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第79話『言葉を上回るもの』
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午前中と変わりなく私のことをジロジロと見てくる生徒はいたけど、午後の授業は何とか受けることができた。
放課後。
昼休みに決めたように、私は沙耶先輩と一緒に東雲先生が運転する車で千晴先輩の家に向かっている。学校では理沙ちゃんとひより先輩が、秋川先生と白鳥さん、深津さんが通常通りの見回り業務を行なうことに。
「私や沙耶先輩で千晴先輩にかかった洗脳を解くことができるでしょうか」
「……できるかどうかじゃない。やるんだよ、琴実ちゃん」
そう言われて、すぐ隣で微笑みかけられると不思議とできそうな気がする。沙耶先輩って凄いパワーを持っているなと思う。
「ただ、昼休みにも言ったが……藤堂はかなり頭の切れる子だ。午前中に私が色々と話を聞いてみたが、彼女がブランだと考えても問題ない状況だよ。何より厄介なのは、自分が本当にブランだと思っていること」
「私達が藤堂さんを風紀委員会の委員長だと信じているように、藤堂さんは自身がブランであると信じているんですね。本物のブランに洗脳されたとしても、今朝の藤堂さんの立ち振る舞いは凄かった」
「沙耶先輩の言うとおりですね。むしろ、恐いと思ったくらいですもん。でも、沙耶先輩は真っ先に本物のブランから洗脳されたんじゃないかって疑いましたよね。……もしかして、ブランは誰なのか心当たりでもあるんですか?」
ひより先輩や理沙ちゃんとは違って、沙耶先輩は千晴先輩がブランと名乗ったときに驚いた様子を見せなかった。それは千晴先輩のことをよく分かっており、本当のブランが誰なのか心当たりがあったからだと思うんだ。
「まあ……ね。これまでのことを考えれば、ある程度は絞ることができるよ」
「だ、誰だと思っているんですか?」
「……ごめん、もう少し待ってくれるかな。ただ、藤堂さんにかかっている洗脳を解けば、ブランについての有力な情報を得ることができると思うよ」
「……そうですね。でも、いつか必ず話してくださいね」
「ああ、約束するよ」
ただ、沙耶先輩がそう言うってことはもしかしたら……ブランは私達の近くにいる人なのかもしれないな。
「さあ、この駐車場で降りて藤堂の家に行くぞ」
普段は徒歩で通っていると言っていただけあって、車では数分ほどで千晴先輩の家の近くまで来た。
私達は千晴先輩の家に向かう。それにしても朝と変わらず寒いなぁ。
家には千晴先輩の母親がおり、私達に申し訳なさそうに何度も頭を深く下げていた。その中で東雲先生が、
「娘さんは誰かに利用されているだけです。私達はそれを信じて彼女達と一緒にここにやってきました。娘さんとお話しさせてください」
そう言うと、私達を家の中に上がらせてくれた。千晴先輩の部屋の前まで行く。
――コンコン。
東雲先生がノックをすると、
『うん? お母さん?』
その声は普段の千晴先輩の声だった。すぐに扉が開き、
「し、東雲先生……」
中から驚いた様子を見せる私服姿の千晴先輩が出てきた。ロングスカートに縦セーターという可愛らしく温かそうな服装だ。
「扉が開いた。行くぞ、朝倉、折笠」
「ちょ、ちょっと――」
私達は強引に千晴先輩の部屋に入っていく。そのことで驚いたのか、千晴先輩はよろめいてベッドに倒れ込んだ。
「千晴先輩、大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、琴実さん。でも、どうしてあなた達がここに……」
「藤堂さんを取り戻しに来たんだ。風紀委員会に」
沙耶先輩がそう言うと、急に千晴先輩の目の色が変わり、
「うわっ!」
勢いよく沙耶先輩のことを床の上に押し倒した。千晴先輩は悲しげな表情を浮かべながら涙をボロボロと落とす。
「私はもう……あの風紀委員会に戻ることはできません」
そう言う沙耶先輩の声は震えていた。
「そんなことないよ、藤堂さん」
優しい口調で沙耶先輩は言うけど、千晴先輩はゆっくりと首を横に振る。
