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第二巻『[人間]の業は 人の傲慢で 贖われる。』(RoGD Ch.3)
Verse 1-11
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閑散とした住宅地にその聞き覚えのある声はよく響いて、フィリップが顔を屋敷の壁に向ければ、ユーグの言った懐かしい顔ぶれの一人が身を乗り出していた。フィリップは少し口を引き締めた。偽物の帝國で起きたことをだれにも話さない、との忠告を一度自分の言い聞かせる。声をかける前にジャンは窓から姿を消してしまい、フィリップはその大はしゃぎな姿に呆れながらも屋敷の中に入った。懐かしい顔ぶれ、二人目が視界に入る。
「ニッキーか。」
広々とした玄関ホールのソファーで、ニコライ二世は身をうずめて紅茶を飲んでいた。
「久し振り。」
ソーサーを置いて立ち上がり、ニコライ二世はフィリップに向かい側のソファーを進めた。現実味のない真っ白な外観とは裏腹に、実に生活感のある邸宅らしさを出す内装に、フィリップはひとまず落ち着きを覚えた。
「フィリップ! 久し振り! 多分久し振り!」
「おうおう、寝起きの頭に響くからはしゃぐのはやめろ。うるせぇ。……なんだ、アルもいるのか。皆こぞって死んだのか? あの地震、どんだけでかかったんだ。」
ジャンに遅れて階段を降りてきたアルフレッドに、フィリップは半眼になってそう言った。
「どれだけでかかったかって? 世界が一個滅ぶレベルだよ。」
新しいティーカップに紅茶を注いで、アルフレッドはニコライ二世の隣に腰を下ろす。
「その、世界が一個滅ぶ、なのが実際なのか比喩なのかは置いてといて、だ。俺は急用があるからここに行けってよくも知らないカペーの始祖のじじいに言われたんだが、その急用ってのはまさかその世界が滅んだのと関係あるんじゃないだろうな。」
「ある、と言ってもフィリップに拒否権はない。ジャンも座って。」
フィリップの分も紅茶を注いで、ニコライ二世はジャンにも着席を促した。全員が座ったところで、ニコライ二世は口を開いた。
「あの世界が滅んだのは事実、その原因がフィリップの記憶してる地震である事も事実。」
「へぇ? あの地震は世界規模の大災害ってわけだ。それで、その地震は自然災害なのか? それとも人為的?」
いかにも壮大な話に、フィリップは面白そうな笑みを浮かべて膝に肘をついた。
「人為的といえば人為的だけど、あれを起こしたのは[人]じゃないからね。」
「あ? なんだ、神様は世界にいるってか。」
虚を突かれて、フィリップは口をへの字に曲げた。彼とてカトリックの信者であるが、それを本心で信じているかといえば少し嘘になる。ある程度の事実は書いているだろうが、聖書の全てが真実か、聞かれれば、答えは、ノン、の一言に尽きる。
「否定はしないよ。いない、といえば嘘になる。ただ、あれを起こしたのは[神]様じゃなくて、その対抗勢力なんだ。」
ため息をついて、フィリップは飲み終えたカップを置いた。
「呆れるほどファンタジックだな。この世界はどうなってんだ? 俺は死んだし、お前らも死んだ。それは否定しようのない事実だし、死後の世界がある事も人間が転生する事も、ここと帝國で裏付けは取れてる。確かに、神様がいてもおかしくはない。世界一つ滅ぼされただけの事はある。神様は俺達人間の手も借りたいほど困窮してるのか?」
次はアルフレッドが虚を突かれた表情を浮かべた。ニコライ二世と顔を見合わせて、やがて深々とため息をつく。
「おい、なんだその反応。俺何かやばい事言ったか?」
「いや……。言われたから言っちゃうけど、今ここにいる四人、全員[人間]じゃないから……ニッキーはともかく、ジャンとフィリップにはどう理解を求めようかと思って。」
再びため息をついて、アルフレッドは額に手を当てた。
「人間じゃなくて亡霊だってか? 笑える冗談だな。……え、違うのか?」
「根本から[人間]じゃないって話をしてるんだよ。察してよ。」
今度はジャンとフィリップは顔を見合わせる番である。どうにもこうにも理解しがたい、今までの最大の困難に直面していた。今まで黙って聞いていたジャンも、思わず疑問をこぼす。
「え、じゃあ俺らはなんなの……。」
「奇遇だな、俺も同じ質問しようとしてたぜ……。おい観念しろアルフレッド、綺麗さっぱり吐きやがれ。」
情報を出し渋るアルフレッドに、ニコライ二世も仕方がないとばかりに脇腹を肘で突いた。それを契機に、アルフレッドはもう一度深々とため息を吐いた。
「綺麗さっぱり、とはいかないけど、二人がどんな存在なのか、だけは話すよ。この世界には三つの種族がいるんだ。一つは[シシャ]、二つ目は[幻種]、三つ目が[人間]。ちなみに亡霊は人間に含まれる。だから僕はさっき、[人間]じゃない、って言ったんだ。」
飲み終えた紅茶をフィリップと同じようにテーブルに置いて、アルフレッドは背中をクッションに預けた。
「[幻種]は置いておくね。[シシャ]と[人間]について話すよ。[人間]は死ぬべき生き物。運命によって死んで、転生する存在。対して[シシャ]は不老不死であるべき生き物。運命によって死ぬ事が許されず、[人間]達をただ見ているだけの存在。」
「その口振りじゃ、俺達は[シシャ]ってところだな。」
アルフレッドは頷いた。
「そう。ただ、僕らにも人間の頃はあったんだよ? でもそれはこの世界じゃない、また別の世界のでの事だ。[シシャ]は別の世界で一度人間として死に、この世界に呼ばれた。だから僕達は、不老不死であるにも関わらず、食事をして、睡眠をとり、娯楽を楽しんでる。」
「[シシャ]は基本的に、悪であれ善であれ、歴史に名を刻んだ者が呼ばれた。アルフレッドは例外のうちの一人。私はニコライ二世。」
半分上の空で聞いていたフィリップは、追って二人の言葉を理解した。
「成る程、俺とジャンは?」
「フィリップはフランス王、フィリップ二世、ジャンはジャンヌ・ダルク。二人にその記憶はないと思うけど。」
「うん、ない。」
きっぱりと言い張ったジャンに、だろうね、とアルフレッドは残念そうに呟く。
「[シシャ]になるはずだった俺達はなぜか、この世界で[人間]として活動していたっつーわけだ。」
「そう。[神]様が君を見つけ出す前に、戦争が起きたからね。クリスチャンの君達なら神様の戦争と聞いて思い当たる節は山ほど……はないか。一つくらいあると思うけど。」
戦争ね、とフィリップは呟く。神の戦争といえば一つしかない。魔王ルシファーとの、人間には全く関係のない場所で今も続いているであろう戦いである。
「僕達は[人間]の手を借りたいんじゃなくて、[人間]になってしまった[シシャ]を取り戻して手を借りたいんだ。」
聖書の言葉は半ば嘘である。たった今、フィリップに対してその一つが証明された。神の勝利は全く間近ではないと言う事だ。
「成る程な。一応は理解した。俺達が展望すべき未来もな。それで、俺は急用で呼ばれたって事だが、こんなにのんびり話してていいのか?」
そうだった、とニコライ二世はクッション裏に回り込んでいたファイルを取り出した。
「急用はこれ。日が出てすぐの頃、頼んでいたリチャードの行方について進展があった。真偽のほどが分からない今、虱潰しに行かなくてはならない。」
「そ。俺が行けって事だな。他のメンバーは?」
