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26.デュッセ地域のウェアウルフたち
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間もなく、マーメイドがウェアウルフの使者を連れて来た。
やってきた使者はしなやかな筋肉を持つ男戦士で、凄く精悍な顔つきをしている。彼は僕を見ると、唾を呑んだらしく喉を少しだけ動かした。
「デュッセ村のアルフレートと申します。村を代表して参りました」
ドイツ人っぽい名前だなと思いながら、僕は頷いて答える。
『ようこそ。吾が名はサイレンスアロー。マーズヴァン帝国の蛮行を止めるため、天から遣わされた者だ』
その言葉を聞いたアルフレートは、目をぱっちりと開いて僕を眺めた。
「な、何と豪胆な……!」
『まあ、現状は上手く行ってはいないがな……して、何用かな?』
僕の態度を見て、隣で話を聞いていたイネスは心配そうな顔をしていた。やっぱり頭を打っておかしくなったと思っているのだろう。
戦士アルフレートは、畏まった様子で言った。
「実は今日お伺いしたのは他でもありません。恥ずかしながら……我らが集落の戦士たちの多くが度重なる戦いで傷つき、けが人が大勢出ています」
彼はしっかりと僕を見た。
「一角獣様は、どんな傷も癒やすと伺っています。是非、お力を……」
僕は頷いてから念を押すことにした。どんな病気やケガも治せるほど凄い腕は持っていないからである。
『そういうことなら協力するが、吾はユニコーンの中では最もコモノだ。どんな病やケガも治せるほど優れてはおらんぞ』
「もちろん、何でもかんでもユニコーン様に頼るつもりはありませんのでご安心ください」
『今から、デュッセ村に行ってくる』
そうカロルに言うと、彼女は「承知いたしました!」と答えた。
さて、僕はイネスを補佐役として、アルフレートの案内に従いながら森の中を通っていく。
アルフレートは、森の獣道を巧みに移動しながら僕たちを案内し、1時間ほどでウェアウルフ族の村へと到着した。
「……だいぶ、攻撃を受けているのですね」
イネスが心配そうに言うだけあり、村の門には攻撃を受けた跡が幾つも残っていた。とりあえず修繕はされているようだが、突破されるのも時間の問題という様子だ。
「我らは2部族と対立しています。ユニコーン様の助力がなければ、壊滅も時間の問題でしょう」
彼は恥ずかしそうに答えると「開門!」と指示を出して門を開かせた。この村の中では結構な地位にいるようである。
村の中に入ると、そこには多数のウェアウルフたちがおり、誰しもが僕たちに興味を示していた。
今の僕は単なるたてがみが白いだけの栗毛馬にしか見えないが、ウェアウルフは嗅覚が発達しているため、ただのウマのにおいではないと感じているようだ。
少し村の中を歩いていると、おや……ブリジット隊長とルドヴィーカの姿があった。2人ともおもしろくなさそうな顔で、ウェアウルフの村から見えるマーズヴァン帝国の浮遊大陸を眺めている。
僕の故郷からでは、山や森が邪魔して見えないが、ここデュッセ村では凄く大きく見えるものである。
「隊長にルドヴィーカさん!」
イネスが声をかけると、2人は驚いた様子で駆け寄ってきた。
「イネス君に……貴方はリュド君!」
ブリジットとルドヴィーカと再会できたのは嬉しいが、今は絶賛おウマ様モード継続中だ。敵を欺くには味方からという言葉もあるし、ここはしっかりと中二病継続モードで行こう!
『ブリジット殿にルドヴィーカ……久しいな!』
そう、バリバリおウマ様ゼリフを口にすると、ブリジットとルドヴィーカはキョトンとしていた。
「リュド……君?」
『吾はマーズヴァン帝国の蛮行を阻止するという、生まれ持った使命を思い出したのだ。よってこれからはサイレンスアローという魂の名を持って、この任にまい進する』
「は、はあ……」
ブリジットはイネス同様に、大丈夫なの? 頭打ったんじゃない? という雰囲気のまま僕のことを心配していたが、ルドヴィーカの態度は違った。
彼女はすぐ、胸に手を当てて臣下のような振る舞いをする。
「畏まりました。このルドヴィーカ……一角獣様のご期待に沿えるよう全力を尽くします」
心の中では、ありがとう……と思いながら、僕は威厳のある態度を取り続けた。
『健勝な心掛けである。この大地に平和をもたらすまで、貴殿の武と智を存分に使うがいい!』
「ははっ……ありがたきお言葉!」
僕とルドヴィーカのやり取りを見て、イネスとブリジットは驚きのあまり表情が崩れていた。言葉に直すと、アンタたち何やってるの……だろう。
一方アルフレートは、別の意味で驚いているようだ。
「まさか、天馬騎士になるエルフまで従えてしまうとは……何という御方だ!」
いえ、勘違いしないでくださいアルフさん。これは単なる英雄登場ごっこですから。って……言いたい。
『では、けが人の手当てだったな。アルフレート殿』
「はっ、いま……ご案内します!」
こうしてブリジットとルドヴィーカも付いてきた。
ルドヴィーカは従者ごっこ。ブリジットはイネス同様に僕のことを心配しているんだろうな。そう思いながら、大きめの建物に近づくと、凄く強い血の臭いを感じた。
「まさか……ここに?」
そう聞くと、アルフレートは深刻な顔をしながら頷いた。
「はい。傷で病気になったのか、私の弟のように身体を震わせている者もいます……どうか、彼らを救ってやってください!」
そう言いながらドアが開かれると、僕は生唾を呑んだ。
傷ついているウェアウルフは15人。そのほとんどは傷の手当てが不十分で病状が悪化したり、傷口から病気が入って深刻化した人たちが目立つ。
これは……難しい仕事になる。
【狼族の戦士アルフレート】
レベル 63
空中攻撃能力 B ★★★★★
地上攻撃能力 B ★★★★★★
攻撃命中率 B ★★★★★★
防御能力 A ★★★★★★★
回避能力 B ★★★★★★
航続距離 D
探索能力 A ★★★★★★★
デュッセ村で最も強い戦士。
剣、槍、体術、長弓など様々な武器の扱いにも慣れており、馬術も無難にこなす腕前を持つ。
唯一の弱点は、まじめすぎて女性をあまり口説くことがないことくらいだろう。ちなみに女性のことは好きらしく、話を振るとそれなりの反応はする。
やってきた使者はしなやかな筋肉を持つ男戦士で、凄く精悍な顔つきをしている。彼は僕を見ると、唾を呑んだらしく喉を少しだけ動かした。
「デュッセ村のアルフレートと申します。村を代表して参りました」
ドイツ人っぽい名前だなと思いながら、僕は頷いて答える。
『ようこそ。吾が名はサイレンスアロー。マーズヴァン帝国の蛮行を止めるため、天から遣わされた者だ』
その言葉を聞いたアルフレートは、目をぱっちりと開いて僕を眺めた。
「な、何と豪胆な……!」
『まあ、現状は上手く行ってはいないがな……して、何用かな?』
僕の態度を見て、隣で話を聞いていたイネスは心配そうな顔をしていた。やっぱり頭を打っておかしくなったと思っているのだろう。
戦士アルフレートは、畏まった様子で言った。
「実は今日お伺いしたのは他でもありません。恥ずかしながら……我らが集落の戦士たちの多くが度重なる戦いで傷つき、けが人が大勢出ています」
彼はしっかりと僕を見た。
「一角獣様は、どんな傷も癒やすと伺っています。是非、お力を……」
僕は頷いてから念を押すことにした。どんな病気やケガも治せるほど凄い腕は持っていないからである。
『そういうことなら協力するが、吾はユニコーンの中では最もコモノだ。どんな病やケガも治せるほど優れてはおらんぞ』
「もちろん、何でもかんでもユニコーン様に頼るつもりはありませんのでご安心ください」
『今から、デュッセ村に行ってくる』
そうカロルに言うと、彼女は「承知いたしました!」と答えた。
さて、僕はイネスを補佐役として、アルフレートの案内に従いながら森の中を通っていく。
アルフレートは、森の獣道を巧みに移動しながら僕たちを案内し、1時間ほどでウェアウルフ族の村へと到着した。
「……だいぶ、攻撃を受けているのですね」
イネスが心配そうに言うだけあり、村の門には攻撃を受けた跡が幾つも残っていた。とりあえず修繕はされているようだが、突破されるのも時間の問題という様子だ。
「我らは2部族と対立しています。ユニコーン様の助力がなければ、壊滅も時間の問題でしょう」
彼は恥ずかしそうに答えると「開門!」と指示を出して門を開かせた。この村の中では結構な地位にいるようである。
村の中に入ると、そこには多数のウェアウルフたちがおり、誰しもが僕たちに興味を示していた。
今の僕は単なるたてがみが白いだけの栗毛馬にしか見えないが、ウェアウルフは嗅覚が発達しているため、ただのウマのにおいではないと感じているようだ。
少し村の中を歩いていると、おや……ブリジット隊長とルドヴィーカの姿があった。2人ともおもしろくなさそうな顔で、ウェアウルフの村から見えるマーズヴァン帝国の浮遊大陸を眺めている。
僕の故郷からでは、山や森が邪魔して見えないが、ここデュッセ村では凄く大きく見えるものである。
「隊長にルドヴィーカさん!」
イネスが声をかけると、2人は驚いた様子で駆け寄ってきた。
「イネス君に……貴方はリュド君!」
ブリジットとルドヴィーカと再会できたのは嬉しいが、今は絶賛おウマ様モード継続中だ。敵を欺くには味方からという言葉もあるし、ここはしっかりと中二病継続モードで行こう!
『ブリジット殿にルドヴィーカ……久しいな!』
そう、バリバリおウマ様ゼリフを口にすると、ブリジットとルドヴィーカはキョトンとしていた。
「リュド……君?」
『吾はマーズヴァン帝国の蛮行を阻止するという、生まれ持った使命を思い出したのだ。よってこれからはサイレンスアローという魂の名を持って、この任にまい進する』
「は、はあ……」
ブリジットはイネス同様に、大丈夫なの? 頭打ったんじゃない? という雰囲気のまま僕のことを心配していたが、ルドヴィーカの態度は違った。
彼女はすぐ、胸に手を当てて臣下のような振る舞いをする。
「畏まりました。このルドヴィーカ……一角獣様のご期待に沿えるよう全力を尽くします」
心の中では、ありがとう……と思いながら、僕は威厳のある態度を取り続けた。
『健勝な心掛けである。この大地に平和をもたらすまで、貴殿の武と智を存分に使うがいい!』
「ははっ……ありがたきお言葉!」
僕とルドヴィーカのやり取りを見て、イネスとブリジットは驚きのあまり表情が崩れていた。言葉に直すと、アンタたち何やってるの……だろう。
一方アルフレートは、別の意味で驚いているようだ。
「まさか、天馬騎士になるエルフまで従えてしまうとは……何という御方だ!」
いえ、勘違いしないでくださいアルフさん。これは単なる英雄登場ごっこですから。って……言いたい。
『では、けが人の手当てだったな。アルフレート殿』
「はっ、いま……ご案内します!」
こうしてブリジットとルドヴィーカも付いてきた。
ルドヴィーカは従者ごっこ。ブリジットはイネス同様に僕のことを心配しているんだろうな。そう思いながら、大きめの建物に近づくと、凄く強い血の臭いを感じた。
「まさか……ここに?」
そう聞くと、アルフレートは深刻な顔をしながら頷いた。
「はい。傷で病気になったのか、私の弟のように身体を震わせている者もいます……どうか、彼らを救ってやってください!」
そう言いながらドアが開かれると、僕は生唾を呑んだ。
傷ついているウェアウルフは15人。そのほとんどは傷の手当てが不十分で病状が悪化したり、傷口から病気が入って深刻化した人たちが目立つ。
これは……難しい仕事になる。
【狼族の戦士アルフレート】
レベル 63
空中攻撃能力 B ★★★★★
地上攻撃能力 B ★★★★★★
攻撃命中率 B ★★★★★★
防御能力 A ★★★★★★★
回避能力 B ★★★★★★
航続距離 D
探索能力 A ★★★★★★★
デュッセ村で最も強い戦士。
剣、槍、体術、長弓など様々な武器の扱いにも慣れており、馬術も無難にこなす腕前を持つ。
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