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1話 転生
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私は生粋の腐女子だ。かなり自覚はあった、クラスの男子同士の距離が近ければ萌えるし妄想できる。同人誌だって数え切れないほどある。電子だって漁りまくってた程にだ。
今日もアニメ○トで新刊を買って家で満喫する予定だった。都会って信号多いし辛いぜ、そう思いながら歩いてたら車に轢かれた。
その瞬間今までの事が勢いよく流れてきた、あ~これが走馬灯かぁ…死ぬんだな私。
くそぉ…彼氏出来てから死にたかったな。
…ん??生きてる?私は戸惑いを隠せなかった。何故か自分の部屋にいる。BL本もあるしグッズ諸々もある、確かに私の部屋だ。車に轢かれたけど助かった…のか?ま、起きちゃったし学校行くか…。。
私は洗面所で顔を洗おうとした。でも鏡に映ってるのは男の顔だ。結構綺麗な二重で鼻筋も通ってる可愛い顔、それに身長は166cmくらいかな…でもオーラがない…
いくら見ても私の容姿はない。困惑。
まぁ…私も馬鹿みたく漫画を読み漁ってる訳ですからぁ…なんとなく想像は着いた。目の前に映ってるのは自分だって。
どこの世界の住民よりも理解力があると自分でも思う。でも…
「それにしてもオーラがない…」
私は以前腐女子だった為男の子に転生できたのは嬉しかったりもする。
まぁ、自分がそういう対象になるのは心底嫌ですけども…。
リビングに行けばお母さん、お父さんらしき人がいた。
「奏、今日はバース性検査だから遅刻しないようにね」
お母さん(らしき人)は言った。
「奏?奏聞いてるの??」
…この世界での私の名前は花木奏(はなぎそう)なのか反応が遅れてしまったじゃないか。
「分かってるよお母さん」
いや、全く知らない。勘がいいからな私は。話を合わせることができるのさ!!自分の中でめっちゃドヤ顔をした。
前世で腐女子だった私はバース性検査と聞いて直ぐにこの世界が、オメガバースの世界だって理解した。αとΩが番になるっていう…あまりオメガバース系は読んでなかったからそこまで詳しくないけどまぁ、大丈夫だろう。
鏡で見た顔は中々に顔がいいと思うが、これと言った華やかさ、特徴がない。つまりオーラが皆無なのだ。
これはβだろう、そう思った。
バース性検査が終わり貰った資料には「β」と書いてあった。
驚かなかった。それに私自身、こういうのは見る方が楽しい。自分の身に起きて欲しくないから、これで良かったと思ってる。
「奏、バース性検査の結果どうだった??」
そう言いながら私に近づいてきたのは、水上飛翔(みずかみかける)
「わ、俺はβだった」
危ねぇ…私って言いそうになった。これから俺って言おう…
「奏はβか俺はαだったよ」
「へ~将来安泰じゃん」
「めっちゃ興味無いのな笑」
まぁな…お、俺は腐女子ではあったが自分中心になるのはくそほど嫌だから知りたくもないからなぁ。
ただ好きなのは変わらんからみんなのイチャイチャ見せてくれよとは思ってる。
今日もアニメ○トで新刊を買って家で満喫する予定だった。都会って信号多いし辛いぜ、そう思いながら歩いてたら車に轢かれた。
その瞬間今までの事が勢いよく流れてきた、あ~これが走馬灯かぁ…死ぬんだな私。
くそぉ…彼氏出来てから死にたかったな。
…ん??生きてる?私は戸惑いを隠せなかった。何故か自分の部屋にいる。BL本もあるしグッズ諸々もある、確かに私の部屋だ。車に轢かれたけど助かった…のか?ま、起きちゃったし学校行くか…。。
私は洗面所で顔を洗おうとした。でも鏡に映ってるのは男の顔だ。結構綺麗な二重で鼻筋も通ってる可愛い顔、それに身長は166cmくらいかな…でもオーラがない…
いくら見ても私の容姿はない。困惑。
まぁ…私も馬鹿みたく漫画を読み漁ってる訳ですからぁ…なんとなく想像は着いた。目の前に映ってるのは自分だって。
どこの世界の住民よりも理解力があると自分でも思う。でも…
「それにしてもオーラがない…」
私は以前腐女子だった為男の子に転生できたのは嬉しかったりもする。
まぁ、自分がそういう対象になるのは心底嫌ですけども…。
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「奏、今日はバース性検査だから遅刻しないようにね」
お母さん(らしき人)は言った。
「奏?奏聞いてるの??」
…この世界での私の名前は花木奏(はなぎそう)なのか反応が遅れてしまったじゃないか。
「分かってるよお母さん」
いや、全く知らない。勘がいいからな私は。話を合わせることができるのさ!!自分の中でめっちゃドヤ顔をした。
前世で腐女子だった私はバース性検査と聞いて直ぐにこの世界が、オメガバースの世界だって理解した。αとΩが番になるっていう…あまりオメガバース系は読んでなかったからそこまで詳しくないけどまぁ、大丈夫だろう。
鏡で見た顔は中々に顔がいいと思うが、これと言った華やかさ、特徴がない。つまりオーラが皆無なのだ。
これはβだろう、そう思った。
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驚かなかった。それに私自身、こういうのは見る方が楽しい。自分の身に起きて欲しくないから、これで良かったと思ってる。
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危ねぇ…私って言いそうになった。これから俺って言おう…
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「へ~将来安泰じゃん」
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