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回帰後、ミッション3 その 1
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《アレク、アレク聞こえてる?》
〈はい、ウロス様、エイリス様聞こえます〉
《君達が仲良くて、僕達も嬉しいよ。
ますます仲が深まるように、もうそろそろ、口づけをしたら、どうかな?
シチュエーションとしては、学園での壁ドンだよ》
〈シチュエーション?壁ドン?
すみません、私がわかる言葉で教えていただけると助かります〉
《ああ、すまないね。まずは壁ドンは、背中に壁がある状態で、シアの顔近くに、壁に手をつくんだよ。
シアが逃げれないように至近距離で、好きだと囁いて、そこで口づけをするんだ》
《いいね、ウロス最高だよ。アレク、無口の祝福だからこそ、ここぞと言うときに、愛を囁やくのが効果的だ》
〈待ってください。ウロス様、エイリス様、そんな頰に口づけでも、難しいのに、口に口づけなんて、それに結婚もしておりませんのに、そんなこと出来ません〉
《王族は不貞罪があるけど、婚約者同士なら大丈夫何じゃないの?
アレク自身が王族で男だから不貞罪は関係ないよね、アレクとシアの仲を皆にみせつけないとな。
バチン、痛い、わあイリア、痛いって》
《アレク、聞こえますか、愛の女神イリアです。
ウロスとエイリスの言う事は、聞かなくていいですからね》
〈イリア様ですか、いつもウロス様とエイリス様には助言を頂いてます〉
《アレク、ウロスとエイリスの言う事は、ちょっとエイリス離しなさい。私はアレクと話があるの、エイリス離しなさい》
《アレク、さっき言ったこと頑張って、壁ドンだよ。イリアがうるさいから、今日はこれで》
〈待ってください、ウロス様?エイリス様?〉
どうしよう、壁ドンで口づけ。
婚約者同士ならいいのかな?今日の家族の食事の時にでも聞いてみよう。
「父上、もしくは兄上、少し聞いてもよろしいですか?」
「アレク、答えられることなら何でも聞いて?」
一番上の兄上がワインを飲みながら答えてくれた。
父上もワインん飲みながら、頷いてくれている。
「結婚まえですが、婚約者なら、口に口づけしてもよいのでしょうか?どこまでなら許されますか?」
僕の質問に、ワインを吹き出してしまったり、むせている。
「アレク、ルクレシア嬢としたいのかい?」
「はい、シアにしかしません」
「まあ、口づけ程度なら、しても大丈夫だと思うが、それ以上はダメだ。
あと、父親の侯爵に知られてはいけない」
母上は、ただニッコリ笑い
「シアを悲しませてはいけませんよ」
父上は、驚いた顔のまま
「仲が良いのは良いことだ。程々で、あまり先には結婚が済んでからでないとな……」
二番目の兄上は、ニヤニヤした顔で
「俺でもしたことがないよ。アレク、したら教えてくれ、婚約者とどういう雰囲気の時にしたのか?
俺もアレクを見習って、がんばろうかな」
結婚前でも、口づけは大丈夫そうだ。
学園で愛をささやくのは、恥ずかしいなあ。
でも、神々の言う通りにすると、シアとの仲がよくなった。
これからももっと、シアと仲良くしたいから、助言を頑張ろう。
婚約者がシアで良かった、シアの事が大好きだ。
神々の話し合い
○イリア「壁ドンで口づけなんて、まだ早すぎます。また、異世界の小説の影響ですね」
○ウロス「異世界の小説だってことをしっているあたりイリアも読んだのでしょ?
あの小説、学園の教室で好きだと言うシーン良かったよね?」
○イリア「確かに良かったわ。あの夕日が差し込む教室でのシーンは最高だったわ」
○ウロス「なら、アレクとシアがしたって良いと思うけど。何がダメなの」
○イリア「もう、わかってないわね。アレクがあなた達から何も言われずに口づけする分にはいいのです。
あなた達から言われて、するのでは全然違います」
○エイリス「確かにそうだけど、僕達は、恋のサポートをするためにいるんだから、もう少し進展があってもよくないかな?
それに、アレクとシアの仲が皆に知れ渡れば、罠に嵌めようがないよね」
○オリビア「イリア、最終的にはアレクが行動することだから、私達は見守りましょう」
〈はい、ウロス様、エイリス様聞こえます〉
《君達が仲良くて、僕達も嬉しいよ。
ますます仲が深まるように、もうそろそろ、口づけをしたら、どうかな?
シチュエーションとしては、学園での壁ドンだよ》
〈シチュエーション?壁ドン?
すみません、私がわかる言葉で教えていただけると助かります〉
《ああ、すまないね。まずは壁ドンは、背中に壁がある状態で、シアの顔近くに、壁に手をつくんだよ。
シアが逃げれないように至近距離で、好きだと囁いて、そこで口づけをするんだ》
《いいね、ウロス最高だよ。アレク、無口の祝福だからこそ、ここぞと言うときに、愛を囁やくのが効果的だ》
〈待ってください。ウロス様、エイリス様、そんな頰に口づけでも、難しいのに、口に口づけなんて、それに結婚もしておりませんのに、そんなこと出来ません〉
《王族は不貞罪があるけど、婚約者同士なら大丈夫何じゃないの?
アレク自身が王族で男だから不貞罪は関係ないよね、アレクとシアの仲を皆にみせつけないとな。
バチン、痛い、わあイリア、痛いって》
《アレク、聞こえますか、愛の女神イリアです。
ウロスとエイリスの言う事は、聞かなくていいですからね》
〈イリア様ですか、いつもウロス様とエイリス様には助言を頂いてます〉
《アレク、ウロスとエイリスの言う事は、ちょっとエイリス離しなさい。私はアレクと話があるの、エイリス離しなさい》
《アレク、さっき言ったこと頑張って、壁ドンだよ。イリアがうるさいから、今日はこれで》
〈待ってください、ウロス様?エイリス様?〉
どうしよう、壁ドンで口づけ。
婚約者同士ならいいのかな?今日の家族の食事の時にでも聞いてみよう。
「父上、もしくは兄上、少し聞いてもよろしいですか?」
「アレク、答えられることなら何でも聞いて?」
一番上の兄上がワインを飲みながら答えてくれた。
父上もワインん飲みながら、頷いてくれている。
「結婚まえですが、婚約者なら、口に口づけしてもよいのでしょうか?どこまでなら許されますか?」
僕の質問に、ワインを吹き出してしまったり、むせている。
「アレク、ルクレシア嬢としたいのかい?」
「はい、シアにしかしません」
「まあ、口づけ程度なら、しても大丈夫だと思うが、それ以上はダメだ。
あと、父親の侯爵に知られてはいけない」
母上は、ただニッコリ笑い
「シアを悲しませてはいけませんよ」
父上は、驚いた顔のまま
「仲が良いのは良いことだ。程々で、あまり先には結婚が済んでからでないとな……」
二番目の兄上は、ニヤニヤした顔で
「俺でもしたことがないよ。アレク、したら教えてくれ、婚約者とどういう雰囲気の時にしたのか?
俺もアレクを見習って、がんばろうかな」
結婚前でも、口づけは大丈夫そうだ。
学園で愛をささやくのは、恥ずかしいなあ。
でも、神々の言う通りにすると、シアとの仲がよくなった。
これからももっと、シアと仲良くしたいから、助言を頑張ろう。
婚約者がシアで良かった、シアの事が大好きだ。
神々の話し合い
○イリア「壁ドンで口づけなんて、まだ早すぎます。また、異世界の小説の影響ですね」
○ウロス「異世界の小説だってことをしっているあたりイリアも読んだのでしょ?
あの小説、学園の教室で好きだと言うシーン良かったよね?」
○イリア「確かに良かったわ。あの夕日が差し込む教室でのシーンは最高だったわ」
○ウロス「なら、アレクとシアがしたって良いと思うけど。何がダメなの」
○イリア「もう、わかってないわね。アレクがあなた達から何も言われずに口づけする分にはいいのです。
あなた達から言われて、するのでは全然違います」
○エイリス「確かにそうだけど、僕達は、恋のサポートをするためにいるんだから、もう少し進展があってもよくないかな?
それに、アレクとシアの仲が皆に知れ渡れば、罠に嵌めようがないよね」
○オリビア「イリア、最終的にはアレクが行動することだから、私達は見守りましょう」
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