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22.人魚の隠れ里
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そっと目を開けると、何やら身体が揺れていることに気が付いた。
どうやら僕は、荷車……いや、船のようなモノに乗せられて運ばれているらしい。
更によく見ると、目の前には若いマーメイドがオールを使って舟を器用に操っていて、僕を見てそっと話しかけてきた。
「もう少しだけ大人しくしていてね。別に馬肉にしようとかそういうことは考えてないよ」
穏やかそうな人魚の女性だったので少しばかり安心したが、視線を少し動かすとぎょっとした。
何と僕の4本の脚はしっかりとブタ縛りにされて、体そのものも横倒しになっている。
これでは困る……のだが、僕はウマのフリをしておくことにした。
理由はとても簡単で、有翼人と人魚族は疎遠なのだ。父親の話だと、昔はけっこう交流もあったそうだが、水資源や土地を巡ってトラブルがあったと聞く。
しばらく大人しくしていると、マーメイドの操る舟は洞窟の中へと入った。
その中には桟橋があり、彼女は舟を固定すると僕の両脚を縛っていた縄を解いていく。
「不安定だから気をつけてね」
なるべく慎重に立ち上がると、すでに僕の口には手綱が付けられていて、人魚の女性に先導されながら洞窟の中を歩いた。
いや、歩いたというのは正しくないか。人魚は、下半身が魚というか海蛇のような形状なので、歩くときはヘビのように這い進んでいく。
その動きを見るだけでもおもしろいのだが、人魚の隠れ里を見学するのもおもしろい。
空から見ても何もわからなかったが、まさか洞窟の中にこれほどの集落を作っているとは。かなりの数の人魚……特に女性や子供が目立っているけど、何人くらいが暮らしているのだろう。
数えたわけではないからわからないが、女子供だけだったとしても500人。男性が外出中ならもっと大規模な村である可能性もある。
僕を案内しているマーメイドは、同じくらいの年頃のマーメイドたちに話しかけた。
「やあ、マリーにロクサーヌ? 養殖は上手く行ってる?」
「うん!」
「今日も魚たちは元気そうだよ。って……そのウマどうしたの!?」
マリーと呼ばれた人魚に聞かれると、この人魚は得意げに答えた。
「ふふふふ……見回りをしていたら、川辺に倒れていたの……体格も立派だし、よく働いてくれるかと思ってね」
「本当に助かるよ! マーズヴァン帝国の空襲で男手が不足しているからね」
しばらく話を聞いていて、大まかだが彼女たちの現状を理解できた。
まず、人魚族は元々は、入り江や川沿いに家を建てて住んでいたようだ。ところがマーズヴァン帝国の度重なる空襲を受け、交戦した男たちの多くが被害を受け、戦えない女子供はこうして洞窟に隠れて暮らしているようだ。
僕を案内していた人魚は、更に言った。
「そう言えば知ってる? なんか鳥人間たちが、あの空賊連中に攻撃を仕掛けてたよ!」
「おおっ……それ、メチャクチャおもしろい! 鳥人間も嫌いだけど、それ以上にクソな連中とケンカするなんて!!」
もう、知りたいことも十分にわかったので、いつまでも井戸端会議をしないで欲しい。
僕は近くを見渡すと……おや、洞窟の中でも比較的日当たりの良い場所もあって、畑もあるのか。ここでは一体、どんな作物を作っているのだろう。
その方向にクビを向けてみると、僕を案内していた人魚がこちらに関心を向けてきた。
「あっ、ウマが退屈しちゃってる。そろそろ行くね」
「うん、それにしてもウマ可愛いなぁ~ その辺に落ちてないかな?」
やっと井戸端会議を終えた、僕を拾ったマーメイドのカロルは、僕を連れて掘っ立て小屋のような家へと案内した。
家の中には、カロル以外の人魚はおらず、家の中自体も土間が大半で、寝床だけベッドという感じの場所だ。
本当に、着の身着のまま逃げて来た後で、最低限の家を建てたという感じだったが、カロルはどこかホッとした様子で僕を部屋の隅に繋いでいた。
「狭い家だけど、1人暮らしも辛かったんだよね。これからよろしくね」
そう言いながらカロルは、僕の頬に口づけすると、棚の上に置かれた袋を掴んでバケツに細かいモノを入れはじめた。
ウマ状態の僕は鼻が良くなっているのでわかる。これは大豆だ。
彼女は桶に大豆を入れると、それを僕に出してきた。
てっきりその辺の葉っぱなんかを食事として出してくると思っていたから、これは驚きだった。
「さあ、たっぷりと食べてね」
実は今まで、ウマ状態で食事をしたことはなかったが、出されて食べないわけにもいかないので、そのままウマのように豆を食べてみると、思っていた以上に豆の甘みを感じる。
どうやら、ウマ状態だと味覚もウマのモノになっているようだ。
しばらくの間、食事をしているとカロルは、どこか鼻歌交じりで僕がエサを食べている光景を眺めていた。最初はどんな扱いをされるのだろうと不安だったけれど、心優しい少女なのかもしれない。
豆を半分くらい食べたところで、人魚が地面を這い進む音が聞こえてきた。
「カロルおねーちゃん!」
そう言いながらドアを開いたのは、まだ女の子の人魚だった。
「どうしたの?」
「おかーさんがお外でリョウをしていたら、わるいヤツにケガさせられたんだ!」
「わ、わかった……すぐに行くね!」
彼女たちはすぐに家から立ち去ったが、よく見るとドアが開けっぱなしになっていた。
これはどう見ても逃げ出すチャンスだけど……別のチャンスでもあるかもしれない。
すぐに、自分の手綱を口で解くと、カロルという少女の後を付けることにした。僕の心の中のテーブルには様々な選択肢があるんだ。とりあえず、様子を見てからどう動くか決めるとしよう。
【人魚族の少女カロル】
レベル 14
空中攻撃能力 D ★
地上攻撃能力 C ★★★★
攻撃命中率 C ★★★
防御能力 B ★★★★★
回避能力 C ★★
航続距離 E
探索能力 C ★★★
リュドを水辺から保護したマーメイド。
こう見えても戦士として訓練を受けた経緯があり、戦いになるとなかなかに強い。
人魚族は、魚の鱗の部分だけでなく人間の皮膚に見える部分も硬いため、戦闘能力に優れるウェアウルフでも、実際に対峙すると苦戦を強いられることは多い。
どうやら僕は、荷車……いや、船のようなモノに乗せられて運ばれているらしい。
更によく見ると、目の前には若いマーメイドがオールを使って舟を器用に操っていて、僕を見てそっと話しかけてきた。
「もう少しだけ大人しくしていてね。別に馬肉にしようとかそういうことは考えてないよ」
穏やかそうな人魚の女性だったので少しばかり安心したが、視線を少し動かすとぎょっとした。
何と僕の4本の脚はしっかりとブタ縛りにされて、体そのものも横倒しになっている。
これでは困る……のだが、僕はウマのフリをしておくことにした。
理由はとても簡単で、有翼人と人魚族は疎遠なのだ。父親の話だと、昔はけっこう交流もあったそうだが、水資源や土地を巡ってトラブルがあったと聞く。
しばらく大人しくしていると、マーメイドの操る舟は洞窟の中へと入った。
その中には桟橋があり、彼女は舟を固定すると僕の両脚を縛っていた縄を解いていく。
「不安定だから気をつけてね」
なるべく慎重に立ち上がると、すでに僕の口には手綱が付けられていて、人魚の女性に先導されながら洞窟の中を歩いた。
いや、歩いたというのは正しくないか。人魚は、下半身が魚というか海蛇のような形状なので、歩くときはヘビのように這い進んでいく。
その動きを見るだけでもおもしろいのだが、人魚の隠れ里を見学するのもおもしろい。
空から見ても何もわからなかったが、まさか洞窟の中にこれほどの集落を作っているとは。かなりの数の人魚……特に女性や子供が目立っているけど、何人くらいが暮らしているのだろう。
数えたわけではないからわからないが、女子供だけだったとしても500人。男性が外出中ならもっと大規模な村である可能性もある。
僕を案内しているマーメイドは、同じくらいの年頃のマーメイドたちに話しかけた。
「やあ、マリーにロクサーヌ? 養殖は上手く行ってる?」
「うん!」
「今日も魚たちは元気そうだよ。って……そのウマどうしたの!?」
