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回帰後、風邪の流行の前
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神々のアドバイスと交換日記のお陰で、意思疎通がはかれるようになり、回帰直後の荒んだ気持ちが穏やかな気持ちになっていく。
やはり、日照の関係で植物の成育があまり良くないようだ。
アレク様にも、交換日記で薬草が育たない場合は、すぐに外国から輸入するよう国王陛下にお願いしてほしいと書いておいた。
風邪薬がないから、治る前に次から次に人に移り、風邪が蔓延していったからだ。
子供の言う事だから、相手にしてもらえないかもしれない。
さすがに、お父様に薬草を買ってほしいと願ったが、国に配るほどは買ってない。
自分の屋敷に仕えてくれる使用人とその家族分は用意が出来た。
それでも再度お父様に願ったので、領民の分は確保できたのではないかと思う。
アレク様も、無口ながら父である国王陛下にお願いしたようだ。
そのため、父が外国から薬草を輸入しているので、話を聞くために、会議の場に呼ばれたようだ。
私は、自分の大切な人が守れれば、それで良いと思っている。
助言はしたのだから、後は大人に任せるしかない。
お母様には、お野菜を食べ、適度な運動をするよう働きかけた。
風邪を引かないことに、こしたことはないからだ。
お父様が帰って来た時、機嫌があまり良くなかった。
子供の言う事でもあるが、確かに日照の関係で薬草が少ないのも事実だから、大量の輸入はしないが、いつもより多めに取り寄せる事で話がついたようだ。
お父様は、子供の言う事を真に受けた愚か者と言われたので、自分の領民は自分で守ると、他の貴族達に啖呵を切ったらしい。
何故、それを知っているかというと、アレク様の交換日記に書いてあった。
アレク様の日記は、子供だからか書き方が、可愛い。
そう思ってしまうのは、精神的に年上なのだから仕方がない。
○5日
シア、僕も薬草の件、父上にお願いしてみたよ。
最初、父上も兄上達も、笑って聞いてくれなかったんだ。
でもね、シアのお父さんの侯爵は、シアの話を聞いて、薬草を外国から輸入したよと話したんだ。
そしたら、笑っていた、父上達が念の為に会議の議案に出すことにしようとなったんだって。
会議では、確かに日照のは関係で薬草が育ってないが、子供の夢で薬草を輸入するなんて愚か者とまで言う貴族がいたんだって。
でも侯爵は、自分の領民は自分で守ると、啖呵を切って、馬鹿にした貴族を睨んだようだよ。
上の兄上が、あそこまで子供を信じる侯爵だから、僕の事も、息子のように可愛がってくれるだろうと話してくれたんだ。
シアは侯爵に大切にされてるね。
僕達は、お互いに話す事は、上手くいかないけど、こうやって交換日記でお互いの思いを書いて、通じ合えてるね。
また、何かあったら何でも書いてね。
アレクより
やはり、日照の関係で植物の成育があまり良くないようだ。
アレク様にも、交換日記で薬草が育たない場合は、すぐに外国から輸入するよう国王陛下にお願いしてほしいと書いておいた。
風邪薬がないから、治る前に次から次に人に移り、風邪が蔓延していったからだ。
子供の言う事だから、相手にしてもらえないかもしれない。
さすがに、お父様に薬草を買ってほしいと願ったが、国に配るほどは買ってない。
自分の屋敷に仕えてくれる使用人とその家族分は用意が出来た。
それでも再度お父様に願ったので、領民の分は確保できたのではないかと思う。
アレク様も、無口ながら父である国王陛下にお願いしたようだ。
そのため、父が外国から薬草を輸入しているので、話を聞くために、会議の場に呼ばれたようだ。
私は、自分の大切な人が守れれば、それで良いと思っている。
助言はしたのだから、後は大人に任せるしかない。
お母様には、お野菜を食べ、適度な運動をするよう働きかけた。
風邪を引かないことに、こしたことはないからだ。
お父様が帰って来た時、機嫌があまり良くなかった。
子供の言う事でもあるが、確かに日照の関係で薬草が少ないのも事実だから、大量の輸入はしないが、いつもより多めに取り寄せる事で話がついたようだ。
お父様は、子供の言う事を真に受けた愚か者と言われたので、自分の領民は自分で守ると、他の貴族達に啖呵を切ったらしい。
何故、それを知っているかというと、アレク様の交換日記に書いてあった。
アレク様の日記は、子供だからか書き方が、可愛い。
そう思ってしまうのは、精神的に年上なのだから仕方がない。
○5日
シア、僕も薬草の件、父上にお願いしてみたよ。
最初、父上も兄上達も、笑って聞いてくれなかったんだ。
でもね、シアのお父さんの侯爵は、シアの話を聞いて、薬草を外国から輸入したよと話したんだ。
そしたら、笑っていた、父上達が念の為に会議の議案に出すことにしようとなったんだって。
会議では、確かに日照のは関係で薬草が育ってないが、子供の夢で薬草を輸入するなんて愚か者とまで言う貴族がいたんだって。
でも侯爵は、自分の領民は自分で守ると、啖呵を切って、馬鹿にした貴族を睨んだようだよ。
上の兄上が、あそこまで子供を信じる侯爵だから、僕の事も、息子のように可愛がってくれるだろうと話してくれたんだ。
シアは侯爵に大切にされてるね。
僕達は、お互いに話す事は、上手くいかないけど、こうやって交換日記でお互いの思いを書いて、通じ合えてるね。
また、何かあったら何でも書いてね。
アレクより
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