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特別編
第5話『幼い管理人さんといっしょ。』
4歳の美優先輩と一緒に自分の知らない道を歩く。これが夢でもタイムスリップでも、とても貴重な体験をさせてもらっているなぁ。
「美優ちゃん、歩く速さはこのくらいで大丈夫かな?」
「うん! だいじょうぶだよっ!」
「分かった。もし、速いなって思ったら言ってね」
「はーい!」
美優先輩は小さい頃から本当に笑顔の素敵な人だな。こうして手を繋ぎながら歩いていると、まるでデートみたいだ。
あと、今更だけど、小さい女の子と一緒に歩いていたら不審者扱いされないだろうか。
さりげなく周りを見てみると……やっぱり、チラッとこちらを見てくる人はいるか。美優先輩がとても楽しそうだからか、俺達に話しかけてくる人は今のところいない。面倒な事態にならないようにも、早く家の前まで連れて行った方が良さそうだ。
「ねえ、ゆづるおにいちゃん。ききたいことがあるの」
「どんなことかな?」
「おにいちゃんって、こいびとさんはいるの? かっこいいし、やさしいから、こいびとさんがいそうだなって」
頬をほんのりと赤くしながら、美優先輩は俺をチラチラと見てくる。滅茶苦茶可愛いな。
俺達の年代の女の子って、幼稚園の頃にはもう恋バナをしていたのか? 俺が幼稚園のとき、同じクラスの女子は……どんな話をしていたのか全然記憶にないな。あと、恋人にさん付けするのが可愛らしい。
「……いるよ」
「やっぱり。こいびとさんっておんなのこ? おとこのこ?」
「女の子だよ」
「そうなんだ。どんなところがすきなの?」
「そ、そうだね……」
4歳とはいえ、美優先輩本人に好きなところを訊かれるのは照れくさいものがある。急に体が熱くなってきたぞ。かなり熱いし、また体調が悪くなってしまっただろうか。
「た、たくさんあるけど、一番は笑顔が可愛いところかな。優しいところも好きだよ。1歳年上の人だけど、たまに甘えるときもあって。そんな彼女と一緒にいるだけで幸せになれるんだ」
「へえ、そうなんだ。かおがあかいし、そのこのことがとってもすきなんだね!」
「……うん。とっても好きだよ」
その好きな女の子は、12年後に出会う君だよ。ただ、それはさすがに言わないでおく。
「あ、あそこにコンビニがあるよ! 俺、体が熱くなっちゃったし、あそこでアイスでも買って一緒に食べない? 美優ちゃんの分も1つ買ってあげるよ」
「いいの?」
「もちろん。そのくらいのお金は持ってるよ。その代わり、お家に帰ったら、頑張ってママに謝るんだよ」
「うん、やくそくする!」
「約束だよ。じゃあ、謝る元気をつけるためにも、アイスを食べようか」
「ありがとう!」
俺達は近くにあるコンビニでアイスを買うことに決めた。
コンビニの中に入るとイートインのスペースがある。買ったアイスはあそこで食べるか。
アイスコーナーに行き、俺はすぐにカップの抹茶のアイスクリームに決めた。
美優先輩は少しの間迷っていたけど、バニラとチョコのミックスソフトクリームを選んだ。
会計をしたとき、消費税が5%だったので切ない気分に。現代では8%で、10月からはイートインの利用だと10%になってしまう。この時代のように一律5%になればいいのにと思いながら、レシートを財布の中に入れた。
会計を済ませると、美優先輩と俺は2人用のテーブル席に座り、さっそく食べることに。
「ソフトクリームおいしい!」
「良かったね。抹茶のアイスクリームも美味しいよ」
「そうなんだ」
美優先輩は羨ましそうな様子で、俺の抹茶アイスクリームをじーっと見てくる。そういうところも可愛いな。
「抹茶のアイス、美優ちゃんも食べてみたい?」
「いいの?」
「もちろんいいよ。ただ、ちょっと苦いよ。美優ちゃん大丈夫?」
「おうちではおちゃをのんでいるし、きっとだいじょうぶ」
「そっか。じゃあ、一口あげるね。はい、あーん」
「あ~ん」
俺は美優先輩に一口分の抹茶アイスを食べさせる。
甘味もちゃんとあるけど、抹茶の苦味が4歳の美優先輩の舌に受け付けるかどうか。ただ、それは杞憂だったようで、美優先輩はとても嬉しそうな笑顔になる。
「おいしい! おちゃよりもにがいけど」
「ははっ、そっか。気に入ってくれて良かった」
「じゃあ……はいっ、おれい!」
美優先輩は右手に持ったソフトクリームを俺の口元まで近づけてくれる。ここは遠慮なくいただくとするか。
「ありがとう。いただきます」
チョコとミルクの部分を両方食べられるよう考えながら、美優先輩のソフトクリームを一口いただいた。
「うん、このソフトクリームとっても美味しいね。ありがとう、美優ちゃん」
「いえいえ。……でも、こんなことしたら、うわきっていうんだっけ? それになっちゃわない?」
「……だ、大丈夫だと思う」
アイスクリームをくれたこの子が将来、俺の恋人になるんだから。きっと大丈夫……なはず。
それにしても、4歳の女の子が「浮気」って言葉を知っているとは。どこで覚えてくるんだろう。アニメ? 漫画? それとも、お友達の話かな?
「ゆづるおにいちゃん。あとどのくらいあるくの?」
「ええと……5分くらいだよ」
「そっか。もうすぐだね。ドキドキする……」
緊張した面持ちの美優先輩。家に帰ったら、麻子さんに謝るつもりでいるからな。ドキドキするのは当然のことだろう。
「美優ちゃんならきっとできるよ。俺が応援しているから」
「うんっ!」
美優先輩はすぐに笑みを取り戻し、ソフトクリームをパクパク食べる。甘いものを美味しそうに食べるのは現代の先輩と変わらないな。もちろん可愛い。
おやつを食べ終えた俺達は、実家の方に向かって再び歩き始める。ソフトクリームのおかげか、美優先輩の足取りはさっきよりもしっかりしているように思えた。
美優先輩の実家に近づいてきたのだろう。見覚えのある風景になってきた。12年前からあまり変わっていないんだな。ゴールデンウィークに行ったから、再びこちらの方に旅行に来た感覚になってきた。
「もう、しっているところだよ」
「そうなんだ。そこまで戻ってくることができて良かったよ。じゃあ、お家はもうすぐなんだね」
「うん! でも、おうちのまえまで、いっしょにきてくれるとうれしいな」
「もちろん一緒に行くさ!」
そうやって甘えてくるところも可愛いな! 美優先輩はこの頃から可愛いところがたくさんあるんだなと思った。
そんなことを話してからすぐ。美優先輩のご実家が見えてきた。現代と変わらないな。
「あそこ、わたしのいえ」
「そうなんだ。お家に着くことができて良かったね。俺もほっとしてるよ」
美優先輩をここまで連れて来られたのはもちろんのこと、警察の方に声をかけられたり、誰かに通報されたりしなかったから。
「おにいちゃんとバイバイするのはさみしいけど、おにいちゃんはこれから、おともだちとあそぶんだもんね」
「そ、そうだね。だから、美優ちゃんとはここでバイバイだね」
家の門の前まで到着すると、美優先輩は俺の手を離し、俺と向かい合うような形で立つ。
「ゆづるおにいちゃん。ありがとうございました」
美優先輩は笑顔でそう言うと、俺に向かってペコリと頭を下げた。ちゃんとお礼を言うことができて偉い。
「いえいえ。美優ちゃんのおかげで楽しい時間になったよ。こちらこそありがとう」
美優先輩に倣って、俺も先輩に頭を下げた。
「ママに謝るのを頑張ってね」
「……うん。がんばる。おにいちゃんと、またいつかあえるといいな。バイバイ」
「バイバイ、美優ちゃん」
12年後にまた会おうね。
美優先輩は笑顔で俺に手を振って、家の敷地へと入っていった。
「た、ただいま」
という先輩の声が聞こえたので、俺はここから離れることに。いつまでもここにいたらまずいし。
「……さてと」
そもそも、これは俺の夢なのか。
それとも、タイムスリップしてしまったのか。
夢なら覚めるのを待てばいいけど、もしタイムスリップだとしたら、どうやって現代に帰ればいいんだろう?
