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第三巻『その痩躯から 死が分たれる その時まで。』(RoGD Ch.4)
Verse 2-49
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もう一度視線を感じた部分を周り、雑木林を確認してルプレヒトは家に戻った。既に目も潰れそうな橙色が空に放たれている。家の中ではフィリップが作っているスープグラタンのチーズの香りが漂っていた。
「……。」
気軽にダイニングルームに行こうとしたが、すぐに踵を返して寝室へ上がる。毛布にくるまり、今日の収穫を整理しようと目を瞑った。
オーブントースタを開けると、表面だけこんがりと膜のはったスープグラタンが姿を現した。黒皿を持ち上げてコンロの上にあげると、ダイニングテーブルの中央に鍋敷きを置く。
「はぁ、呼びに行くか。」
モッツァレラチーズとトマト、ささみのサラダと発泡酒を置いて、フィリップ二世はエプロンを自分の席の背もたれにかけた。真っ暗な玄関の電球をつけ、階段を登る。
「おいおっさん、飯出来たぞ。」
まだ星の光しか差し込まない寝室の扉を開けて、フィリップ二世は向こう側で毛布にくるまるルプレヒトに呼びかけた。返事はない。早くしないとグラタンが冷めてしまう、とフィリップ二世はずかずかとベッドに迫った。
「おい、料理が冷めんだろうが。さっさと食わねぇと不味くなるぞ。」
先日やられたように羽毛布団を剥ぎ取ろうとする。背を向けているルプレヒトにとって、丁度そこは失明した右目の範囲で死角の筈だった。
「のわっ!?」
ずるりと布団の中に引きずり込まれて、フィリップ二世はバランスを失って倒れ込んだ。
「は!? お前右目見えてんのか!?」
「弱視なだけだ。」
髪の毛についたチーズの香りを嗅いで、ルプレヒトはすぐにフィリップ二世を解放して再び背を向けてしまった。慌ててベッドから這い出て、フィリップ二世は床から立ち上がった。
「……もう少ししたら行く。」
(こいつ……。)
腹を立ててスタスタと寝室を後にすると、フィリップ二世は一人でグラタンを盛り始めた。
ルプレヒトが来た後も無言を通し続けて夕食を済ませ、風呂に入り、寝床についた。別段話す事もなかった。いや、お互いに今朝のスーパーやアルフレッドの話をしなくてはいけなかったのだが、言葉を交わす気にはならなかった。
(……寝れねぇ。)
再三言われて聞かなかった自分が悪かった、とフィリップ二世は眉間に皺を寄せた。見てて寒い、などルプレヒトにとって建前でしかなかったのだ。それとなく、フィリップ二世を傷つけない為に出た言葉であったと今更ながらに気付く。ルプレヒトに先に風呂に入らせ、フィリップ二世は今いつもの服のまま布団にくるまっていた。謝るべきか考えていたところですっかり思考のドツボに嵌ってしまい、シャワーを浴びるタイミングをすっかり逃した。
「……はあ。」
このまま眠れないでなにもしないのも癪に触る、とフィリップ二世は羽毛布団を蹴飛ばした。寝室を出ると、真っ暗な廊下と階段を歩いた。
(茶でも飲むか。)
電気をつけて、ダイニングルームに入る。換気途中のおかげで外気とそう変わらない気温がフィリップ二世を迎えた。すっかり冷めきったやかんに水を入れ、ティーカップと茶葉を準備するとキッチンテーブルに突っ伏した。無意味に引き出しの取っ手を見つめていると、やがて沸騰したやかんのしゅっしゅっ、という音が耳に届いた。
(寝室で飲んでそのまま寝るか。)
朝少し早く置いて風呂に入ればいい、そう思って、フィリップは濃いめに出た紅茶を手にとってダイニングルームを後にした。
「……。」
玄関扉を振り返る。外のポーチライトの光が遮られていた。強盗かなにかか、と身構えることもなく、フィリップ二世は階段の一段目に立った。玄関扉を見たまま、また一段後ろへ登る。がちゃん、と玄関を引く鈍い音が二度鳴った。
(金目のもんはそこまでねぇんだが。)
また二段後ろへ上がり、フィリップは紅茶を一口飲んだ。連続して扉をこじ開けようと何度もドアノブを引く音が玄関に響いた。左手にナイフを出して、フィリップ二世はそこはかとなく警戒した。強盗ではない、と直感が告げる。そもそも、近所で空き巣や強盗にあったなどという話は一度もない。
「だれだ。」
言葉を発すると共に、ドアを開けようとする動きが再び始まった。二度三度ではない。執着心剥き出しであることがフィリップ二世にもよく分かった。恐怖で身が凍る思いがした。フィリップ二世は、踊り場まで階段を上がる。刹那、扉の隙間から黒いものが流れ込んでくる。タールというよりは、スライムのような個体を保った液体であった。
「っ!」
反射的にその場を離れようと、フィリップ二世は身を翻そうとした。紅茶の入ったマグカップが木の階段に叩きつけられて割れる。足首を掴まれて、フィリップ二世は階段から引き摺り下ろされた。
「ぁがっ!」
思い切り後頭部を階段の角に叩きつけられ、視界が乱れた。あまりの激痛に意識が遠のいて頭をもたげる。痛みに気を取られている間に、勢いよく玄関のドアがおかしな角度まで開いた。フィリップ二世は階段の手すりを掴んだ。足首に絡まるのは、あの枝のような黒い腕だ。
「マジかよ……!」
寝室の扉が開く音がしてフィリップ二世は左手に握っていたナイフを飛ばしたが、狙いが定まらずに無数の腕に叩き落とされた。
「フィリップ!」
本体は、どう見ても二日前に見たのとは違った。黒い楕円の体はどこに行ったのか。そこにあるのは、黒に塗りたくられた人型のなにかだ。
「こい――」
人を食らって人型を得る、というのは的を射ていたのだ。それを伝えようとして、しかし喉が塞がれた。黒い紐になった腕に首を締め上げられる。
「っ、ぐ……。」
痛みに追い打ちをかけるように視界が霞む。フィリップ二世を飛び越して降りてきたルプレヒトは、構わず手にダガーを握った。
「人……!?」
腕の攻撃を間一髪で交わして頭部と思しき黒い楕円にダガーを突き刺し、引き抜く。血液のつもりか、ルプレヒトの頬に黒い液体が飛ぶ。
(どこだ……どこが致命傷になる!?)
後ろを振り返り、ルプレヒトはフィリップ二世を振り返る。瞬間、ずるり、と意識を失ったフィリップ二世の体が黒い人体に手繰り寄せられた。
「フィリップ!フィリップ起きろ!」
取り込むつもりか連れ去るつもりか、ルプレヒトにはとんと見当がつかなかった。この間のように影で腕をへし折ろうとしているものの、たわむだけで一向に折れる気配がない。
(嘘だろ……?)
確かに、行方不明者は戻ってこないだろう、とは口にしたが、それを目の当たりにすればルプレヒトも思考停止せざるおえない。
「ま……待て!」
気を失ったフィリップ二世を引き寄せる腕はそのまま、背を向けた人型の黒い物体はルプレヒトの声に振り返った。ルプレヒトは後ずさる。まさか言語を解すまでに成長しているとは思っていなかった。
「お前……まさか。」
深々と頭を下げて、人型は最敬礼した。人らしき形を保った右手を左胸に当てて、それはそれは上品な礼だった。
「俺を……認識しているのか。」
微笑むように首を傾げて、黒い人型は一瞬でその場から消えていった。
「待て!」
手は掠めもしなかった。届く事もないと確実に認識していた、しかし、フィリップ二世の体がドアの向こうへ消えるまでを見て、ルプレヒトにはそれ以外にどう行動していいかも頭に思い浮かばなかったのである。
* * *
貸した洋館に入ってまず目にしたのは、反対側の壁に叩きつけられたひしゃげた玄関扉である。
「あの、大佐……。」
「修理費を換算しておけ。明後日業者に頼む。」
史興をヒビの入った壁と扉に向かわせて、清張は階段に座って俯いているルプレヒトの前に立った。彼にしては珍しい失態である。
「未確認生命物体、か。」
「どう見ても人型だ……。」
ルプレヒトとしてもショッキングな絵だったのだろう。顔を覆ったまま、立ち上がることも清張を見る事もない。
「黒い人影らしき足跡は例の雑木林に向かっていった。俺が確認したから間違いはないだろう。……行くならすぐ行くべきだと思うが?」
指の隙間から見えたルプレヒトの瞳に怖気付くこともせず、清張は羽織っていたコートを翻した。
「アルフレッドには伝えておく。」
「……。」
気軽にダイニングルームに行こうとしたが、すぐに踵を返して寝室へ上がる。毛布にくるまり、今日の収穫を整理しようと目を瞑った。
オーブントースタを開けると、表面だけこんがりと膜のはったスープグラタンが姿を現した。黒皿を持ち上げてコンロの上にあげると、ダイニングテーブルの中央に鍋敷きを置く。
「はぁ、呼びに行くか。」
モッツァレラチーズとトマト、ささみのサラダと発泡酒を置いて、フィリップ二世はエプロンを自分の席の背もたれにかけた。真っ暗な玄関の電球をつけ、階段を登る。
「おいおっさん、飯出来たぞ。」
まだ星の光しか差し込まない寝室の扉を開けて、フィリップ二世は向こう側で毛布にくるまるルプレヒトに呼びかけた。返事はない。早くしないとグラタンが冷めてしまう、とフィリップ二世はずかずかとベッドに迫った。
「おい、料理が冷めんだろうが。さっさと食わねぇと不味くなるぞ。」
先日やられたように羽毛布団を剥ぎ取ろうとする。背を向けているルプレヒトにとって、丁度そこは失明した右目の範囲で死角の筈だった。
「のわっ!?」
ずるりと布団の中に引きずり込まれて、フィリップ二世はバランスを失って倒れ込んだ。
「は!? お前右目見えてんのか!?」
「弱視なだけだ。」
髪の毛についたチーズの香りを嗅いで、ルプレヒトはすぐにフィリップ二世を解放して再び背を向けてしまった。慌ててベッドから這い出て、フィリップ二世は床から立ち上がった。
「……もう少ししたら行く。」
(こいつ……。)
腹を立ててスタスタと寝室を後にすると、フィリップ二世は一人でグラタンを盛り始めた。
ルプレヒトが来た後も無言を通し続けて夕食を済ませ、風呂に入り、寝床についた。別段話す事もなかった。いや、お互いに今朝のスーパーやアルフレッドの話をしなくてはいけなかったのだが、言葉を交わす気にはならなかった。
(……寝れねぇ。)
再三言われて聞かなかった自分が悪かった、とフィリップ二世は眉間に皺を寄せた。見てて寒い、などルプレヒトにとって建前でしかなかったのだ。それとなく、フィリップ二世を傷つけない為に出た言葉であったと今更ながらに気付く。ルプレヒトに先に風呂に入らせ、フィリップ二世は今いつもの服のまま布団にくるまっていた。謝るべきか考えていたところですっかり思考のドツボに嵌ってしまい、シャワーを浴びるタイミングをすっかり逃した。
「……はあ。」
このまま眠れないでなにもしないのも癪に触る、とフィリップ二世は羽毛布団を蹴飛ばした。寝室を出ると、真っ暗な廊下と階段を歩いた。
(茶でも飲むか。)
電気をつけて、ダイニングルームに入る。換気途中のおかげで外気とそう変わらない気温がフィリップ二世を迎えた。すっかり冷めきったやかんに水を入れ、ティーカップと茶葉を準備するとキッチンテーブルに突っ伏した。無意味に引き出しの取っ手を見つめていると、やがて沸騰したやかんのしゅっしゅっ、という音が耳に届いた。
(寝室で飲んでそのまま寝るか。)
朝少し早く置いて風呂に入ればいい、そう思って、フィリップは濃いめに出た紅茶を手にとってダイニングルームを後にした。
「……。」
玄関扉を振り返る。外のポーチライトの光が遮られていた。強盗かなにかか、と身構えることもなく、フィリップ二世は階段の一段目に立った。玄関扉を見たまま、また一段後ろへ登る。がちゃん、と玄関を引く鈍い音が二度鳴った。
(金目のもんはそこまでねぇんだが。)
また二段後ろへ上がり、フィリップは紅茶を一口飲んだ。連続して扉をこじ開けようと何度もドアノブを引く音が玄関に響いた。左手にナイフを出して、フィリップ二世はそこはかとなく警戒した。強盗ではない、と直感が告げる。そもそも、近所で空き巣や強盗にあったなどという話は一度もない。
「だれだ。」
言葉を発すると共に、ドアを開けようとする動きが再び始まった。二度三度ではない。執着心剥き出しであることがフィリップ二世にもよく分かった。恐怖で身が凍る思いがした。フィリップ二世は、踊り場まで階段を上がる。刹那、扉の隙間から黒いものが流れ込んでくる。タールというよりは、スライムのような個体を保った液体であった。
「っ!」
反射的にその場を離れようと、フィリップ二世は身を翻そうとした。紅茶の入ったマグカップが木の階段に叩きつけられて割れる。足首を掴まれて、フィリップ二世は階段から引き摺り下ろされた。
「ぁがっ!」
思い切り後頭部を階段の角に叩きつけられ、視界が乱れた。あまりの激痛に意識が遠のいて頭をもたげる。痛みに気を取られている間に、勢いよく玄関のドアがおかしな角度まで開いた。フィリップ二世は階段の手すりを掴んだ。足首に絡まるのは、あの枝のような黒い腕だ。
「マジかよ……!」
寝室の扉が開く音がしてフィリップ二世は左手に握っていたナイフを飛ばしたが、狙いが定まらずに無数の腕に叩き落とされた。
「フィリップ!」
本体は、どう見ても二日前に見たのとは違った。黒い楕円の体はどこに行ったのか。そこにあるのは、黒に塗りたくられた人型のなにかだ。
「こい――」
人を食らって人型を得る、というのは的を射ていたのだ。それを伝えようとして、しかし喉が塞がれた。黒い紐になった腕に首を締め上げられる。
「っ、ぐ……。」
痛みに追い打ちをかけるように視界が霞む。フィリップ二世を飛び越して降りてきたルプレヒトは、構わず手にダガーを握った。
「人……!?」
腕の攻撃を間一髪で交わして頭部と思しき黒い楕円にダガーを突き刺し、引き抜く。血液のつもりか、ルプレヒトの頬に黒い液体が飛ぶ。
(どこだ……どこが致命傷になる!?)
後ろを振り返り、ルプレヒトはフィリップ二世を振り返る。瞬間、ずるり、と意識を失ったフィリップ二世の体が黒い人体に手繰り寄せられた。
「フィリップ!フィリップ起きろ!」
取り込むつもりか連れ去るつもりか、ルプレヒトにはとんと見当がつかなかった。この間のように影で腕をへし折ろうとしているものの、たわむだけで一向に折れる気配がない。
(嘘だろ……?)
確かに、行方不明者は戻ってこないだろう、とは口にしたが、それを目の当たりにすればルプレヒトも思考停止せざるおえない。
「ま……待て!」
気を失ったフィリップ二世を引き寄せる腕はそのまま、背を向けた人型の黒い物体はルプレヒトの声に振り返った。ルプレヒトは後ずさる。まさか言語を解すまでに成長しているとは思っていなかった。
「お前……まさか。」
深々と頭を下げて、人型は最敬礼した。人らしき形を保った右手を左胸に当てて、それはそれは上品な礼だった。
「俺を……認識しているのか。」
微笑むように首を傾げて、黒い人型は一瞬でその場から消えていった。
「待て!」
手は掠めもしなかった。届く事もないと確実に認識していた、しかし、フィリップ二世の体がドアの向こうへ消えるまでを見て、ルプレヒトにはそれ以外にどう行動していいかも頭に思い浮かばなかったのである。
* * *
貸した洋館に入ってまず目にしたのは、反対側の壁に叩きつけられたひしゃげた玄関扉である。
「あの、大佐……。」
「修理費を換算しておけ。明後日業者に頼む。」
史興をヒビの入った壁と扉に向かわせて、清張は階段に座って俯いているルプレヒトの前に立った。彼にしては珍しい失態である。
「未確認生命物体、か。」
「どう見ても人型だ……。」
ルプレヒトとしてもショッキングな絵だったのだろう。顔を覆ったまま、立ち上がることも清張を見る事もない。
「黒い人影らしき足跡は例の雑木林に向かっていった。俺が確認したから間違いはないだろう。……行くならすぐ行くべきだと思うが?」
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