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7.捜索
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7.捜索
襲撃事件の後、すぐに警察庁と神奈川県警の合同の対策本部が設置され、警察庁の警備局長である、横山仁が指揮を取ることになった。
現場にいた前澤、松本(正行)、鈴木も参加した。
「今回の事件は、日本の歴史においても類をみない凶悪行為だ。なんとしても真相を明らかにする必要がある……」横山が冷静に話し始めた。
「すぐに捜査に取り掛かれ」
「はい!」大きな声が本部に響き渡る。
500人ほどの捜査員がいるだろうか。
正行は、鈴木とともに、スナイパーを打って自殺した近藤龍について深く調べることにした。
国際的な犯罪組織であるLSの一員であることは、すぐにわかった。
しかし、本当に単独での犯行なのかは、断定できていなかった。
そうこうしているうちに、近藤の防犯カメラの映像が入ってきたと鈴木がパソコンを手に見せにきた。
事件の起こる2週間前のものだった。
近藤と見られる黒い帽子を被り、マスクをつけている男が道の隅を歩いている。
「ここはどこで何時ごろだ?」
「横浜中華街と思われます。時間は12時4分頃です。」鈴木が淡々と答える。
「なぜ中華街なんかにいるんだ?」
「なぜでしょう?アジトがあるとか?」
「なるほどな。可能性としてはあるな。」
「では、中華街に行って、聞き込み調査をしましょう!」鈴木が強い口調で言った。
「そうだな」
中華街に着いた。
中華街は、平日だが、観光客でごった返していた。外国人が多く歩いている。
肉まんのジュシーな香りを感じながら、正行と鈴木は手分けをして聞き込みを始めた。
「すいません。この黒い帽子を被り、マスクをしている写真の人を見かけませんでしたか。2週間ほど前なんですけど?」
「いやー見てないなぁ。」
「そうですか。わかりました。ご協力ありがとうございます。些細なことでももし何か情報がありましたら、こちらの方に電話をよろしくお願いいたします。」
そう言って正行は、自分の携帯と警察の電話番号が書かれた名刺を差し出した。
1時間ほど経った後、正行と鈴木は、先ほどの肉まんのお店の前で合流した。
「何か手掛かりは、ありましたか?」鈴木が聞く。
「いやないな。そっちは?」
「いやこちらも特にこれと言って……無駄骨でしたかね?」
「いやそんなことはないだろう。とりあえず、本部に戻るぞ。」
正行は、強い口調でそう言って、鈴木と共に県警に向かった。
県警に到着すると、
「一体どういうことなんだ!!」横山警備局長が大きな声を出している。
周りの捜査員も慌てふためいてる様子だった。
「何かあったんですか」正行が近くにいた捜査員に聞く。
「何かあったっていうレベルの話じゃないんですよ。総理が亡くなったと言う情報と、総理が渋谷区の自宅に居られるという情報が交錯しているのです。」
動揺している様子で捜査員が言う。
「はー?」
正行には何を言っているのかさっぱり理解できなかった。
襲撃事件の後、すぐに警察庁と神奈川県警の合同の対策本部が設置され、警察庁の警備局長である、横山仁が指揮を取ることになった。
現場にいた前澤、松本(正行)、鈴木も参加した。
「今回の事件は、日本の歴史においても類をみない凶悪行為だ。なんとしても真相を明らかにする必要がある……」横山が冷静に話し始めた。
「すぐに捜査に取り掛かれ」
「はい!」大きな声が本部に響き渡る。
500人ほどの捜査員がいるだろうか。
正行は、鈴木とともに、スナイパーを打って自殺した近藤龍について深く調べることにした。
国際的な犯罪組織であるLSの一員であることは、すぐにわかった。
しかし、本当に単独での犯行なのかは、断定できていなかった。
そうこうしているうちに、近藤の防犯カメラの映像が入ってきたと鈴木がパソコンを手に見せにきた。
事件の起こる2週間前のものだった。
近藤と見られる黒い帽子を被り、マスクをつけている男が道の隅を歩いている。
「ここはどこで何時ごろだ?」
「横浜中華街と思われます。時間は12時4分頃です。」鈴木が淡々と答える。
「なぜ中華街なんかにいるんだ?」
「なぜでしょう?アジトがあるとか?」
「なるほどな。可能性としてはあるな。」
「では、中華街に行って、聞き込み調査をしましょう!」鈴木が強い口調で言った。
「そうだな」
中華街に着いた。
中華街は、平日だが、観光客でごった返していた。外国人が多く歩いている。
肉まんのジュシーな香りを感じながら、正行と鈴木は手分けをして聞き込みを始めた。
「すいません。この黒い帽子を被り、マスクをしている写真の人を見かけませんでしたか。2週間ほど前なんですけど?」
「いやー見てないなぁ。」
「そうですか。わかりました。ご協力ありがとうございます。些細なことでももし何か情報がありましたら、こちらの方に電話をよろしくお願いいたします。」
そう言って正行は、自分の携帯と警察の電話番号が書かれた名刺を差し出した。
1時間ほど経った後、正行と鈴木は、先ほどの肉まんのお店の前で合流した。
「何か手掛かりは、ありましたか?」鈴木が聞く。
「いやないな。そっちは?」
「いやこちらも特にこれと言って……無駄骨でしたかね?」
「いやそんなことはないだろう。とりあえず、本部に戻るぞ。」
正行は、強い口調でそう言って、鈴木と共に県警に向かった。
県警に到着すると、
「一体どういうことなんだ!!」横山警備局長が大きな声を出している。
周りの捜査員も慌てふためいてる様子だった。
「何かあったんですか」正行が近くにいた捜査員に聞く。
「何かあったっていうレベルの話じゃないんですよ。総理が亡くなったと言う情報と、総理が渋谷区の自宅に居られるという情報が交錯しているのです。」
動揺している様子で捜査員が言う。
「はー?」
正行には何を言っているのかさっぱり理解できなかった。
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