立ち上がって、アルフレッドは手を挙げた。
「残念ながら、僕は病院を一日空けるわけにはいかないからパスだよ。三人で頼んでもいいかな?」
ジャンとフィリップの回答は聞いていないようで、アルフレッドは残念そうな視線をニコライ二世に向ける。ニコライ二世は頷いた。
「構わない。」
三人もまた立ち上がって、ニコライ二世の支度が終わるとそのままエデンの園へ赴いた。
「ニッキーか。」
広々とした玄関ホールのソファーで、ニコライ二世は身をうずめて紅茶を飲んでいた。
「久し振り。」
ソーサーを置いて立ち上がり、ニコライ二世はフィリップに向かい側のソファーを進めた。現実味のない真っ白な外観とは裏腹に、実に生活感のある邸宅らしさを出す内装に、フィリップはひとまず落ち着きを覚えた。
「フィリップ! 久し振り! 多分久し振り!」
「おうおう、寝起きの頭に響くからはしゃぐのはやめろ。うるせぇ。……なんだ、アルもいるのか。皆こぞって死んだのか? あの地震、どんだけでかかったんだ。」
ジャンに遅れて階段を降りてきたアルフレッドに、フィリップは半眼になってそう言った。
「どれだけでかかったかって? 世界が一個滅ぶレベルだよ。」
新しいティーカップに紅茶を注いで、アルフレッドはニコライ二世の隣に腰を下ろす。
「その、世界が一個滅ぶ、なのが実際なのか比喩なのかは置いてといて、だ。俺は急用があるからここに行けってよくも知らないカペーの始祖のじじいに言われたんだが、その急用ってのはまさかその世界が滅んだのと関係あるんじゃないだろうな。」
「ある、と言ってもフィリップに拒否権はない。ジャンも座って。」
フィリップの分も紅茶を注いで、ニコライ二世はジャンにも着席を促した。全員が座ったところで、ニコライ二世は口を開いた。
「あの世界が滅んだのは事実、その原因がフィリップの記憶してる地震である事も事実。」
「へぇ? あの地震は世界規模の大災害ってわけだ。それで、その地震は自然災害なのか? それとも人為的?」
いかにも壮大な話に、フィリップは面白そうな笑みを浮かべて膝に肘をついた。
「人為的といえば人為的だけど、あれを起こしたのは[人]じゃないからね。」
「あ? なんだ、神様は世界にいるってか。」
虚を突かれて、フィリップは口をへの字に曲げた。彼とてカトリックの信者であるが、それを本心で信じているかといえば少し嘘になる。ある程度の事実は書いているだろうが、聖書の全てが真実か、聞かれれば、答えは、ノン、の一言に尽きる。
「否定はしないよ。いない、といえば嘘になる。ただ、あれを起こしたのは[神]様じゃなくて、その対抗勢力なんだ。」
ため息をついて、フィリップは飲み終えたカップを置いた。
「呆れるほどファンタジックだな。この世界はどうなってんだ? 俺は死んだし、お前らも死んだ。それは否定しようのない事実だし、死後の世界がある事も人間が転生する事も、ここと帝國で裏付けは取れてる。確かに、神様がいてもおかしくはない。世界一つ滅ぼされただけの事はある。神様は俺達人間の手も借りたいほど困窮してるのか?」
次はアルフレッドが虚を突かれた表情を浮かべた。ニコライ二世と顔を見合わせて、やがて深々とため息をつく。
「おい、なんだその反応。俺何かやばい事言ったか?」
「いや……。言われたから言っちゃうけど、今ここにいる四人、全員[人間]じゃないから……ニッキーはともかく、ジャンとフィリップにはどう理解を求めようかと思って。」
再びため息をついて、アルフレッドは額に手を当てた。
「人間じゃなくて亡霊だってか? 笑える冗談だな。……え、違うのか?」
「根本から[人間]じゃないって話をしてるんだよ。察してよ。」
今度はジャンとフィリップは顔を見合わせる番である。どうにもこうにも理解しがたい、今までの最大の困難に直面していた。今まで黙って聞いていたジャンも、思わず疑問をこぼす。
「え、じゃあ俺らはなんなの……。」
「奇遇だな、俺も同じ質問しようとしてたぜ……。おい観念しろアルフレッド、綺麗さっぱり吐きやがれ。」
情報を出し渋るアルフレッドに、ニコライ二世も仕方がないとばかりに脇腹を肘で突いた。それを契機に、アルフレッドはもう一度深々とため息を吐いた。
「綺麗さっぱり、とはいかないけど、二人がどんな存在なのか、だけは話すよ。この世界には三つの種族がいるんだ。一つは[シシャ]、二つ目は[幻種]、三つ目が[人間]。ちなみに亡霊は人間に含まれる。だから僕はさっき、[人間]じゃない、って言ったんだ。」
飲み終えた紅茶をフィリップと同じようにテーブルに置いて、アルフレッドは背中をクッションに預けた。
「[幻種]は置いておくね。[シシャ]と[人間]について話すよ。[人間]は死ぬべき生き物。運命によって死んで、転生する存在。対して[シシャ]は不老不死であるべき生き物。運命によって死ぬ事が許されず、[人間]達をただ見ているだけの存在。」
「その口振りじゃ、俺達は[シシャ]ってところだな。」
アルフレッドは頷いた。
「そう。ただ、僕らにも人間の頃はあったんだよ? でもそれはこの世界じゃない、また別の世界のでの事だ。[シシャ]は別の世界で一度人間として死に、この世界に呼ばれた。だから僕達は、不老不死であるにも関わらず、食事をして、睡眠をとり、娯楽を楽しんでる。」
「[シシャ]は基本的に、悪であれ善であれ、歴史に名を刻んだ者が呼ばれた。アルフレッドは例外のうちの一人。私はニコライ二世。」
半分上の空で聞いていたフィリップは、追って二人の言葉を理解した。
「成る程、俺とジャンは?」
「フィリップはフランス王、フィリップ二世、ジャンはジャンヌ・ダルク。二人にその記憶はないと思うけど。」
「うん、ない。」
きっぱりと言い張ったジャンに、だろうね、とアルフレッドは残念そうに呟く。
「[シシャ]になるはずだった俺達はなぜか、この世界で[人間]として活動していたっつーわけだ。」
「そう。[神]様が君を見つけ出す前に、戦争が起きたからね。クリスチャンの君達なら神様の戦争と聞いて思い当たる節は山ほど……はないか。一つくらいあると思うけど。」
戦争ね、とフィリップは呟く。神の戦争といえば一つしかない。魔王ルシファーとの、人間には全く関係のない場所で今も続いているであろう戦いである。
「僕達は[人間]の手を借りたいんじゃなくて、[人間]になってしまった[シシャ]を取り戻して手を借りたいんだ。」
聖書の言葉は半ば嘘である。たった今、フィリップに対してその一つが証明された。神の勝利は全く間近ではないと言う事だ。
「成る程な。一応は理解した。俺達が展望すべき未来もな。それで、俺は急用で呼ばれたって事だが、こんなにのんびり話してていいのか?」
そうだった、とニコライ二世はクッション裏に回り込んでいたファイルを取り出した。
「急用はこれ。日が出てすぐの頃、頼んでいたリチャードの行方について進展があった。真偽のほどが分からない今、虱潰しに行かなくてはならない。」
「そ。俺が行けって事だな。他のメンバーは?」
立ち上がって、アルフレッドは手を挙げた。
「残念ながら、僕は病院を一日空けるわけにはいかないからパスだよ。三人で頼んでもいいかな?」
ジャンとフィリップの回答は聞いていないようで、アルフレッドは残念そうな視線をニコライ二世に向ける。ニコライ二世は頷いた。
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