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1.人生三度目、初手から詰んでない?
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私と彼が出会うのは、これで3度目だった。
1度目は江戸に公方様がおわした時代。兄の学友だった彼と私は婚約していたが、剣士でありかなり腕の立つ者としてそこそこ名の知れていた彼は結婚目前に戦死してしまった。私も後を追うようにして結核になり死んだ。
2度目は平成。私達は高校の同級生として再会し、今度こそは2人で一緒にいようと約束を交わしたが結局下校中に交通事故に巻き込まれ死んでしまったようだ。
そして3度目。ここは日本ではなく18世紀頃のヨーロッパのような場所で、しかも魔法が当然のように存在するまるでゲームや漫画の中のような世界だ。私達がそれまで辿って来た世界とは違う世界ならしい。私も彼も見た目や名前はすっかり変わってしまったが、それでもすぐに彼だと分かった。
彼の今の名はジェラール・アラン・ド・アケルナル。ジェラールは初代皇帝の忠臣を祖とする名門貴族、アケルナル公爵家の長男だがとある理由から家の者達から冷遇され、離宮で放置されている。そして私はシャルロット・アデル。一応皇族である。私の母は元々現皇帝陛下アンセルム2世の妃であったが、あろうことかアンセルム2世の正妃、カトリーヌ殿下に嫉妬し殿下を毒殺しようとしたそうだ。陛下は大層お怒りになり、母は離婚され社交界からも当然追放された。母の実家も領地での謹慎を言い渡され、身重の母は領地まで馬車で揺られるのは無理だったので結局従兄の公爵を頼った。その後公爵家で私を産んで1年程で亡くなったそうで、私も皇族の汚点として忌み嫌われている。そのため私も母の従兄弟の家…、アケルナル公爵家の離宮で放置されている。
そう、ジェラールと同じアケルナル公爵家である。
私とジェラールは生まれてすぐに同じ場所に押し込められた。離宮はさすが公爵家だけあってとても綺麗だったが、侍女達は私達を馬鹿にしており暴力を振るわれることも珍しくなかった。
ジェラールの母上、ジゼル・シャンタル・ド・アケルナル様は陛下の妹君、つまり元皇女殿下だ。本来は別の貴族の方と結婚したかったしその予定だったのだが、まだその婚約が公になっていなかった時に私の叔父でもある今の公爵閣下が戦争で武勲をあげた褒美にジゼル様を御所望なさったのだそうだ。何でもやると言った手間断る事もできず、ジゼル様は愛する人との結婚を諦めて泣く泣くアケルナル公爵家に嫁いだのだった。公爵閣下はかつてよりジゼル様に恋をしていたために彼女を選んだのだが、彼女が他の男性と相思相愛でしかも婚約が内定している事など知らなかったのだ。公爵閣下はそれを知っていてなお横取りするような外道ではない。…しかし知ったところでもうどうすることも出来ず、時が経つにつれジゼル様──公爵夫人は段々とおかしくなっていった。そしてジェラールを遠ざけるようになったそうだ。私達は記憶にないが、ジェラールにも私にも手は上げないが、私の顔もお気に召さないようで私達を見ると彼女はその顔を見せるなと大層お怒りになるそうだ。───この事はもちろん公爵閣下もご存知だが、夫人への負い目があるからか閣下は何も口出しせず見ぬふりを続けていた。
ある日。私達はいつも通り侍女達から杜撰な扱いを受けていたのだが、この日はたまたま彼女達の機嫌が悪かったのか私は頭から水をかけられた。もう秋も深まって来た時期でだいぶ寒かったので私は思いっきり風邪を引いてしまった。流石に死なれるのは困るのか看病はしてくれるが、侍女達はずっと文句を言っていた。…この侍女達って一体誰が雇っているんだろう。こんなに感情に振り回されてて大丈夫なのかしら。お客様がいらっしゃってる時に機嫌が悪かったらどうなることやら。──あ、くしゃみ出そう。
「っくしゅん!」
私がくしゃみをすると同時にドガン!と物すごい音がした。…え?何事…?
「な、なんだ今の音…?」
「爆発みたいな…、っくしゅ!」
ドガン、と再び轟音が響いた。今度は爆風付きだ。何事かと目を開くと、気づけば辺りは瓦礫の山になっていた。…え、嘘でしょ…?どういう事なの…?まさか敵襲…⁉︎
「…シャ、シャル…。」
「!ジェール⁉︎」
私が横になっているベッドの横から這い上がってきたのはついさっきまでいたはずのジェラールだった。爆風のせいか綺麗な銀髪が乱れている。
「大丈夫か…?」
「私は全然平気だけど…、ジェールこそ大丈夫⁉︎」
「大丈夫…、驚いただけだ。」
ジェラールはそう言って苦笑した。
「一体何が起こったの…?」
「さぁ…。」
「一体何の騒ぎです?」
瓦礫を踏み分けてやってきたのは公爵夫人だった。彼女はベッドで横になっている私を見てギョッとした顔をした。
「…何故彼女は寝込んでいるのかしら?」
「お、お嬢様はお風邪をひいてしまわれまして…!」
「風邪ですって?なら何故医師を呼ばないのかしら。…それから、2人のこの状況はどういう事?」
「そ、それは…。」
侍女は完全に怯えてしまっていた。まともな受け答えが出来なさそうだと判断するとジゼル様はため息をついて他の侍女に視線を向けた。
「どういう事か説明なさい。」
「そ、その、ジュリーがお嬢様に水をかけて、それでお風邪を…。」
「水を?…この寒い時期にそんな事をしたら風邪を引く事くらい子どもでも分かるわよね?」
ジゼル様は侍女達を鋭く睨み付けた。…あの、そんな事よりもこの離宮の惨状の方が大事なのでは…?敵襲かもしれないのにこんな所にいらっしゃって大丈夫なのかしら…?
「も、申し訳…。」
「もう良いわ、貴女達全員この屋敷から出て行きなさい。」
「「⁉︎」」
ジゼル様のお言葉に、侍女達だけでなく私達も目を見開いた。
「そんな、奥様…!」
「水をかけた本人は当然として、それを止めなかった方にも責任はあるんじゃなくって?そもそも、彼女を離れにやったのは出来るだけ陛下達の目の届かない所へやるためであって貴女達のストレスのはけ口にする為ではないわ。ちゃんと言ったつもりだったのだけど…、きちんと伝わっていなかったようね?」
ジゼル様の絶対零度の視線にその場の温度は一気に凍りついた。…寒い。
「…あなた、子ども達を連れて行きなさい。」
ジゼル様が彼女と一緒にここへやってきた執事らしき男性に言うと、彼は「かしこまりました。」と綺麗にお辞儀して私をベッドから抱き上げた。その時にきちんとふかふかの毛布で優しく包んでくれたので寒くはない。ジェラールにも歩けるか尋ね、頷いたのを確認すると彼はジゼル様や公爵のいる本邸へと歩き出した。
1度目は江戸に公方様がおわした時代。兄の学友だった彼と私は婚約していたが、剣士でありかなり腕の立つ者としてそこそこ名の知れていた彼は結婚目前に戦死してしまった。私も後を追うようにして結核になり死んだ。
2度目は平成。私達は高校の同級生として再会し、今度こそは2人で一緒にいようと約束を交わしたが結局下校中に交通事故に巻き込まれ死んでしまったようだ。
そして3度目。ここは日本ではなく18世紀頃のヨーロッパのような場所で、しかも魔法が当然のように存在するまるでゲームや漫画の中のような世界だ。私達がそれまで辿って来た世界とは違う世界ならしい。私も彼も見た目や名前はすっかり変わってしまったが、それでもすぐに彼だと分かった。
彼の今の名はジェラール・アラン・ド・アケルナル。ジェラールは初代皇帝の忠臣を祖とする名門貴族、アケルナル公爵家の長男だがとある理由から家の者達から冷遇され、離宮で放置されている。そして私はシャルロット・アデル。一応皇族である。私の母は元々現皇帝陛下アンセルム2世の妃であったが、あろうことかアンセルム2世の正妃、カトリーヌ殿下に嫉妬し殿下を毒殺しようとしたそうだ。陛下は大層お怒りになり、母は離婚され社交界からも当然追放された。母の実家も領地での謹慎を言い渡され、身重の母は領地まで馬車で揺られるのは無理だったので結局従兄の公爵を頼った。その後公爵家で私を産んで1年程で亡くなったそうで、私も皇族の汚点として忌み嫌われている。そのため私も母の従兄弟の家…、アケルナル公爵家の離宮で放置されている。
そう、ジェラールと同じアケルナル公爵家である。
私とジェラールは生まれてすぐに同じ場所に押し込められた。離宮はさすが公爵家だけあってとても綺麗だったが、侍女達は私達を馬鹿にしており暴力を振るわれることも珍しくなかった。
ジェラールの母上、ジゼル・シャンタル・ド・アケルナル様は陛下の妹君、つまり元皇女殿下だ。本来は別の貴族の方と結婚したかったしその予定だったのだが、まだその婚約が公になっていなかった時に私の叔父でもある今の公爵閣下が戦争で武勲をあげた褒美にジゼル様を御所望なさったのだそうだ。何でもやると言った手間断る事もできず、ジゼル様は愛する人との結婚を諦めて泣く泣くアケルナル公爵家に嫁いだのだった。公爵閣下はかつてよりジゼル様に恋をしていたために彼女を選んだのだが、彼女が他の男性と相思相愛でしかも婚約が内定している事など知らなかったのだ。公爵閣下はそれを知っていてなお横取りするような外道ではない。…しかし知ったところでもうどうすることも出来ず、時が経つにつれジゼル様──公爵夫人は段々とおかしくなっていった。そしてジェラールを遠ざけるようになったそうだ。私達は記憶にないが、ジェラールにも私にも手は上げないが、私の顔もお気に召さないようで私達を見ると彼女はその顔を見せるなと大層お怒りになるそうだ。───この事はもちろん公爵閣下もご存知だが、夫人への負い目があるからか閣下は何も口出しせず見ぬふりを続けていた。
ある日。私達はいつも通り侍女達から杜撰な扱いを受けていたのだが、この日はたまたま彼女達の機嫌が悪かったのか私は頭から水をかけられた。もう秋も深まって来た時期でだいぶ寒かったので私は思いっきり風邪を引いてしまった。流石に死なれるのは困るのか看病はしてくれるが、侍女達はずっと文句を言っていた。…この侍女達って一体誰が雇っているんだろう。こんなに感情に振り回されてて大丈夫なのかしら。お客様がいらっしゃってる時に機嫌が悪かったらどうなることやら。──あ、くしゃみ出そう。
「っくしゅん!」
私がくしゃみをすると同時にドガン!と物すごい音がした。…え?何事…?
「な、なんだ今の音…?」
「爆発みたいな…、っくしゅ!」
ドガン、と再び轟音が響いた。今度は爆風付きだ。何事かと目を開くと、気づけば辺りは瓦礫の山になっていた。…え、嘘でしょ…?どういう事なの…?まさか敵襲…⁉︎
「…シャ、シャル…。」
「!ジェール⁉︎」
私が横になっているベッドの横から這い上がってきたのはついさっきまでいたはずのジェラールだった。爆風のせいか綺麗な銀髪が乱れている。
「大丈夫か…?」
「私は全然平気だけど…、ジェールこそ大丈夫⁉︎」
「大丈夫…、驚いただけだ。」
ジェラールはそう言って苦笑した。
「一体何が起こったの…?」
「さぁ…。」
「一体何の騒ぎです?」
瓦礫を踏み分けてやってきたのは公爵夫人だった。彼女はベッドで横になっている私を見てギョッとした顔をした。
「…何故彼女は寝込んでいるのかしら?」
「お、お嬢様はお風邪をひいてしまわれまして…!」
「風邪ですって?なら何故医師を呼ばないのかしら。…それから、2人のこの状況はどういう事?」
「そ、それは…。」
侍女は完全に怯えてしまっていた。まともな受け答えが出来なさそうだと判断するとジゼル様はため息をついて他の侍女に視線を向けた。
「どういう事か説明なさい。」
「そ、その、ジュリーがお嬢様に水をかけて、それでお風邪を…。」
「水を?…この寒い時期にそんな事をしたら風邪を引く事くらい子どもでも分かるわよね?」
ジゼル様は侍女達を鋭く睨み付けた。…あの、そんな事よりもこの離宮の惨状の方が大事なのでは…?敵襲かもしれないのにこんな所にいらっしゃって大丈夫なのかしら…?
「も、申し訳…。」
「もう良いわ、貴女達全員この屋敷から出て行きなさい。」
「「⁉︎」」
ジゼル様のお言葉に、侍女達だけでなく私達も目を見開いた。
「そんな、奥様…!」
「水をかけた本人は当然として、それを止めなかった方にも責任はあるんじゃなくって?そもそも、彼女を離れにやったのは出来るだけ陛下達の目の届かない所へやるためであって貴女達のストレスのはけ口にする為ではないわ。ちゃんと言ったつもりだったのだけど…、きちんと伝わっていなかったようね?」
ジゼル様の絶対零度の視線にその場の温度は一気に凍りついた。…寒い。
「…あなた、子ども達を連れて行きなさい。」
ジゼル様が彼女と一緒にここへやってきた執事らしき男性に言うと、彼は「かしこまりました。」と綺麗にお辞儀して私をベッドから抱き上げた。その時にきちんとふかふかの毛布で優しく包んでくれたので寒くはない。ジェラールにも歩けるか尋ね、頷いたのを確認すると彼はジゼル様や公爵のいる本邸へと歩き出した。
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