子犬はオオカミさんに包まれていたい♡

金色葵

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早くナカも温めて......

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近衛に釣られるように、光琉の顔にも笑顔が浮かぶ。
近衛が光琉のおでこにチュッと口付け、またキスの雨を降らせてくる。優しく愛のこもったキスに、光琉はふふと微笑み、近衛の体に腕を回した。
近衛が光琉の首筋に顔を埋め、スーと大きく息を吸い込んだ。
「もうほんと! 俺の光琉可愛い。最高。大好き。愛してる!」
甘えるようにすりすりと、鼻先を光琉の首に押し当てる。
「ああ......くそ、愛してるじゃ足りねぇ......この気持ちどうしたらいいんだ?」
独り言のように呟き、強く光琉を抱きしめる。
「寂しかったよな。ごめんな」
「っ......」
近衛の優しい声に、光琉は息を飲んだ。
その間も、近衛が光琉の首に鼻先を擦りあてる。近衛の甘え切った様子に、きゅうと体と心が甘く縮む。
(だめだ......こんなのだめ。近衛先輩のこと好きすぎておかしくなっちゃう......)
与えられる愛情と、優しさの大きさに胸が震える。今も信じられないぐらい近衛のことが大好きなのに、いとも簡単にその気持ちはさらに大きくなる。愛しさと幸せで、うるうると瞳が潤んだ。
近衛は研修に行っていたのだ。確かにずっと会いたかったし寂しかったが、近衛にはなんの非もない。
だから、近衛が謝る必要なんてどこにもないのに。
近衛がこういう人だって知っているから、光琉も近衛が帰ってきても「寂しかった」とだけは言わないと決めていたのに。
そんな決意は簡単に崩される。甘えながら、光琉を甘やかす近衛に、光琉はもう抵抗できない。
「うん......さびしかった......」
自分でもびっくりするぐらい甘えた声が零れた。
「近衛先輩に会いたかった! めちゃくちゃ会いたかったんだから......」
「そっか、ごめん」
光琉の甘えた声に目尻を下げ、近衛があやすように光琉の背中を撫でる。
「だから、もっとぎゅっとして......今日はもう俺から離れたらだめだからね!」
「うん」
「そしたら許してあげる!」
近衛が首筋から顔を上げる。さっきまでもとても幸せそうな顔をしていたのに、それ以上に幸せそうな顔で近衛は光琉を見つめた。
「そんなの、俺にとったらご褒美だ」
愛しさの溢れる近衛の瞳に、体が溶けていくような錯覚に襲われた。
二人は見つめ合うと同時に微笑み合う。
「光琉」
近衛が強く光琉を抱きしめる。
「ひかる......」
大きい掌が光琉の背中を、体を撫でる。ぎゅうと近衛に抱きつき返すと、頭にそっとキスされた。
重なった体から、近衛の体温が体中に沁み込んでくる。全身を近衛に包まれて、光琉はホッと息を吐いた。
近衛の体温に、幸福感と安心感が込み上げてくる。
だけど、もっと、もっと近衛を感じたくて、光琉は近衛の手を取ると、自分のお腹にあてた。
どした? というように、優しく瞳で近衛が聞いてくれる。
「このえせんぱぁい......早くナカも温めて......」
外だけじゃなく、中も近衛で温かくなりたい。光琉は蕩けた瞳で近衛を見つめる。
「..................」
すると近衛の動きが止まる。光琉を見つめて動かなくなった近衛を不思議に思っていると。
「......光琉、俺にしがみつけるか?」
近衛が低い声で囁く。
「う、うん」
言われた通り光琉は近衛の首に腕をまわししがみつく。そのまま体を起こした近衛に、足も絡ませるように促され、近衛の腰に足をまわした。光琉を抱いて、だっこするように持ち上げると、近衛はベッドから降りた。
そして、片手で光琉を支えたまま、もう片方の手でベッドの掛け布団をまくりあげ床に落とした。
それと一緒にベッドの上に広げられていた、近衛の服たちも床に落ちる。
何もなくなった、真っ白いシーツの上に近衛は光琉の体をおろした。そして、おもむろに光琉が着ている近衛のパーカーを脱がすと、それも床に放り投げた。
「俺がいる時は、俺以外に甘えるのも抱きつくのも禁止」
そう言うと、近衛は光琉を押し倒した。
光琉が抱きついていたのは近衛の服なのに、それさえも許さないと近衛が告げる。
そんな独占欲さえ嬉しくて、胸がキュンと高鳴った。きっと光琉は近衛から与えられるものはすべて嬉しい。
両手を顔の横で縫い付けるように近衛に握られ、指を絡められた。恋人つなぎで繋がれた手を近衛がギュッと握りしめる。
見下ろす近衛の瞳が欲情に濡れていて、光琉の胸がドキッと大きく高鳴った。
「いつからそんなエロい甘え方ができるようになったんだ、俺の光琉は。可愛すぎて、頭から足の先まで全部、食べ尽くしてやりたい」
今すぐ食べたいというように、近衛が唇を舌で舐める。獲物を狙う肉食獣のように、雄の顔になった近衛に光琉の体温が上がる。期待するように、体の奥が熱く疼いた。
「あ......、ん、近衛先輩がっ...おれを、こんな風にしたの......」

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