1 / 40
第0項 From to Harber
しおりを挟む
「ハアッ、ハアッ」
息を切らしながら森の中を走る青年--ゼクス・シリアートル。
既に体力は底をつき始め足元もおぼつかない。
「くそっ、最悪だ! なんでよりにもよって--」
滑り込むように足を止め、砂埃が舞い上がる。
荒い呼吸、唾を喉でならし、目の前に待ち伏せているそいつらと視線を交わす。
「よりにもよって俺がこんなゴブリンごときに追いかけられなくちゃいけないんだっ!」
Prologue
――From to harber――
帝都から出て数年。放浪者となっていたゼクスは森の中でさまよっていた。
腰にぶら下げていた皮袋の水は尽き果てて所持していた食料も、もうリンゴ一つだけとなってしまった。
少なくとも水は確保しようと森をさまよっていると水の音がかすかに聞こえた。
思わずゼクスは聞こえた方向に走る。
「水っ!!」
昼下がりの木漏れ日に照らされて、キラキラと輝く川にゼクスは駆け寄る。
森の中を何日もさまよい、疲労と焦りで満たされた体に柔らかな水が体を潤した。
手で水を掬って顔を洗い、「ふぅ……」と一つ息をつく――対岸の影と目が合う。
影は何体かいて用を足したり水浴びをしていたり。
一瞬、何がいるのか理解することを脳が拒んだ。
緑色の肌。ボロボロの布切れを要所だけ隠すように羽織っている。
――ゴブリン、低級の魔物。力は子供ほどで一体ごときでは大人を相手にすると雑魚と分類される。
しかし、一体何人の新米冒険者が彼らの手によって命を落としているのだろう。
一体の力はそれほどでもないが奴らは群れで行動する。力がない代わりに狡猾な罠を仕掛け、煽り立てる。
はっきり言ってゴブリンは脅威だ。
そんなやつらと数メートルもない川幅をまたいで目があってしまった。
それも、見てはいけない――いや、見たくもない現実を目の当たりにして――
「おっまっ――!! ふざっ――!!」
戦う意思は全くなく、それよりもこの場からすぐに去って人生の汚点とも言える記憶を消し去りたい。
体がねじれるかと思うほどに身体を捻りゼクスは全速力で駆け出した。
†
木陰に身を隠し、ゼクスが使える数少ない魔法――アウトフォース――で匂いと気配を消す。
木を挟んで数メートルの距離でゼクスを探すゴブリンたち。
(はやくどっかいってくれ……)
心の中で呟くと何やら他の獲物を見つけたように騒ぎ立ててどこかへと去っていく。
思わず木の幹に背中を預けてへたり込んでしまう。
穏やかな昼下がり、梢から降り注ぐ木漏れ日を見つめる。
「俺、なにしてんだろうな……」
思わずそう呟いてしまう。
「キャアッ――」
再びゼクスの耳に駆け込んでくる声。今度は幼い少女のような。
そう遠くはない距離だ。
反射的にゼクスは声のした方に走り出していた。
ゴブリンに追われる10歳くらいの少女。手にはカゴを持って涙目になりながらゴブリンの群れから必死に逃げ惑っていた。
(くそ、俺より弱い獲物を見つけたからそっちを狙ったってことかよ)
ゼクスは舌打ちをする。剣術を扱えるが群れのゴブリンを一人で相手したことはなく、少女を助けられるかわからない。
しかし、ゼクスという青年は襲われている人――ましてや少女となると放っては置けない性格だった。
できることといえば奇襲と威嚇。目的は救出と撤退。
ゼクスは迫り来るタイムリミットの中必死に思考を巡らせる。
木の根に躓き転ぶ少女。
ゴブリンたちが棍棒を振り下ろす。
迫り来る恐怖から思わず目を瞑る……が、痛みは襲ってこない。
代わりに目の前にゼクスが立っていた。
フードを深く被り表情はよく見えない。
彼の足元には踏みつけられているゴブリンがじたばたと暴れている。
おもむろにゼクスは懐から青緑の剣を取り出し足元の敵を沈黙させる。
彼が左手を前にかざす。同時に青色の粒子が幻影のような剣が5本生成される。
「俺は慈悲深い人間だ。今なら見逃してやる。死にたいなら構わないが……」
幻影をおもむろに掴むと最前列にいたゴブリンに投げつける。
一瞬、ひるんだのだが……退こうとはしない。
「チッ、参ったな……」
ゼクスはボソリと呟く。
「嬢ちゃん、ちょっと目をつぶってな」
フードの下から少女と視線を交わす。少女は言われた通りにぎゅっと目を瞑り、カゴを抱きしめた。
彼はそれを確認すると力なく倒れている足元の亡骸から剣を抜く。
そして再び亡骸に剣を振り下ろすと、血の匂いが充満する。
視線をゴブリンの群れに戻し、ニヤリと笑う。
気配の消えた彼の姿がとてつもない脅威に錯覚したゴブリンたちは後ずさりをして散り散りに撤退していく。
フードを取り、ため息をつくゼクス。
目を瞑っている少女に声をかけようとするが、足元を見てためらうと彼女を抱きかかえて移動をする。
