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聖女ですか?
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お師匠様が、とうとう、婚約者になりました。
南の森に屋敷を作り、執事さんと数人のメイドさんと共に暮らしています。
やっぱり、師匠は森を守らないとね!
お師匠様をドンドン好きになります。
これ以上ない幸福におかしくなりそうです。
「…イライザ?そろそろ、名前で呼んでおくれ?」
「フラク様…」
言い慣れないので、声も小さくなります。
でも、お師匠様は嬉しそうにしてくれます。
幸せです。
お城にも時々招待されます。
パーティですね。
お師匠様と参加します。
ほぼ、王様の愚痴を聞いて帰るだけですがね。
第一王子は、能力が低く、他国に留学しているが、伸び悩んでいるみたいです。
性格も悪くて、側近の私の兄も評判は良くない。
他国でやらかす前に、どこかの令嬢と結婚させて、婿入させたいのが本音です。
第二王子のデュラン様は、一番王に近いですが、私との縁談がなくなり、後ろ盾がなくて、家臣が付いてこない。
良い令嬢たちは、みんな婚約者がいるので、今回他国の姫を招いたパーティを開いた。
第三王子は、姿を隠していて、誰も行方を知らない。
「…まったくうちの息子どもは、何をしているのか…」
王様の口癖だ。
第二王子の婚約者探しパーティだけあって、多くの人が集まっている。
「…イライザ…戻る気はないか?」
これも、王様の口癖だ。
「王よ、我が婚約者を口説かないでください」
これは、お師匠様の口癖だ。
「王様、私は今一番幸せなのです。どうか、他を探してください。きっと良い人がおりますよ」
私は会場を見渡す。
色々な国からきたお嬢様方が、会場を賑わせていた。
他国の姫がデュラン王子の前で列を作っている。
ダンスの相手選びらしいです。
デュラン王子は、丁寧に一人一人挨拶をする。
受け答え方や装いなどを考慮しながら、ピンと来ない方は、お断りを丁寧にしていた。
100を超える方々の中から、数人と踊る。
踊った女性は、明日また、昼のお茶会に呼ばれる予定だ。
十数人と踊った王子はヘトヘトになって戻ってきた。
「イライザ…私と踊ってくれませんか?」
「…デュラン王子、私は婚約者がおります。今日は王子の婚約者探しパーティですので、遠慮させていただきます」
私が断ると同時に、お師匠様が王子を阻むように現れて私を連れて行く。
そんなことをしていると、会場がざわめき出した。
「北の大国ロダトの帝王ガザン様とその妹君ソフィア様が起こしいただきました」
若い王ガザン。その賢王振りに世界が注目している。
王妃はまだいない。妹君ソフィアにも婚約者はいない。
しかも、ソフィア様には聖女という名がついている。
世界が注目する二人だ。
「おお!よくぞ!お越し下された!歓迎しますぞ!」
王様が自らガザン王を招く。
「…招待感謝します。妹もデュラン王子を一目で気に入ったようです。踊って頂けますかな?」
「喜んでお相手致します。お手をどうぞ、ソフィア姫」
デュラン王子は喜んでソフィア姫と踊る。
「…そちらの方は?失礼ですが、お美しい令嬢ですね」
「イライザのことでしょうか?私は、南の森の魔導士フラクと申します。隣は私の婚約者のイライザです」
「…お褒め頂きありがとうございます。イライザと申します」
「…婚約者ですか?それはそれは、とても残念ですね。一目で気に入ったのですが、ご結婚前に私に乗り換える気はありませんか?イライザ殿?」
「…賢王とも言われる方が、ご冗談を…」
お師匠様の声が少し強張る。
「…冗談にしたくは無いのだがね」
ガザン王が、何処となく睨んできた。
「…ガザン王様、私は今とても幸せなのです。どうか、祝福して頂けませんか?やっとで手にした幸せなのです」
私は目を伏せて願うように、頭を下げる。
ガザン王は、困ったように笑った。
何かが起きそうな予感がする。
南の森に屋敷を作り、執事さんと数人のメイドさんと共に暮らしています。
やっぱり、師匠は森を守らないとね!
