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第06話 頭デッカチ操言士と新たな学び
2.通告と聴取(下)
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「いいえ。彼らは死んだあと、魂だけの存在となって始海の塔に閉じ込められたそうです。なぜ自分たち二人がそのような境遇になったのかは、本人たちもわからないそうです」
「馬鹿げている。そんなわけあるか」
「彼らの見た目は生きている人間と大差ありません。ですが彼らは足音もなく、その手でティーポットにふれることもできない。彼らの手がティーポットをさわろうとしてすり抜けるところを確かに見ました」
「ふん、嘘に嘘を重ねる気か」
「そんなほら話、信じるのは子供くらいだ」
ロジャーだけでなくヘススやレオンも王黎を嘘つき扱いする。
そんな幹部操言士の態度に飽き飽きして、王黎はコリンを呼んだ。
「コリン団長、僕は何ひとつ嘘を申し上げていません。お聞きになる気がないのなら退席したいと思います」
場が不自然に静まり返る。
話を聞かせろと言われたので正直に丁寧に話しているにもかかわらず、話す端から嘘扱いされたのでは話す意味がない。話の腰を折らずに黙してずっと耳をかたむけてくれている幹部操言士もいるが、それは年齢が四十台の、幹部の中では若い方の操言士たちだ。ロジャーらのように五十、六十を超えた年嵩の幹部操言士たちは最年少師範の王黎をもとより快く思っておらず、王黎が何を言っても気に食わないようだ。
そのような態度をとられるのは今に始まったことではないので割り切ってはいるが、やはりいい気持ちはしない。聞く気がないのなら尋ねないでほしいものだ。
「退席は許しません。嘘偽りなく続きを話しなさい」
コリンは王黎の退席を認めず、かといってロジャーらをたしなめることもなく、ただ王黎に語ることを要求するだけだった。コリンのその対応はどうかと思うが、馬鹿ではないならロジャーらも多少は口をつぐんでくれるだろう。
「クォンとラルーカ、彼らが住んでいたフォスニアで言い伝えられている魂の話を聞きました。闇の神様ヤオディミスが魂を作り、生き物が肉の器、つまり身体を作り、光の神様カオディリヒスが魂を身体に入れる。この世界に生きとし生けるものはそうやって生まれて存在しているのだそうです。また、フォスニアを建国した初代女王ザンドラは、闇の神様ヤオディミスから力を授かったそうです」
「ヤオディミスが魂を作り、カオディリヒスが魂を入れる? フォスニアは建国当時からヤオディミスと深く関わっているのか」
「ヤオディミスを信仰しているフォスニアらしい作り話だ。そうやってヤオディミスの価値を高め、よからぬことを国全体で企んでいるのだろう」
興味深そうな反応を示したのは焦げ茶の髪の幹部操言士マティアス。嘘だとは言わないが憶測でフォスニアを貶めたのはジャックだった。
「彼らは塔の中から出られませんが、塔の外のことを知る手段はあるそうです。約一年前に、フォスニアの王が殺されたという事実を教えてくれました」
「フォスニアの王が殺された?」
「サーディアと戦争でもしたのか」
「いや、クーデターじゃないのか。ヤオディミスの力を使って何かしたに違いない」
ヘススたち年嵩の幹部操言士たちの表情に一種の焦りが浮かぶ。始海の塔については半信半疑なのだろうが、他国の情勢となるとさすがに軽視はできないようだ。
「それからラルーカは、怪魔についてひとつの仮説を教えてくれました。怪魔が魂を持っているのではないかと」
「どういうことですか」
コリンの目の色もにわかに変わる。王黎は幹部操言士たちの反応に構わず続けた。
「怪魔が霧散する時、霧になって消えていくように見えている怪魔の身体は、実は魂ではないか。普通の生物の肉の器ではそんな風に消えることはあり得ないからと。操言の力が怪魔を斃すのに有効なのも、操言の力が魂に宿るもの、つまり魂と関わりの深い力だから。逆説的に考えて、怪魔は魂を持っているのだろうと」