マリーと呼ばれた人魚に聞かれると、この人魚は得意げに答えた。
「ふふふふ……見回りをしていたら、川辺に倒れていたの……体格も立派だし、よく働いてくれるかと思ってね」
「本当に助かるよ! マーズヴァン帝国の空襲で男手が不足しているからね」
しばらく話を聞いていて、大まかだが彼女たちの現状を理解できた。
まず、人魚族は元々は、入り江や川沿いに家を建てて住んでいたようだ。ところがマーズヴァン帝国の度重なる空襲を受け、交戦した男たちの多くが被害を受け、戦えない女子供はこうして洞窟に隠れて暮らしているようだ。
僕を案内していた人魚は、更に言った。
「そう言えば知ってる? なんか鳥人間たちが、あの空賊連中に攻撃を仕掛けてたよ!」
「おおっ……それ、メチャクチャおもしろい! 鳥人間も嫌いだけど、それ以上にクソな連中とケンカするなんて!!」
もう、知りたいことも十分にわかったので、いつまでも井戸端会議をしないで欲しい。
僕は近くを見渡すと……おや、洞窟の中でも比較的日当たりの良い場所もあって、畑もあるのか。ここでは一体、どんな作物を作っているのだろう。
その方向にクビを向けてみると、僕を案内していた人魚がこちらに関心を向けてきた。
「あっ、ウマが退屈しちゃってる。そろそろ行くね」
「うん、それにしてもウマ可愛いなぁ~ その辺に落ちてないかな?」
やっと井戸端会議を終えた、僕を拾ったマーメイドのカロルは、僕を連れて掘っ立て小屋のような家へと案内した。
家の中には、カロル以外の人魚はおらず、家の中自体も土間が大半で、寝床だけベッドという感じの場所だ。
本当に、着の身着のまま逃げて来た後で、最低限の家を建てたという感じだったが、カロルはどこかホッとした様子で僕を部屋の隅に繋いでいた。
「狭い家だけど、1人暮らしも辛かったんだよね。これからよろしくね」
そう言いながらカロルは、僕の頬に口づけすると、棚の上に置かれた袋を掴んでバケツに細かいモノを入れはじめた。
ウマ状態の僕は鼻が良くなっているのでわかる。これは大豆だ。
彼女は桶に大豆を入れると、それを僕に出してきた。
てっきりその辺の葉っぱなんかを食事として出してくると思っていたから、これは驚きだった。
「さあ、たっぷりと食べてね」
実は今まで、ウマ状態で食事をしたことはなかったが、出されて食べないわけにもいかないので、そのままウマのように豆を食べてみると、思っていた以上に豆の甘みを感じる。
どうやら、ウマ状態だと味覚もウマのモノになっているようだ。
しばらくの間、食事をしているとカロルは、どこか鼻歌交じりで僕がエサを食べている光景を眺めていた。最初はどんな扱いをされるのだろうと不安だったけれど、心優しい少女なのかもしれない。
豆を半分くらい食べたところで、人魚が地面を這い進む音が聞こえてきた。
「カロルおねーちゃん!」
そう言いながらドアを開いたのは、まだ女の子の人魚だった。
「どうしたの?」
「おかーさんがお外でリョウをしていたら、わるいヤツにケガさせられたんだ!」
「わ、わかった……すぐに行くね!」
彼女たちはすぐに家から立ち去ったが、よく見るとドアが開けっぱなしになっていた。
これはどう見ても逃げ出すチャンスだけど……別のチャンスでもあるかもしれない。
すぐに、自分の手綱を口で解くと、カロルという少女の後を付けることにした。僕の心の中のテーブルには様々な選択肢があるんだ。とりあえず、様子を見てからどう動くか決めるとしよう。
【人魚族の少女カロル】
レベル 14
空中攻撃能力 D ★
地上攻撃能力 C ★★★★
攻撃命中率 C ★★★
防御能力 B ★★★★★
回避能力 C ★★
航続距離 E
探索能力 C ★★★
リュドを水辺から保護したマーメイド。
こう見えても戦士として訓練を受けた経緯があり、戦いになるとなかなかに強い。
人魚族は、魚の鱗の部分だけでなく人間の皮膚に見える部分も硬いため、戦闘能力に優れるウェアウルフでも、実際に対峙すると苦戦を強いられることは多い。
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