落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!

ユーリ

文字の大きさ
223 / 326
四章

来客

しおりを挟む
その鷹は、何処かで見たことがあるような気がしたけれど、何処で見たのかまでははっきりとは思い出せなかった。だけど、胸元には紋がある事から、誰かの召喚獣ではあるようだった。

「……やっと来たか」

僕が思い出せずに悩んでいると、父様は疲れを滲ませながらも何処か安堵した様子で呟く。すると、誰も触ってもいないのにその窓が軽い音を立てて自然に開き、鷹はそれをまるで待っていたかのように羽を広げ飛び立つと、そっと父様の左手へと止まった。

「それ?父様の?」

「そうよ。リュカは見た事なかったかし…ッ!カルロは普段から屋敷内にいない事が多いから、リュカは見た事がないかもしれないわね!ねぇ!?アル!」

「そうだね。昨日から仕事を頼んでいたし、確かに屋敷にいない時の方が多いかな」

僕が母様に訪ねると、母様は途中で少し言葉を濁しながら、同意を求めるようにして父様へと話しを振っていた。話しかけれた方の父様は、まるで母様を落ち着かせるようとするかのような穏やかな声で返事を返していた。

「それに、カルロの爪は意外と鋭くて危ないから、怪我をするといけないしね」

僕が小さい頃は牙や爪もあって危ないという事で、小動物くらいしか触らせて貰えなった。だけど、フェリコ先生から召喚獣の事を見せて貰った後は、契約しているなら大丈夫だと言われ、父様が帰って来る前に母様に頼んでみた事があった。その時は、母様から儀式の日まで探してみてねと言われ、僕はかくれんぼの鬼になったかのようにして庭を探して回ったいた。けれど、僕には屋敷の庭は広すぎて見つけられる事が出来なかった。

儀式が終わった後に見せてくれる約束になっていたけれど、あの件があってからは、その話しを含めて誰も僕の前では召喚獣の話しをしなくなって、僕の方からもその話題を振る事もなかった。

去年の事があってからは、少しづつ母様達とはそう言った話しをするようになったけれど、信用出来る一部の使用人達にしかその件を知らせていないため、屋敷内にはそう言った話しを避ける雰囲気がまだあった。だから、母様も今此処でその話しをしても良いのか迷っているような雰囲気だった。

それに、僕に召喚獣を見せない配慮をしていた事を意識させたくないのや、失敗した事を僕がまだ気にしているんじゃないかという不安もあるようで、母様は少し不安そうな顔を滲ませていた。

「最近は姉からエレナ達の事を教えて欲しいと、何度も最足の手紙が届いてもいたからね」

「だって、こういう機会がないと、貴方は教えてくれないでしょう~?だから、エレナ達の事は全部知ってるから大丈夫よ~」

「そうなんですね」

そんな母様の気持ちを汲んだかのように話す父様達の話しを聞いて、母様は何処か安堵したような表情を浮かべていた。今までは、それまでの事もあってお互いあまり触れずにいたけれど、来年からは授業でも始まるからには避けてはいられない。だからこそ、何時までも甘えているだけじゃなくて、僕から一歩踏み出そう。

「僕…母様のも見てみたいな…?」

「…ッ!え、えぇ!もちろん良いわよ!食事が終わったら見せて上げるわね!」 

僕が躊躇いがちに言った言葉に、母様は一瞬驚いたような顔をして固まった後、まるで花が咲くような笑顔を見せながら言った。それは何だか、子供の成長でも喜ぶような視線だったため、向けられた視線が何だか少し照れくさい。そんな僕達の様子を微笑ましそうに見守っていたお姉さんが、それを止めるようにして声を上げる。

「そうね~。でも、お客様が来ているようだがら、それは食事の後の方でも良いかしら~?」

「お客様?」

僕が疑問の声を上げながら首を傾げていると、窓の方から聞き慣れない声が聞こえて来た。

「もう、話しは終わりましたかニャ?」

「ゲッ!口煩いのが来た!」

ティが呻き声を上げて見つめる視線の先には、窓枠にちょこんと座りながらこちらを見ている一匹の猫がいた。黒い毛に、胸元と足先だけが白いその猫は、まるで靴下を履いたようなその姿で、何処かで見た事がある気がしたけれど、声がした方に人の姿はない。

「朝から呼ばれて来たのに、こっちを無視するなんて酷いにゃ。それと、その言葉使いは女王としてはどうかと思いますニャ」

「どんな言葉使いをしようが私の勝手でしょ!」

「良くはないニャ。イメージ最悪ですニャ」

「猫が…喋ってる…?」

声に合わせて口が動いているし、さっきの声と声色が同じだから、喋っているのは眼の前の猫なんだろうけど、どうにも信じられない。

「えっと…夢じゃないですよね…?」

「俺にも聞こえてるから、たぶん夢じゃないと思うぞ…」

「…可愛い」

1人だけ噛み合わない事を言っているけど、母様達に驚いた様子はない。

「母様達はどうして驚いてないの?」

「先に聞いていたからよ」

「父様から聞いてたの?」

「いいえ、ティから教えて貰ったのよ。何時もアルは、大事な事を私に教えてくれないようだから」

僕が言った言葉はどうやらやぶ蛇だったようで、ニッコリと笑いながら言った母様からの一言に、そっと目を反らしていた。そして、その横に座っている兄様も、何故か気不味そうに父様の影に隠れていた。

「すまない…迎えを呼ぶ事に気を取られていたようだ…」

「アルは今回だけじゃないわよね?」

「……」

父様は、母様の言葉にぐうの音も出ないように黙り込んでいた。そうすると、様子を見ていた相手が、話す人がいなくなるのを待っていたように口を開いた。

「自己紹介しても良いですかニャ?私はティ様のお世話係をさせられているウルと言いますニャ。そちらの方には、お世話になりましたニャ」

ウルと名乗った猫は、座ったままの姿勢で僕へとペコリと頭だけを下げた。

「またリュカの知り合いか?」

「リュカは、変わった知り合いしかいないんですね…」

「知らないよ!?たぶん…」

僕の認識があらぬ方向に行きかけて抗議するけれど、記憶力に自身がないから最後の方の言葉がどうしても弱くなる。そんな僕をしり目に兄様は納得の声を上げる。

「あぁ、やっぱりあの時の猫か」

「兄様、知ってるの?」

「以前、リュカとの魔法の練習中に、怪我をして治療した猫がいただろう?」

「えっ…?あぁ!!」

僕はあの時の事を思い出しながら声を上げると、表情からは分からないけれど嬉しそうな声を上げた。

「思い出して頂けましたかニャ?人前では気軽に話せないせいで、あの時はお礼の言葉もなく失礼しましたニャ。変わりに渡したお返しは、気に入って頂けましたかニャ?」

「え…?う、うん…」

あの時に渡された虫の死骸を思い出しながら、僕は何とも微妙な気持ちで返事を返しながら頷く。

「それなら、良かったですニャ。やっぱり、おやつ感覚で食べれるのにして正解でしたニャ」

「いや…食べはしないかな…」

猫で表情は分からないけれど、満足そう声を上げる相手に、僕は戸惑いを感じながら言葉を濁していると、その会話に割って入って来る人がいた。

「ちょっと待って!こっちにあった事があるって事は、ウルはコイツの屋敷に行ってたの!?」

「行こうと思って行った訳じゃないですニャ。それに、似てるなと思っただけで、その後は言ってないですニャ」

兄様の方と父様の方を指さしながら騒ぐティに、まるで煩いとばかりに耳を少し伏せながら、淡々とした口調で答えていた。だけど、ティはそれが気に入らないようだった。

「似てるって思った時点で、私に教えなさいよ!!」

「教えたら直ぐにでも飛んで行きそうだったから黙ってましたニャ。それに、今みたいにお菓子に夢中になって帰って来ないのが落ちニャ」

「そんな事ないわよ!」

「現に、昨日は帰って来なかったニャ」

「シェリアから頼まれたから帰らなかっただけよ!」

今も食べかけのお菓子を片手に持ちながら反論している姿は、全く説得力の欠片もなかった。そう思ったのは僕だけじゃないようで、やれやれと言った雰囲気でウルは首を左右に軽く振っていた。

「とりあえず、今はそう言う事にしておきますニャ。ほら、お前もそんな所で寝ようとしてないで速く登って自己紹介すうニャ!」

「ふにゃ~、面倒くさいにゃ…」

窓の外側へと視線を下ろしながら、誰かに向かって怒っているように声を荒げると、やる気のなさそうな声が下から返って来ていた。他に誰かいるのかと思いながら見ていると、下の方からぴょんと影が飛び出てきて、ウルの隣に並ぶようにして窓枠に着地すると、眠そうなアクビをしながら右足で目や顔を擦っていた。

「少しはしゃきっとするニャ!兄として恥ずかしいニャ!」

「最初から兄と思ってないから安心するにゃ」

グレーの毛並みに同じように胸元と足元だけが白い猫は、兄に怒られても気にした様子もなく、自身のペースを崩した様子はない。

「こっちは弟のルイニャ」

「ふぁ~っ」

変わりに自己紹介して貰った事に、ルイと呼ばれた猫はあくびで返事を返していて、やる気も覇気も感じられない。

「ちょっと!私の話しは終わってないんだけど!?」

「可愛すぎて目に入らなかったにゃ」

「そ、そう!それなら、仕方ないわね!」

明らかな棒読みで、興味なさそうに言った言葉にも、顔を赤らめながら嬉しそうな顔で恥ずかしがっていた。

「相手するのが面倒になったら、適当に褒めておけば良いから楽で良いニャ」

「なぁ…?あの猫、何気に酷い事言ってないか…?」

「猫が酷い事を言うわけがないだろう」

「いや…言ってるだろ…」

真面目な顔で言うネアに、バルドは信じられないと言った様子で突っ込んでいた。何時もとは逆の事が起きている事に違和感しかないけれど、ネアにとってはそんな事は些細な事のようだった。

「猫は何を言っても許される。それに、幾らだって貢げる」

「それなら、好きなだけ貢ぐと良いニャ。全財産くれるなら、肉球くらいなら触らせてあげるニャ」

「いや!全然割に合わねぇからな!!止めとけよ!」

放っておけば本当に貢いでしまいそうな雰囲気のネアに、バルドは慌てた様子で止めに入っていた。

「バルドがネアを止めていると、違和感しかないですね…」

「…全財産か」

戸惑いの声を上げるコンラットと違って、真剣な顔と声で何とも不穏な言葉を口にする兄様の声が聞こえた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収

ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。 彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。 だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。 自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。 「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」 契約解除。返還されたレベルは9999。 一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。 対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。 静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。 「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」 これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。 (本作品はAIを活用して構成・執筆しています)

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。

秋田ノ介
ファンタジー
  88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。  異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。  その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。  飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。  完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。  

処理中です...