88 / 271
第一巻『この幻想が 薔薇色の誇りに なると信じて。』(RoGD Ch.2)
Verse 5-14
しおりを挟む
戦況報告を聞き終えると、バスカヴィルはティーカップに残った紅茶を飲み干した。
「失礼します。」
ノックとともにロベルトが入ってくると、バスカヴィルは立ち上がる。
「なんだい。」
「来客です。」
だれとは言わずに、ロベルトは半歩後ろに下がった。紫色のマントを引きずって、一人の男が執務室に入ってくる。
「レイモンド……。今お前に構っている暇は——」
「私もお前なんぞに手を焼かされて面倒だったぞ。だが今日でそれも終わりだ。」
マントの中に隠し持っていたロングソードをすらりと抜いて、レイモンドはそれを振りかざした。いつもであれば簡単に退けられる筈が、バスカヴィルは身を引こうとして自らの足元が凍り付いているのに気付く。為す術もなく、バスカヴィルの左胸に剣が貫通した。
「さてさて、嘘に塗りたくられた生活はそろそろおしまいだ。我々はいなければならん場所に戻り、しなければいけない事をしなくてはならない。」
ギラギラと光る青い瞳は、バスカヴィルが床に崩れ落ちていく様を見送るとロベルトへ言った。
「支度をしろ。」
戸口の前に立っていたロベルトは、影のようにその場から消え去る。最後に残されたのは、バスカヴィルの死体だけであった。
* * *
フランスとドイツの戦況は、ある程度の膠着状態から若干の改善が見られ始めていた。エドワードが前線に立ってから、フランス軍は徐々に前線を進め、現在はドイツの国境を既に超えている。アルチュールの見立てでは、ベルリン、もしくは他の主要都市を落とすところまで行けばナチスは降伏する筈であった。
「聖女様、なにか建物が見えます!」
とある村を攻略して、エドワードは兵士達と主に住民達を探していた。建物が見える、と言われてエドワードは一瞬先に進むのが怖くなった。強制収容所の話は嫌という程読んでいたからである。
「どんな建物?」
「なにか……別荘みたいで。」
兵士の後ろに立つと、確かに質素な、しかし人が住んでいるらしき建物があった。しかし、その屋敷から出てくる物々しい雰囲気は拭えない。
「聖女様、どうしますか。突撃しますか。」
「いや、俺一人で行ってくるよ。そんなに危なくなさそうだし。みんなは村の探索を続けてきて。」
兵士の肩を叩いて、彼は物々しい別荘に向けて歩き出した。刻一刻と、その別荘の大きさが明らかになってくる。別荘というよりは少しこじんまりとしていた。
(なんなんだろう、ここ。)
ふと話し声が聞こえて、エドワードは慌てて外壁に張り付いた。
「レイはここにいるんだな。」
「僕が嘘をつくとでも。」
金属音が軽快な音を立てる。聞き覚えのある声に、エドワードは身を硬くした。紛う事なき、ジークフリートとヨハンの声だ。
「お前に嘘ついたってなんのいい事もない。こっちは仕事があるんだ。さっさと行ってくれ。」
足音が遠ざかると、エドワードはゆっくりと息を吐き出す。
「裏口はこっち。殺すなら全員殺す事。異論は?」
「ねぇわ。」
別荘の屋上で、アーサーとニコライはジークフリートとヨハンの行方を見守った。
「まさか最前線フランス軍と鉢合わせるとはな。」
ニコライに合図して、アーサーは裏口にダイブする。両脇にいたSS隊員二人を殺害し、同時にニコライが裏口を蹴破った。よそに連絡が行く前にブレーカーを全て切り落とす。近くで無線機を握ろうとしたSS隊員の喉笛を悉く切り裂き、無線機の電源を全て切って叩き壊した。二人は血浸しになった床を見る。
「地下の送電線が別。」
「行くぞ。」
コートを翻して、二人は隊員達の息の根が止まっている事をしっかりと確認してから地下への階段を降りる。アーサーは壁に身を寄せて忍び足で一段ずつ、その間にニコライは階段を飛び降りた。
「だれ——」
看守長の声は途中で命とともに絶えた。ブレーカーが破壊される電気音が響いて、一瞬停電が起きる。
「アーサー。」
「分かってるって。」
