6 / 8
私の婚約者 ~アルベルト殿下~
しおりを挟む
昨日のお父さまから聞いた内容を整理し、今日もこの世界の情報を整理する。
この世界のことはまだ分からない事だらけだ。
「お嬢様、紅茶をお持ちいたしました。また言われていた本についてもこちらに置いておきます。他に必要なものはございますか?」
「ええ。十分だわ。ありがとう」
お礼を言った瞬間、侍女がギョっとしたような顔を向ける。
今までの私は、この家の使用人に嫌われているようなので、お礼を言っただけで驚かれてしまうらしい……ヤバすぎる。
このままだとゲーム通りに断罪エンドにどんどん近づいている気がするので、使用人たちへの好感度アップ作戦もそのうち考えなければならない……。
「リディアお嬢様、アルベルト殿下がいらっしゃいました。応接室でお待ちです」
「でんか?」
別の侍女が私を呼びに来る。
でんか? 殿下って王家の人⁉ なんで私に⁇
それにアルベルトってどこかで聞いたような?
頭の中がハテナでいっぱいになりながらも、侍女に言われるまま部屋を出て、殿下が居るであろう扉を開けてもらうと、ソファにちょこんと座るなんともちんまい幼児が。
「おい! 第三おうじのこの僕を待たせるとはいい度胸だな!」
「…………」
そこには可愛らしいお人形さんのような幼児がいた。いや私も幼女なんだけど。
応接間の豪華なソファに寝っ転がるように腰掛け、ほっぺを可愛らしくふくらましプンプン怒っているようだけど、美少年ショタすぎて全然怖くないし、むしろ可愛い。
この顔どこかで……って、攻略対象のアルベルト様だ……!
そして私を大勢の前で断罪した人じゃん!
ゲームの中ではこの人は『完璧王子』ポジションだった気がするので、今のこのふくふくほっぺの傲慢ショタからどんな風に完璧王子に育つのだろう……と不思議に思い過去の記憶を頑張って掘り起こす。
……そうだ思い出した!
ゲームの十六歳の姿では完璧な王子様のアルベルト様は、そういえば『幼少期はワガママ放題』だったという設定があった気がする……!
たしかワガママのアルベルト様はリディアと婚約して自分よりワガママなリディアを見て、ドン引きして自分の性格を改めたという回想シーンがあった気がする……。
そこからは、改心というかワガママを辞めたアルベルト様は剣術や帝王学、王族のあれやこれを学んで絵本の中の王子様のように立派に成長する。
しかし、さらに成長しゲームの舞台である魔法学園に入学する頃には、
「僕は努力しても兄を超えられない……それどころか、第三王子だから生まれた時から期待もされていない……はじめから努力するだけ無駄だったんだ……」
という完璧王子を装いながらもその中身は劣等感と無気力で構成されたなかなかヤバいキャラクターだった。
ユーザーの間でもあだ名は『メンヘラ王子』で、彼のカウンセリング……もとい攻略はなかなか大変だったような気がする……。
「おい、このボクをむしとはいい度胸だな!」
王子というより王様のような彼も五年後くらいには立派な紳士になっているのだからゲームってすごい。
きっと幼い彼なりにプレッシャーや王族の厳しい教育の中、色々思うところがあるのだろうな……。
心はアラサーの私的には子供が辛い目にあう作品はもう見ていられないから、今は優しくしてげよう……と思う反面、コイツ普通にゲームの中では悪役令嬢を率先して吊るし上げていたし、何なら私という幼い頃からの婚約者が居るのに普通にヒロインと恋仲になるとかよく考えたら浮気では?
それによくよく考えたら、ヒロインをいじめてたみたいな理由で処刑するのはやりすぎでしょ!
なんかそう思うと今のこの王様のような態度も腹立ってきたな……?
そもそも一国の王子とかいう実家極太な生まれで人生イージーモードのくせに「努力しても誰も見てくれない」って甘えすぎでは?
そもそもその努力すらできないお金や親のバックアップがないとできない貴族社会の頂点に立つ癖によく言えたもんだな!
