令嬢がいないと私が幸せになれない!?」

イキナリ声を出したのは、メイドの一人でした。

次の主人公のようです。

主人公には懲り懲りの王様は、声を上げたメイドを捉えて、牢に入れました。
不敬罪ですね。
何しに、謁見の間にメイドが姿を現して、勝手に叫ぶことをするのか?
考えられないですね。

「これで…終わりでしょうか?」

恐々とお師匠様に聞く。

「…終わりでいいでしょう?イライザは幸せになるべきなのです」

そう言って、お師匠様は私を抱きしめました。
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