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第14話 みんなで夏休み
しおりを挟む6人(リョウ、ミズキ、ハル、アズキ、ミウ、カナ)
ミズキ「夏だ!プールだ!受験生だけど、思い切り浮かれるぞー!」
「「おーー!!!」」
ハル「そこ満場一致なのね」
ミズキ「先輩、高校最後の夏休みですよっ」
アズキ「そうですよハルハル!はっちゃけねば」
ハル「楽しんでねー」
リョウ「なに人ごとみたいだね、今年は卒業しなきゃだよ」
ハル「んー」
リョウとハル(海パン履くけどTシャツなんだね、上半身にお絵描き入ってるんだ?大丈夫だよ、ミズキには言ってない。
ありがとー。
アズッキーは知ってるでしょ?
うん、引くどころか目をキラキラさせて吸引されたよ。なんか自分の体内に取り込みたい見たい。
相変わらず謎だね、お互いにか。。
お前カナちゃんと妹連れてきてるけど一応おれが言ったこと参考になったの?
うん、ありがと。
まー皆には言わないでおくけど。
さんきゅー。多分いちばん話が合うのハルくんだと思うよ、静かだし
確かに)
ミズキ「もーカナちゃん水着姿も魅力的だよ、食べちゃいたいわっ」
アズキ「なにを言ってるんですかミズキさんもですよ!ちょっとおっぱい触らせて下さい」
ミズキ「ダメだよアズキちゃん、スイッチ入っちゃうから」
カナ「えっと。。。」
ミウ「ミズキさーんカナさんは私のものですよー」
リョウ「いや取り合いしなくても」
アズキ「ほほう、妹さんはまだ胸が発達段階ですか」
ミウ「誰がちっぱいだーロリメガネ!アズちゃんも変わらないじゃん」
ハルハル「確かに」
アズキ「ハルハルもなんで賛同してるんですか!Cカップあるの知ってるでしょ」
リョウ、カナ
(カナちゃんどう?個性強い集団でこれはこれで楽しみなよ、たまには。
ありがとうございます、ふふっ。
あ、体のことはミウちゃんだけに言いました。
そっかーなんか嫌なこと言ってこなかった?
いえ、私だって躁鬱持ってるもーんて言ってくれました
あはは、そういう時は本人なりのブラックジョークだから心配しないで。落ちてるとわかりやすいからその時は支えてやってよ。
はいっ)
ミズキ「いい?皆、カナちゃんの体は全力で死守するのよ!男は全員敵だと思いなさい。笑顔は奪わせないわ」
アズキ「はいです!」
ミウ「ちっぱいも了解だー!」
カナ「あ、あの...。私絶対に男の人がダメって訳じゃ....」
ハル「すごい団結力だね、おれにもその力分けてほしいよ」
ミズキ「先輩は水に浸かる気にもならないみたいですね」
ハル「うーん」
アズキ「ではハルハル、添い寝しましょう」
ハル「こういう所ぐらいお前も遊んでこいよー。落ち着いて遊んでこい」
カナ「お兄さん大丈夫ですか?ミズキさん美人なのでそれこそ男性が寄ってくるのでは?」
リョウ「たぶん大丈夫かな」
カナ「そうなんですか?」
ーーー
通行人
ーーー
ミズキ「なに人の体ジロジロみてんのよこの変態がー!!」
リョウ「ほら、割と自分の体守れるタイプ」
カナ「あははっ、でもいざとなるとお兄さんがいるからでしょうね」
リョウ「たぶんね、おれが問題起こすと怒られるけど」
ミウ「しかしすごいプールだね、砂浜まで作ってる感じで」
ミズキ「ここ高いんだってー!アズキちゃんのお父さんのコネでチケット代タダよっ!お財布に優しいわ。みんなではっちゃけましょう!!」
ミウ「やるじゃんロリメガネー」
アズキ「うるさいです!」
ハル「なんかどんどんうるさくなってきたねリョウ」
リョウ「ま、まあ今日はたのしもーよハルくん」
???「おい、イカれ細胞」
背後から
リョウ「い。。イかれ細胞この呼ばれ方は….。
野獣!?」
アツシ「久しぶりやんか」
ミズキ「あーユリちゃん久しぶりー!!」
ユリ「ミズキちゃんヤッホー!」
【アツシとユリの情報は1話を読んでいただければ。リョウとアツシは腐れ縁の仲です】
