92 / 271
第二巻『[人間]の業は 人の傲慢で 贖われる。』(RoGD Ch.3)
Verse 1-3
しおりを挟む
外に出ると、ジャンは照りつける太陽に目が眩んだ。眩しそうに目を細める彼を振り返り、アルフレッドは白衣のポケットに両手を突っ込んだ。
「さて、任された事は一旦報告を待つとして……。」
隣でニコライは頷く。
「私達のもう一つの目的はフィリップを探すこと。しかし……。」
二人は顔を曇らせた。ジャンは二人の表情を交互に見て身を強張らせる。両手で服の胸元を握り締めた。
「フィ、フィリップはどこにいるの?」
アルフレッドが頭を横に振った。二人もまだフィリップがどこにいるのか、皆目健闘がつかない上体だった。
「本来なら、ジャンと同じようにフィリップもこちらに来るはずだったんだけれど、探し出す前に帝國が崩壊しちゃってね……。」
「それはつまり、今はどういう状態?」
少し俯いたアルフレッドの顔を、ジャンは恐る恐る覗き見る。いつもテキパキと話すアルフレッドの口調は、少し億劫そうだった。
「可能性としては二つ。一つ、これは楽観的に見た場合で、フィリップが今復興中の帝國にいる。二つ目は現実的な話で、人間界……つまりジャンがジャンヌ・ダルクとして生きたところにもう飛ばされている。」
「後者だった場合、フィリップが転生するまで待たなければいけないし。私達の記憶も既に消えているだろう。」
最悪の可能性という言葉が、ジャンの頭をよぎる。目の前に照る陽の光が、真っ白になってジャンの頭の中を襲った。彼はヨハンとはまた別の意味で友人だった。前世のしがらみがとっくの昔の解けて、軽口を言い合い、仕事も一緒によくこなした。
(そ、それじゃあもう、あのフィリップには永遠に——)
青ざめるジャンの重いを遮ったのは、ガチャガチャとした古代ローマ風の甲冑だった。がちゃんがちゃんと敬礼をすると、真っ暗な影で覆われた顔を近付けた。
「帝國がもう一つ現れた!?」
ニコライの怪訝そうな顔がアルフレッドを振り返る。
「どういうこと? 帝國はもう復興中じゃ……。」
甲冑は首を振った。それ以上の情報はないという意思表示である。
「どうするの、アル。」
縋るような目で見つめるジャンを見て、アルフレッドは顎に手を当てる。
「……情報によれば、帝國の存在は確認できたけれど、中身までは把握できてないみたいなんだよね。つまり……僕達の知らない誰かが意図的に、今復興している本来の帝國とは別にコピーを作ったって事になるんだ。」
感情の渦に飲み込まれていたジャンは、アルフレッドの言葉にハッと我に帰る。
「その誰かは味方か敵か分からないってこと……?」
* * *
「おはよーございまーす。」
軽やかで、しかしどこかねっとりとした女子の声だった。頰に当たる生暖かいなにかに、フィリップは漸く瞳を開けた。
「頭、まだ痛むかしら? 痛むわけないわよね。私がしっかり治療したんだから。」
最初に見えたのは、沢山のプリーツが入ったスカート、真っ赤なサテン生地のタイ、そしてまっすぐに切り揃えられた黒い髪である。
(こ、ここは……。)
体をよじって天井を見ようとしたが、黒い山二つに遮られてよく見えなかった。よくよく考えれば、それが女子の胸である事は分かったのだが、寝起きのフィリップにはさっぱり見当もつかなかった。
「そろそろ起きてくれるかしら? 私もこの体勢続けてるときついんだけど。」
刺すような語調に、フィリップはゆっくり起き上がった。振り向けば、黒いセーラー服を来た小柄な女子が、にこにこと微笑んでいる。
「もう一度、おはようございまーす。」
「お、おう。おはよう。」
フィリップの挨拶に満足したのか、女子は目を細めて立ち上がった。くるり、と無意味に一回転してフィリップの顔を覗き込む。
「初めまして、ね。勿論、初対面の相手に対しての礼儀はきちんと備わっているわ。私の名前は理恵。お仕事が成功したら、今後ともお世話になるだろうから、覚えておいて損はないわ。」
胸を張って手を差し出た理恵に、フィリップはしどろもどろになりながら応えた。困惑を隠せない。なぜならフィリップは今、今までの人生の中で最も見慣れた場所の一つにいるのだから。
(長い夢を見てたのか? それとも、これが幻なのか?)
辺りを見回す。なにも変わったところはない。そこは、彼の執務室であった。皇帝直属軍事機関ROZENが擁する諜報部隊の隊長として、中佐として使っていた部屋である。
「俺は、一体、今までのは……。」
「彼も酷く作り込んだものよねぇ。貴方が見ているのはレプリカ、つまり作り物よ。ここはあなたが最後に記憶している地震がない、イフの帝國。」
「作り物? イフ? どういうことだ?」
酷く作り込んだ、とはよく言ったものである。本棚も、机の汚れも、紙の一枚の配置を取っても、フィリップが最後に執務室を出た時と全くものである。それは、フィリップの驚異的で確かな記憶力から疑いようもなかった。
「地震で頭打った脳震盪が今更復活でもしたのか?」
「頬をつねってみる? それとももう一度寝てみる? でも、ここは夢の世界ではないの。そんな迷信は一つも効かない。貴方がこれまで体感してきた事は全て事実、これから体感する事も全て事実なの。私が口で説明するより、外に出て現状を把握するほうが、貴方の場合はずっと早いわ。さあ、外に出てみましょう?」
理恵に言われるがままに、半ば自暴自棄で執務室の扉を開けた。目の前に広がるのはいつもの日常。沢山の軍人や事務員が行き交う、佐官執務室の集まる階である。
「あ、おはようアーサー。いつも地下で寝てるのに。」
左端から歩いて来たのはジャンだった。片手を上げて答えると、フィリップは寝惚けた顔を繕って彼に聞いた。
「いやぁさ。ちょっとさっき頭ぶつけちまってよ、脳震盪で記憶飛んだんだわ。」
「え、まじで!? アーサーともあろう者が珍しい……。今年何年か分かる?」
頭をゆっくり振って、フィリップは頭をさする。脳震盪を起こすと、頭を動かすだけで痛むのを再現したのだ。
「今年は何年だ?」
「一八二七年だよ。ほら、ナチとの戦争が終わってやっと二年だって。」
(二年だって?)
フィリップは眉間に皺を寄せた。その二年の記憶が綺麗に全て抜け落ちたとでもいうのだろうか。
「俺は戦争の記憶がすっぽり抜け落ちたらしい。ちょっと教えてくんねぇか。」
執務室の中の、先程まで寝ていたソファーを親指で示すと、ジャンは仕方がないなぁ、とばかりに中佐執務室へお邪魔した。
「ヨハンとジークフリートはもういなくて、ってこれは流石に覚えてるよね? 元帥閣下が急死して、今はレイが元帥代行してる、のも覚えてるか。えーっと、何処から話せばいい?」
いい情報が聞けた、とフィリップは内心笑った。バスカヴィルが急死をしたのは驚きだが、それはそれとして今は情報収集が主である。
「戦争はどうやって終わった?」
「R神官の皆さんがROZENに表向きに協力してくれるようになったんだ。そのおかげで、ROZENは枢軸に勝利ができた。それに、日本からの内通者もあったから。ほら、なんだっけ名前……。」
ジャンの知っている名前は、フィリップも大抵把握していた。
「咲口とか佐藤とかあそこらへんの事か? 悠樹部隊の。」
「そうそう! 佐藤君と咲口さん! あと島田さんと、衣刀さん? ていうか悠樹部隊ぐるみで内通者だったみたいだったし。そこらへんは、フィリップの書類読んだほうが早いんじゃない?」
後ろを振り向いて、フィリップは執務机を見た。紙の配置こそ確認したが、中身まではまだ確認していなかった。
「あぁそうだな。思い出せなかったら確認しとくぜ。そういやあいつら、今どこにいんだ?」
「今は日本支部で外交のお仕事してるってレイが言ってたよ。ちょうど一昨日くらいからこっちに来てるんだって。」
それはいい情報を聞いた、とフィリップはしめた思いで席を立った。
「忙しいとこありがとな。暫くしたら記憶も戻るだろうよ。」
「うん、気を付けてね。それじゃ。」
執務室を退散したジャンから目を逸らして、フィリップは机に散らばった書類を掻き集め始めた。日本軍に関して、ナチに関して、終戦に関して、元帥代行ひいてはROZEN内部に関して。その全てを読み終えた頃には、すっかり外は薄暮色であった。
「……。」
髪を掻き上げ顔を覆って、フィリップは天井に顔を向けた。膨大な情報量を、頭の中で整理する。概要としてはジャンが話した以上のことはなかったが、詳細なことは多く書いてあった。しかし、フィリップにとってはまるで赤の他人の報告書を読んだ気分だ。自分はそれらのような報告をした覚えもないし、受けた覚えもない。
「……おっし。」
自分は諜報部隊だ。そうと決まればやる事は一つである。策を考えるにはまだ情報が足りない。ならば、自分の足で集めるだけである。
* * *
「さて、任された事は一旦報告を待つとして……。」
隣でニコライは頷く。
「私達のもう一つの目的はフィリップを探すこと。しかし……。」
二人は顔を曇らせた。ジャンは二人の表情を交互に見て身を強張らせる。両手で服の胸元を握り締めた。
「フィ、フィリップはどこにいるの?」
アルフレッドが頭を横に振った。二人もまだフィリップがどこにいるのか、皆目健闘がつかない上体だった。
「本来なら、ジャンと同じようにフィリップもこちらに来るはずだったんだけれど、探し出す前に帝國が崩壊しちゃってね……。」
「それはつまり、今はどういう状態?」
少し俯いたアルフレッドの顔を、ジャンは恐る恐る覗き見る。いつもテキパキと話すアルフレッドの口調は、少し億劫そうだった。
「可能性としては二つ。一つ、これは楽観的に見た場合で、フィリップが今復興中の帝國にいる。二つ目は現実的な話で、人間界……つまりジャンがジャンヌ・ダルクとして生きたところにもう飛ばされている。」
「後者だった場合、フィリップが転生するまで待たなければいけないし。私達の記憶も既に消えているだろう。」
最悪の可能性という言葉が、ジャンの頭をよぎる。目の前に照る陽の光が、真っ白になってジャンの頭の中を襲った。彼はヨハンとはまた別の意味で友人だった。前世のしがらみがとっくの昔の解けて、軽口を言い合い、仕事も一緒によくこなした。
(そ、それじゃあもう、あのフィリップには永遠に——)
青ざめるジャンの重いを遮ったのは、ガチャガチャとした古代ローマ風の甲冑だった。がちゃんがちゃんと敬礼をすると、真っ暗な影で覆われた顔を近付けた。
「帝國がもう一つ現れた!?」
ニコライの怪訝そうな顔がアルフレッドを振り返る。
「どういうこと? 帝國はもう復興中じゃ……。」
甲冑は首を振った。それ以上の情報はないという意思表示である。
「どうするの、アル。」
縋るような目で見つめるジャンを見て、アルフレッドは顎に手を当てる。
「……情報によれば、帝國の存在は確認できたけれど、中身までは把握できてないみたいなんだよね。つまり……僕達の知らない誰かが意図的に、今復興している本来の帝國とは別にコピーを作ったって事になるんだ。」
感情の渦に飲み込まれていたジャンは、アルフレッドの言葉にハッと我に帰る。
「その誰かは味方か敵か分からないってこと……?」
* * *
「おはよーございまーす。」
軽やかで、しかしどこかねっとりとした女子の声だった。頰に当たる生暖かいなにかに、フィリップは漸く瞳を開けた。
「頭、まだ痛むかしら? 痛むわけないわよね。私がしっかり治療したんだから。」
最初に見えたのは、沢山のプリーツが入ったスカート、真っ赤なサテン生地のタイ、そしてまっすぐに切り揃えられた黒い髪である。
(こ、ここは……。)
体をよじって天井を見ようとしたが、黒い山二つに遮られてよく見えなかった。よくよく考えれば、それが女子の胸である事は分かったのだが、寝起きのフィリップにはさっぱり見当もつかなかった。
「そろそろ起きてくれるかしら? 私もこの体勢続けてるときついんだけど。」
刺すような語調に、フィリップはゆっくり起き上がった。振り向けば、黒いセーラー服を来た小柄な女子が、にこにこと微笑んでいる。
「もう一度、おはようございまーす。」
「お、おう。おはよう。」
フィリップの挨拶に満足したのか、女子は目を細めて立ち上がった。くるり、と無意味に一回転してフィリップの顔を覗き込む。
「初めまして、ね。勿論、初対面の相手に対しての礼儀はきちんと備わっているわ。私の名前は理恵。お仕事が成功したら、今後ともお世話になるだろうから、覚えておいて損はないわ。」
胸を張って手を差し出た理恵に、フィリップはしどろもどろになりながら応えた。困惑を隠せない。なぜならフィリップは今、今までの人生の中で最も見慣れた場所の一つにいるのだから。
(長い夢を見てたのか? それとも、これが幻なのか?)
辺りを見回す。なにも変わったところはない。そこは、彼の執務室であった。皇帝直属軍事機関ROZENが擁する諜報部隊の隊長として、中佐として使っていた部屋である。
「俺は、一体、今までのは……。」
「彼も酷く作り込んだものよねぇ。貴方が見ているのはレプリカ、つまり作り物よ。ここはあなたが最後に記憶している地震がない、イフの帝國。」
「作り物? イフ? どういうことだ?」
酷く作り込んだ、とはよく言ったものである。本棚も、机の汚れも、紙の一枚の配置を取っても、フィリップが最後に執務室を出た時と全くものである。それは、フィリップの驚異的で確かな記憶力から疑いようもなかった。
「地震で頭打った脳震盪が今更復活でもしたのか?」
「頬をつねってみる? それとももう一度寝てみる? でも、ここは夢の世界ではないの。そんな迷信は一つも効かない。貴方がこれまで体感してきた事は全て事実、これから体感する事も全て事実なの。私が口で説明するより、外に出て現状を把握するほうが、貴方の場合はずっと早いわ。さあ、外に出てみましょう?」
理恵に言われるがままに、半ば自暴自棄で執務室の扉を開けた。目の前に広がるのはいつもの日常。沢山の軍人や事務員が行き交う、佐官執務室の集まる階である。
「あ、おはようアーサー。いつも地下で寝てるのに。」
左端から歩いて来たのはジャンだった。片手を上げて答えると、フィリップは寝惚けた顔を繕って彼に聞いた。
「いやぁさ。ちょっとさっき頭ぶつけちまってよ、脳震盪で記憶飛んだんだわ。」
「え、まじで!? アーサーともあろう者が珍しい……。今年何年か分かる?」
頭をゆっくり振って、フィリップは頭をさする。脳震盪を起こすと、頭を動かすだけで痛むのを再現したのだ。
「今年は何年だ?」
「一八二七年だよ。ほら、ナチとの戦争が終わってやっと二年だって。」
(二年だって?)
フィリップは眉間に皺を寄せた。その二年の記憶が綺麗に全て抜け落ちたとでもいうのだろうか。
「俺は戦争の記憶がすっぽり抜け落ちたらしい。ちょっと教えてくんねぇか。」
執務室の中の、先程まで寝ていたソファーを親指で示すと、ジャンは仕方がないなぁ、とばかりに中佐執務室へお邪魔した。
「ヨハンとジークフリートはもういなくて、ってこれは流石に覚えてるよね? 元帥閣下が急死して、今はレイが元帥代行してる、のも覚えてるか。えーっと、何処から話せばいい?」
いい情報が聞けた、とフィリップは内心笑った。バスカヴィルが急死をしたのは驚きだが、それはそれとして今は情報収集が主である。
「戦争はどうやって終わった?」
「R神官の皆さんがROZENに表向きに協力してくれるようになったんだ。そのおかげで、ROZENは枢軸に勝利ができた。それに、日本からの内通者もあったから。ほら、なんだっけ名前……。」
ジャンの知っている名前は、フィリップも大抵把握していた。
「咲口とか佐藤とかあそこらへんの事か? 悠樹部隊の。」
「そうそう! 佐藤君と咲口さん! あと島田さんと、衣刀さん? ていうか悠樹部隊ぐるみで内通者だったみたいだったし。そこらへんは、フィリップの書類読んだほうが早いんじゃない?」
後ろを振り向いて、フィリップは執務机を見た。紙の配置こそ確認したが、中身まではまだ確認していなかった。
「あぁそうだな。思い出せなかったら確認しとくぜ。そういやあいつら、今どこにいんだ?」
「今は日本支部で外交のお仕事してるってレイが言ってたよ。ちょうど一昨日くらいからこっちに来てるんだって。」
それはいい情報を聞いた、とフィリップはしめた思いで席を立った。
「忙しいとこありがとな。暫くしたら記憶も戻るだろうよ。」
「うん、気を付けてね。それじゃ。」
執務室を退散したジャンから目を逸らして、フィリップは机に散らばった書類を掻き集め始めた。日本軍に関して、ナチに関して、終戦に関して、元帥代行ひいてはROZEN内部に関して。その全てを読み終えた頃には、すっかり外は薄暮色であった。
「……。」
髪を掻き上げ顔を覆って、フィリップは天井に顔を向けた。膨大な情報量を、頭の中で整理する。概要としてはジャンが話した以上のことはなかったが、詳細なことは多く書いてあった。しかし、フィリップにとってはまるで赤の他人の報告書を読んだ気分だ。自分はそれらのような報告をした覚えもないし、受けた覚えもない。
「……おっし。」
自分は諜報部隊だ。そうと決まればやる事は一つである。策を考えるにはまだ情報が足りない。ならば、自分の足で集めるだけである。
* * *
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる