二十代最後の最低最悪波乱万丈な私の十二ヶ月

一月は前途多難な始まり

一月十六日（金曜日）

　気分転換にいつものカフェへ。
　お店が落ち着いていたからミキちゃんに愚痴ってしまった。
「人の荷物ってなかなか片付けられないですよね！」ってマスターのほう睨んでたから、きっと似たようなことがあったのかも？
　今日のケーキはオペラ。ココア生地に杏のジャムとクリームが挟んであってほんのり甘酸っぱい。きれいにコーティングされたチョコの上に砕いたピスタチオが可愛い。ミキちゃん凄いなぁ。
　お子さんの写真も見せてもらったけどかわいかった！　上の子が小学生で下の子は幼稚園なんだって聞いてミキちゃんの年齢がますます分からなくなった。
　どう見ても年下にしか見えないんだけど……？
　聞こうかなぁと思ったタイミングで混雑してきたから持ってきていた本を読むことに。
　安藤優子さんの「あの娘は英語がしゃべれない」。英語が話せないのに単身渡米して現地の人と交流するエッセイ。
　この間の映画もそうだけど、みんな行動力があってうらやましい。
　大学進学するときも悩みに悩んで、受かった中で一番偏差値の高いところにしてしまったけど、情報処理学部。就職先だって受かったから今の会社に入ったけど。
　なんとなく流されて生きてきた気がする。
　わたしの本当にやりたいことってなんだろう？