「魂! 魂! 魂! それがどうした! 自分が魂だけとかいう存在だからそんな不確かなものを……そうか、フォスニアはヤオディミスと魂を信仰しているのだな。危険な国だ。カオディリヒスに守られたオリジーアを滅ぼそうと企んでいるに違いない!」
うっとうしそうに叫ぶロジャーに王黎は閉口した。
フォスニアが何を信仰しているだとかフォスニアがオリジーアを滅ぼすだとか、そんなことは一言も口にしていない。それなのにロジャーはそちらへ話をふくらます。操言士だけあって想像力が豊かだ。まるで稚拙な想像だが。
その口を黙らせるために操言の力を使ってやろうか――そんな不穏なことを王黎は考えたが、ふとコリンの目の奥がきらりと光ったのを見て思いとどまった。
「王黎、その始海の塔への往路、および港町ウダへの復路について説明なさい」
コリンから問われて王黎はありのままに答えた。
「まず往路は、ゼルヴァイス城の城主にお借りした船に乗りました。ところが始海の塔に向かう途中で嵐に遭い、僕ら旅の仲間は全員海に投げ出されました。さいわい、僕らはなんとかラッツ半島にたどり着けましたが、ゼルヴァイスの船と乗組員たちは始海の塔にたどり着くことはできず、ゼルヴァイスに引き返したそうです。そのため始海の塔に入ったのは僕ら旅のメンバーだけです。そして復路ですが、塔が持つ超常の力によって用意された船に乗り、その超常の力で動く船が僕らを港町ウダまで運んでくれました」
「帰りのその船はどうしたのです」
「ウダに到着するなり勝手に海へ出ていきました。ちなみに僕ら以外の乗組員はいませんでした」
「無人の船がひとりでに動いたということですか」
「そうです」
「あり得ん! 馬鹿馬鹿しい!」
順番に叫ぶという盟約でも結んでいるのか、今度はハゲ頭のロジャーではなく口髭のヘススが唾を飛ばした。どんな感想を抱いてくれてもいいがいちいち声に出すのはこの場が終わってからにしてくれと、王黎はげんなりした。コリンが嘘偽りなく話せと言うから素直に嘘偽りなく事実を述べているにすぎないのに。団長直々にこの場で求められなければ、すっかり視野の狭まった頭の固い幹部操言士たちにこんな話はしないのに。
そんな王黎の心情を察しているのかいないのか、コリンは念押しのように問うた。
「それで、始海の塔から港町ウダに行ったあなた方は祈聖石巡礼の旅を継続した、というわけですね」
「そうです。まさかポーレンヌで怪魔襲撃騒ぎが起きるとは思いませんでしたが」
「次はその話です。あなたがポーレンヌ城下町で見聞きした怪魔襲撃に関することを話しなさい」
コリンは感想を述べることもなく、淡々と王黎から話を聞き出した。
「音の街ラフーアが怪魔に襲われた晩、紀更が笛の音を聞きました。その笛の主はラフーアの操言士ローベル……裏切りの操言士となった彼でした。ポーレンヌのあの夜も笛の音が聞こえると紀更が言って、僕らはその音の方向へ向かいました。そこでローベルの仲間と思われる男が怪魔を出現させる瞬間を目撃し、これを殲滅。しかしながらローベルらには逃げられました」
「裏切りの操言士とその仲間についてわかったことは? 彼らは何か言いましたか」
「ローベルの仲間と思われる人間は二人いました。一人は男で名前を馬龍。自ら操言士だと名乗りました。もう一人は女でアンジャリと呼ばれていました。そして自分たちを〝ピラーオルド〟……世界の柱のゆがみを憎み、新たな柱を望んで闇神様の下に集いし者と称していました」
「ピラーオルド……」
その組織の名を、コリンは確認するように声に出した。
「怪魔襲撃騒ぎの翌日、ポーレンヌの操言士が行方不明になっていることが発覚したわけですが、馬龍たちは数が足りないだとか、いざとなれば見習いでも構わないだとか、そういった会話をしていました。おそらく彼らピラーオルドは、操言士誘拐を目的に動いていると考えられます」
「操言士誘拐を目的に?」
「いったい何のためだ?」
数名の幹部たちが顔色を青くする。
「以上です」
王黎はきっぱりと言い切り、コリンの次の言葉を待った。
幹部たちは小声でざわめいているがコリンは黙している。
口を開いたのは黒髪の女性操言士玲白だった。
「コリン団長、始海の塔のことはさておき、裏切りの操言士ローベルと彼が所属しているピラーオルドという組織。その存在と操言士誘拐事件は国を揺るがす一大事ではないでしょうか。国を支え、人々の生活に欠かせない操言士たちが誘拐されるなど国の崩壊につながる恐れのある事態です。急ぎ対策をとるべきです」
