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また、悪役ですか?
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ソフィア姫様は、かなりの腹黒さんだった。
顔の良い男をはべらせる。
男達は、満更でもなく、喜んでいるようだ。
「ソフィア姫に嫉妬してしまいます」
「私こそ、ガザン王に嫉妬している」
城内は二人に破茶滅茶にされている。
「フラク様…私怖いです。また…何か良く無いことが起きそうで…」
「イライザ、そばにいるよ。心配ない」
お師匠様の優しい腕につかまり、今日も馬車でお城に呼び出されて行く。
「イライザ!待っていたぞ!こっちに来い!」
「フラク様!聞いてください!デュラン王子ったら、昔の女からもらった品を今でも大事に持っているのですよ!」
私たちはそれぞれ、別々にされる。
「困ります。ガザン王様、婚約者と共に居てもいいなら、話し相手にもなりますが、二人っきりでは…もう此処には遠慮させていただきます」
「そう言うな、やっとで二人になれたのだ。もう少し…少しでいいのだ」
「ダメです!もう、止めて!」
涙目で訴えても、ガザン王は離してくれない。
「既成事実を…我妃にしてやると言っているのだ。有難く受け取ればいい」
「止めて!いりません!もう嫌です!帰らせて!」
喚いているのに…お師匠様が帰って来ない。
自分から、お師匠様のところに逃げ出す。
「フラク様!?……ええッ??」
何の主人公補正ですか?
私が見た先には、ベットに聖女を押し倒して濃厚なキスをするお師匠様の姿があった。
「何だ?この魔力は??相性が良すぎる!病み付きになりそうだ」
お師匠様の言葉が、信じられないことを言う。
「フラク様……?」
「?!…イライザ!違うこれは!?」
私の精神がズタボロになりそうです。
今、絶対受け入れていましたよね?お師匠様??
「相性が良いのですね私たち、こんなこと初めてです!運命を感じました。フラク様…どうか、私を娶ってくださいませんか?」
「ソフィア姫!?…困る…私にはイライザがいるのだ。いくら魔力の相性が良すぎると言っても…」
「魔力は嘘はつきません。きっと、運命ですわ!もう一度!そうすれば、忘れられなくなります!私を愛して!」
見てられない。
言葉で断っている様に見えますが、私の見ているお師匠様は、決してソフィア姫を拒否していません。
それどころか……手は姫を抱きしめて、もう一度キスをしたいかの様に…顔が近づいていきます。
「ダメです!止めて!」
私の悲痛な叫びも届いていない。
私の目の前で、お師匠様が他の女にキスをする。
何かの悪夢か?
「イライザ!コッチに来い!」
私は力なく倒れ込むのをガザン王に支えられる。
「嫌!…やめて…私の幸せを…返して!」
「私が幸せにしてやる!私に堕ちろ!イライザ!」
キスをしようとしてくるガザン王。
「嫌~!助けて!…エグ…ウ…フラク様ああ~!」
「何事だ!?」
王様が登場して、私は助かった…でも、もうダメかもしれない。
号泣している私。
その私を襲おうとしているガザン王。
聖女と抱き合うお師匠様。
それを目撃している王様。
カオス…
デュラン王子は蚊帳の外。
誰が一番不幸でしょうか?
「イライザさんが、お幸せそうで…如何しても欲しくなってしまったのです!私がいけないの!婚約者のいる人が、気になってしまって!」
空気の読めない聖女が、訳のわからないことを言う。
「ソフィア姫の所為ではない。あなたの魅力に勝てなかった私がいけないのだ」
お師匠様の言葉が…訳わからない。
「お師匠様の馬鹿!!」
私は懐ろから出した、スライムを投げつける。
「……スライムか?なぜ、こんなもの??」
何故か?平然と受け止めたお師匠様……。
??何で??……スライムですよ?……大嫌いですよね?
何で触れるの??
「…あなた誰?フラク様……ではないですね?」
「イライザ?何を言っている?私は、私だ」
本物は??…いつ入れ替わった??
「イライザさん?大丈夫ですか?ショックでおかしくなってしまったのですか?」
失礼な!何なのこの聖女??…性女なのか?
「ひどっ!?…睨めつけないで?!私が悪かったのは認めます。でも、心は嘘をつけないの!」
精神を蝕む魔法はお師匠様には効かないはず…
では、目の前のお師匠様には?
私は、闇魔法を使う。
「ウッ!?…何をするイライザ?精神魔法か!やめろ!」
私ごときの魔法が効いた??
何で??
「ひどい!イライザさん止めて!罰なら私が受けるから!フラク様に危害を与えないで?!」
「イライザやめなさい!どうしたというのだ?」
王様に止められる。
「フラク様に正気を亡くした時は、力尽くでも止めて欲しいと言われています。だから、止めさせていただきます」
「イライザ?お前の魔法で私がどうにか出来るとでも言うのか?」
「フラク様…お忘れですか?」
腕輪を見せるが、反応はない。
「イライザ!止めなさい!落ち着いて話をしよう」
王様の方が焦っている。
お師匠様の腕輪の効果を知っているようだ。
「止めろ!衛兵!イライザを抑えろ!」
私は、後ろから凄まじいくらいの圧を受けて、床に押し付けられる。
懐かしいな。この感覚…
私は、意識を飛ばしそうになりながらも、堪えていた。
やっぱり、私が悪者にされるのかな?
