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回帰後、私は良い姉になる
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お母様が亡くなるのを、阻止することにより、お父様が領地に行くこともなくなった。
ばあやも、私が荒れていないので、侯爵家も平和なため、心労がないのか元気そうだ。
なんと、お母様に赤ちゃんが出来たのだ。
回帰前は、お父様は、再婚して義弟が産まれていた。きっと、弟が産まれてくるに違いない。
あの時に産まれた義弟が弟でありますように。
義弟には何も罪はないのに、私は優しくしてあげれなかった。
だから、再婚した男爵令嬢が母ではないけど、私達の所に無事に産まれてきて欲しい。
今度こそ可愛がるから、それが貴方の未来を変えてしまった私の贖罪でもある。
私は祝福を貰ってから、暇さえあれば、教会に行き祈るのが習慣になった。
《シア聞こえてますか?シア?》
〈そのお声は、イリア様ですか?〉
《そうです。最近はアレクとはどうですか?交換日記で自分の思いを伝えていますか〉
〈はい、最近のアレク様は、その積極的でして、私も恥ずかしいのですが、嬉しくもあります。
その、なんて言えば良いのでしょうか?
イリア様、私も積極的にしたほうがよいのでしょうか?
交換日記で意思疎通が出来ていると思いますが、日記なしでも、お互いに上手く話せなくても良いように、私達二人の合図とか、色々あったほうが良いのでしょうか?〉
《そうですね、シアからも積極的に手を握るのも、いいでしょう。
男心がドキドキするはずですから。
でも、まだ10歳ですから、手を繋ぐと頬に口づけまでしかだめですよ。
私としては、日記で自分の思いとアレクの書いた返事で、お互いを知るのが良いと思います》
《シア。私は美の女神オリビアよ。イリアの言う事もわかるけど、ドキドキはますます女の子がキレイになる要素が高いのよ。
シアから、アレクにハグしてはどうかしら?
ハグは抱きしめることよ。アレクの心をギュウっと鷲掴みよ。頑張って》
〈オリビア様、流石に抱きつくのは、無理です。
でも手を握るはやってみることにします。
イリス様、交換日記には私が素直に言えないことを、正直に書いてみます。
いつも、アドバイスありがとうございます〉
○7日
侯爵夫人に赤ちゃんができたんだってね。おめでとう。シアがお姉さんになるんだね。
僕達は、お互いに、口に出して上手く言えないね。
シア、僕は口に出して言えないことを、君の手を握ることで伝えたい。
シアの手がとても小さく柔らかくて、守ってあげたいと感じたよ。
手を握るとシアが恥ずかしそうにするけど、僕はこれからもシアと手を繋いで歩きたい。
また、庭園を一緒に散歩しようね。
アレクより
ばあやも、私が荒れていないので、侯爵家も平和なため、心労がないのか元気そうだ。
なんと、お母様に赤ちゃんが出来たのだ。
回帰前は、お父様は、再婚して義弟が産まれていた。きっと、弟が産まれてくるに違いない。
あの時に産まれた義弟が弟でありますように。
義弟には何も罪はないのに、私は優しくしてあげれなかった。
だから、再婚した男爵令嬢が母ではないけど、私達の所に無事に産まれてきて欲しい。
今度こそ可愛がるから、それが貴方の未来を変えてしまった私の贖罪でもある。
私は祝福を貰ってから、暇さえあれば、教会に行き祈るのが習慣になった。
《シア聞こえてますか?シア?》
〈そのお声は、イリア様ですか?〉
《そうです。最近はアレクとはどうですか?交換日記で自分の思いを伝えていますか〉
〈はい、最近のアレク様は、その積極的でして、私も恥ずかしいのですが、嬉しくもあります。
その、なんて言えば良いのでしょうか?
イリア様、私も積極的にしたほうがよいのでしょうか?
交換日記で意思疎通が出来ていると思いますが、日記なしでも、お互いに上手く話せなくても良いように、私達二人の合図とか、色々あったほうが良いのでしょうか?〉
《そうですね、シアからも積極的に手を握るのも、いいでしょう。
男心がドキドキするはずですから。
でも、まだ10歳ですから、手を繋ぐと頬に口づけまでしかだめですよ。
私としては、日記で自分の思いとアレクの書いた返事で、お互いを知るのが良いと思います》
《シア。私は美の女神オリビアよ。イリアの言う事もわかるけど、ドキドキはますます女の子がキレイになる要素が高いのよ。
シアから、アレクにハグしてはどうかしら?
ハグは抱きしめることよ。アレクの心をギュウっと鷲掴みよ。頑張って》
〈オリビア様、流石に抱きつくのは、無理です。
でも手を握るはやってみることにします。
イリス様、交換日記には私が素直に言えないことを、正直に書いてみます。
いつも、アドバイスありがとうございます〉
○7日
侯爵夫人に赤ちゃんができたんだってね。おめでとう。シアがお姉さんになるんだね。
僕達は、お互いに、口に出して上手く言えないね。
シア、僕は口に出して言えないことを、君の手を握ることで伝えたい。
シアの手がとても小さく柔らかくて、守ってあげたいと感じたよ。
手を握るとシアが恥ずかしそうにするけど、僕はこれからもシアと手を繋いで歩きたい。
また、庭園を一緒に散歩しようね。
アレクより
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