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第一巻『この幻想が 薔薇色の誇りに なると信じて。』(RoGD Ch.2)
Verse 2-13
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「あいつらの要求はなんだ?」
士官学校を覆う針葉樹の森林の中で、一人の男が双眼鏡を覗いていた。フィリップは、下の枝にそう文句をぶつける。シャンパンゴールドの髪をそよ風に揺らしながら、男は双眼鏡をフィリップに渡した。
「大したものは見えない。」
「じゃあ渡さんで下さい……。」
覗いて早々、フィリップは先程までご教授を願っていた軍人に双眼鏡を返す。ニコライ、それがその軍人の名前であった。彼にも勿論、誇る前世がある。スターリングラードで活躍した伝説の狙撃手、赤の死神、ソ連の弾丸と称されたスナイパーであった。
「ロベルト。」
木の根元で佇んでいたロベルトに、ニコライは視線をやる。水の代わりに血でも木にやったのかと思える血だまりが視界に入った。名前を呼ばれて、ロベルトは上を見上げる。
「始末は終わった。」
「それで、要求はなんなんすか教官。」
ニコライが隣に降り立つと同時に、ロベルトは言った。
「皇太子だ。」
三人は走り出した。木々の間を通り抜けて、フィリップは見慣れた士官学校の正門に立つ。既にここで二人、彼は入り口の前にいた分家の人間を殺した。次に、飛びかかってきた三人をテグスで繋いだナイフを振りかざすだけで三人殺す。
「鍵閉まって入れねぇんだけど!」
そう怒鳴りながら跳躍したフィリップの足元に、ロベルトは自らの軍刀を振りかざした。平の部分を足場に、フィリップは更に跳躍する。侵入者避けの正門を乗り越えて、彼は軽々と中に入る。
「血塗れになった分の清掃は監督にお任せするわ!」
辺りにわらわらと集まってきた分家達を見ながら、フィリップは声高らかに宣言した。その技術、戦闘能力、全てロベルトによって抜群と評価されたこの青年にとっては、相手に手加減が要らなければ怖いものなしである。辺り一面に血飛沫が上がった。その血を浴びるのも気にかけず、フィリップはその中を駆け抜ける。
「ニコライ! 背中は任せた!!」
音もなくフィリップの足元に散っていた花弁が風圧で舞った。音もなく石畳に降り立ったニコライは、両手にあったナイフを四方に飛ばす。石と石の間に、だくだくと血が流れていった。
「フィリップ、お前は俺と教室棟の分家を滅殺する。ニコライ、お前は元帥閣下の所へ。」
腰から拳銃を引き抜いて、ニコライは頷く。目の前にいアメジストのマント達を前に、三人は余裕の面持ちで突っ込んだ。
バスカヴィルは講義中に分家の侵入を受けて、現在後ろ手に手首を縛られたまま自らの執務室に移動させられた。扉の向こうで待ち受けていたのは現在の分家当主レイモンドである。
「いやはやお越しが遅かったな、元帥閣下。」
「なんの用かなレイモンド。」
これだ、と言わんばかりに、レイモンドは紙くずを一つ放った。球はそのまま、バスカヴィルの胸に当たって落ちる。おや、と声を上げて、レイモンドは紙くずを拾う為に立ち上がった。
「なんだ? その縄は私の部下にプレゼントでもされたのか。早速つけて頂けるとは部下も喜ぶ。」
「それでは後でこの縄で貴様の口を縫い付けでもしようかな。」
吐き捨てたバスカヴィルに対し、レイモンドは笑いながら紙くずを広げる。ピラピラとそれを見せつけながら、顎を上げてレイモンドは言った。
「ここに亡き皇太子殿下がいると情報が入ってだな。我々が直々に調査しに来たまでだ。」
右足を大きく踏み出し、バスカヴィルはレイモンドに詰め寄った。いつものような温和な表情は一欠片も残っていない。レイモンドの部下に肩を捕まれ、バスカヴィルは怒鳴った。
「レイになにをするつもりだ!!」
レイモンドは非常に驚いたようである。唯一見える口をへの字に曲げて、そうしてすぐに、執務室を埋めるほどの大声で笑い始めた。バスカヴィルにとってはさぞ不快な笑い声であっただろう。顔をしかめるバスカヴィルに、レイモンドは答えた。
「紫色が見え隠れているぞ皇太子殿下。ところで……あの日はあれだけ冷たい顔をして引き取ったくせに、いつの間にそのように激昂する程の思い入れが出来たのか、是非亡き皇太子殿下がこちらにいらっしゃるまでお聞かせ願いたいものだ。」
しまった、とバスカヴィルは目を見開いた。しかし、レイモンドはその顔には目もくれず、傍にいた分家達に命じる。