顔の良い男をはべらせる。
男達は、満更でもなく、喜んでいるようだ。
「ソフィア姫に嫉妬してしまいます」
「私こそ、ガザン王に嫉妬している」
城内は二人に破茶滅茶にされている。
「フラク様…私怖いです。また…何か良く無いことが起きそうで…」
「イライザ、そばにいるよ。心配ない」
お師匠様の優しい腕につかまり、今日も馬車でお城に呼び出されて行く。
「イライザ!待っていたぞ!こっちに来い!」
「フラク様!聞いてください!デュラン王子ったら、昔の女からもらった品を今でも大事に持っているのですよ!」
私たちはそれぞれ、別々にされる。
「困ります。ガザン王様、婚約者と共に居てもいいなら、話し相手にもなりますが、二人っきりでは…もう此処には遠慮させていただきます」
「そう言うな、やっとで二人になれたのだ。もう少し…少しでいいのだ」
「ダメです!もう、止めて!」
涙目で訴えても、ガザン王は離してくれない。
「既成事実を…我妃にしてやると言っているのだ。有難く受け取ればいい」
「止めて!いりません!もう嫌です!帰らせて!」
喚いているのに…お師匠様が帰って来ない。
自分から、お師匠様のところに逃げ出す。
「フラク様!?……ええッ??」
何の主人公補正ですか?
私が見た先には、ベットに聖女を押し倒して濃厚なキスをするお師匠様の姿があった。
「何だ?この魔力は??相性が良すぎる!病み付きになりそうだ」
お師匠様の言葉が、信じられないことを言う。
「フラク様……?」
「?!…イライザ!違うこれは!?」
私の精神がズタボロになりそうです。
今、絶対受け入れていましたよね?お師匠様??
「相性が良いのですね私たち、こんなこと初めてです!運命を感じました。フラク様…どうか、私を娶ってくださいませんか?」
「ソフィア姫!?…困る…私にはイライザがいるのだ。いくら魔力の相性が良すぎると言っても…」
「魔力は嘘はつきません。きっと、運命ですわ!もう一度!そうすれば、忘れられなくなります!私を愛して!」
見てられない。
言葉で断っている様に見えますが、私の見ているお師匠様は、決してソフィア姫を拒否していません。
それどころか……手は姫を抱きしめて、もう一度キスをしたいかの様に…顔が近づいていきます。
「ダメです!止めて!」
私の悲痛な叫びも届いていない。
私の目の前で、お師匠様が他の女にキスをする。
何かの悪夢か?
「イライザ!コッチに来い!」
私は力なく倒れ込むのをガザン王に支えられる。
「嫌!…やめて…私の幸せを…返して!」
「私が幸せにしてやる!私に堕ちろ!イライザ!」
キスをしようとしてくるガザン王。
「嫌~!助けて!…エグ…ウ…フラク様ああ~!」
「何事だ!?」
王様が登場して、私は助かった…でも、もうダメかもしれない。
号泣している私。
その私を襲おうとしているガザン王。
聖女と抱き合うお師匠様。
それを目撃している王様。
カオス…
デュラン王子は蚊帳の外。
誰が一番不幸でしょうか?
「イライザさんが、お幸せそうで…如何しても欲しくなってしまったのです!私がいけないの!婚約者のいる人が、気になってしまって!」
空気の読めない聖女が、訳のわからないことを言う。
「ソフィア姫の所為ではない。あなたの魅力に勝てなかった私がいけないのだ」
お師匠様の言葉が…訳わからない。
「お師匠様の馬鹿!!」
私は懐ろから出した、スライムを投げつける。
「……スライムか?なぜ、こんなもの??」
何故か?平然と受け止めたお師匠様……。
??何で??……スライムですよ?……大嫌いですよね?
何で触れるの??
「…あなた誰?フラク様……ではないですね?」
「イライザ?何を言っている?私は、私だ」
本物は??…いつ入れ替わった??
「イライザさん?大丈夫ですか?ショックでおかしくなってしまったのですか?」
失礼な!何なのこの聖女??…性女なのか?
「ひどっ!?…睨めつけないで?!私が悪かったのは認めます。でも、心は嘘をつけないの!」
精神を蝕む魔法はお師匠様には効かないはず…
では、目の前のお師匠様には?
私は、闇魔法を使う。
「ウッ!?…何をするイライザ?精神魔法か!やめろ!」
私ごときの魔法が効いた??
何で??
「ひどい!イライザさん止めて!罰なら私が受けるから!フラク様に危害を与えないで?!」
「イライザやめなさい!どうしたというのだ?」
王様に止められる。
「フラク様に正気を亡くした時は、力尽くでも止めて欲しいと言われています。だから、止めさせていただきます」
「イライザ?お前の魔法で私がどうにか出来るとでも言うのか?」
「フラク様…お忘れですか?」
腕輪を見せるが、反応はない。
「イライザ!止めなさい!落ち着いて話をしよう」
王様の方が焦っている。
お師匠様の腕輪の効果を知っているようだ。
「止めろ!衛兵!イライザを抑えろ!」
私は、後ろから凄まじいくらいの圧を受けて、床に押し付けられる。
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私は、意識を飛ばしそうになりながらも、堪えていた。
やっぱり、私が悪者にされるのかな?
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