真っ暗闇の中で発砲音が響く。ニコライが電球の電気のみを繋げる中、アーサーは銃弾の音が響いた方へ一目散で走っていく。ヨーロッパ人の色素の薄い瞳は光を集めやすい。事さらアーサーのアイスブルーの目は。彼にしてみれば、無差別に発される銃弾と看守達の姿など丸見えであった。
「点いた。」
部屋の明かりだけが元に戻ると、地下牢の敵は一掃されている。
「入口だけか。」
看守の数を数えて、ニコライは頷く。
「ここは広いけど、入口はこれ一個だけだから。」
ナイフを仕舞って、アーサーは右手の方向の入口を差した。
「片っ端からレイを探すぞ。」
もしもの為に、二人は投獄されているはずのレイを手早く探す為に走り出した。
硬いベッドの上でゆっくりと目を開けた。牢の内側に影が落ちているのに気付いて、上体を起こす。
「……レイ。」
鉄格子を握って、その声はあまりに悲しそうであった。立ち上がって冷たい鉄の遮りに駆け寄る。
「ジーク……来てくれてたのか。」
もっとよく顔を見たくて、レイは制帽をゆっくりと脱がせた。
「ちゃんと食べれてるか?」
「この粗末な牢には合わない程絶品なご飯貰ってるよ。……そんな事よりジークフリートは?ちゃんと寝れてるか?凄く疲れた顔だ。」
逆光で表情はあまり見えなかった。しかし、頬はすっかり湿っていて、瞳に潤いはない。
「すまない、レイ。僕があっちに行ったばかりに、お前にこんな面倒な事を……許してくれ。傷つける気は毛頭——」
謝罪と後悔を募らせるジークフリートの唇を、レイは格子越しにそっと塞いだ。そのキスは今までのものよりなにより優しく、なによりも慈愛に満ちていた。
「もう傷つけたくない。」
「大丈夫だジーク。もう傷つかない。いや……最初から、傷ついてない。」
鉄の数センチが惜しかった。格子の間から腕を通し、ジークフリートはレイを抱き締めた。その時間は実際の時間の何倍にも感じられた。二人の人生の中で、最も安らげた時間の一つであった。
突如停電が起きて、レイの体が跳ねる。
「なんだ……?」
銃声と断末魔が聞こえると、レイは身を硬くした。ジークフリートはレイを離す。そして音が聞こえた方に顔を向けた。
「大丈夫だ、行ってくる。」
制帽を被り直して、ジークフリートはレイの牢を後にした。
先程の入り口に戻ってきて、ニコライはアーサーの肩を掴んだ。
「外にいたエドワードと、ヨハンがどこにいるか気になる。」
階段を一瞥して、アーサーは頷く。
「探し出して見張っとけ。変な争い事は面倒だ。エドかヨハンが来そうだったら呼んでくれよ。」
階段を駆け上がるのを見送って、アーサーは振り向いた。音もなく、そこにはジークフリートが立っている。
「おぉっとジークフリート。死にたくなけりゃレイに会わせるんだな?」
待ってました、と言わんばかりに、アーサーは両手を挙げた。ジークフリートは拳銃を抜いたが、投げたのは鍵だった。
「随分と素直だな。」
レイの牢獄の鍵だと気付いて、アーサーは眼を細める。
「彼を傷つけたくない。」
「はぁ?傷つけたくなけりゃな! 最初っから寝返らなけりゃ良かったんだよ!!」
怒声を張り上げるアーサーに、ジークフリートは自嘲気味に笑う。
「そうだな。だからもう僕はレイを傷つけないようにできる方法を見つけた。」
訝しげに眉をひそめて、そして、アーサーは理解した。しかし、ジークフリートを止めるには、あまりに時間がなかった。止める声は銃声でか掻き消され、掴もうとした手首は向こう側へ離れていく。アーサーの体には一点の血もつかなかった。
「ジーク、フリート……。」
目の前に倒れたのは、見るも無残なジークフリートの死体。そこらに転がる有象無象と同じ格好の青年。顎から頭蓋を撃ち抜いて、彼は一瞬にして息絶えていた。我に返って、アーサーは血まみれの死体を担ぎ出そうとする。しかし、その目の前を駆け下りてきたニコライが塞ぐ。
「ヨハンが来る。」
その名前を聞いて、一瞬にして為そうとしていた事を断念した。手袋が血に濡れて、担ごうとしていた体がぬるりと滑り落ちる。
