推しキャラの運命は我が手に!

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10、私とドラゴン

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学校を卒業して、披露宴をあげて…

戻って来ました!

私の実家ですよー!


母の病弱体質は…イベントリーの中の薬で、回復をして…とても元気。

父は、公爵家の後押しによる事業が成功して、忙しく働いている。

猫の手も借りたいくらいに忙しい実家では、シトラール様の登場により、落ち着きを見せていた。

「イヤー!教えることがないくらい凄いね!シトラールくん」

「お義父さん。シトラールと呼んでください。…まだまだ未熟者です。コレからもよろしくご教授ください」

「ははは!ララは、凄い婿を連れてきたもんだ!」

「ええ、素敵な良い婿ですね。ずっと疑問でしたが…どうやって知り合ったの?」

「えーと、私から逢いに行ったと言うか…」

どう言えばいいのかな?
困るな?

「僕たちは前世からの知り合いなんですよ。出会うべきして…出会ったので、どうやって知り合ったかなんて…忘れてしまいました!」

「まぁ!素敵!…運命ですわね!」

「ほう!それはそれは!素晴らしい!」

シトラール様からウィンクが飛んできた。
話を会わせろということか?

でも…母の言葉が…なんか気になる。

なんか…忘れているような?



「運命…?」


「どうしたのララ?」

シトラール様が、私を心配してくれます。


「…何か…忘れているような…」

「忘れているの?」
「何かしら?」
「何だろうね~?」

家族全員で考えてくれます。

幸せだなぁ~

この毎日が続くといいな~


シトラール様を脅かす存在のドラゴン…

あいつさえ来なければ、うちの領も安泰なのに…










「ん?」


「ララ?何か思い出せた?」




「ドラゴンが…この領に来るかも…」


「ドラゴンが⁇」
「この領に⁈」

両親が驚いている。

「ララが言うなら、対策を練っとかないとだね」

「そうだな、シトラールくん…シトラール、来るとしたら何処から来ると思うかい?」

「今もドラゴンの伝説が残る…北の山ですか?」

「流石だな、シトラールと出かけてくる、ララを頼んだよ」

「はい、あなた。いってらっしゃいませ」


震える私の手を、シトラール様の代わりにお母様が握ってくれる。



でも…

何で忘れてたのだろう?

こんなに大切なこと…


うちの領地のことじゃん!

ドラゴンの被害は大変な厄災なのに!



あいつは…普通のドラゴンではない。

病魔を撒き散らし…

逆らう者には、毒を撒き散らす。


土地に毒を撒き散らされたら…復活させるのは困難だ。

被害が出ないうちに対策をしないといけないのに…

対策の方法は…単純だ。

マスクと手洗いうがい。

それをしておかないと…

インフルエンザ並みの病気が流行ることになる。

この世界には抗生物質はない。

ただ、私のイベントリーには、病を消す薬の材料がある。

イベント用の…対抗手段1なのだ。

だから…病気の心配は…少しだけだ。

ただ、爆発的に流行らないことを…望む。

私の調合が間に合わないからだ。


でも、このドラゴンの被害は…それだけではない。

毒だ。

コレが一番厄介だ。

この毒が土地にまかれれば…すぐに死の大地と化す。

人が浴びれば…ものの1時間でお陀仏だ。



この毒の即完治療は、魔法しか無い。

毒消し魔法を使い続ける必要がある。

私は聖女級の毒消し魔法を…使えることは使えるのだが…

教会の介入があるだろう。

異端尋問される。

自分の保身のために…渋っているわけではない。

異端が認められることがあったら…家族全員が異端とされて…没落してしまう。

シトラール様を…巻き込んでしまう。

「お母様…どうしよう…」

「大丈夫…お父様とシトラール様が…なんとかしてくれますよ」






「シトラール様⁇」

駄目じゃん!

シトラール様とあのドラゴンとの相性は最悪だ!

シトラール様をドラゴンの所には行かせられない!


シトラール様様が…物理最強でも…
ドラゴンの病気で、動きが鈍くなって…
隙を突かれて毒を食らったら…
回復を直ぐにかけないと…
シトラール様は…死んでしまう!


「どうしよう…お母様…シトラール様が危ない」

「ララ?」

「シトラール様が…死んじゃう」

「ララ?」



気が動転しているが…全てを思い出した。

フラグが立った?

ヤバイよ!

シトラール様!

ドラゴンの所には、近づいてはダメ!


そう、本人に言いたいのに…

本人は…父に連れられて

この部屋には、姿がすでに無かった。






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