「うっ!」
急に頭に激痛が走る。こんな痛みは初めてだ! 全身が煮えたぎるように熱くなって。あの公園から美優先輩のご実家まで先輩と一緒に歩いたから、疲れが溜まってしまったのだろうか。
体も思うように動かなくなっていき、その場で倒れてしまう。生きた心地のしない中、俺は意識を失ってしまうのであった。
「美優ちゃん、歩く速さはこのくらいで大丈夫かな?」
「うん! だいじょうぶだよっ!」
「分かった。もし、速いなって思ったら言ってね」
「はーい!」
美優先輩は小さい頃から本当に笑顔の素敵な人だな。こうして手を繋ぎながら歩いていると、まるでデートみたいだ。
あと、今更だけど、小さい女の子と一緒に歩いていたら不審者扱いされないだろうか。
さりげなく周りを見てみると……やっぱり、チラッとこちらを見てくる人はいるか。美優先輩がとても楽しそうだからか、俺達に話しかけてくる人は今のところいない。面倒な事態にならないようにも、早く家の前まで連れて行った方が良さそうだ。
「ねえ、ゆづるおにいちゃん。ききたいことがあるの」
「どんなことかな?」
「おにいちゃんって、こいびとさんはいるの? かっこいいし、やさしいから、こいびとさんがいそうだなって」
頬をほんのりと赤くしながら、美優先輩は俺をチラチラと見てくる。滅茶苦茶可愛いな。
俺達の年代の女の子って、幼稚園の頃にはもう恋バナをしていたのか? 俺が幼稚園のとき、同じクラスの女子は……どんな話をしていたのか全然記憶にないな。あと、恋人にさん付けするのが可愛らしい。
「……いるよ」
「やっぱり。こいびとさんっておんなのこ? おとこのこ?」
「女の子だよ」
「そうなんだ。どんなところがすきなの?」
「そ、そうだね……」
4歳とはいえ、美優先輩本人に好きなところを訊かれるのは照れくさいものがある。急に体が熱くなってきたぞ。かなり熱いし、また体調が悪くなってしまっただろうか。
「た、たくさんあるけど、一番は笑顔が可愛いところかな。優しいところも好きだよ。1歳年上の人だけど、たまに甘えるときもあって。そんな彼女と一緒にいるだけで幸せになれるんだ」
「へえ、そうなんだ。かおがあかいし、そのこのことがとってもすきなんだね!」
「……うん。とっても好きだよ」
その好きな女の子は、12年後に出会う君だよ。ただ、それはさすがに言わないでおく。
「あ、あそこにコンビニがあるよ! 俺、体が熱くなっちゃったし、あそこでアイスでも買って一緒に食べない? 美優ちゃんの分も1つ買ってあげるよ」
「いいの?」
「もちろん。そのくらいのお金は持ってるよ。その代わり、お家に帰ったら、頑張ってママに謝るんだよ」
「うん、やくそくする!」
「約束だよ。じゃあ、謝る元気をつけるためにも、アイスを食べようか」
「ありがとう!」
俺達は近くにあるコンビニでアイスを買うことに決めた。
コンビニの中に入るとイートインのスペースがある。買ったアイスはあそこで食べるか。
アイスコーナーに行き、俺はすぐにカップの抹茶のアイスクリームに決めた。
美優先輩は少しの間迷っていたけど、バニラとチョコのミックスソフトクリームを選んだ。
会計をしたとき、消費税が5%だったので切ない気分に。現代では8%で、10月からはイートインの利用だと10%になってしまう。この時代のように一律5%になればいいのにと思いながら、レシートを財布の中に入れた。
会計を済ませると、美優先輩と俺は2人用のテーブル席に座り、さっそく食べることに。
「ソフトクリームおいしい!」
「良かったね。抹茶のアイスクリームも美味しいよ」
「そうなんだ」
美優先輩は羨ましそうな様子で、俺の抹茶アイスクリームをじーっと見てくる。そういうところも可愛いな。
「抹茶のアイス、美優ちゃんも食べてみたい?」
「いいの?」
「もちろんいいよ。ただ、ちょっと苦いよ。美優ちゃん大丈夫?」
「おうちではおちゃをのんでいるし、きっとだいじょうぶ」
「そっか。じゃあ、一口あげるね。はい、あーん」
「あ~ん」
俺は美優先輩に一口分の抹茶アイスを食べさせる。
甘味もちゃんとあるけど、抹茶の苦味が4歳の美優先輩の舌に受け付けるかどうか。ただ、それは杞憂だったようで、美優先輩はとても嬉しそうな笑顔になる。
「おいしい! おちゃよりもにがいけど」
「ははっ、そっか。気に入ってくれて良かった」
「じゃあ……はいっ、おれい!」
美優先輩は右手に持ったソフトクリームを俺の口元まで近づけてくれる。ここは遠慮なくいただくとするか。
「ありがとう。いただきます」
チョコとミルクの部分を両方食べられるよう考えながら、美優先輩のソフトクリームを一口いただいた。
「うん、このソフトクリームとっても美味しいね。ありがとう、美優ちゃん」
「いえいえ。……でも、こんなことしたら、うわきっていうんだっけ? それになっちゃわない?」
「……だ、大丈夫だと思う」
アイスクリームをくれたこの子が将来、俺の恋人になるんだから。きっと大丈夫……なはず。
それにしても、4歳の女の子が「浮気」って言葉を知っているとは。どこで覚えてくるんだろう。アニメ? 漫画? それとも、お友達の話かな?
「ゆづるおにいちゃん。あとどのくらいあるくの?」
「ええと……5分くらいだよ」
「そっか。もうすぐだね。ドキドキする……」
緊張した面持ちの美優先輩。家に帰ったら、麻子さんに謝るつもりでいるからな。ドキドキするのは当然のことだろう。
「美優ちゃんならきっとできるよ。俺が応援しているから」
「うんっ!」
美優先輩はすぐに笑みを取り戻し、ソフトクリームをパクパク食べる。甘いものを美味しそうに食べるのは現代の先輩と変わらないな。もちろん可愛い。
おやつを食べ終えた俺達は、実家の方に向かって再び歩き始める。ソフトクリームのおかげか、美優先輩の足取りはさっきよりもしっかりしているように思えた。
美優先輩の実家に近づいてきたのだろう。見覚えのある風景になってきた。12年前からあまり変わっていないんだな。ゴールデンウィークに行ったから、再びこちらの方に旅行に来た感覚になってきた。
「もう、しっているところだよ」
「そうなんだ。そこまで戻ってくることができて良かったよ。じゃあ、お家はもうすぐなんだね」
「うん! でも、おうちのまえまで、いっしょにきてくれるとうれしいな」
「もちろん一緒に行くさ!」
そうやって甘えてくるところも可愛いな! 美優先輩はこの頃から可愛いところがたくさんあるんだなと思った。
そんなことを話してからすぐ。美優先輩のご実家が見えてきた。現代と変わらないな。
「あそこ、わたしのいえ」
「そうなんだ。お家に着くことができて良かったね。俺もほっとしてるよ」
美優先輩をここまで連れて来られたのはもちろんのこと、警察の方に声をかけられたり、誰かに通報されたりしなかったから。
「おにいちゃんとバイバイするのはさみしいけど、おにいちゃんはこれから、おともだちとあそぶんだもんね」
「そ、そうだね。だから、美優ちゃんとはここでバイバイだね」
家の門の前まで到着すると、美優先輩は俺の手を離し、俺と向かい合うような形で立つ。
「ゆづるおにいちゃん。ありがとうございました」
美優先輩は笑顔でそう言うと、俺に向かってペコリと頭を下げた。ちゃんとお礼を言うことができて偉い。
「いえいえ。美優ちゃんのおかげで楽しい時間になったよ。こちらこそありがとう」
美優先輩に倣って、俺も先輩に頭を下げた。
「ママに謝るのを頑張ってね」
「……うん。がんばる。おにいちゃんと、またいつかあえるといいな。バイバイ」
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「た、ただいま」
という先輩の声が聞こえたので、俺はここから離れることに。いつまでもここにいたらまずいし。
「……さてと」
そもそも、これは俺の夢なのか。
それとも、タイムスリップしてしまったのか。
夢なら覚めるのを待てばいいけど、もしタイムスリップだとしたら、どうやって現代に帰ればいいんだろう?
「うっ!」
急に頭に激痛が走る。こんな痛みは初めてだ! 全身が煮えたぎるように熱くなって。あの公園から美優先輩のご実家まで先輩と一緒に歩いたから、疲れが溜まってしまったのだろうか。
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