「私は……あなた方のいる風紀委員会に戻るのが怖いのです。あなたに告白して、フラれて……そんな中で私が戻ったら、あなたは優しいからきっと困ってしまうことでしょう。そうなると、風紀委員会を乱してしまうでしょう。そんな中で思いついたのはあなた方全員を風紀委員会から離れさせることだったのです。ただ、朝倉さんの顔を見たら、あなただけは私の側に置いておきたくて……」
「それで、今朝……私達にあんなことを言ったんだね。それで、ダブル・ブレッドのメンバーで新しい風紀委員会を作ろうと考えたわけか」
結果的に私達を風紀委員会から追放させることを言ったけど、そこに行き着くまでに葛藤があったんだ。
「その通りです。ですから、私のことを連れ戻すなんて馬鹿なことを考えず、早くここから帰ってください! 言うことを聞かなければ……今度こそ、東雲先生を含めてあなた達に痛い目を遭わせますよ!」
「……それでも、藤堂さんをダブル・ブレッドから連れ戻す。それが、昼休みにみんなで話して分かった風紀委員会の気持ちなんだ! 藤堂さんがいないと締まらないし……何よりも寂しいんだよ!」
すると、沙耶先輩は千晴先輩のことを抱き寄せる。
「離してください!」
千晴先輩は沙耶先輩の抱擁を解こうと激しくもがく。
「絶対に離さない! 離したくない!」
抵抗してくる千晴先輩のことをがっしりと抱きしめる。すると、観念したのか千晴先輩の抵抗は収まっていった。
「過ぎたことは仕方ないよ。ただ、藤堂さんが風紀委員会に戻ってきたときはいつでもこうして抱きしめる。ブランに連れ去られそうになったら、今度は……私達全員で藤堂さんを引き留める。藤堂さん、風紀委員会に戻ってきてほしい」
「沙耶先輩の言うとおりです。千晴先輩はとても真面目で、どんなことにも真っ直ぐで、可愛らしくて……風紀委員会のことを誰よりも考えている委員長さんなんです。千晴先輩はブランじゃありません。ブランを……ダブル・ブレッドを倒す風紀委員会のリーダーである藤堂千晴先輩なんです!」
「それでも、私は……私は……」
「いいんだよ」
そう言うと、沙耶先輩は千晴先輩の頬にキスをした。
「藤堂さんが本心からやりたいことをやればいいんだよ。それが私達と同じなら嬉しい。ただ、藤堂さんのやりたいことが人を傷つけることでしかできないのなら、私達が全力で阻止するけどね」
今の沙耶先輩の言葉は私も同感だし……きっと、ひより先輩や理沙ちゃんも同じことを考えるだろう。
「私は……朝倉さん達と一緒に風紀委員会の仕事がしたいです」
その気持ちを表すかのように千晴先輩は涙を流す。そんな彼女に沙耶先輩は優しげな笑みを浮かべた。
「その言葉をずっと聞きたかったよ。おかえり、藤堂さん」
「……今みたいに優しいからあなたのことが好きになったのですよ。……ただいま」
千晴先輩は沙耶先輩の胸の中に顔を埋め、大きな声で泣き始めた。
「どうやら……藤堂にかかった洗脳は解けたみたいだな。ブランの性格上、おそらく電話やSNSのメッセージ機能を使って藤堂を洗脳したんだろうが、笑顔と温もりとキスには敵わなかったようだ。朝倉と折笠を連れてきて正解だった」
「そうですね。千晴先輩が帰ってきてくれて良かったです」
実際は沙耶先輩が説得してくれて、私はちょっとフォローしただけなんだけど。ただ、洗脳を解くためとはいえ、頬にキスされた千晴先輩が羨ましかったりする。
「キスされた藤堂が羨ましいとか思ってるだろ?」
東雲先生が耳元でそんなことを囁いてきた。顔に出ちゃっているのかな。
「べ、別にそんなことはないわけじゃないというか……」
「ははっ、そうか。嫉妬も恋のうちの1つだと先生は思うよ。付き合う前は恵に嫉妬ばかりしていたから気持ちはよく分かる。でも、嫉妬すると好きな気持ちが膨らんでいくんだ。色々な欲も出てくるけど」
「……何か分かる気がします」
私も沙耶先輩にキスされたいって思うもん。欲を言えばキスされたいって言うか。
「ただ……嫉妬の気持ちを抱いても微笑ましいときってあるよな」
「ええ。今がそれですね」
「……折笠はいい奴だな。それはきっと愛のうちの1つだと先生は思うよ。そうだ、藤堂の洗脳が解けたことを学校にいる恵達にも伝えるか。折笠も唐沢や成田にこのことを知らせてほしい。ただ、学校にはブランがいるかもしれないからそこは気を付けてって」
「分かりました」
理沙ちゃんとひより先輩に千晴先輩の洗脳が解けたことをメッセージで知らせると、すぐに2人から喜びの返信が来た。
千晴先輩が泣き止んだら、告白以降のことについて聞いてみることにしよう。
それよりも、まずは……おかえりなさい。
放課後。
昼休みに決めたように、私は沙耶先輩と一緒に東雲先生が運転する車で千晴先輩の家に向かっている。学校では理沙ちゃんとひより先輩が、秋川先生と白鳥さん、深津さんが通常通りの見回り業務を行なうことに。
「私や沙耶先輩で千晴先輩にかかった洗脳を解くことができるでしょうか」
「……できるかどうかじゃない。やるんだよ、琴実ちゃん」
そう言われて、すぐ隣で微笑みかけられると不思議とできそうな気がする。沙耶先輩って凄いパワーを持っているなと思う。
「ただ、昼休みにも言ったが……藤堂はかなり頭の切れる子だ。午前中に私が色々と話を聞いてみたが、彼女がブランだと考えても問題ない状況だよ。何より厄介なのは、自分が本当にブランだと思っていること」
「私達が藤堂さんを風紀委員会の委員長だと信じているように、藤堂さんは自身がブランであると信じているんですね。本物のブランに洗脳されたとしても、今朝の藤堂さんの立ち振る舞いは凄かった」
「沙耶先輩の言うとおりですね。むしろ、恐いと思ったくらいですもん。でも、沙耶先輩は真っ先に本物のブランから洗脳されたんじゃないかって疑いましたよね。……もしかして、ブランは誰なのか心当たりでもあるんですか?」
ひより先輩や理沙ちゃんとは違って、沙耶先輩は千晴先輩がブランと名乗ったときに驚いた様子を見せなかった。それは千晴先輩のことをよく分かっており、本当のブランが誰なのか心当たりがあったからだと思うんだ。
「まあ……ね。これまでのことを考えれば、ある程度は絞ることができるよ」
「だ、誰だと思っているんですか?」
「……ごめん、もう少し待ってくれるかな。ただ、藤堂さんにかかっている洗脳を解けば、ブランについての有力な情報を得ることができると思うよ」
「……そうですね。でも、いつか必ず話してくださいね」
「ああ、約束するよ」
ただ、沙耶先輩がそう言うってことはもしかしたら……ブランは私達の近くにいる人なのかもしれないな。
「さあ、この駐車場で降りて藤堂の家に行くぞ」
普段は徒歩で通っていると言っていただけあって、車では数分ほどで千晴先輩の家の近くまで来た。
私達は千晴先輩の家に向かう。それにしても朝と変わらず寒いなぁ。
家には千晴先輩の母親がおり、私達に申し訳なさそうに何度も頭を深く下げていた。その中で東雲先生が、
「娘さんは誰かに利用されているだけです。私達はそれを信じて彼女達と一緒にここにやってきました。娘さんとお話しさせてください」
そう言うと、私達を家の中に上がらせてくれた。千晴先輩の部屋の前まで行く。
――コンコン。
東雲先生がノックをすると、
『うん? お母さん?』
その声は普段の千晴先輩の声だった。すぐに扉が開き、
「し、東雲先生……」
中から驚いた様子を見せる私服姿の千晴先輩が出てきた。ロングスカートに縦セーターという可愛らしく温かそうな服装だ。
「扉が開いた。行くぞ、朝倉、折笠」
「ちょ、ちょっと――」
私達は強引に千晴先輩の部屋に入っていく。そのことで驚いたのか、千晴先輩はよろめいてベッドに倒れ込んだ。
「千晴先輩、大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、琴実さん。でも、どうしてあなた達がここに……」
「藤堂さんを取り戻しに来たんだ。風紀委員会に」
沙耶先輩がそう言うと、急に千晴先輩の目の色が変わり、
「うわっ!」
勢いよく沙耶先輩のことを床の上に押し倒した。千晴先輩は悲しげな表情を浮かべながら涙をボロボロと落とす。
「私はもう……あの風紀委員会に戻ることはできません」
そう言う沙耶先輩の声は震えていた。
「そんなことないよ、藤堂さん」
優しい口調で沙耶先輩は言うけど、千晴先輩はゆっくりと首を横に振る。
「私は……あなた方のいる風紀委員会に戻るのが怖いのです。あなたに告白して、フラれて……そんな中で私が戻ったら、あなたは優しいからきっと困ってしまうことでしょう。そうなると、風紀委員会を乱してしまうでしょう。そんな中で思いついたのはあなた方全員を風紀委員会から離れさせることだったのです。ただ、朝倉さんの顔を見たら、あなただけは私の側に置いておきたくて……」
「それで、今朝……私達にあんなことを言ったんだね。それで、ダブル・ブレッドのメンバーで新しい風紀委員会を作ろうと考えたわけか」
結果的に私達を風紀委員会から追放させることを言ったけど、そこに行き着くまでに葛藤があったんだ。
「その通りです。ですから、私のことを連れ戻すなんて馬鹿なことを考えず、早くここから帰ってください! 言うことを聞かなければ……今度こそ、東雲先生を含めてあなた達に痛い目を遭わせますよ!」
「……それでも、藤堂さんをダブル・ブレッドから連れ戻す。それが、昼休みにみんなで話して分かった風紀委員会の気持ちなんだ! 藤堂さんがいないと締まらないし……何よりも寂しいんだよ!」
すると、沙耶先輩は千晴先輩のことを抱き寄せる。
「離してください!」
千晴先輩は沙耶先輩の抱擁を解こうと激しくもがく。
「絶対に離さない! 離したくない!」
抵抗してくる千晴先輩のことをがっしりと抱きしめる。すると、観念したのか千晴先輩の抵抗は収まっていった。
「過ぎたことは仕方ないよ。ただ、藤堂さんが風紀委員会に戻ってきたときはいつでもこうして抱きしめる。ブランに連れ去られそうになったら、今度は……私達全員で藤堂さんを引き留める。藤堂さん、風紀委員会に戻ってきてほしい」
「沙耶先輩の言うとおりです。千晴先輩はとても真面目で、どんなことにも真っ直ぐで、可愛らしくて……風紀委員会のことを誰よりも考えている委員長さんなんです。千晴先輩はブランじゃありません。ブランを……ダブル・ブレッドを倒す風紀委員会のリーダーである藤堂千晴先輩なんです!」
「それでも、私は……私は……」
「いいんだよ」
そう言うと、沙耶先輩は千晴先輩の頬にキスをした。
「藤堂さんが本心からやりたいことをやればいいんだよ。それが私達と同じなら嬉しい。ただ、藤堂さんのやりたいことが人を傷つけることでしかできないのなら、私達が全力で阻止するけどね」
今の沙耶先輩の言葉は私も同感だし……きっと、ひより先輩や理沙ちゃんも同じことを考えるだろう。
「私は……朝倉さん達と一緒に風紀委員会の仕事がしたいです」
その気持ちを表すかのように千晴先輩は涙を流す。そんな彼女に沙耶先輩は優しげな笑みを浮かべた。
「その言葉をずっと聞きたかったよ。おかえり、藤堂さん」
「……今みたいに優しいからあなたのことが好きになったのですよ。……ただいま」
千晴先輩は沙耶先輩の胸の中に顔を埋め、大きな声で泣き始めた。
「どうやら……藤堂にかかった洗脳は解けたみたいだな。ブランの性格上、おそらく電話やSNSのメッセージ機能を使って藤堂を洗脳したんだろうが、笑顔と温もりとキスには敵わなかったようだ。朝倉と折笠を連れてきて正解だった」
「そうですね。千晴先輩が帰ってきてくれて良かったです」
実際は沙耶先輩が説得してくれて、私はちょっとフォローしただけなんだけど。ただ、洗脳を解くためとはいえ、頬にキスされた千晴先輩が羨ましかったりする。
「キスされた藤堂が羨ましいとか思ってるだろ?」
東雲先生が耳元でそんなことを囁いてきた。顔に出ちゃっているのかな。
「べ、別にそんなことはないわけじゃないというか……」
「ははっ、そうか。嫉妬も恋のうちの1つだと先生は思うよ。付き合う前は恵に嫉妬ばかりしていたから気持ちはよく分かる。でも、嫉妬すると好きな気持ちが膨らんでいくんだ。色々な欲も出てくるけど」
「……何か分かる気がします」
私も沙耶先輩にキスされたいって思うもん。欲を言えばキスされたいって言うか。
「ただ……嫉妬の気持ちを抱いても微笑ましいときってあるよな」
「ええ。今がそれですね」
「……折笠はいい奴だな。それはきっと愛のうちの1つだと先生は思うよ。そうだ、藤堂の洗脳が解けたことを学校にいる恵達にも伝えるか。折笠も唐沢や成田にこのことを知らせてほしい。ただ、学校にはブランがいるかもしれないからそこは気を付けてって」
「分かりました」
理沙ちゃんとひより先輩に千晴先輩の洗脳が解けたことをメッセージで知らせると、すぐに2人から喜びの返信が来た。
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それよりも、まずは……おかえりなさい。
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