「レイだ。探せ。」
冷たく放たれた言葉は、その場にいたバスカヴィルが崩れ落ちるには十分なものであった。
アメジストのマントが目の前を行き来している。金色の縁が異様に目についた。レイはジークフリートとジャンに挟まれて、ずっと石畳の床の上で座っている。他の士官生も、数度身じろぎをしながらずっとその場に座っていた。少年はナイフを磨きながら、ずっと四人を眺める。そろそろ集中力と落ち着きがなくなって、ジークフリートはぼそりと呟いた。
「たかだか分家のくせに……。」
隣にいた少年の目つきが変わる。ピンクがかった茶色の髪が揺れ、少年は彼の目の前に先程まで磨いていたナイフを突き落とした。
「ねぇ、今何て言ったの?」
先程までの嬉々とした声とは裏腹に、無機質なその声にジークフリートは口元を押さえる。少年は続けた。
「僕さぁ、美味しいご飯の話とかしてるなら咎めないけど、僕らを馬鹿にするような言葉にはうんと煩いんだよねぇ。」
アメジスト色のマントの中からナイフが飛び出す。ジークフリートは流石に対応が出来なかった。思考が停止し、目を瞑った。しかし、それと同時にナイフが空高く飛んでいく音が彼の耳元で聞こえる。瞳を開けてみれば、黒髪の青年が先程突き落とされたナイフを使ってジークフリートに迫っていたナイフを弾き飛ばしていた。
「ここで流血沙汰を起こすのは、良策ではないと思うぞ分家……。」
額から汗が落ちるのを感じて、レイの手が僅かに震える。少年は、ゆっくりと手を下ろした。
「おい……ぶっ殺すぞてめぇら!」
すっかり開放されていた扉に二人、背の高いがたいの良い男とアイスブルーの獲物に飢えたような瞳を浮かべる青年が立っている。青年は既に言葉を行動に移していた。士官生達にはきつい光景だが、フィリップには既に見慣れた光景である。首の吹き飛ぶ様、喉に刃物が突き刺さる様。少々やり過ぎだ、とロベルトは心中思ったが、今の怒り心頭の彼には言っても聞かないであろう。ロベルトはレイ達を見つけ、駆け寄った。
「大丈夫か、レイ。」
「すみません閣下、大事ないです。」
ジークフリートを庇ったまま動いていなかったレイは、ロベルトの手を借りてよろめきながら立ち上がった。
「行くぞ。」
教官は既に他の士官生を教室から抜け出させている。レイと他の三人も、ロベルトの後に続いた。レイの場合は、後ろから突き刺すような視線を感じながら。
一気に縄が解けたと思いきや、後ろで数々の呻き声が聞こえた。
「ほう?」
レイモンドはバスカヴィルの頭の向こう側を見ている。
「ここから消えろレイモンド。」
その視線の先では、ジャンパンゴールドの男がナイフをレイモンドに向けていた。縄が解けたのをやっと自覚したのか、バスカヴィルは気の抜けた顔で後ろを振り返る。ニコライはレイモンドにナイフを向けたまま、バスカヴィルの隣に移って彼に肩を貸す。
「ヴィル、怪我は?」
「ないよ、本当にいつもすまないね……。」
よろめきながら立ち上がったバスカヴィルは、ニコライに礼を言った。レイモンドの顔は少し引きつった笑みを浮かべている。ニコライに視線を注いで、レイモンドは小さく囁いた。
「まさかここで貴方にお会いするとは……。ここは潔く引きましょう。」
突然丁寧な口調になったレイモンドに、二人は一様にして目を丸くする。やがて元帥準備室の隅まで下がると、彼の姿はその影に溶け込んで見えなくなっていった。
外の清掃が終わるまで、つまりその日丸一日、士官生達は自室で休息を命じられた。跡形もない死体に、青ざめて倒れる士官生や口元を押さえて小走りに駆けていく士官生もあったが、レイ達はこの惨状を起こした青年の顔を思い浮かべて背筋をぞっとさせている。
「これはフィリップですわ……。」
「フィリップだな……。」
レイとジャンは口々に言い合った。案外ロベルトも混ざっていそうだが、激昂しているフィリップに比べてみればもっと優しいのだろう。実習棟から離れようとして、レイは呼び止められた。後ろを振り向くと、ジークフリートが歩いてきている。
「なんだよ……。」
噛まれた犬のような表情をしてジャンは吐き捨てたが、レイは彼を止めてジークフリートに近付いた。ジークフリートはまじまじとレイを見つめて、そして手合わせの時のように右手を差し出す。
「今日はありがとう、お前のお陰で一命を取り留めた。」
いつもより柔らかな声に、レイは彼への緊張を解いた。差し出された手に答えて、レイは周りの風景のせいで少し引きつった笑みを浮かべる。
「礼はいらない……やる事を、やったまでだ。お前を助けられて、俺も嬉しいよ。」
* * *
士官学校を覆う針葉樹の森林の中で、一人の男が双眼鏡を覗いていた。フィリップは、下の枝にそう文句をぶつける。シャンパンゴールドの髪をそよ風に揺らしながら、男は双眼鏡をフィリップに渡した。
「大したものは見えない。」
「じゃあ渡さんで下さい……。」
覗いて早々、フィリップは先程までご教授を願っていた軍人に双眼鏡を返す。ニコライ、それがその軍人の名前であった。彼にも勿論、誇る前世がある。スターリングラードで活躍した伝説の狙撃手、赤の死神、ソ連の弾丸と称されたスナイパーであった。
「ロベルト。」
木の根元で佇んでいたロベルトに、ニコライは視線をやる。水の代わりに血でも木にやったのかと思える血だまりが視界に入った。名前を呼ばれて、ロベルトは上を見上げる。
「始末は終わった。」
「それで、要求はなんなんすか教官。」
ニコライが隣に降り立つと同時に、ロベルトは言った。
「皇太子だ。」
三人は走り出した。木々の間を通り抜けて、フィリップは見慣れた士官学校の正門に立つ。既にここで二人、彼は入り口の前にいた分家の人間を殺した。次に、飛びかかってきた三人をテグスで繋いだナイフを振りかざすだけで三人殺す。
「鍵閉まって入れねぇんだけど!」
そう怒鳴りながら跳躍したフィリップの足元に、ロベルトは自らの軍刀を振りかざした。平の部分を足場に、フィリップは更に跳躍する。侵入者避けの正門を乗り越えて、彼は軽々と中に入る。
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辺りにわらわらと集まってきた分家達を見ながら、フィリップは声高らかに宣言した。その技術、戦闘能力、全てロベルトによって抜群と評価されたこの青年にとっては、相手に手加減が要らなければ怖いものなしである。辺り一面に血飛沫が上がった。その血を浴びるのも気にかけず、フィリップはその中を駆け抜ける。
「ニコライ! 背中は任せた!!」
音もなくフィリップの足元に散っていた花弁が風圧で舞った。音もなく石畳に降り立ったニコライは、両手にあったナイフを四方に飛ばす。石と石の間に、だくだくと血が流れていった。
「フィリップ、お前は俺と教室棟の分家を滅殺する。ニコライ、お前は元帥閣下の所へ。」
腰から拳銃を引き抜いて、ニコライは頷く。目の前にいアメジストのマント達を前に、三人は余裕の面持ちで突っ込んだ。
バスカヴィルは講義中に分家の侵入を受けて、現在後ろ手に手首を縛られたまま自らの執務室に移動させられた。扉の向こうで待ち受けていたのは現在の分家当主レイモンドである。
「いやはやお越しが遅かったな、元帥閣下。」
「なんの用かなレイモンド。」
これだ、と言わんばかりに、レイモンドは紙くずを一つ放った。球はそのまま、バスカヴィルの胸に当たって落ちる。おや、と声を上げて、レイモンドは紙くずを拾う為に立ち上がった。
「なんだ? その縄は私の部下にプレゼントでもされたのか。早速つけて頂けるとは部下も喜ぶ。」
「それでは後でこの縄で貴様の口を縫い付けでもしようかな。」
吐き捨てたバスカヴィルに対し、レイモンドは笑いながら紙くずを広げる。ピラピラとそれを見せつけながら、顎を上げてレイモンドは言った。
「ここに亡き皇太子殿下がいると情報が入ってだな。我々が直々に調査しに来たまでだ。」
右足を大きく踏み出し、バスカヴィルはレイモンドに詰め寄った。いつものような温和な表情は一欠片も残っていない。レイモンドの部下に肩を捕まれ、バスカヴィルは怒鳴った。
「レイになにをするつもりだ!!」
レイモンドは非常に驚いたようである。唯一見える口をへの字に曲げて、そうしてすぐに、執務室を埋めるほどの大声で笑い始めた。バスカヴィルにとってはさぞ不快な笑い声であっただろう。顔をしかめるバスカヴィルに、レイモンドは答えた。
「紫色が見え隠れているぞ皇太子殿下。ところで……あの日はあれだけ冷たい顔をして引き取ったくせに、いつの間にそのように激昂する程の思い入れが出来たのか、是非亡き皇太子殿下がこちらにいらっしゃるまでお聞かせ願いたいものだ。」
しまった、とバスカヴィルは目を見開いた。しかし、レイモンドはその顔には目もくれず、傍にいた分家達に命じる。
「レイだ。探せ。」
冷たく放たれた言葉は、その場にいたバスカヴィルが崩れ落ちるには十分なものであった。