お師匠様をドンドン好きになります。
これ以上ない幸福におかしくなりそうです。
「…イライザ?そろそろ、名前で呼んでおくれ?」
「フラク様…」
言い慣れないので、声も小さくなります。
でも、お師匠様は嬉しそうにしてくれます。
幸せです。
お城にも時々招待されます。
パーティですね。
お師匠様と参加します。
ほぼ、王様の愚痴を聞いて帰るだけですがね。
第一王子は、能力が低く、他国に留学しているが、伸び悩んでいるみたいです。
性格も悪くて、側近の私の兄も評判は良くない。
他国でやらかす前に、どこかの令嬢と結婚させて、婿入させたいのが本音です。
第二王子のデュラン様は、一番王に近いですが、私との縁談がなくなり、後ろ盾がなくて、家臣が付いてこない。
良い令嬢たちは、みんな婚約者がいるので、今回他国の姫を招いたパーティを開いた。
第三王子は、姿を隠していて、誰も行方を知らない。
「…まったくうちの息子どもは、何をしているのか…」
王様の口癖だ。
第二王子の婚約者探しパーティだけあって、多くの人が集まっている。
「…イライザ…戻る気はないか?」
これも、王様の口癖だ。
「王よ、我が婚約者を口説かないでください」
これは、お師匠様の口癖だ。
「王様、私は今一番幸せなのです。どうか、他を探してください。きっと良い人がおりますよ」
私は会場を見渡す。
色々な国からきたお嬢様方が、会場を賑わせていた。
他国の姫がデュラン王子の前で列を作っている。
ダンスの相手選びらしいです。
デュラン王子は、丁寧に一人一人挨拶をする。
受け答え方や装いなどを考慮しながら、ピンと来ない方は、お断りを丁寧にしていた。
100を超える方々の中から、数人と踊る。
踊った女性は、明日また、昼のお茶会に呼ばれる予定だ。
十数人と踊った王子はヘトヘトになって戻ってきた。
「イライザ…私と踊ってくれませんか?」
「…デュラン王子、私は婚約者がおります。今日は王子の婚約者探しパーティですので、遠慮させていただきます」
私が断ると同時に、お師匠様が王子を阻むように現れて私を連れて行く。
そんなことをしていると、会場がざわめき出した。
「北の大国ロダトの帝王ガザン様とその妹君ソフィア様が起こしいただきました」
若い王ガザン。その賢王振りに世界が注目している。
王妃はまだいない。妹君ソフィアにも婚約者はいない。
しかも、ソフィア様には聖女という名がついている。
世界が注目する二人だ。
「おお!よくぞ!お越し下された!歓迎しますぞ!」
王様が自らガザン王を招く。
「…招待感謝します。妹もデュラン王子を一目で気に入ったようです。踊って頂けますかな?」
「喜んでお相手致します。お手をどうぞ、ソフィア姫」
デュラン王子は喜んでソフィア姫と踊る。
「…そちらの方は?失礼ですが、お美しい令嬢ですね」
「イライザのことでしょうか?私は、南の森の魔導士フラクと申します。隣は私の婚約者のイライザです」
「…お褒め頂きありがとうございます。イライザと申します」
「…婚約者ですか?それはそれは、とても残念ですね。一目で気に入ったのですが、ご結婚前に私に乗り換える気はありませんか?イライザ殿?」
「…賢王とも言われる方が、ご冗談を…」
お師匠様の声が少し強張る。
「…冗談にしたくは無いのだがね」
ガザン王が、何処となく睨んできた。
「…ガザン王様、私は今とても幸せなのです。どうか、祝福して頂けませんか?やっとで手にした幸せなのです」
私は目を伏せて願うように、頭を下げる。
ガザン王は、困ったように笑った。
何かが起きそうな予感がする。
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