新しい嫁探し?バツイチお父さんは娘の為に霊界で伝説になる。

ふなむし

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お子様ラーメンネギ抜きで

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夜勤明け

夜勤帯に人騒動あったが無事に終わり、コンビニへ寄っていた。

これから少し霊界へ行こうと思うが流石に眠気が強くなり目がしょぼしょぼしてきたため。
コンビニでエナジードリンクを購入した。

「流石ブルーブル効きそうな味してやがる」

コーヒーや緑茶にもカフェインが入っているというが普段から飲み馴れているせいか普通に眠くなるし、カフェインの利尿作用でトイレも近くなるし悪循環でしかない。


エナジードリンクも慣れれば効かなくなるのかな?

確か外国でエナジードリンク飲みすぎてカフェインの過剰摂取で死んだ人もいたなぁ



次に康成はスーパーへ向かった。


次に霊界に行くときは何かお土産でも持っていくといった手前、手ぶらは流石にカッコ悪い。


何がいいかなぁ?


惣菜かっていくのも何か手抜き感あるし。


ありそうでないやつ…


調味料とかあっちに沢山あるのかな?


まぁ適当に買っていってまた次に買えばいいか。


康成は霊界に無さそうな調味料や食材を片っ端からかごへ入れレジへ向かった。



今日も霊界は晴れていた。

井戸から出ると昼も近いせいか太陽は真上から照らし、5月にしては汗ばむような気温だ。


こっちにも四季とかあんのかな?

「それよりもなんだこれ?」


まるで井戸を囲むように柵のような物があり、井戸の上には屋根がつけられていた。


誰かつけてくれたのかな?


井戸から村へ向かうと村の側で畑仕事をしている華凛を見つけた。


「おーい!華凛!」


「康成!来たのか!今終わらせるからちょいと待ってくれ!」


華凛は鍬を持つと急ぎ残りの畑を耕し出した。


5分もすると汗を拭い畑から華凛が出てきた。


「わりぃな待たせて。今日は何かようか?」


「そこまで大事なことでもないけど時間があったから遊びに来たようなもんだよ。これから時間は大丈夫か?」


「今日はもう大丈夫だ。これから家に帰って飯にでもするか?父ちゃんも畑から帰って来る時間だ。」


「お疲れさん、これでも飲みな。あっちの疲れた時に飲む飲みもんだ。」


康成は華凛へブルーブルを渡す


「サンキューな!でもこれどうやって空けるんだ?」


「上に指を引っかける溝みたいな所があるだろ?そこに指を入れてカシュッ!とやるとあくよ。」



カシュッ!


「おお!空いたな!このまま飲んでいいのか?」


「良いぞ、飲め飲め。」


ゴクゴクと喉をならし華凛はブルーブルを半分程飲むと


「うぉっ!びりびりするなこれ!大丈夫か!?」


「そういうもんだよ。大丈夫なびりびりだ。」


「そっか、でもなかなか変なあじだな?不味くはないけど初めての味だ。」


初めての味に首をかしげながらすぐに華凛の家に着いた。


村に入り一番近くにある少し大きめの家が華凛の家だった。


「ただいまー!父ちゃん!康成も拾ってきたぞ!」


「俺を野良犬みたいに言うんじゃありません」


家に入ると奥から女性が出てきた。


「お帰りなさい華凛。そちらが話をしていた康成君?私は華凛の母親の華夜と言います。よろしくね。」



「あっどうも天童康成といいます。」

「母ちゃん!無理して起きなくても良いんだぞ?飯の準備も俺がするから休んでろよ!」


「せっかくのお客様だもんお母さんにも挨拶位させなさいよ。ずっと横になってるのも疲れるのよ」


「あんまり無理すんなよ、何かあったらすぐに休めよな」


「そんなに無理しなくても大丈夫ですよ?暇だから遊びに来たようなもんですから御構い無く」


「じゃあ遠慮しないでね?何かあったら華凛に聞いてね?」


そう話すと華夜は部屋の奥へ戻っていった。


「わりぃな昔から母ちゃん少しからだが弱いんだよ。無理なすんなって言っても全然聞かねえし、無理して次の日には熱を出すしさ、父ちゃん帰って来るまでもう少し時間がかかりそうだし何か作るか?」


「この間、俺がご馳走になったから今日は材料を持ってきたんだ。台所を貸してくれたら俺が作るよ。」


「ほんとか!何を作るんだ?」


「簡単で悪いけどラーメンにしようかな」


「なんだそれ?」

「麺料理だよ。こっちには蕎麦はあるか?」


「あるよ。長い麺の料理で啜るやつだろ?」

「まぁそんな感じの料理だよ。米はあるか?」


「朝炊いたやつが残ってると思うよ。」



「わかった。それじゃあこっちの台所の使い方を教えてくれ。火とか水の出し方がわかればどうにかなるから。」



華凛へ頼み康成は台所へ向かった。


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