玲白の発言を契機に、幹部操言士たちはそれぞれの意見を述べ始めた。
「馬鹿げている。そんなわけあるか」
「彼らの見た目は生きている人間と大差ありません。ですが彼らは足音もなく、その手でティーポットにふれることもできない。彼らの手がティーポットをさわろうとしてすり抜けるところを確かに見ました」
「ふん、嘘に嘘を重ねる気か」
「そんなほら話、信じるのは子供くらいだ」
ロジャーだけでなくヘススやレオンも王黎を嘘つき扱いする。
そんな幹部操言士の態度に飽き飽きして、王黎はコリンを呼んだ。
「コリン団長、僕は何ひとつ嘘を申し上げていません。お聞きになる気がないのなら退席したいと思います」
場が不自然に静まり返る。
話を聞かせろと言われたので正直に丁寧に話しているにもかかわらず、話す端から嘘扱いされたのでは話す意味がない。話の腰を折らずに黙してずっと耳をかたむけてくれている幹部操言士もいるが、それは年齢が四十台の、幹部の中では若い方の操言士たちだ。ロジャーらのように五十、六十を超えた年嵩の幹部操言士たちは最年少師範の王黎をもとより快く思っておらず、王黎が何を言っても気に食わないようだ。
そのような態度をとられるのは今に始まったことではないので割り切ってはいるが、やはりいい気持ちはしない。聞く気がないのなら尋ねないでほしいものだ。
「退席は許しません。嘘偽りなく続きを話しなさい」
コリンは王黎の退席を認めず、かといってロジャーらをたしなめることもなく、ただ王黎に語ることを要求するだけだった。コリンのその対応はどうかと思うが、馬鹿ではないならロジャーらも多少は口をつぐんでくれるだろう。
「クォンとラルーカ、彼らが住んでいたフォスニアで言い伝えられている魂の話を聞きました。闇の神様ヤオディミスが魂を作り、生き物が肉の器、つまり身体を作り、光の神様カオディリヒスが魂を身体に入れる。この世界に生きとし生けるものはそうやって生まれて存在しているのだそうです。また、フォスニアを建国した初代女王ザンドラは、闇の神様ヤオディミスから力を授かったそうです」
「ヤオディミスが魂を作り、カオディリヒスが魂を入れる? フォスニアは建国当時からヤオディミスと深く関わっているのか」
「ヤオディミスを信仰しているフォスニアらしい作り話だ。そうやってヤオディミスの価値を高め、よからぬことを国全体で企んでいるのだろう」
興味深そうな反応を示したのは焦げ茶の髪の幹部操言士マティアス。嘘だとは言わないが憶測でフォスニアを貶めたのはジャックだった。
「彼らは塔の中から出られませんが、塔の外のことを知る手段はあるそうです。約一年前に、フォスニアの王が殺されたという事実を教えてくれました」
「フォスニアの王が殺された?」
「サーディアと戦争でもしたのか」
「いや、クーデターじゃないのか。ヤオディミスの力を使って何かしたに違いない」
ヘススたち年嵩の幹部操言士たちの表情に一種の焦りが浮かぶ。始海の塔については半信半疑なのだろうが、他国の情勢となるとさすがに軽視はできないようだ。
「それからラルーカは、怪魔についてひとつの仮説を教えてくれました。怪魔が魂を持っているのではないかと」
「どういうことですか」
コリンの目の色もにわかに変わる。王黎は幹部操言士たちの反応に構わず続けた。
「怪魔が霧散する時、霧になって消えていくように見えている怪魔の身体は、実は魂ではないか。普通の生物の肉の器ではそんな風に消えることはあり得ないからと。操言の力が怪魔を斃すのに有効なのも、操言の力が魂に宿るもの、つまり魂と関わりの深い力だから。逆説的に考えて、怪魔は魂を持っているのだろうと」
「魂! 魂! 魂! それがどうした! 自分が魂だけとかいう存在だからそんな不確かなものを……そうか、フォスニアはヤオディミスと魂を信仰しているのだな。危険な国だ。カオディリヒスに守られたオリジーアを滅ぼそうと企んでいるに違いない!」
うっとうしそうに叫ぶロジャーに王黎は閉口した。
フォスニアが何を信仰しているだとかフォスニアがオリジーアを滅ぼすだとか、そんなことは一言も口にしていない。それなのにロジャーはそちらへ話をふくらます。操言士だけあって想像力が豊かだ。まるで稚拙な想像だが。
その口を黙らせるために操言の力を使ってやろうか――そんな不穏なことを王黎は考えたが、ふとコリンの目の奥がきらりと光ったのを見て思いとどまった。
「王黎、その始海の塔への往路、および港町ウダへの復路について説明なさい」
コリンから問われて王黎はありのままに答えた。
「まず往路は、ゼルヴァイス城の城主にお借りした船に乗りました。ところが始海の塔に向かう途中で嵐に遭い、僕ら旅の仲間は全員海に投げ出されました。さいわい、僕らはなんとかラッツ半島にたどり着けましたが、ゼルヴァイスの船と乗組員たちは始海の塔にたどり着くことはできず、ゼルヴァイスに引き返したそうです。そのため始海の塔に入ったのは僕ら旅のメンバーだけです。そして復路ですが、塔が持つ超常の力によって用意された船に乗り、その超常の力で動く船が僕らを港町ウダまで運んでくれました」
「帰りのその船はどうしたのです」
「ウダに到着するなり勝手に海へ出ていきました。ちなみに僕ら以外の乗組員はいませんでした」
「無人の船がひとりでに動いたということですか」
「そうです」
「あり得ん! 馬鹿馬鹿しい!」
順番に叫ぶという盟約でも結んでいるのか、今度はハゲ頭のロジャーではなく口髭のヘススが唾を飛ばした。どんな感想を抱いてくれてもいいがいちいち声に出すのはこの場が終わってからにしてくれと、王黎はげんなりした。コリンが嘘偽りなく話せと言うから素直に嘘偽りなく事実を述べているにすぎないのに。団長直々にこの場で求められなければ、すっかり視野の狭まった頭の固い幹部操言士たちにこんな話はしないのに。
そんな王黎の心情を察しているのかいないのか、コリンは念押しのように問うた。
「それで、始海の塔から港町ウダに行ったあなた方は祈聖石巡礼の旅を継続した、というわけですね」
「そうです。まさかポーレンヌで怪魔襲撃騒ぎが起きるとは思いませんでしたが」
「次はその話です。あなたがポーレンヌ城下町で見聞きした怪魔襲撃に関することを話しなさい」
コリンは感想を述べることもなく、淡々と王黎から話を聞き出した。
「音の街ラフーアが怪魔に襲われた晩、紀更が笛の音を聞きました。その笛の主はラフーアの操言士ローベル……裏切りの操言士となった彼でした。ポーレンヌのあの夜も笛の音が聞こえると紀更が言って、僕らはその音の方向へ向かいました。そこでローベルの仲間と思われる男が怪魔を出現させる瞬間を目撃し、これを殲滅。しかしながらローベルらには逃げられました」
「裏切りの操言士とその仲間についてわかったことは? 彼らは何か言いましたか」
「ローベルの仲間と思われる人間は二人いました。一人は男で名前を馬龍。自ら操言士だと名乗りました。もう一人は女でアンジャリと呼ばれていました。そして自分たちを〝ピラーオルド〟……世界の柱のゆがみを憎み、新たな柱を望んで闇神様の下に集いし者と称していました」
「ピラーオルド……」
その組織の名を、コリンは確認するように声に出した。
「怪魔襲撃騒ぎの翌日、ポーレンヌの操言士が行方不明になっていることが発覚したわけですが、馬龍たちは数が足りないだとか、いざとなれば見習いでも構わないだとか、そういった会話をしていました。おそらく彼らピラーオルドは、操言士誘拐を目的に動いていると考えられます」
「操言士誘拐を目的に?」
「いったい何のためだ?」
数名の幹部たちが顔色を青くする。
「以上です」
王黎はきっぱりと言い切り、コリンの次の言葉を待った。
幹部たちは小声でざわめいているがコリンは黙している。
口を開いたのは黒髪の女性操言士玲白だった。
「コリン団長、始海の塔のことはさておき、裏切りの操言士ローベルと彼が所属しているピラーオルドという組織。その存在と操言士誘拐事件は国を揺るがす一大事ではないでしょうか。国を支え、人々の生活に欠かせない操言士たちが誘拐されるなど国の崩壊につながる恐れのある事態です。急ぎ対策をとるべきです」
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