アメジストのマントが目の前を行き来している。金色の縁が異様に目についた。レイはジークフリートとジャンに挟まれて、ずっと石畳の床の上で座っている。他の士官生も、数度身じろぎをしながらずっとその場に座っていた。少年はナイフを磨きながら、ずっと四人を眺める。そろそろ集中力と落ち着きがなくなって、ジークフリートはぼそりと呟いた。
「たかだか分家のくせに……。」
隣にいた少年の目つきが変わる。ピンクがかった茶色の髪が揺れ、少年は彼の目の前に先程まで磨いていたナイフを突き落とした。
「ねぇ、今何て言ったの?」
先程までの嬉々とした声とは裏腹に、無機質なその声にジークフリートは口元を押さえる。少年は続けた。
「僕さぁ、美味しいご飯の話とかしてるなら咎めないけど、僕らを馬鹿にするような言葉にはうんと煩いんだよねぇ。」
アメジスト色のマントの中からナイフが飛び出す。ジークフリートは流石に対応が出来なかった。思考が停止し、目を瞑った。しかし、それと同時にナイフが空高く飛んでいく音が彼の耳元で聞こえる。瞳を開けてみれば、黒髪の青年が先程突き落とされたナイフを使ってジークフリートに迫っていたナイフを弾き飛ばしていた。
「ここで流血沙汰を起こすのは、良策ではないと思うぞ分家……。」
額から汗が落ちるのを感じて、レイの手が僅かに震える。少年は、ゆっくりと手を下ろした。
「おい……ぶっ殺すぞてめぇら!」
すっかり開放されていた扉に二人、背の高いがたいの良い男とアイスブルーの獲物に飢えたような瞳を浮かべる青年が立っている。青年は既に言葉を行動に移していた。士官生達にはきつい光景だが、フィリップには既に見慣れた光景である。首の吹き飛ぶ様、喉に刃物が突き刺さる様。少々やり過ぎだ、とロベルトは心中思ったが、今の怒り心頭の彼には言っても聞かないであろう。ロベルトはレイ達を見つけ、駆け寄った。
「大丈夫か、レイ。」
「すみません閣下、大事ないです。」
ジークフリートを庇ったまま動いていなかったレイは、ロベルトの手を借りてよろめきながら立ち上がった。
「行くぞ。」
教官は既に他の士官生を教室から抜け出させている。レイと他の三人も、ロベルトの後に続いた。レイの場合は、後ろから突き刺すような視線を感じながら。
一気に縄が解けたと思いきや、後ろで数々の呻き声が聞こえた。
「ほう?」
レイモンドはバスカヴィルの頭の向こう側を見ている。
「ここから消えろレイモンド。」
その視線の先では、ジャンパンゴールドの男がナイフをレイモンドに向けていた。縄が解けたのをやっと自覚したのか、バスカヴィルは気の抜けた顔で後ろを振り返る。ニコライはレイモンドにナイフを向けたまま、バスカヴィルの隣に移って彼に肩を貸す。
「ヴィル、怪我は?」
「ないよ、本当にいつもすまないね……。」
よろめきながら立ち上がったバスカヴィルは、ニコライに礼を言った。レイモンドの顔は少し引きつった笑みを浮かべている。ニコライに視線を注いで、レイモンドは小さく囁いた。
「まさかここで貴方にお会いするとは……。ここは潔く引きましょう。」
突然丁寧な口調になったレイモンドに、二人は一様にして目を丸くする。やがて元帥準備室の隅まで下がると、彼の姿はその影に溶け込んで見えなくなっていった。
外の清掃が終わるまで、つまりその日丸一日、士官生達は自室で休息を命じられた。跡形もない死体に、青ざめて倒れる士官生や口元を押さえて小走りに駆けていく士官生もあったが、レイ達はこの惨状を起こした青年の顔を思い浮かべて背筋をぞっとさせている。
「これはフィリップですわ……。」
「フィリップだな……。」
レイとジャンは口々に言い合った。案外ロベルトも混ざっていそうだが、激昂しているフィリップに比べてみればもっと優しいのだろう。実習棟から離れようとして、レイは呼び止められた。後ろを振り向くと、ジークフリートが歩いてきている。
「なんだよ……。」
噛まれた犬のような表情をしてジャンは吐き捨てたが、レイは彼を止めてジークフリートに近付いた。ジークフリートはまじまじとレイを見つめて、そして手合わせの時のように右手を差し出す。
「今日はありがとう、お前のお陰で一命を取り留めた。」
いつもより柔らかな声に、レイは彼への緊張を解いた。差し出された手に答えて、レイは周りの風景のせいで少し引きつった笑みを浮かべる。
「礼はいらない……やる事を、やったまでだ。お前を助けられて、俺も嬉しいよ。」
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