「もう大丈夫だ。目を開けてもいいぞ」
少女と目線を合わせるようにしゃがんでいるゼクスは優しく声をかける。
「あ、ありがとう。お兄ちゃん、強いんだね」
「ん? ま、まあな……」
指先で頬をポリポリ掻く。強いとか、褒められることに慣れていなく照れくさかった。
「それで、どうしてあそこに? そのカゴに入ってるのは薬草か?」
少女が大事そうに抱えているカゴの中には薬草らしきものがいくつか入っていた。
「うん。お母さんの具合が悪くて……でもお店だと高くて買えないの。だから私が森にとりにきたんだー」
「そうか、えらいな。でも一人で森に入ったら危ないだろう?」
「ごめんなさい」
しょぼんと意気消沈する少女は泣き出しそうになってしまった。
どうしたらいいのか分からなくなったゼクスに一つ思いつく。
「そうだ。俺もこれ沢山持っててな。いるか?」
とマントの下から取り出す真似をして薬草を差し出した。
「いいの?」
「よくはない。俺もいまは傭兵だからな。タダじゃやれん」
少女のカゴに引っかかってるお花の冠を指差して。
「それと交換だ。いいな?」
少女は自分でつくったお花の冠を取って
「こんなのでいいの?」
「俺はそれがいいんだ」
「うん! ありがとう」
満面の笑みを浮かべる少女にゼクスはやさしく頭を撫でてあげた。
「それでどこから来たんだ?」
「んーとね、あっちの方にあるディネールっていう街だよ」
少女が明後日の方を指をさす。
(ディネールといえば確か子爵領だったような……)
ゼクスは少女をこのままにしておけなく送っていくつもりだったが、ためらってしまう。
ディネールには騎士団の駐屯地がある。騎士団と鉢合わせするのが嫌だったのだ。
少女は首を傾げてゼクスを見つめる。
そんな様子を見て後頭部をかく。
(やっぱ放っておけねぇよ!!)
諦めて、ディネールまで送っていくことに決めた。
「よし、じゃあディネールまで送ってやるよ。俺もちょうど用があったしな」
「うんっ! ありがとう」
ゼクスは満足げに笑みを浮かべて港町ディネールへと向かった。
港町ディネール――外壁――
白く輝く月を見つめる一人の少女。
透き通るような白銀の髪を潮風に揺らしている。
「動き出しそうね」
小さく鈴の音のような声を呟かせると
城門から飛び降りて闇に消えた。
……To be Continued
息を切らしながら森の中を走る青年--ゼクス・シリアートル。
既に体力は底をつき始め足元もおぼつかない。
「くそっ、最悪だ! なんでよりにもよって--」
滑り込むように足を止め、砂埃が舞い上がる。
荒い呼吸、唾を喉でならし、目の前に待ち伏せているそいつらと視線を交わす。
「よりにもよって俺がこんなゴブリンごときに追いかけられなくちゃいけないんだっ!」
Prologue
――From to harber――
帝都から出て数年。放浪者となっていたゼクスは森の中でさまよっていた。
腰にぶら下げていた皮袋の水は尽き果てて所持していた食料も、もうリンゴ一つだけとなってしまった。
少なくとも水は確保しようと森をさまよっていると水の音がかすかに聞こえた。
思わずゼクスは聞こえた方向に走る。
「水っ!!」
昼下がりの木漏れ日に照らされて、キラキラと輝く川にゼクスは駆け寄る。
森の中を何日もさまよい、疲労と焦りで満たされた体に柔らかな水が体を潤した。
手で水を掬って顔を洗い、「ふぅ……」と一つ息をつく――対岸の影と目が合う。
影は何体かいて用を足したり水浴びをしていたり。
一瞬、何がいるのか理解することを脳が拒んだ。
緑色の肌。ボロボロの布切れを要所だけ隠すように羽織っている。
――ゴブリン、低級の魔物。力は子供ほどで一体ごときでは大人を相手にすると雑魚と分類される。
しかし、一体何人の新米冒険者が彼らの手によって命を落としているのだろう。
一体の力はそれほどでもないが奴らは群れで行動する。力がない代わりに狡猾な罠を仕掛け、煽り立てる。
はっきり言ってゴブリンは脅威だ。
そんなやつらと数メートルもない川幅をまたいで目があってしまった。
それも、見てはいけない――いや、見たくもない現実を目の当たりにして――
「おっまっ――!! ふざっ――!!」
戦う意思は全くなく、それよりもこの場からすぐに去って人生の汚点とも言える記憶を消し去りたい。
体がねじれるかと思うほどに身体を捻りゼクスは全速力で駆け出した。
†
木陰に身を隠し、ゼクスが使える数少ない魔法――アウトフォース――で匂いと気配を消す。
木を挟んで数メートルの距離でゼクスを探すゴブリンたち。
(はやくどっかいってくれ……)
心の中で呟くと何やら他の獲物を見つけたように騒ぎ立ててどこかへと去っていく。
思わず木の幹に背中を預けてへたり込んでしまう。
穏やかな昼下がり、梢から降り注ぐ木漏れ日を見つめる。
「俺、なにしてんだろうな……」
思わずそう呟いてしまう。
「キャアッ――」
再びゼクスの耳に駆け込んでくる声。今度は幼い少女のような。
そう遠くはない距離だ。
反射的にゼクスは声のした方に走り出していた。
ゴブリンに追われる10歳くらいの少女。手にはカゴを持って涙目になりながらゴブリンの群れから必死に逃げ惑っていた。
(くそ、俺より弱い獲物を見つけたからそっちを狙ったってことかよ)
ゼクスは舌打ちをする。剣術を扱えるが群れのゴブリンを一人で相手したことはなく、少女を助けられるかわからない。
しかし、ゼクスという青年は襲われている人――ましてや少女となると放っては置けない性格だった。
できることといえば奇襲と威嚇。目的は救出と撤退。
ゼクスは迫り来るタイムリミットの中必死に思考を巡らせる。
木の根に躓き転ぶ少女。
ゴブリンたちが棍棒を振り下ろす。
迫り来る恐怖から思わず目を瞑る……が、痛みは襲ってこない。
代わりに目の前にゼクスが立っていた。
フードを深く被り表情はよく見えない。
彼の足元には踏みつけられているゴブリンがじたばたと暴れている。
おもむろにゼクスは懐から青緑の剣を取り出し足元の敵を沈黙させる。
彼が左手を前にかざす。同時に青色の粒子が幻影のような剣が5本生成される。
「俺は慈悲深い人間だ。今なら見逃してやる。死にたいなら構わないが……」
幻影をおもむろに掴むと最前列にいたゴブリンに投げつける。
一瞬、ひるんだのだが……退こうとはしない。
「チッ、参ったな……」
ゼクスはボソリと呟く。
「嬢ちゃん、ちょっと目をつぶってな」
フードの下から少女と視線を交わす。少女は言われた通りにぎゅっと目を瞑り、カゴを抱きしめた。
彼はそれを確認すると力なく倒れている足元の亡骸から剣を抜く。
そして再び亡骸に剣を振り下ろすと、血の匂いが充満する。
視線をゴブリンの群れに戻し、ニヤリと笑う。
気配の消えた彼の姿がとてつもない脅威に錯覚したゴブリンたちは後ずさりをして散り散りに撤退していく。
フードを取り、ため息をつくゼクス。
目を瞑っている少女に声をかけようとするが、足元を見てためらうと彼女を抱きかかえて移動をする。
「もう大丈夫だ。目を開けてもいいぞ」
少女と目線を合わせるようにしゃがんでいるゼクスは優しく声をかける。
「あ、ありがとう。お兄ちゃん、強いんだね」
「ん? ま、まあな……」
指先で頬をポリポリ掻く。強いとか、褒められることに慣れていなく照れくさかった。
「それで、どうしてあそこに? そのカゴに入ってるのは薬草か?」
少女が大事そうに抱えているカゴの中には薬草らしきものがいくつか入っていた。
「うん。お母さんの具合が悪くて……でもお店だと高くて買えないの。だから私が森にとりにきたんだー」
「そうか、えらいな。でも一人で森に入ったら危ないだろう?」
「ごめんなさい」
しょぼんと意気消沈する少女は泣き出しそうになってしまった。
どうしたらいいのか分からなくなったゼクスに一つ思いつく。
「そうだ。俺もこれ沢山持っててな。いるか?」
とマントの下から取り出す真似をして薬草を差し出した。
「いいの?」
「よくはない。俺もいまは傭兵だからな。タダじゃやれん」
少女のカゴに引っかかってるお花の冠を指差して。
「それと交換だ。いいな?」
少女は自分でつくったお花の冠を取って
「こんなのでいいの?」
「俺はそれがいいんだ」
「うん! ありがとう」
満面の笑みを浮かべる少女にゼクスはやさしく頭を撫でてあげた。
「それでどこから来たんだ?」
「んーとね、あっちの方にあるディネールっていう街だよ」
少女が明後日の方を指をさす。
(ディネールといえば確か子爵領だったような……)
ゼクスは少女をこのままにしておけなく送っていくつもりだったが、ためらってしまう。
ディネールには騎士団の駐屯地がある。騎士団と鉢合わせするのが嫌だったのだ。
少女は首を傾げてゼクスを見つめる。
そんな様子を見て後頭部をかく。
(やっぱ放っておけねぇよ!!)
諦めて、ディネールまで送っていくことに決めた。
「よし、じゃあディネールまで送ってやるよ。俺もちょうど用があったしな」
「うんっ! ありがとう」
ゼクスは満足げに笑みを浮かべて港町ディネールへと向かった。
港町ディネール――外壁――
白く輝く月を見つめる一人の少女。
透き通るような白銀の髪を潮風に揺らしている。
「動き出しそうね」
小さく鈴の音のような声を呟かせると
城門から飛び降りて闇に消えた。
……To be Continued
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる