上 下
3 / 12

02. ジクジクと蕩ける夜

しおりを挟む
息を忘れてしまう程の快感と、体の奥から電撃が走ったよう様な快感に、私は腰をしならせビクビクと身体を痙攣させた。花芽でイかされたはずなのに、中に入ったままのエアデールの指の感覚は無いはずなのにそこにあるようで、気持ちがいい···。

「んっ!んん──ッッ!!あぁっ!ぁっ···まっ、てぇ···。イッたばかり··なのに」

ぱふん、と柔らかい寝台に力が抜けた身体が沈んだ。喉の奥から熱い吐息が零れた。身体が重い。だけど、心地の良い倦怠感。

「お前には俺を自ら欲しがるまでイってもらう」

「そんなぁ···んあぁ、ん···♡」

敏感になり始めた蜜壺に2本目の指が飲み込まれて行った。1度達した事もあり、蜜が滴り落ちる程に濡れそぼったソコは、難なく指を受け入れた。ヒクヒクと花弁をひくつかせ、キュンとエアデールの指を締め付けた。

エアデールを見れば、ガーネット色の瞳に熱がこもっているようにも見えた。熱欲を灯した瞳に、私の胸はとくりと脈を打つ。

「凄いな···奥から次々と溢れて来る。こうして指の腹でゆっくりとさすられるのが好きなのか?」

くちゅん、クチュン··ぬちゅん。
まるで焦らされているようだった。
私の様子を見ながら、中で曲げた指を腹側の壁をぬちゃぬちゃとさすられる。
中なんてほぼ触った事なんて無いし、こんな感覚知らない。

「ん♡あっ···しらない···」

「知らない?こんなに蜜を垂らしておいてか?はぁっ、···」

「ひゃん!!···また···だめぇ♡」

蜜壺から指が一旦抜かれたかと思えば、ぬるりとした唾液混じりのエアデールの舌が挿入された。指により広げられた蜜口から、エアデールの熱い舌が出し入される。

時折、喉を嚥下する音が聞こえて、私のいやらしい蜜を味合われ飲み込まれているのだと思うと、さらに羞恥にみまわれて、それと同等の興奮を覚えた。切ない気持ちが込み上げて、エアデールの舌を無意識に締め付けていた。

ダメだ。
このままでは完全に流されてしまう。
残り少ない理想をフル稼働させた。

ジュルジュジュル···。

「あぁんっ!!え、エアデール···ッッ、ずるいぃ♡」

私の思考を読み取ったかのように音を立て蜜を味わった後、蜜口にキスをしてすかさず指をずぶりと私のナカに差し込んだ。

「言っただろう。お前には俺を求めもらうと、イッ感覚を忘れないうちに、ナカでもイけるようにしてやる」

「はっ、はぁ♡···やぁっ!」

「···やはり、ココがいいのか」

キュンと、体の奥が疼く。
ググととソコをさすられるだけで腰が勝手に動いて、粘着質な水音が大きくなる。

「はん♡···あっ、あ♡抜いて···気持ち良くて、ダメぇ···♡」

「ダメだと言う割には···割といい顔をしているな。そうか、気持ちいいのか···。だがダメだ。お前がもう一度、達するのを見届けるまでは」

私のだらしなく空いた唇に、再びキスをして来たエアデールは、舌を軽く絡めた後で膣内をかき混ぜた。

「エアデールッッ!はぁっ、あんあっ♡!あっ、あっ、あぁぁ···♡」

いい所を刺激されてしまった私は、額に眉を寄せて腰をしならせた。

しおりを挟む

処理中です...