リョウ
「なんでこの楽しい空間で野獣に出会わなきゃいけないんだよバーカ」
アツシ「おれかて嫌やわ、ユリと遊びに来てんのー」
ミズキ「久しぶりだねアツ君」
アツシ「ミズキちゃんひっさしぶりー。
イかれ細胞、お前ミズキちゃんと大事にしとんのか?」
リョウ「してるよバーカ」
アツシ「お前、恋のキューピットのおれに向かって。。」
リョウ「野獣から天使とか聞きたくないぃぃ」
アツシ「よーし、コロス」
ユリ「やめなよアツシ!」
アツシ「ゆ、ユリだってこいつがやな...」
ユリ「アツシー?」
アツシ「わ、悪かった」
リョウ「ぷぷーっ!怒られてるな野獣」
ミズキ「リョウもいきなり失礼なこと言わないの!」
リョウ「…はい」
アズキ「い、妹さんあのお二人は誰ですか?」
ミズキ「んー確かお兄の中学時代の知り合いかな?ライバル的な?」
ハル「リョウはリョウでまたうるさいねどうも」
ユリ「ミズキちゃん、かき氷食べに行こー?積もる話もあるでしょっ。
そこ!喧嘩はダメだからね(ギロリ)」
アツシ「わ、わかっとる」
リョウ「アツシ、、、ユリちゃん恐いな相変わらず」
アツシ「ミズキちゃんもいつの間にあんな根性ついたのやら。。。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
別行動
【リョウサイド】
砂浜でごろり
アツシ「なあリョウ」
リョウ「ああん?」
アツシ「お前ちゃんとやっとるん、進学とか」
リョウ「まあミズキのおかげで前向きに勉強し始めてるよ。お前は?」
アツシ「おれはもう高卒になるけどやること決まっとる。資格は取ったりするけど」
リョウ「何すんの?」
アツシ「建築関係」
リョウ「作業員?」
アツシ「現場にも出るけど、まあ設計とか色々、自分の家も自分で作りたいしな」
リョウ「ふーん、大工さんか」
アツシ「ま、まあそれでええわ」
リョウ「でもそりゃまたすごいな...ユリちゃんとの家か?」
アツシ「まあそんなとこやな」
リョウ「決まってんのかー」
アツシ「お前のところは?」
リョウ「まあいつになるかわからないけど結婚コースだな、こっちも。
あ、前に心配してミズキにユリちゃんと連絡してくれたらしいじゃん。悪かったな」
アツシ「まあキューピットやからな」
リョウ「それ気に入ってんだろ...
なあアツシ」
アツシ「んー?」
リョウ「お前おれが子供と接する仕事目指したら笑う?柄じゃないとか...」
アツシ「ははっ」
リョウ「即笑ったなお前」
アツシ「違うて、お前らしくてええんちゃうかなって」
リョウ「おれらしく見えなくないか?」
アツシ「お前のお母さん保育の仕事やろ?」
リョウ「うん」
アツシ「お母さんも嬉しいんちゃうか? 夢は笑わへんで同じ男としても」
リョウ「なんか久しぶりの再会だけど….良い話してるなおれたち]
アツシ「せやな、なんか気持ち悪いな」
リョウ「おう」
アツシ「まあお前が良い仲間がいてちゃんとやってて、ミズキちゃんともうまく行ってるなら安心よおれも」
リョウ「おう。。謹慎2回に進級ギリギリだった」
アツシ「….その辺はおれも人のこと言えん」
【ミズキサイド】
ユリ「本当にお久だねー!」
ミズキ「うん、そうだ!この前急にディズニーランド行くことになったんだけどさ、前もってだったらユリちゃんとアツ君も誘いたかったんだよー」
ユリ「そうだったのー残念、アツシが乗るかはわからないんだけど」
ミズキ「また声かけてもいい?」
ユリ「もちろん!」
ミズキ「ユリちゃんの方はどう?高校違うよね、うまく行ってる?」
ユリ「んー最初はどうなるかと思ったけど、今は落ち着いたかな。高校出たら建築関係の仕事に就くみたい」
ミズキ「ユリちゃんは?」
ユリ「私は看護師目指して予備校通ってるよ、ちょっと大変かも」
ミズキ「そうなんだ。
また中学とか高2ぐらいまでの自由効かなくなくなってきたもんね…」
ユリ「ミズキちゃんは?
ミズキ「私は美容の専門受けるんだ、うまく行ったら推薦もらえるかも。
リョウと違って割と優等生でいますっ」
ユリ「良いねミズキちゃんらしくて。なんか久々に会ってすごいしっかりしたように思えるけど?」
ミズキ「んーリョウがねぇ。私のワガママで同じ高校入ってくれたんだけど心配でさ。ちょっとしっかりしなきゃって」
ユリ「なるほど、お互いまだ悩みが付きませんね」
ミズキ「なんだかんだ2人の時は私が甘えてるのですが」
ユリ「はい、お惚気いただきましたー」
ミズキ「でもリョウもちゃんとやりたい事見つけてさ。まあけ、け、結婚するって行ってくれたし」
ユリ「そうなの?きゃー、お互いの未来が楽しみですね!」
ミズキ「じゃあユリちゃんの方も?」
ユリ「うん、高校卒業したらもう籍入れるかな?」
ミズキ「えー早いね!」
ユリ「まだ周りのサポートが必要なんだけど本人そのつもり見たい」
ミズキ「アツくんは中学の時からリョウよりは大人だったよね、すごい」
アツシ「なんだかミズキちゃんのことをリョウくんのストッパーになる。とか失礼な事言ってたけどリョウくんどれだけひどかったの?」
ミズキ「ま、まあ会ってしばらくは生きてるならそれで安心的な?あはは」
ユリ「だいぶ荒れちゃってた感じだったもんね…。でも今はミズキちゃんの方が強い見たいね」
ミズキ「ユリちゃんも相変わらずなようで...」
ユリ「あはは」
【ハル、アズ サイド】
アズキ「ハルハル、ミニ水上バス乗りませんか?」
ハル「んー」
アズキ「乗り物なのでハルくんが動く心配ありませんよ、泳ぐことも」
ハル「どれだけ面倒くさがりだと思ってんのー、良いよ。せっかくだから思い出は作らなきゃねー」
アズ「やったです!」
ハル「アズ、他にお客さんいるから変な発言控えろよー。リョウたちだけといる場所じゃないんだから」
アズキ「は、はい。承知の助です!」
ハル「いつの子だよ...」
アズキ「ではハルハル。飲み物を買って参ります、待っててください」
【ミウサイド】
カナ「ミ、ミウちゃん」
ミウ「どうしました、カナさん」
カナ「ウォータースライダー乗ろうって言ったけど一番高いところだと思わなかったよ...」
ミウ「あれ、カナさん高所恐怖症だった?
カナ「そんなことないけど、ちょっと恐いかも」
ミウ「大丈夫!私達だけだとただの姉妹に見えると思うので男目線は気にしないで!カナさんは保護者に見えるはずです」
カナ「そ、それを言ってるんじゃなくて....ミウちゃんはこんな高いところから大丈夫なの?
お薬飲んだ?後でしんどくならない?」
ミウ「大丈夫!こういうの昔から好きでお兄と滑りまくってたのだー!」
カナ「そ、そうなんだ。明るい兄妹だもんね」
ミウ「お兄はバカだけどね」
カナ「…あれ?ミウちゃん。。なんかロリ眼鏡さんが色んな人に囲まれてない?」
ミウ「ん?遠くてわからないのだけど。あ、溺れかけてるのかも!お兄に知らせなきゃ。
よし!カナさんこのまま滑って降りるよ」
カナ「ちょ、ちょっとキャー!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミウ「お兄ー!なんか上から見ててロリ眼鏡ちゃんが危なそうだよ!!」
リョウ「ん?アズッキーが?」
アツシ「あの下ネタ連発の子か?」
ミウ「なんか中学生か高校生の男の子に襲われてるというか遊ばれてるというか。わかんないけど」
リョウ「えー!ハルくんに知らせないと!
ミズキー、ハルくんどこいるか知ってる?」
ミズキ「えーっと、あそこの日陰でウトウトしてたはず」
リョウ「おーいハルくん、なんかアズッキーが溺れかけてるっぽい!」
ハル「はぁ?なんで?」
リョウ「高校生かなんだか知らないけど...男たちがワイワイ遊んでるっぽい。急ごう!!」
バタバタ
リョウ「アズッキー?」
ハル「おいアズ!」
アツシ「リョウ、あいつら何かヘラヘラ笑ってないか?」
リョウ「カッチーン!アツシ….準備は?」
アツシ「お前の友達ならしゃーない」
「「血祭りじゃボケェェ!」」
ミズキ、ユリ「ちょっとリョウ! アツシ!
暴力はだめ!絶対だめ!ミウちゃんもカナちゃんも見てる。。。
というか私たちフィアンセの前でもうそういうのやめて!!」
リョウ「なんだよ他にどうしろって、アズッキーが....」
ミズキ「守る、守のよ!わかる?絶対手を出したらだめ!」
ユリ「アツシも!言ってる意味わかるよね!?」
リョウ「アツシ悪いそれできる?」
アツシ「頑張るわ」
ーーーーーー
リョウ「ちょっとお前ら、どけってなにしてん、、痛っ。
止まれって、遊びじゃねえんだから、おい!
ちょっと…アツシ、そっち頼む!」
アツシ「もうやってるって!!」
バシャバシャ!
ハル「アズ!!大丈夫か!?アズ!!おい!」
背中から守って抱き上げる
「あ、ハルくんやっと!....って」
“ハルの背中に唐獅子牡丹の刺青”
アツシ「おいおい唐獅子って…あの人ほんまもんかいな?色も入っとるぞ」
リョウ「違うっつーの」
ハル「リョウ、もしかして背中、透けちゃったりしてる…?」
リョウ「うん。というか全部見えちゃってる(結構がっつりなんだ)」
ハル「うわーやっちゃった。リョウどうしよう?」
リョウ「おれに聞かれても…」
ハル「ちょっと坊やたち、、お兄さんと本当の海行こうか。
海深何メートルあるか調べるの付き合ってくれないかな?」
リョウ「は、ハルくん。。。」
ーーーーーーーーーーーーー
ハル「おいアズ!」
アズキ「…ハルハル?ごほっ!げほっ…」
ハル「お前なにやってたの?」
アズキ「ええっと…ジュース買いに行く時に男子高校生に話しかけられたので、少しだけ取材をと思ったらそのまま持ち上げられ連れていかれ…」
ミウ「お兄ー、落し物のメガネ発見したぞー!」
アツシ「リョウ、取材ってなに?」
リョウ「アツシごめん、ちょっと静かに頼む」
ハル「ここはおれやリョウたちだけがいる空間じゃないの!いろんな危険予知をしろ!!」
アズキ「うう…ハルハルごめんなさいぃ」
ハル「ちゃんと見てなかったおれも悪かったけど、こういう時こそちゃんと身を守るもんだろ。つーかおれは保護者かよ」
アズキ「すみませんでした...」
ハル「でも良かった。。本当に…
勘弁してよ、もう誰か死ぬの嫌なんだよ]
ミズキ「先輩…」
ハル「皆ごめんごめんちょっと、救護室あったら連れて行くわ。
悪いねせっかく遊んでたのに」
ミズキ「いや先輩、もう私たちは十分です」
リョウ「というかハルくん。背中のそれバレてるっぽいからたぶん強制退場かも....あはは」
ハル「最近ボディペイントにハマってて今日もそれしてきたのー」
リョウ「たぶん、無理かな。。。」
ハル「リツコさんの作中に出てきたコなのー」
ミズキ「あ、先輩その本読みました」
ハル「後悔してないよ」
リョウ「あ、だからアズッキーは体内に取り込みたいと…獅子を」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
リョウ「いやー楽しかったかな!一応久々に野獣にも会ったし。さすがにアズッキーにはヒヤヒヤしたけど」
アズキ「みなさん本当にごめんなさいですぅ」
ミズキ「良いのよアズキちゃん!無事で良かったわ」
ミウ「カナさん、楽しかったよねー?」
カナ「う、うん。ちょっとあの高さで滑るのに心構えが出来なかったんだけど…」
アズキ「zzzzzzzzzzzzzzz」
アツシ「リョウ、あの子。刺青の体に抱きついて幸せそうによだれ垂らして寝とるけど…」
リョウ「あぁ、気にすんな。しかし1番恐かったのが…」
アツシ「ユリとミズキちゃんの説教やな、どっかの学生に対して」
ユリ「当たり前じゃん!」
ミズキ「命かかってんのよ?殺してやりたかったわ」
リョウ「どっちだよ…」
ユリ「あと2時間ぐらいきっちり教育したかったぐらいだよ」
ミズキ「私も!」
リョウ「あの学生みんな正座させられたけどさ。おれとアツシも結界貼って長いこと警備員みたいになってたよな…」
ユリ「逃すわけには行かないからね!」
アツシ「おれらは勝てへんな2人には」
リョウ「そうなるな…少なくとも外では。ハルくん良かったね、アズッキー無事で」
ハル「もー疲れちゃったよ心身共に」
リョウ「本気出したら足速いし、泳ぎも得意なんじゃん。ちょっとずるくない?」
ハル「んー、まあ常に体力温存してるようなもんだからね」
リョウ「あはは、そうだね」
ハル「リョウ、実はおれ彫り師の勉強してんのー」
リョウ「うん、良いと思う。2人で芸術求めてって」
//8人の夏休み\\
*
ユリ
ん?
唐獅子もかっこ良かったけど
おれ龍がええな
んーじゃあ私は鯉で
お前も!?ごめん止めよか
はあ...呆れたわ。
まあーミズキちゃんもリョウくんも元気そうで良かった!
0
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