狐の声劇台本置場

小狐門(ごんぎつねもん)

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三人用台本

親友とはこういうもの【不問=3・コメディ・10分程度】

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親友とはこういうもの

※アドリブ可


吉野(台詞:31) 性別不問
 ボケ。置いてくタイプの馬鹿。母親も兼役。

牧野(台詞:35) 性別不問
 ボケ。置いてくタイプの馬鹿。

中野(台詞:35) 性別不問
 ツッコミ。置いてかれた愛すべき馬鹿。二人が馬鹿だと思ってる。

母親(台詞:5) 女性よりの性別不問
 真面目なシーンしか出てこない。吉野兼役。









吉野 : ひーまーだーなー。

牧野 : それな~。早く起きろよ、中野~。起きないと鼻ン中に砂入れるからな。

吉野 : え、何それ面白そう!

牧野 : だろ?暇潰しってのは、手元でできることに限るんだよ。これ常識。

吉野 : なんか頭良さそう!!

牧野 : だろ?こん中で一番頭いいの俺だし!

中野 : ……考えてる事は馬鹿でしかないけどな。

牧野 : なんだと中野!俺を馬鹿にするのか!?

吉野 : そうだそうだ~!牧野は馬鹿だけど、頭はいいんだぞ!

牧野 : なんだと吉野……お前まで俺を裏切るのか!?

吉野 : いやだってほんとのことだし。

牧野 : よし、お前をこのまま掛け算の沼に嵌めてやるからな。

吉野 : ひ、ひえぇ、お助けを!!僕何もしてないよ!?

中野 : 茶番してる暇ないだろ馬鹿ども。そもそも、掛け算の沼ってなんだよ。

牧野 : 1×1から順に言ってくわけさ。そうしたら、いつか吉野も答えられなくなるって寸法よ!

中野 : めんどくさいし長いわ!それ絶対、お前も途中で分かんなくなるやつだろ!

牧野 : そ、そんな事ねーし!4×7も分かるもん!

中野 : 毎回そこで止まるよな、お前。

牧野 : だって考えてみろよ、4が7つもあるんだぜ?ごちゃっとするだろうが。

吉野 : うーん、じゃあ7が4つって考えるのもごちゃっとする?

牧野 : っは!!なるほど、お前頭いいな!そう考えよう!

中野 : それはもうただの7×4なんだよなぁ!!いや、でも逆も同じ答えになるからいいのか……?なんかよくわからなくなってきたぞ……?

牧野 : これが4×7の呪い……。

中野 : んなわけあるか!!

吉野 : ねぇねぇ、牧野。中野が怖いよ…。

牧野 : 俺もだ吉野、だからお前が中野と話してきてくれ。俺はその間に逃げる。

吉野 : 逃げてどうするの?

牧野 : うん?家に帰る。

吉野 : そっか!気をつけてね!

牧野 : ああ、達者でな!

中野 : おいおい吉野。騙されんな。お前、囮にされてるぞ。

吉野 : え……?

牧野 : 囮じゃない、生贄だ!!

中野 :尚更悪いわ!!なんでそれで許されると思った!!?

牧野 : 許されるとは思っていない、それでも、やらなくちゃと思ったんだ……。

中野 : カッコつけてんじゃねぇ!かっこよくねぇんだよ!!

吉野 : わぁ、なんかカッコイイ気がする。

中野 : 吉野、お前マジでか……。

吉野 : この後、もっと怖い何かに出くわすタイプだと思うし!

中野 : お前がいちばん怖いよ、俺は……というか、ここどこ?真っ白な空間だけど。

吉野 : うーん、病院?

中野 : こんな何も無い病院があって溜まるか!

牧野 : こんにちは、この病院の医師をしています。牧野です。本日はよろしくお願いします。

吉野 : よろしくお願いします。

中野 : お前らさ?もう少し焦ってくんないか?俺ら知らないとこに来てんの。誘拐された可能性もあるんだぞ?

牧野 : とりあえず、地面に平伏ください。

吉野 : ははぁー。

中野 : 患者を平伏させる医者がいるか!せめて座らせろ!!?

牧野 : え、でも吉野喜んでるよ?

中野 : そんなわけないだろ、目、腐ってんの?

吉野 : え、えへへ、も、もっと強めに行ってくれると僕的に嬉しい…!

中野 : ホントだったよ……お前にそんな趣味があったとは……。

牧野 : うわ、きっしょ。

中野 : お前が始めたんだろ、放棄すんなよ!

吉野 : もっと蔑んでいいんだよ!!!

牧野 : な、中野、俺こいつ怖いよぉ……!

中野 : 吉野正気に戻れ!!そんなのお前じゃないだろ!?

牧野 : お前が乗るなよ。冷めんだろ。

中野 : は?

吉野 : なんか、中野が乗ってきたから冷めた。僕にはドMなんて無理だったんだ……!

牧野 : お前なら出来ると思ってたのに、残念だ……。

中野 : は?

吉野 :ドMになるには、僕じゃまだ……!

牧野 : 真のドMになるならば、俺も手を貸すぞ!それくらいしか出来ない俺を、どうか恨んでくれ……!!

吉野 : そんなことはしないよ、僕は、僕のためにドMになるんだから……。

牧野 : 吉野……!!

吉野 : 牧野っ!

中野 : だから茶番なんてやってる場合じゃねえんだって!分かってる!?

牧野 : さあ、吉野行こう!俺たちの向かうべき道へ!

吉野 : うん、勿論だよ!さあ行こう!

中野 : ちょ、待てよ!俺も行く……!

牧野 : お前はまだダメだ、Sの道もMの道も開いていない……!そんなお前はまだ来れないんだぜ!

中野 : なんだSとMの道って!?おい、なぁ、本当に置いていくのか!!?おい!!

吉野 : 大丈夫!中野なら一人でもいけるよ!あとからゆっくり来てよ!僕らはMの道を突き進んでいくから!!

中野 : な、なんで、なぁ!!

牧野 : またな、中野。

吉野 : またね、中野!


   電子心電図の音。


中野 : ……っま!あ、どこ、ここ……。びょう、いん……?

母親 : ああ、良かった!起きたのね…!今お医者様を呼んでくるから、待ってなさい!

中野 : ……。そっ、か……おれら、しゅうがく、りょこうで……じこ、あったんだった……まき、の……よ、しの……。

母親 : 今から急いできてくださるって……!ちょっと、動いちゃダメよ!無理は……!

中野 : かあ、さん……まきの、とよしのは……?

母親 : あ……。だ、大丈夫よ。元気にしてるわ……。

中野(M) : 逸らされた視線に、全てを察した。アイツら、本当に馬鹿なヤツだよな。なんで、連れてってくんないんだよ……痛みを我慢しろって言うのか?俺だけ?

中野 : ……っ、よし、の……まき……


   横開きの扉の音。
 

牧野 : よーす、中野凄いことになってんなぁ。

吉野 : 大丈夫そ?

中野 : ……は?

牧野 : いや~、可哀想だよなぁ。俺ら無傷だったのに、お前だけ前の人から頭突きされたせいで病院送りなんて……。

吉野 : でも頭突きしたのまきの……。

牧野 : おっと?吉野?それはシーだぜぇ?

吉野 : はっ!そうだった!

中野 : ……母さん?

母親 : あ、いや、あのね……貴方一人が、怪我したなんて伝えづらくて。

中野 : ……(溜息)。ややこしい事すんな馬鹿野郎!!上手く状況に追いつけなかっただろ!?

吉野 : 置いてったつもり無かったんだけどなぁ…。

牧野 : ま、いいじゃんいいじゃん。ほら、お土産!あ、違うお歳暮?

吉野 : それを言うなら御祝儀。

牧野 : 成程。

中野 : (遮る勢いで)んなわけあるか馬鹿ども!!!俺の怪我を祝うんじゃねぇ!!

吉野 : ふふふ。

牧野 : はは、とにかく早く良くなって学校来いよ?お前のツッコミがないと寂しいからな。

中野 : 結局ツッコミ目的かい!さっさとお見舞いよこせ!食い切ってやる!

牧野 : え、食べるの?石鹸なんだけど……。

中野 : そこはフルーツにしとけよ!!!
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