悪役令嬢って、何でこんなに嫌われてるの

n-n

文字の大きさ
24 / 28

実家の公爵家の結末

しおりを挟む
「イライザ!父さんが悪かった!助けておくれ!?…大事に育てて来ただろう?一時の迷いだったのだ!イライザ!」

公爵様が、私の名前を叫ぶ。

「うるさい借金奴隷だわ。すぐにでも、売り出したい…。」

「イライザ、ダメだよ?ネチネチと報復するのでしょう?」

悪趣味な聖霊が、私に囁く。



公爵家への復讐は、金でした。

元々、兄の金使いが荒い(ビッチなヒロインに貢いでいた)せいで、公爵家の金庫は、火の車でした。

その全ての借金をまとめて、うちが買い付けた。

公爵家は、実質…私のものになる。

血の繋がりのこともあり、公爵家は、スンナリと手に入りました。

借金は私の手元で、アコギな利子により跳ね上がり、限度額を遥かに超えたことが、きっかけです。

借金は、公爵家を丸々買っても、返しきれずに、まだまだ、残っています。

そこで、公爵様自身を奴隷に身を落とすことで、お金を手に入れようとしました。

だが…50も超えたジジイを誰も買いません。

その身も、私が買い取り、ここに連れてきました。


臓器販売所


そに文字に恐れおののいた公爵様は、ずっと、叫び助けを求めた。

「…お金をくださいね?借金はまだまだあるのですからね?」

「そんな!利子だけが残っているはずだ!不当な利子など!誰が払うか!弁護士を呼んでくれ!はやく頼む!」

「奴隷に弁護人はつきませんよ?」



その後は、元公爵様の声が聞こえるばかりでした。

臓器摘出が終わり…

「…腎臓の販売をする予定だったのに…一個が使えないものでした。肝臓も脂肪肝だ。使えるものがない。だから、ハイをもらっておいたよ。息苦しいだろうけど…大丈夫でしょう」

「肺は高いですから、借金も返せますよ。…奴隷としては、致命傷でしょうがね」

臓器販売所の店員が、笑い話しをしている。


実は、全て演技してもらっています。


臓器摘出が、できるほど技術は向上してません。

幻覚の魔法です。

極限状態まで追い込んでいるのだ…幻覚だとは思えない。

「…病は気から…こんな事でも…死ねると楽なのにね?」

怖い笑みを浮かべいる聖霊…マジ…気が狂ってる。

「はひいいい…ゲホ…ワシの…ゲホ…肺…」

虫の息?気分ってすごいのね?



父にはそれ程、恩はない。

母方の祖父からの援助で、ドレスを買っていました。

当時の父曰く、「学園の弟の管理が出来ていない娘に、金をかけることは出来ない!」

だそうだ。弟に金を無尽蔵に使われているのは、誰ですか?と言いたい。

父との交流は、イライザの記憶では、それ位だ。


母は、祖父の家に帰っている。

愛想尽きたことが、原因です。

お金の管理運営を全て行い、政略結婚でも、良い関係を作ろうと努力していた母は、浮気を繰り返され、愛人の子である兄の存在が出てきてからは…見かけていません。

その代わり、兄の母である愛人が、まるで正妻かのように家で振る舞い…公爵家は、滅びの一歩を歩み出したのだろう。

兄の母が、イライザを事あるごとに虐めていたのは、言うまでもないだろう。



「自己管理の出来ないお父様?…いったい、いつまで生きられるでしょうか?」

冷たい目線で、話しかけると…「ヒッ!?」と声を上げて、気絶をしました。



兄は、昔は可愛かったのですよ?
イライザの記憶では…ですが。

教育がいけなかったのでしょう。

人懐っこい可愛い兄が、教育を受け始めてから、善悪を見失いました。
何を教わったのでしょうか?

後継として…

男とは…

義妹の悪い噂…

母の小言…

メイド達の偏った情報…

媚びる同級生…

利用して利用される人間関係…


プレッシャーと悪意に囲まれて…壊れたこと


その心の支えが…ビッチなヒロインでした。

でも、彼女は…もう、いません。

怒りは私に向けられた。

でも、イライザは公爵家には、いません。



「…どうする?もう、コッチは壊れすぎてて、遊べないよ?」

聖霊が、聖霊らしからぬことを言う。



正直なところ、兄は公爵家を継げません。

妻にもなっていない愛人の子で、認知はされているものの…籍は入っていない。

だから、イライザを追い出して、跡継ぎとして…確固たる身分を手に入れようとしたのだろう。

逆にイライザは、兄とは違い、母の身分もしっかりしている。

公爵家を追い出されても行く宛はあり、そこに逃げられないための国外追放だったのだ。



母と祖父は、イライザを探していることでしょう。

兄の母は、いつの間にか何処かに姿を消していました。

行動力のある継母ですね?

ですね?うちの恐ろしい聖霊は、逃す訳もなく…捕まえて懲らしめたらしいです。…恐ろしや…


「じゃあ、イライザ?お兄さんを復活させて?はやく壊せるように、じっくりいたぶろうよ?」

直して壊すと言う…恐怖の聖霊。

怖すぎです。そんなことには、興味ありません。

「捨てておけば?どうせ、彼の血筋は…平民です。肝心の公爵家はお取り潰しですしね?」

「…いたぶる内容がないよ?なーんてね!」


飛び回る聖霊。


私の怨みは、あなたに向けられているのご存知ですか?




しおりを挟む
感想 26

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

お姫さんと呼ばないで

秋月朔夕
恋愛
華族の娘として生まれたからにはお家のために結婚しなさい。そう父に言われ続けて、わたしは今日幼馴染と結婚する。けれど洋館で出迎えた男は全く違う人だった。

愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました

蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。 そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。 どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。 離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない! 夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー ※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。 ※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

惚れた男は根暗で陰気な同僚でした【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
イベント企画会社に勤める水木 茉穂は今日も彼氏欲しさに合コンに勤しむ、結婚願望が強い女だった。 ある日の週末、合コンのメンツが茉穂に合わず、抜け出そうと考えていたのを、茉穂狙いの男から言い寄られ、困っていた所に助けに入ったのは、まさかの男。 同僚で根暗の印象の男、【暗雨】こと村雨 彬良。その彬良が会社での印象とは全く真逆の風貌で茉穂の前に現れ、茉穂を助けたのである………。 ※♡話はHシーンです ※【Mにされた女はドS上司に翻弄される】のキャラを出してます。 ※ これはシリーズ化してますが、他を読んでなくても分かる様には書いてあると思います。 ※終了したら【プラトニックの恋が突然実ったら】を公開します。

世話焼き幼馴染と離れるのが辛いので自分から離れることにしました

小村辰馬
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢、エリス・カーマインに転生した。 幼馴染であるアーロンの傍にに居続けると、追放エンドを迎えてしまうのに、原作では俺様だった彼の世話焼きな一面を開花させてしまい、居心地の良い彼のそばを離れるのが辛くなってしまう。 ならば彼の代わりに男友達を作ろうと画策するがーー

十歳の花嫁

アキナヌカ
恋愛
アルフは王太子だった、二十五歳の彼は花嫁を探していた。最初は私の姉が花嫁になると思っていたのに、彼が選んだのは十歳の私だった。彼の私に対する執着はおかしかった。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

処理中です...