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第三巻『その痩躯から 死が分たれる その時まで。』(RoGD Ch.4)
Verse 1-11
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桜がはらはらと吹雪を起こす日だった。
「隣、ええですか?」
夏目漱石の『こころ』を読んでいた久志の下に、そんなひょうきんな声が聞こえたのである。顔をあげれば、目を開けているのかいないのかも分からない糸目の青年が、ツイードだが仕立てジャケットを着て久志の顔を覗き込んでいた。
「別にいいけど、他にも席空いてない?」
明らかに新入生だった。諜報部隊用に誂えられた学校で、久志は史興とともに三年目の春を迎えていたからよく分かる。彼の顔は初めて見たのだ。
「いやいや、あんさんと話してみたかったんですわ。」
破茶滅茶な関西弁を喋る青年に、久志は胡散臭そうな半眼を見せながら隣の席に置いていた革鞄をどかす。この講義は史興は既に単位を取得していて、隣にはだれも来ない予定だったのだ。
「それで?僕の事を知っているような話ぶりだね。」
「そらまあ、咲口財閥を知らんゆー人はわいの周りにはおりまへんから。」
久志は形の良い眉を上げた。フランス人との混血を表すような色白で桜色の唇が、ぴくり、と動く。
「君は一体?」
『こころ』に栞を挟んで、久志は只者ならぬ雰囲気に警戒心を高める。学校が学校だけに変人も多い。まだまだ常識人の彼は、あまりそういう手合いに捕まりたくなかった。
「わいの名前は坂本隼人言います。咲口財閥に比べたらそらまあ小さい財閥ですが。」
「あぁ、京に屋敷を構える……。知ってるよ、父から話は聞いてたからね。」
それはそれは、と隼人はもともと微笑んでいた口元で更に微笑んだ。
「名前を知られてるいうのは嬉しいわぁ。お父上の事はさぞ残念な事やったと聞いてはりますが。」
「まあ、人生の転換期になったからね。」
口車に乗せられた事を後で感じたが、過去の話を隠してどうなるものでもない。特に、咲口財閥の長男が家督を継がず出たとあっては、ある程度ある事ない事噂を聞いているだろう。
「噂はほんまなんやろか。あの——」
「父が死んで、母は溺愛していた弟に事業を継がせたいが為に遺書を秘密裏に破棄して僕を除け者にした……、かな?」
結果、咲口財閥はカリスマ性のない久志の弟の下で現在事業の縮小を余儀なくされている。
「ほんまなんですなぁ。それで……咲口はんは何でこないな場所に?」
「幼馴染に誘われてね。彼は大学校にいたけど、大抜擢されたんだ。僕が帝大を卒業する年、……父の葬式に久し振り姿を見せて、ここの話をされたんだよ。」
葬式に現れたスーツ姿の史興は、久志が見違えるほどに成長していた。精悍で、無骨だがはにかみ屋なところを残した彼はおもむろに口にしたのだ。
「頭の良い入学者を募ってる場所がある。帝大をそれなりの成績で卒業した僕なら入れるだろう、ってね。」
「はぁ、縁やなぁ。」
感心したように、隼人はため息をついた。
「そういう坂本家の末っ子はどうしてこんな所に?」
末っ子は末っ子で大抵事業を自分で開くか、もしくは家業の中で働くかのどちらかである。坂本家の当代は子沢山で、それはもう賑やかだという話を聞いた事が久志はあった。
「はは、わいも咲口はんと同じような感じや。昔から頭が良うて、兄や姉から気持ち悪がられてなぁ。」
末っ子の癖に生意気である、兄や姉を立てる為にもっと慎ましくいなさい、そのような理由で、彼は家庭で圧迫され続けた。
「それはそれは、また君も難儀だね。」
少し驚いて、色素の薄い目を見開く。剽軽な顔と口調からその過去は想像もつかず、最初はただの酔狂者だと勝手に思い込んでいたのだ。
「よく同じ事言われますわ。ま、縁は切ったさかいな。」
人差し指を上下に振りながら、逸叡は声を上げて笑う。
* * *
お疲れさん、という言葉が聞こえて、久志は振り返った。講義が終わった後によく聞いた、任務から帰還した時によく聞いた声だった。
「隼人……。」
足を止めた久志を気にして、史興もまた振り返った。白鞘の刀を持った痩身の狩衣姿がぽつんと立っている。
「お久しゅう、咲口はん。」
袖口を口元に当てて、逸叡はそう挨拶する。木柱と土壁で出来上がった暗い廊下は、ちらちらと揺れる蝋燭の灯火を反響させる。
「そうだね、久し振りだ。」
「お前か、この世界の元凶は。」
言葉を交わす二人の間に、史興が一歩踏み出す、鞘を握り、今にも鍔を切ろうとしていた。
「せやで、わいがここを作りましたさかい。ここを抜けたいんやったら、傷一つくらいつけてもらわんと。」
その言葉が合図であったかのように、三つの人影と数多の足音が聞こえた。史興達と背中合わせになっていた理恵達が神経を逆だてる。
「あちら方のゴーレム、もとい式神ね。お久し振り[女郎蜘蛛]の女、初日に会ったっきりだけど元気はよろしくて?」
手の中にあった薙刀を一振りすると、白刃が露わになる。理恵の視線の先にいるのは、遊女のような豪奢で肌色の多い格好の女性だった。
「あれが、理恵さんの言ってたもう三人ですか?」
「えぇ、一人は軍服、一人は洋装、一人は遊女。」
蝋燭の光に、白刃の中に掘られた椿の彫り物が反射する。遊女姿の女はにっこりと笑うと、口元にあった煙管を外して煙を赤い唇から紡いだ。
「お初にお目にかかります、お七と申します。どうか、よろしく。」
細く細く綴られ、天井に上がっていく煙は解かれる細い糸のようであった。理恵が地面を蹴る。細い糸はまさに蜘蛛糸で、理恵が振るった薙刀はそれを引き裂いた。
「竹伊君!」
「あい、任されっした!」
博人とは打って変わって熱の入った声に理恵は笑う。再びお七の口元から紡がれて放たれた糸は、理恵の背後を熱する炎に一瞬に焼き尽くされる。
「蜘蛛の糸って熱に弱いのよね。悠樹のお父様の家の昆虫図鑑で読んだわ。」
しめた、と紅を塗った唇を舐める。お七の額に垂れる黒い髪の毛が、数本宙を舞った。だが、女の形をした蜘蛛は脚早くその刃から身を逸らす。理恵の背中を踏んで、勇斗が前に躍り出た。
「理恵さんは式神をお願いします!」
「任されたわ! 二人は残りをお願い!」
目の前が炎で包まれる。お七の小さな舌打ちを聞きながら、勇斗は背後で待機していた博人とアルフレッドを流し見た。
「前の上司の上司とはいえ今は敵、手加減はしません。」
佐藤は長い白ワイシャツの裾をまくると、拳を握って戦闘の構えを解いた。対する矢桐は、かかってこいとばかりに抜刀した軍刀を揺らしている。
「成程、悠樹が目にかけていた佐藤博人とは君の事か。」
「へぇ、師匠に目をかけられてたなんて初めて知ったな。」
舌舐めずりをしてにやりと笑う。博人は集中した、大気中にある[燃料]を感じて、大きく息を吸う。[使徒]は[シシャ]のように[燃料]を生産してこそいないが、地中を流れる[燃料]を操る権限を持っている。[燃料]を身に纏う事によって、防御壁や攻撃に乗せることが可能であるし、人の動きを読んだり自然の摂理をほんの少し捻じ曲げることも可能だった。
(即ち、[人間]はそれを奇跡と呼ぶ。復習終わり。)
勇斗ならば、特に[燃料]を炎にして操る事に特化している。博人であれば、それはまた別のものだ。
「ほう?」
矢桐は片眉を上げた。博人の足元から、ぶわりと風が舞い上がる。突風が博人の姿を包んだ時、博人は地を蹴った。竜巻を割って現れた博人の飛び蹴りを柏葉は一瞬でよける。
「成程、筋がいい。」
ニヒルな微笑みを浮かべたまま、矢桐は腕に下げていただけの軍刀を漸く構える。博人はもう一度矢桐に迫った。次は回し蹴りを食らわせる。
(あれ……?)
しかし、手応えは響かない。博人の脚は空ぶって、体が一回転する。
「っ、師匠!?」
次に矢桐がいた場所に見えたのは、まごう事なく悠樹清張の姿そのものである。仏頂面で、額に大きな傷があり、昭和の陸軍軍服を着込んだ清張の姿に、博人はギョッとした。
「若いなぁ。」
軍人に似つかわしくないどこか抜けた声が清張から発せられた、博人は地面を蹴って宙返りをする。
「反応も素早い。」
先まで清張が立っていた場所には、再び矢桐が立っていた。
「あ、貴方は一体……!」
かつて清張が現役で諜報の最前線にいた時には、カメレオン、などという異名を勝手につけられる程の変装の腕だったが、それとこれとは雲泥の差である。もはや、矢桐の変装は変装ではない、変身そのものだ。
「自分か。自分は陸軍中将だった。」
刀を構え、剣先を博人に向けながら矢桐は目を細める。
「そして現在は、[鵺]だ。」
「隣、ええですか?」
夏目漱石の『こころ』を読んでいた久志の下に、そんなひょうきんな声が聞こえたのである。顔をあげれば、目を開けているのかいないのかも分からない糸目の青年が、ツイードだが仕立てジャケットを着て久志の顔を覗き込んでいた。
「別にいいけど、他にも席空いてない?」
明らかに新入生だった。諜報部隊用に誂えられた学校で、久志は史興とともに三年目の春を迎えていたからよく分かる。彼の顔は初めて見たのだ。
「いやいや、あんさんと話してみたかったんですわ。」
破茶滅茶な関西弁を喋る青年に、久志は胡散臭そうな半眼を見せながら隣の席に置いていた革鞄をどかす。この講義は史興は既に単位を取得していて、隣にはだれも来ない予定だったのだ。
「それで?僕の事を知っているような話ぶりだね。」
「そらまあ、咲口財閥を知らんゆー人はわいの周りにはおりまへんから。」
久志は形の良い眉を上げた。フランス人との混血を表すような色白で桜色の唇が、ぴくり、と動く。
「君は一体?」
『こころ』に栞を挟んで、久志は只者ならぬ雰囲気に警戒心を高める。学校が学校だけに変人も多い。まだまだ常識人の彼は、あまりそういう手合いに捕まりたくなかった。
「わいの名前は坂本隼人言います。咲口財閥に比べたらそらまあ小さい財閥ですが。」
「あぁ、京に屋敷を構える……。知ってるよ、父から話は聞いてたからね。」
それはそれは、と隼人はもともと微笑んでいた口元で更に微笑んだ。
「名前を知られてるいうのは嬉しいわぁ。お父上の事はさぞ残念な事やったと聞いてはりますが。」
「まあ、人生の転換期になったからね。」
口車に乗せられた事を後で感じたが、過去の話を隠してどうなるものでもない。特に、咲口財閥の長男が家督を継がず出たとあっては、ある程度ある事ない事噂を聞いているだろう。
「噂はほんまなんやろか。あの——」
「父が死んで、母は溺愛していた弟に事業を継がせたいが為に遺書を秘密裏に破棄して僕を除け者にした……、かな?」
結果、咲口財閥はカリスマ性のない久志の弟の下で現在事業の縮小を余儀なくされている。
「ほんまなんですなぁ。それで……咲口はんは何でこないな場所に?」
「幼馴染に誘われてね。彼は大学校にいたけど、大抜擢されたんだ。僕が帝大を卒業する年、……父の葬式に久し振り姿を見せて、ここの話をされたんだよ。」
葬式に現れたスーツ姿の史興は、久志が見違えるほどに成長していた。精悍で、無骨だがはにかみ屋なところを残した彼はおもむろに口にしたのだ。
「頭の良い入学者を募ってる場所がある。帝大をそれなりの成績で卒業した僕なら入れるだろう、ってね。」
「はぁ、縁やなぁ。」
感心したように、隼人はため息をついた。
「そういう坂本家の末っ子はどうしてこんな所に?」
末っ子は末っ子で大抵事業を自分で開くか、もしくは家業の中で働くかのどちらかである。坂本家の当代は子沢山で、それはもう賑やかだという話を聞いた事が久志はあった。
「はは、わいも咲口はんと同じような感じや。昔から頭が良うて、兄や姉から気持ち悪がられてなぁ。」
末っ子の癖に生意気である、兄や姉を立てる為にもっと慎ましくいなさい、そのような理由で、彼は家庭で圧迫され続けた。
「それはそれは、また君も難儀だね。」
少し驚いて、色素の薄い目を見開く。剽軽な顔と口調からその過去は想像もつかず、最初はただの酔狂者だと勝手に思い込んでいたのだ。
「よく同じ事言われますわ。ま、縁は切ったさかいな。」
人差し指を上下に振りながら、逸叡は声を上げて笑う。
* * *
お疲れさん、という言葉が聞こえて、久志は振り返った。講義が終わった後によく聞いた、任務から帰還した時によく聞いた声だった。
「隼人……。」
足を止めた久志を気にして、史興もまた振り返った。白鞘の刀を持った痩身の狩衣姿がぽつんと立っている。
「お久しゅう、咲口はん。」
袖口を口元に当てて、逸叡はそう挨拶する。木柱と土壁で出来上がった暗い廊下は、ちらちらと揺れる蝋燭の灯火を反響させる。
「そうだね、久し振りだ。」
「お前か、この世界の元凶は。」
言葉を交わす二人の間に、史興が一歩踏み出す、鞘を握り、今にも鍔を切ろうとしていた。
「せやで、わいがここを作りましたさかい。ここを抜けたいんやったら、傷一つくらいつけてもらわんと。」
その言葉が合図であったかのように、三つの人影と数多の足音が聞こえた。史興達と背中合わせになっていた理恵達が神経を逆だてる。
「あちら方のゴーレム、もとい式神ね。お久し振り[女郎蜘蛛]の女、初日に会ったっきりだけど元気はよろしくて?」
手の中にあった薙刀を一振りすると、白刃が露わになる。理恵の視線の先にいるのは、遊女のような豪奢で肌色の多い格好の女性だった。
「あれが、理恵さんの言ってたもう三人ですか?」
「えぇ、一人は軍服、一人は洋装、一人は遊女。」
蝋燭の光に、白刃の中に掘られた椿の彫り物が反射する。遊女姿の女はにっこりと笑うと、口元にあった煙管を外して煙を赤い唇から紡いだ。
「お初にお目にかかります、お七と申します。どうか、よろしく。」
細く細く綴られ、天井に上がっていく煙は解かれる細い糸のようであった。理恵が地面を蹴る。細い糸はまさに蜘蛛糸で、理恵が振るった薙刀はそれを引き裂いた。
「竹伊君!」
「あい、任されっした!」
博人とは打って変わって熱の入った声に理恵は笑う。再びお七の口元から紡がれて放たれた糸は、理恵の背後を熱する炎に一瞬に焼き尽くされる。
「蜘蛛の糸って熱に弱いのよね。悠樹のお父様の家の昆虫図鑑で読んだわ。」
しめた、と紅を塗った唇を舐める。お七の額に垂れる黒い髪の毛が、数本宙を舞った。だが、女の形をした蜘蛛は脚早くその刃から身を逸らす。理恵の背中を踏んで、勇斗が前に躍り出た。
「理恵さんは式神をお願いします!」
「任されたわ! 二人は残りをお願い!」
目の前が炎で包まれる。お七の小さな舌打ちを聞きながら、勇斗は背後で待機していた博人とアルフレッドを流し見た。
「前の上司の上司とはいえ今は敵、手加減はしません。」
佐藤は長い白ワイシャツの裾をまくると、拳を握って戦闘の構えを解いた。対する矢桐は、かかってこいとばかりに抜刀した軍刀を揺らしている。
「成程、悠樹が目にかけていた佐藤博人とは君の事か。」
「へぇ、師匠に目をかけられてたなんて初めて知ったな。」
舌舐めずりをしてにやりと笑う。博人は集中した、大気中にある[燃料]を感じて、大きく息を吸う。[使徒]は[シシャ]のように[燃料]を生産してこそいないが、地中を流れる[燃料]を操る権限を持っている。[燃料]を身に纏う事によって、防御壁や攻撃に乗せることが可能であるし、人の動きを読んだり自然の摂理をほんの少し捻じ曲げることも可能だった。
(即ち、[人間]はそれを奇跡と呼ぶ。復習終わり。)
勇斗ならば、特に[燃料]を炎にして操る事に特化している。博人であれば、それはまた別のものだ。
「ほう?」
矢桐は片眉を上げた。博人の足元から、ぶわりと風が舞い上がる。突風が博人の姿を包んだ時、博人は地を蹴った。竜巻を割って現れた博人の飛び蹴りを柏葉は一瞬でよける。
「成程、筋がいい。」
ニヒルな微笑みを浮かべたまま、矢桐は腕に下げていただけの軍刀を漸く構える。博人はもう一度矢桐に迫った。次は回し蹴りを食らわせる。
(あれ……?)
しかし、手応えは響かない。博人の脚は空ぶって、体が一回転する。
「っ、師匠!?」
次に矢桐がいた場所に見えたのは、まごう事なく悠樹清張の姿そのものである。仏頂面で、額に大きな傷があり、昭和の陸軍軍服を着込んだ清張の姿に、博人はギョッとした。
「若いなぁ。」
軍人に似つかわしくないどこか抜けた声が清張から発せられた、博人は地面を蹴って宙返りをする。
「反応も素早い。」
先まで清張が立っていた場所には、再び矢桐が立っていた。
「あ、貴方は一体……!」
かつて清張が現役で諜報の最前線にいた時には、カメレオン、などという異名を勝手につけられる程の変装の腕だったが、それとこれとは雲泥の差である。もはや、矢桐の変装は変装ではない、変身そのものだ。
「自分か。自分は陸軍中将だった。」
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