「まったく! こんなのがこんやくしゃなんて先がおもいやられるな!」
「……この人とけっこん……?」
そこで私はふと名案を思い付いた。
この人と結婚するのはご免こうむりたいが、嫌われて処刑エンドは避けたい。
それにゲームのシナリオ通りにヒロインに奪われるのもなんか癪だ。ゲームのように聴衆の前で「君との婚約を破棄する!」とドヤ顔で言われたら張っ倒したくなるだろうし。
じゃあ、私がこの人にピッタリの結婚相手を探してあげればいいのでは?
そうすれば、王子に関しては「嫁を紹介してくれた恩人」として悪いようにはならないだろうし、世間からも「王子のためを思って相応しい女性を紹介し、自ら身を引いた健気なご令嬢」となるのでは?
前世の私は結婚相談所に入会し、散々お見合いしてきたし、その相談所のカウンセラーさんがどんな仕事をやっているかなんとなくだけど分かる。
ここは私がなんちゃって結婚相談所みたいなことをして王子に合うお相手を探してあげよう! というかこれってワンチャン商売にできないかな?
そして、もしゲームの強制力かなんかで私が処刑されそうになったら、その商売で得たお金で逃亡でもしよう!
それにそうすれば学園に行かずして、王家の縁結びに関われることができて、妖精王ルーファス様に会えるのでは⁉
そうと決まればこの横暴幼児との面会だって無駄にできないよね!
前世の私は王子が推しだった訳ではないので、この人とこれから何十年も付き合っていなかいといけないのかと思うと気が滅入ってしまうが、この機会を無駄にしないように私の将来の結婚相談所経営のために数年かけて練習台になってもらおうじゃないか!
これは仕事でいう一大プロジェクトだ! めざせ仲人!
「おい! さっきからなにをぶつぶついっている!」
「……もうしわけございませんわ」
「……おい、このあいだのごうまんなたいどはどうした? ぐあいでもわるいのか?」
そんなに小さいのに「傲慢」なんて言葉知ってるの偉いねぇ~と、褒めたくなるところをグッと堪える。
傲慢な態度に関しては王子の方が傲慢では? と思ったけど、そういえば私ってついこの間まで我儘お嬢様だったことを思い出す。
「ぐあいがわるいときはおへやからでちゃダメなんだぞ?」
ぐぬぬ! 可愛い!
偉そうだけどにじみ出る育ちの良さ! そして上に立つ者としての心使い!
この可愛い幼児のやり取りに後ろに控えている王子の従者と私の使用人の方々も思わずニヨニヨしてしまっている。
「……たいちょうはもんだいございませんわ。しんぱいしていただきありがとうございます」
「そうか、なにかあったらいうのだぞ!」
「おこころずかい、いたみいいります……それよりアルベルトさまのこのみのタイプをしりたいですわ」
「このみのたいぷぅ?」
この幼児なのにやけに丁寧な言葉使いで会話しているせいなのか、王子の従者がブッと吹き出すのを感じる。
私も普通に喋っているつもりだけど、口が回らずなんともあざとい喋り方になっていしまう。
「このみのタイプとはなんだ?」
「えっと、」
「なんでそんなこと知りたいんだ? しってどうする?」
「アルベルトさまにふさわしいじょせいになりたくて……」
「なぜだ?」
なぜとは? そりゃ婚約者だからでは?
と、お互いがキョトンとする中、私はうっすらとゲームのシナリオを思い出す。
あぁそうか、たしか王子ルートでは
「王族たるもの親が決めた婚約者と結婚するのは当たり前。そこに自分の意志や感情は無い」
というセリフがあった気がする……。
ということは、お互い『相手に好かれたい』という感情を持つもとすら疑問なのかな?
「……先日、お父さまに王家の縁結びについてお聞きしました。だからアルベルトさまのことも知りたいのです。わたしはせけん知らずです。だからたくさん学ぶのです」
「学びはいいことだ! わたしもべんきょうはたくさんしているぞ! そうだな、わたしはかしこい人がすきだ! わたしの兄上にように!」
「おにいさま?」
「そうだ! わたしには兄上が二人いるのだ! いちばん上の兄上はいずれ国王になるのだ! その下のロベルト兄さまもすごいのぞ! でもまだこんやくしゃが居ないんだ……なのにわたしの方がさきにこんやくしゃを……」
「こんやくしゃがいない?」
「ロベルト兄さまは楽しいことがすきだ。だからそれにみあう『そうめいで楽しい』人がいいと、こんやくしゃをつくらないのだ。だからわたしにこんやくしゃができて、いろいろたいへんなのだ」
「なるほど?」
なるほど……などと言ってみたがよく分からん。
ゲームだと第二王子のロベルト様なんて出てきてたかな?
まぁ幼児の言うことだからわからないのは仕方ないとして、幼児なりに『色々大変』と言うくらいだから大人からの重圧とか色々あるんだろうな……。
「きょうはもうかえる……お兄さまの話をしなたらあいたくなった」
そう言って来て早々嵐のように帰っていく、ちんまい婚約者様を「何しに来たんだ」と思いながらも笑顔で見送り、私はまた情報を整理し、王子の好みのタイプを聞き出す作戦を考えるのであった。
この世界のことはまだ分からない事だらけだ。
「お嬢様、紅茶をお持ちいたしました。また言われていた本についてもこちらに置いておきます。他に必要なものはございますか?」
「ええ。十分だわ。ありがとう」
お礼を言った瞬間、侍女がギョっとしたような顔を向ける。
今までの私は、この家の使用人に嫌われているようなので、お礼を言っただけで驚かれてしまうらしい……ヤバすぎる。
このままだとゲーム通りに断罪エンドにどんどん近づいている気がするので、使用人たちへの好感度アップ作戦もそのうち考えなければならない……。
「リディアお嬢様、アルベルト殿下がいらっしゃいました。応接室でお待ちです」
「でんか?」
別の侍女が私を呼びに来る。
でんか? 殿下って王家の人⁉ なんで私に⁇
それにアルベルトってどこかで聞いたような?
頭の中がハテナでいっぱいになりながらも、侍女に言われるまま部屋を出て、殿下が居るであろう扉を開けてもらうと、ソファにちょこんと座るなんともちんまい幼児が。
「おい! 第三おうじのこの僕を待たせるとはいい度胸だな!」
「…………」
そこには可愛らしいお人形さんのような幼児がいた。いや私も幼女なんだけど。
応接間の豪華なソファに寝っ転がるように腰掛け、ほっぺを可愛らしくふくらましプンプン怒っているようだけど、美少年ショタすぎて全然怖くないし、むしろ可愛い。
この顔どこかで……って、攻略対象のアルベルト様だ……!
そして私を大勢の前で断罪した人じゃん!
ゲームの中ではこの人は『完璧王子』ポジションだった気がするので、今のこのふくふくほっぺの傲慢ショタからどんな風に完璧王子に育つのだろう……と不思議に思い過去の記憶を頑張って掘り起こす。
……そうだ思い出した!
ゲームの十六歳の姿では完璧な王子様のアルベルト様は、そういえば『幼少期はワガママ放題』だったという設定があった気がする……!
たしかワガママのアルベルト様はリディアと婚約して自分よりワガママなリディアを見て、ドン引きして自分の性格を改めたという回想シーンがあった気がする……。
そこからは、改心というかワガママを辞めたアルベルト様は剣術や帝王学、王族のあれやこれを学んで絵本の中の王子様のように立派に成長する。
しかし、さらに成長しゲームの舞台である魔法学園に入学する頃には、
「僕は努力しても兄を超えられない……それどころか、第三王子だから生まれた時から期待もされていない……はじめから努力するだけ無駄だったんだ……」
という完璧王子を装いながらもその中身は劣等感と無気力で構成されたなかなかヤバいキャラクターだった。
ユーザーの間でもあだ名は『メンヘラ王子』で、彼のカウンセリング……もとい攻略はなかなか大変だったような気がする……。
「おい、このボクをむしとはいい度胸だな!」
王子というより王様のような彼も五年後くらいには立派な紳士になっているのだからゲームってすごい。
きっと幼い彼なりにプレッシャーや王族の厳しい教育の中、色々思うところがあるのだろうな……。
心はアラサーの私的には子供が辛い目にあう作品はもう見ていられないから、今は優しくしてげよう……と思う反面、コイツ普通にゲームの中では悪役令嬢を率先して吊るし上げていたし、何なら私という幼い頃からの婚約者が居るのに普通にヒロインと恋仲になるとかよく考えたら浮気では?
それによくよく考えたら、ヒロインをいじめてたみたいな理由で処刑するのはやりすぎでしょ!
なんかそう思うと今のこの王様のような態度も腹立ってきたな……?
そもそも一国の王子とかいう実家極太な生まれで人生イージーモードのくせに「努力しても誰も見てくれない」って甘えすぎでは?
そもそもその努力すらできないお金や親のバックアップがないとできない貴族社会の頂点に立つ癖によく言えたもんだな!
「まったく! こんなのがこんやくしゃなんて先がおもいやられるな!」
「……この人とけっこん……?」
そこで私はふと名案を思い付いた。
この人と結婚するのはご免こうむりたいが、嫌われて処刑エンドは避けたい。
それにゲームのシナリオ通りにヒロインに奪われるのもなんか癪だ。ゲームのように聴衆の前で「君との婚約を破棄する!」とドヤ顔で言われたら張っ倒したくなるだろうし。
じゃあ、私がこの人にピッタリの結婚相手を探してあげればいいのでは?
そうすれば、王子に関しては「嫁を紹介してくれた恩人」として悪いようにはならないだろうし、世間からも「王子のためを思って相応しい女性を紹介し、自ら身を引いた健気なご令嬢」となるのでは?
前世の私は結婚相談所に入会し、散々お見合いしてきたし、その相談所のカウンセラーさんがどんな仕事をやっているかなんとなくだけど分かる。
ここは私がなんちゃって結婚相談所みたいなことをして王子に合うお相手を探してあげよう! というかこれってワンチャン商売にできないかな?
そして、もしゲームの強制力かなんかで私が処刑されそうになったら、その商売で得たお金で逃亡でもしよう!
それにそうすれば学園に行かずして、王家の縁結びに関われることができて、妖精王ルーファス様に会えるのでは⁉
そうと決まればこの横暴幼児との面会だって無駄にできないよね!
前世の私は王子が推しだった訳ではないので、この人とこれから何十年も付き合っていなかいといけないのかと思うと気が滅入ってしまうが、この機会を無駄にしないように私の将来の結婚相談所経営のために数年かけて練習台になってもらおうじゃないか!
これは仕事でいう一大プロジェクトだ! めざせ仲人!
「おい! さっきからなにをぶつぶついっている!」
「……もうしわけございませんわ」
「……おい、このあいだのごうまんなたいどはどうした? ぐあいでもわるいのか?」
そんなに小さいのに「傲慢」なんて言葉知ってるの偉いねぇ~と、褒めたくなるところをグッと堪える。
傲慢な態度に関しては王子の方が傲慢では? と思ったけど、そういえば私ってついこの間まで我儘お嬢様だったことを思い出す。
「ぐあいがわるいときはおへやからでちゃダメなんだぞ?」
ぐぬぬ! 可愛い!
偉そうだけどにじみ出る育ちの良さ! そして上に立つ者としての心使い!
この可愛い幼児のやり取りに後ろに控えている王子の従者と私の使用人の方々も思わずニヨニヨしてしまっている。
「……たいちょうはもんだいございませんわ。しんぱいしていただきありがとうございます」
「そうか、なにかあったらいうのだぞ!」
「おこころずかい、いたみいいります……それよりアルベルトさまのこのみのタイプをしりたいですわ」
「このみのたいぷぅ?」
この幼児なのにやけに丁寧な言葉使いで会話しているせいなのか、王子の従者がブッと吹き出すのを感じる。
私も普通に喋っているつもりだけど、口が回らずなんともあざとい喋り方になっていしまう。
「このみのタイプとはなんだ?」
「えっと、」
「なんでそんなこと知りたいんだ? しってどうする?」
「アルベルトさまにふさわしいじょせいになりたくて……」
「なぜだ?」
なぜとは? そりゃ婚約者だからでは?
と、お互いがキョトンとする中、私はうっすらとゲームのシナリオを思い出す。
あぁそうか、たしか王子ルートでは
「王族たるもの親が決めた婚約者と結婚するのは当たり前。そこに自分の意志や感情は無い」
というセリフがあった気がする……。
ということは、お互い『相手に好かれたい』という感情を持つもとすら疑問なのかな?
「……先日、お父さまに王家の縁結びについてお聞きしました。だからアルベルトさまのことも知りたいのです。わたしはせけん知らずです。だからたくさん学ぶのです」
「学びはいいことだ! わたしもべんきょうはたくさんしているぞ! そうだな、わたしはかしこい人がすきだ! わたしの兄上にように!」
「おにいさま?」
「そうだ! わたしには兄上が二人いるのだ! いちばん上の兄上はいずれ国王になるのだ! その下のロベルト兄さまもすごいのぞ! でもまだこんやくしゃが居ないんだ……なのにわたしの方がさきにこんやくしゃを……」
「こんやくしゃがいない?」
「ロベルト兄さまは楽しいことがすきだ。だからそれにみあう『そうめいで楽しい』人がいいと、こんやくしゃをつくらないのだ。だからわたしにこんやくしゃができて、いろいろたいへんなのだ」
「なるほど?」
なるほど……などと言ってみたがよく分からん。
ゲームだと第二王子のロベルト様なんて出てきてたかな?
まぁ幼児の言うことだからわからないのは仕方ないとして、幼児なりに『色々大変』と言うくらいだから大人からの重圧とか色々あるんだろうな……。
「きょうはもうかえる……お兄さまの話をしなたらあいたくなった」
そう言って来て早々嵐のように帰っていく、ちんまい婚約者様を「何しに来たんだ」と思いながらも笑顔で見送り、私はまた情報を整理し、王子の好みのタイプを聞き出す作戦を考えるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
わがままな婚約者はお嫌いらしいので婚約解消を提案してあげたのに、反応が思っていたのと違うんですが
水谷繭
恋愛
公爵令嬢のリリアーヌは、婚約者のジェラール王子を追いかけてはいつも冷たくあしらわれていた。
王子の態度に落ち込んだリリアーヌが公園を散策していると、転んで頭を打ってしまう。
数日間寝込むはめになったリリアーヌ。眠っている間に前世の記憶が流れ込み、リリアーヌは今自分がいるのは前世で読んでいたWeb漫画の世界だったことに気づく。
記憶を思い出してみると冷静になり、あれだけ執着していた王子をどうしてそこまで好きだったのかわからなくなる。
リリアーヌは王子と婚約解消して、新しい人生を歩むことを決意するが……
◆表紙はGirly Drop様からお借りしました
◇小説家になろうにも掲載しています
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?
ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」
バシッ!!
わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。
目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの?
最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故?
ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない……
前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた……
前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。
転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
悪役令嬢としての役割、立派に努めて見せましょう〜目指すは断罪からの亡命の新しいルート開発です〜
水月華
恋愛
レティシア・ド・リュシリューは婚約者と言い争いをしている時に、前世の記憶を思い出す。
そして自分のいる世界が、大好きだった乙女ゲームの“イーリスの祝福”の悪役令嬢役であると気がつく。
母親は早くに亡くし、父親には母親が亡くなったのはレティシアのせいだと恨まれ、兄には自分より優秀である為に嫉妬され憎まれている。
家族から冷遇されているため、ほとんどの使用人からも冷遇されている。
そんな境遇だからこそ、愛情を渇望していた。
淑女教育にマナーに、必死で努力したことで第一王子の婚約者に選ばれるが、お互いに中々歩み寄れずにすれ違ってしまう。
そんな不遇な少女に転生した。
レティシアは、悪役令嬢である自分もヒロインも大好きだ。だからこそ、ヒロインが本当に好きな人と結ばれる様に、悪役令嬢として立ち回ることを決意する。
目指すは断罪後に亡命し、新たな人生をスタートさせること。
前世の記憶が戻った事で、家族のクズっぷりを再認識する。ならば一緒に破滅させて復讐しようとレティシアには2つの目標が出来る。
上手く計画に沿って悪役令嬢を演じているはずが、本人が気が付かないところで計画がバレ、逆にヒロインと婚約者を含めた攻略対象者達に外堀を埋められる⁉︎
更に家族が改心して、望んでいない和解もさせられそうになるレティシアだが、果たして彼女は幸せになれるのか⁉︎
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる