【完結】幸せは自分で掴み取れですわ(お父様、侯爵家、婚約者、命、すべて私は守ります)

成実

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3.

 お父様が、帰ってくるなり、私を執務室に呼びました。
「スカーレット、ルイーズ譲が言っていたのは、本当だった。ダリアを私の養女にする書類が提出されていた。私のサインではないが、印章がつかわれていた。スカーレットが、ルイーズ譲に話してなければ、書類が受理されていただろう。
 昔から、スカーレットはダリアの養女にすることを反対していたね。何故だい?教えてくれないかスカーレット」

 私は、夢で見て、書き続けた夢ノートを見せようか迷っていました。そこへ、執事が、私達に話があると執務室を訪ねてきました。

 執事の話は衝撃的でした。私が執事にお願いしていた、新しく雇った御者の行動を、他の使用人にみはらせていたそうです。

 御者はいつも誰も人が居ないことを確認すると、お父様が乗る専用の馬車のタイヤに毎日傷を少しずつつけていたそうです。
 傷の場所は巧妙で、乗り続ければ、自然と馬車と車輪が外れて事故を起こしやすくなるそうです。

 今日もまた傷をつけていたので、現行犯で捕らえたそうです。
 御者に何故このような事をするのか、多少手荒な真似をして聞いた所、お義母様に頼まれたと白状しました。

 報酬は金貨50枚だと言われ、最初は断っていましたが、病気の娘の薬代欲しさにやりましたと御者は泣いていたそうです。
 確認で御者の家に行ってみると、確かに病気の娘が寝ていて、娘は咳こみながら、父がいつもお世話なってますと執事達に頭を下げていたそうです。

 私は夢の中のお父様の死は、印章を見つけたお義母様によって引き起こされたかもしれないと思いはじめました。
 ダリアの養女の書類さえ通れば、印章の場所をしっているお義母様にとって、お父様は、邪魔な存在になるのです。
 執事を下がらせたあと、私はお父様に夢ノートを見せました。

 かい摘んで話をしました。
 夢のなかでは、お父様がなくなり、お義母様が、侯爵家の財産をすべて相続し、そのため私は、侯爵家の邪魔もの扱いされたこと。

 私はダニエルに婚約破棄され、馬車に引かれて死んでしまう事などを話したらお父様にいきなり抱きしめられました。
 お父様はどうして、今まで話してくれなかったんだと泣いてました。
 私も、もしこの話をしたら、変な娘と思われるのではないかと思い、怖かったのですとお父様に抱きつきながら泣きました。

 二人で思いっきり泣いたあと、話し合いをしました。

 まず、法務局にはダリアの書類は、捏造のため凍結をお願いし、その書類を誰が作ったかを司法に委ねてきた事。

 お義母様には、何も知らせず、ダリアが侯爵家の養女になっていると思わせたままにしておく事。

 ダニエルがダリアと良い仲になっているのかを、お父様も注意深く観察し、公爵家に婚約破棄を言うのは、ダニエルが失態をしない限りができないので、泳がせる事。

 ジークと言う名前にお父様は、伯爵家の次男で学生ながら、騎士団に所属している令息のことではないかと思うので調べる事。

 印章の偽物を作り、本物を隠し、今まで印章をおいてある場所に、偽の印章を置き、お義母様が何をするのかを見定める事

 侯爵家の弁護士に事情をはなし、対策をねることで話し合いは落ち着きました。

 しかし、お義母様がお父様の命を狙っているなら、お父様が何かしら事件に合うのではないかと心配てす。

 次の日、お父様と私は侯爵家の弁護士事務所を訪ねて、対策を話し合いました。

 弁護士のカーク氏の作戦は

「侯爵閣下、閣下がいる限りが、夫人は動かないでしょう。そこで、提案なのですが、商談で移動中に転落事故にあわれたことにして、身を隠してください。

 夫人は、すぐに葬儀をあげたがると思いますが、お嬢様は、私を呼んで、葬儀に反対をしてください。

 私から、行方不明者の葬儀は半年立たなければ出来ない事を説明をいたします。
 多分、夫人は偽の印章で、侯爵家の実権を握りはじめます。
 ダニエル令息とダイアナ嬢ができていて二人で侯爵家を継ぐつもりで、お嬢様に婚約破棄を申し入れた時点で、不貞行為があったとして、婚約破棄の書類をかかせたのち、公爵家に慰謝料を請求しましょう」

 カーク氏の話を聞いて、お父様と顔を合わせてうなずきあいました。
 

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