「……分かった。」
「失礼します。」
ノックとともにロベルトが入ってくると、バスカヴィルは立ち上がる。
「なんだい。」
「来客です。」
だれとは言わずに、ロベルトは半歩後ろに下がった。紫色のマントを引きずって、一人の男が執務室に入ってくる。
「レイモンド……。今お前に構っている暇は——」
「私もお前なんぞに手を焼かされて面倒だったぞ。だが今日でそれも終わりだ。」
マントの中に隠し持っていたロングソードをすらりと抜いて、レイモンドはそれを振りかざした。いつもであれば簡単に退けられる筈が、バスカヴィルは身を引こうとして自らの足元が凍り付いているのに気付く。為す術もなく、バスカヴィルの左胸に剣が貫通した。
「さてさて、嘘に塗りたくられた生活はそろそろおしまいだ。我々はいなければならん場所に戻り、しなければいけない事をしなくてはならない。」
ギラギラと光る青い瞳は、バスカヴィルが床に崩れ落ちていく様を見送るとロベルトへ言った。
「支度をしろ。」
戸口の前に立っていたロベルトは、影のようにその場から消え去る。最後に残されたのは、バスカヴィルの死体だけであった。
* * *
フランスとドイツの戦況は、ある程度の膠着状態から若干の改善が見られ始めていた。エドワードが前線に立ってから、フランス軍は徐々に前線を進め、現在はドイツの国境を既に超えている。アルチュールの見立てでは、ベルリン、もしくは他の主要都市を落とすところまで行けばナチスは降伏する筈であった。
「聖女様、なにか建物が見えます!」
とある村を攻略して、エドワードは兵士達と主に住民達を探していた。建物が見える、と言われてエドワードは一瞬先に進むのが怖くなった。強制収容所の話は嫌という程読んでいたからである。
「どんな建物?」
「なにか……別荘みたいで。」
兵士の後ろに立つと、確かに質素な、しかし人が住んでいるらしき建物があった。しかし、その屋敷から出てくる物々しい雰囲気は拭えない。
「聖女様、どうしますか。突撃しますか。」
「いや、俺一人で行ってくるよ。そんなに危なくなさそうだし。みんなは村の探索を続けてきて。」
兵士の肩を叩いて、彼は物々しい別荘に向けて歩き出した。刻一刻と、その別荘の大きさが明らかになってくる。別荘というよりは少しこじんまりとしていた。
(なんなんだろう、ここ。)
ふと話し声が聞こえて、エドワードは慌てて外壁に張り付いた。
「レイはここにいるんだな。」
「僕が嘘をつくとでも。」
金属音が軽快な音を立てる。聞き覚えのある声に、エドワードは身を硬くした。紛う事なき、ジークフリートとヨハンの声だ。
「お前に嘘ついたってなんのいい事もない。こっちは仕事があるんだ。さっさと行ってくれ。」
足音が遠ざかると、エドワードはゆっくりと息を吐き出す。
「裏口はこっち。殺すなら全員殺す事。異論は?」
「ねぇわ。」
別荘の屋上で、アーサーとニコライはジークフリートとヨハンの行方を見守った。
「まさか最前線フランス軍と鉢合わせるとはな。」
ニコライに合図して、アーサーは裏口にダイブする。両脇にいたSS隊員二人を殺害し、同時にニコライが裏口を蹴破った。よそに連絡が行く前にブレーカーを全て切り落とす。近くで無線機を握ろうとしたSS隊員の喉笛を悉く切り裂き、無線機の電源を全て切って叩き壊した。二人は血浸しになった床を見る。
「地下の送電線が別。」
「行くぞ。」
コートを翻して、二人は隊員達の息の根が止まっている事をしっかりと確認してから地下への階段を降りる。アーサーは壁に身を寄せて忍び足で一段ずつ、その間にニコライは階段を飛び降りた。
「だれ——」
看守長の声は途中で命とともに絶えた。ブレーカーが破壊される電気音が響いて、一瞬停電が起きる。
「アーサー。」
「分かってるって。」
真っ暗闇の中で発砲音が響く。ニコライが電球の電気のみを繋げる中、アーサーは銃弾の音が響いた方へ一目散で走っていく。ヨーロッパ人の色素の薄い瞳は光を集めやすい。事さらアーサーのアイスブルーの目は。彼にしてみれば、無差別に発される銃弾と看守達の姿など丸見えであった。
「点いた。」
部屋の明かりだけが元に戻ると、地下牢の敵は一掃されている。
「入口だけか。」
看守の数を数えて、ニコライは頷く。
「ここは広いけど、入口はこれ一個だけだから。」
ナイフを仕舞って、アーサーは右手の方向の入口を差した。
「片っ端からレイを探すぞ。」
もしもの為に、二人は投獄されているはずのレイを手早く探す為に走り出した。
硬いベッドの上でゆっくりと目を開けた。牢の内側に影が落ちているのに気付いて、上体を起こす。
「……レイ。」
鉄格子を握って、その声はあまりに悲しそうであった。立ち上がって冷たい鉄の遮りに駆け寄る。
「ジーク……来てくれてたのか。」
もっとよく顔を見たくて、レイは制帽をゆっくりと脱がせた。
「ちゃんと食べれてるか?」
「この粗末な牢には合わない程絶品なご飯貰ってるよ。……そんな事よりジークフリートは?ちゃんと寝れてるか?凄く疲れた顔だ。」
逆光で表情はあまり見えなかった。しかし、頬はすっかり湿っていて、瞳に潤いはない。
「すまない、レイ。僕があっちに行ったばかりに、お前にこんな面倒な事を……許してくれ。傷つける気は毛頭——」
謝罪と後悔を募らせるジークフリートの唇を、レイは格子越しにそっと塞いだ。そのキスは今までのものよりなにより優しく、なによりも慈愛に満ちていた。
「もう傷つけたくない。」
「大丈夫だジーク。もう傷つかない。いや……最初から、傷ついてない。」
鉄の数センチが惜しかった。格子の間から腕を通し、ジークフリートはレイを抱き締めた。その時間は実際の時間の何倍にも感じられた。二人の人生の中で、最も安らげた時間の一つであった。
突如停電が起きて、レイの体が跳ねる。
「なんだ……?」
銃声と断末魔が聞こえると、レイは身を硬くした。ジークフリートはレイを離す。そして音が聞こえた方に顔を向けた。
「大丈夫だ、行ってくる。」
制帽を被り直して、ジークフリートはレイの牢を後にした。
先程の入り口に戻ってきて、ニコライはアーサーの肩を掴んだ。
「外にいたエドワードと、ヨハンがどこにいるか気になる。」
階段を一瞥して、アーサーは頷く。
「探し出して見張っとけ。変な争い事は面倒だ。エドかヨハンが来そうだったら呼んでくれよ。」
階段を駆け上がるのを見送って、アーサーは振り向いた。音もなく、そこにはジークフリートが立っている。
「おぉっとジークフリート。死にたくなけりゃレイに会わせるんだな?」
待ってました、と言わんばかりに、アーサーは両手を挙げた。ジークフリートは拳銃を抜いたが、投げたのは鍵だった。
「随分と素直だな。」
レイの牢獄の鍵だと気付いて、アーサーは眼を細める。
「彼を傷つけたくない。」
「はぁ?傷つけたくなけりゃな! 最初っから寝返らなけりゃ良かったんだよ!!」
怒声を張り上げるアーサーに、ジークフリートは自嘲気味に笑う。
「そうだな。だからもう僕はレイを傷つけないようにできる方法を見つけた。」
訝しげに眉をひそめて、そして、アーサーは理解した。しかし、ジークフリートを止めるには、あまりに時間がなかった。止める声は銃声でか掻き消され、掴もうとした手首は向こう側へ離れていく。アーサーの体には一点の血もつかなかった。
「ジーク、フリート……。」
目の前に倒れたのは、見るも無残なジークフリートの死体。そこらに転がる有象無象と同じ格好の青年。顎から頭蓋を撃ち抜いて、彼は一瞬にして息絶えていた。我に返って、アーサーは血まみれの死体を担ぎ出そうとする。しかし、その目の前を駆け下りてきたニコライが塞ぐ。
「ヨハンが来る。」
その名前を聞いて、一瞬にして為そうとしていた事を断念した。手袋が血に濡れて、担ごうとしていた体がぬるりと滑り落ちる。
「……分かった。」
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる