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回帰後、お茶会
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何回かアレク様とお茶会をしたが、自分の気持ちと反対の事ばかり言ってしまう事を繰り返した。
「シア、今日の髪型とドレス、とっても似合ってるよ」
せっかく、アレク様が褒めてくださっているのに、私ときたら、こんな事言ってはダメだと言うのに。
「髪型とドレスを褒めていただいても、髪型はメイドがしたものです」
わーん、私のバカバカ、アレク様がせっかく褒めてくれたのに、私の口が、勝手に何てこと言うの。
無口の祝福のアレク様がせっかく、話してくださったのに。
お母様が言うように、早くアレク様に、ツンデレの事を言わないと、好きな方にだけと、だから嫌わないでと、言いたいのに言えない。
チラッとアレク様をみると、耳の後ろが赤い。私との会話で怒ってしまったのかしら?ああ、誰か助けて。
《シアどうしましたか?何かありましたか?》
❨その声は、美の女神オリビア様ですか?
私、本当は嬉しいのに、冷たい声であんなことを……。
素直にありがとうございますって言いたかったです❩
《なるほど、でも大丈夫そうですよ。
智の神ウロスが、好きな相手ほど冷たく言うのが、ツンデレと説明してるので、シアの受け答えに、あそこまで耳が赤いのです。
アレクの褒め方もいまいちですね。
やはり、今日の髪型は僕のためにお洒落してきてくれたんだね。
ステキだとか、ああアレクの祝福が無口でなかったら、女性を褒める言葉をレクチャー出来るのに、残念です。
とにかく、シア安心しなさい。
私達もあなた達が、意思疎通出来るように考えます》
❨ありがとうございます❩
アレク様の耳が赤いのは私の気持ちがわかっているから?え、反対に恥ずかしくなってきました。
その後は、二人で顔を赤くして無言でケーキを食べただけで終わりました。
ウロス様ツンデレは祝福ではないですと強く心に念じました。
アレク視点
智の神ウロス様が言われた通り、シアをよく観察してみると、冷たい言葉の後で、頬がピンクに変わっていた。
好きな人だけに、思っていることを素直に言えないのがツンデレの特性らしい。
裏を返せば、僕の事が好きって事だよね。祝福を貰う前のシアは素直で可愛かった。
婚約者だけど、一番の友達みたいな感覚だった。
祝福の日、ウロス様からツンデレの良さを聞かされた。
冷たい言葉を貰って悲しいのに、ツンデレの何が良いのかがさっぱりわからない。
でも、あらためてシアを見るとウロス様の言っていた良さが少しだけわかったような気がした。
僕の事が好きすぎるほど、素直になれない姿、でも目線がずっと僕を見てる。
シアが僕を好き。そう考えると顔が真っ赤になってきた。シアを見るとシアも真っ赤だ。
なんか、どうしたらいいのか、わからないけど、僕もシアが好きなのかな?
どうしよう、ドキドキが止まらなくなってきたよ。
「シア、今日の髪型とドレス、とっても似合ってるよ」
せっかく、アレク様が褒めてくださっているのに、私ときたら、こんな事言ってはダメだと言うのに。
「髪型とドレスを褒めていただいても、髪型はメイドがしたものです」
わーん、私のバカバカ、アレク様がせっかく褒めてくれたのに、私の口が、勝手に何てこと言うの。
無口の祝福のアレク様がせっかく、話してくださったのに。
お母様が言うように、早くアレク様に、ツンデレの事を言わないと、好きな方にだけと、だから嫌わないでと、言いたいのに言えない。
チラッとアレク様をみると、耳の後ろが赤い。私との会話で怒ってしまったのかしら?ああ、誰か助けて。
《シアどうしましたか?何かありましたか?》
❨その声は、美の女神オリビア様ですか?
私、本当は嬉しいのに、冷たい声であんなことを……。
素直にありがとうございますって言いたかったです❩
《なるほど、でも大丈夫そうですよ。
智の神ウロスが、好きな相手ほど冷たく言うのが、ツンデレと説明してるので、シアの受け答えに、あそこまで耳が赤いのです。
アレクの褒め方もいまいちですね。
やはり、今日の髪型は僕のためにお洒落してきてくれたんだね。
ステキだとか、ああアレクの祝福が無口でなかったら、女性を褒める言葉をレクチャー出来るのに、残念です。
とにかく、シア安心しなさい。
私達もあなた達が、意思疎通出来るように考えます》
❨ありがとうございます❩
アレク様の耳が赤いのは私の気持ちがわかっているから?え、反対に恥ずかしくなってきました。
その後は、二人で顔を赤くして無言でケーキを食べただけで終わりました。
ウロス様ツンデレは祝福ではないですと強く心に念じました。
アレク視点
智の神ウロス様が言われた通り、シアをよく観察してみると、冷たい言葉の後で、頬がピンクに変わっていた。
好きな人だけに、思っていることを素直に言えないのがツンデレの特性らしい。
裏を返せば、僕の事が好きって事だよね。祝福を貰う前のシアは素直で可愛かった。
婚約者だけど、一番の友達みたいな感覚だった。
祝福の日、ウロス様からツンデレの良さを聞かされた。
冷たい言葉を貰って悲しいのに、ツンデレの何が良いのかがさっぱりわからない。
でも、あらためてシアを見るとウロス様の言っていた良さが少しだけわかったような気がした。
僕の事が好きすぎるほど、素直になれない姿、でも目線がずっと僕を見てる。
シアが僕を好き。そう考えると顔が真っ赤になってきた。シアを見るとシアも真っ赤だ。
なんか、どうしたらいいのか、わからないけど、僕もシアが好きなのかな?
どうしよう、ドキドキが止まらなくなってきたよ。
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