管理人さんといっしょ。

桜庭かなめ

文字の大きさ
232 / 251
特別編9

後編『初めて付け合った。』

 フリータイムの制限である午後6時近くまでカラオケをたっぷりと楽しみ、俺は美優先輩と一緒に帰宅した。
 カラオケではドリンクをたくさん飲んだけど、フードメニューは一切食べなかった。だから、家に帰ってきたときにはお腹が空いていて。すぐに夕食を作ることに。
 夕食のメニューは美優先輩が作った豚の生姜焼きと、俺の作った豆腐とわかめの味噌汁。先輩特製の生姜焼きはとても美味しくて。また、俺の作った味噌汁を先輩が美味しく飲んでくれて。カラオケに行ったから音楽の話題で話が盛り上がったのもあり、楽しくて幸せも感じる夕食の時間になった。

「夕食の後片付け、終わりました」
「ありがとう。お疲れ様。アイスコーヒーを淹れておいたよ」
「ありがとうございます」

 俺はソファーに腰を下ろして、美優先輩が淹れてくれたアイスコーヒーを一口飲む。苦味がしっかりとしていて美味しいな。あと、後片付けして、体がちょっと熱くなっていたので、コーヒーの冷たさが心地いい。

「美味しいです」
「良かった」
「カラオケのドリンクコーナーのコーヒーも美味しかったですけど、美優先輩の淹れてくれたコーヒーはもっと美味しいですね」
「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう」

 嬉しそうな笑顔でそう言うと、美優先輩は俺に寄り添ってくる。本当に可愛い恋人だ。
 服越しに美優先輩の温もりを感じながら、アイスコーヒーをもう一口飲む。これが日常の一つになっていることに幸せを感じる。それもあり、さっきよりもコーヒーが味わい深く感じられた。

「ねえ、由弦君。キスしていい?」
「ええ。いいですよ」
「ありがとう。午後はずっと一緒にいて、カラオケでも同じソファーですぐ近くに座っていたけど、歌ったり、瑠衣ちゃんがいたりしたからキスしなかったじゃない。だから、キスしたい気持ちが膨らんでいたの」
「そうでしたか。実は俺も……あの薄暗い部屋で、美優先輩と隣同士に座っていたので、先輩と2人きりだったらキスしていただろうなって思っていました。このソファーで先輩と座っていると、キスすることはたくさんありますし」
「そうだったんだ」

 ふふっ、と美優先輩は持ち前の優しい笑顔を俺に見せてくれる。キスしていいかと先輩に言われたし、この魅力的な笑顔を見ているとキスしたい気持ちがどんどん膨らんでくる。

「美優先輩。キスしましょう」
「うんっ。放課後になってから一度もしていないから、たくさんしようね」
「はい」

 俺は体を美優先輩の方に向けて、先輩の両肩に手を添える。
 手を添えた瞬間、美優先輩はゆっくりと目を閉じた。今回は俺からしてってことか。キス待ちの顔……本当に可愛いな。そんなことを思いながら、俺からキスする。
 これまで数え切れないほどにキスしてきた。ただ、お昼に放課後になってから初めてだから、久しぶりにする感じがして。だから、いつものキスよりも、先輩の唇の柔らかさや唇から伝わってくる温もりに特別感がある。
 キスする中で気持ちが昂ぶってきたのだろうか。美優先輩は俺の唇を軽く咥えてきて、俺のことを抱きしめてくる。そんな先輩に合わせて、俺を両肩に添えていた手を背中まで下ろし、抱きしめる体勢を取る。
 美優先輩と抱きしめ合う形となり、唇だけじゃなくて上半身で先輩の温もりや柔らかさを感じるように。だから、ドキドキして体が熱くなってくる。

「んっ……」

 甘い声を漏らすと、美優先輩は俺の口の中に舌を入れ込み、俺の舌に絡ませてくる。そのことで、美優先輩の口からコーヒーの味が感じられて。さっき飲んだコーヒーよりもずっと美味しく感じられた。
 俺からも舌を絡ませていくと、美優先輩は「んんっ」と可愛らしい声を漏らし、体をピクッと震わせて。そんな先輩の反応が可愛くて、舌の絡ませ方が激しくなった。
 しばらくの間、舌を絡ませるキスをして、美優先輩の方から唇を離した。美優先輩は頬を中心に顔が赤くなっており、「はあっ、はあっ……」と息を荒くしていて。唇が唾液で湿っているのもあり、とても艶やかな印象を抱かせる。

「気持ちいいキスだったよ、由弦君」
「俺もです、先輩」
「良かった」

 そう言うと、美優先輩は俺を見つめながらニッコリとした笑顔を見せてくれる。その笑顔を見ると、幸せな気持ちが膨らんでいく。それに、凄く可愛い笑顔だから、またキスしたくなってくる。

「ねえ、由弦君。私にしてほしいことがあるんだけど……お願いしてもいいかな?」
「はい。俺にできることであれば。何でしょう?」
「……キスマークを付けてほしいなって」
「キ、キスマークですか」

 たくさんキスをした後なので、キスマークという言葉にドキッとする。
 美優先輩は頬の赤みを強くして、ちょこんと頷く。

「うん。これまでたくさん体にキスされたり、イチャイチャしたりしたけど、由弦君は優しいからキスマークとか傷とか一つも付けないでくれるよね」
「先輩の体がとても綺麗ですから。抱きしめるときやキスするときは、痕が付かないように心がけてます」
「そうなんだね。……カラオケでは瑠衣ちゃん、たくさんアニソンを歌っていたじゃない」
「歌ってましたね」
「瑠衣ちゃん、少女漫画が原作の恋愛アニメの主題歌も歌っていて。その曲を聴いたら、原作漫画ではキスシーンが激しくて、キスマークを付けるシーンもあったことを思い出して。だから、由弦君にキスマークを付けてほしいなって思って」
「そうでしたか。美優先輩らしいですね」

 以前、美優先輩は読んでいる漫画に壁ドンのシーンがあったから、それを再現してみたいと考えて俺に壁ドンをお願いしたことがある。壁ドンをしたとき、先輩は満足そうにしていたっけ。
 それにしても、キスマークか。美優先輩の体に痕を付けると思うと……そそられるものがあるな。

「分かりました。ただ、先輩も俺にキスマークを付けてください」
「分かったよ、ありがとう!」

 えへへっ、と美優先輩は嬉しそうに笑う。キスマークを相当付けてほしかったのだと窺える。

「じゃあ、どこに付けようか? せっかくだから、同じ場所に付けたいな」
「そうですね。見つかったら色々と言われそうですし、隠しやすい場所がいいですね」
「そうだね。……横の首筋がいいかな。私はもちろん、由弦君も髪で隠しやすいから」
「そうしましょう」

 同じ場所に付けるなら、髪で隠しやすいところが一番いいだろう。俺達の通う陽出学院ひでがくいん高校には水泳の授業がある。授業で着る水着でも共通して隠せる場所はあまりないから。
 その後、美優先輩の希望で、右の首筋にキスマークを付けることに決めた。先輩はキスマークを付けやすいように、髪をかき上げて右耳に引っかける。

「由弦君。吸って、キスマークを付けてください。お願いします」
「分かりました」

 俺は美優先輩に顔を近づけて、先輩の白くて綺麗な右の首筋に唇を当てる。
 ――ちゅーっ。
 美優先輩の首筋を吸っていく。

「んっ」

 と、美優先輩は可愛らしい声を漏らして、体をピクッと震わせる。その反応がとても可愛くて、首筋を吸う力が強くなる。痛くないといいな。

「由弦君に吸われてる。いいっ……」

 美優先輩は甘い声でそう言ってくる。どうやら、俺に吸われている感覚をいいと思ってくれているようだ。不快に思っていないようで安心した。
 その後も、俺は同じ箇所を何度か吸っていく。そのことで、

「……付きました」

 美優先輩の首筋に赤いキスマークが付いた。さっきまで白くて綺麗だった首筋に、自分の口で赤い痕を付けた事実にドキッとする。
 首筋なので美優先輩は自分の目で直接見ることができない。なので、先輩はスマホのインカメラを使って、画面に今の自分の姿を映し出す。

「……うんっ。右の首筋に赤くキスマークが付いてるね」

 美優先輩はとても嬉しそうに言い、スマホのシャッターボタンを押した。初めてキスマークを付けられた記念だろうか。

「ありがとう、由弦君」
「いえいえ。あと、キスマークを付けられているとき、痛みとかはありませんでしたか?」
「全然なかったよ。首を吸われることは全然ないから新鮮な感覚だったよ」
「そうでしたか。良かったです」
「ふふっ。じゃあ、今度は由弦君の番だよ」
「はい。お願いします」

 さっきの美優先輩のように、髪をかき上げて右耳に引っかける。
 美優先輩はゆっくりと俺に近づく。やがて、右の首筋に柔らかいものが当たる。きっと、唇を当てているのだろう。この感覚はこれまでに何度も感じたことがある。
 ――ちゅーっ。
 そんな音が聞こえた瞬間、柔らかい感触を感じた箇所で吸われる感覚を覚える。痛みはないけど、首を吸われることは全然ないから不思議な感じだ。さっき、美優先輩もこんな感じだったのかな。

「んっ」

 美優先輩はそんな甘い声をたまに漏らしつつ、何度も俺の首筋を吸ってくる。表情は見えないけど可愛らしく思えて。

「……付いたよ」

 何度か首筋を吸い、美優先輩は俺にそう言った。
 さっきの美優先輩のように、俺は自分のスマホのインカメラを使って、自分の首筋を見ることに。画面には……赤いキスマークが付いた俺の首筋が映っている。先輩が付けたものだから、キスマークを見ると愛おしい気持ちになる。そう思いつつ、俺はシャッターボタンを押した。

「赤く付きましたね、美優先輩。ありがとうございます」
「いえいえ。自分の唇で由弦君にキスマークを付けたと思うと、何だかドキッとするよ」
「そうですか。俺もさっき、そういう思いになりました」
「そうだったんだね。初めてキスマークを付けた記念にツーショットを撮らない? キスマークを付けた場所を写るように」
「いいですね。撮りましょうか」

 これからも体にキスマークを付け合うことは何度もあるだろう。だけど、初めて付けるのは今しかないからな。
 俺と美優先輩は隣同士に寄り添って座り、キスマークを付けた箇所が見えるように髪をかき上げる。その状態で先輩のスマホで自撮りのツーショット写真を撮った。

「……うんっ! 由弦君も私もキスマークが写ってる」
「……バッチリ写っていますね。こうしてツーショットの写真を見ると、お揃いのキスマークが付いた感じがしますね」
「ふふっ、そうだね。由弦君にこの写真とさっきの自撮り写真をLIMEで送るね」
「ありがとうございます。じゃあ、俺も自撮り写真を先輩に」

 俺と美優先輩はキスマークの自撮り写真をLIMEで送り合った。
 ツーショットの自撮り写真を見ると嬉しい気持ちになり、美優先輩の自撮り写真を見るとドキッとするな。首筋にキスマークが付いていたり、右側の髪をかき上げていたりして普段とは違う先輩の姿だからだろうか。なくさないように気をつけないと。そう思いながら写真の保存ボタンをタップした。

「ねえ、由弦君。たくさんキスして、首筋にキスマークを付け合ったら……したくなってきちゃった」

 頬を中心に顔を赤らめて、上目遣いで俺を見つめてくる美優先輩。先輩はとても大人っぽくて艶っぽい雰囲気がある。
 キス、キスマークに続いて、肌を重ねることもおねだりしてきて。美優先輩は本当に可愛い女性だ。先輩の言うようにたくさんキスして、初めてキスマークを付け合ったのもあり、俺も先輩と肌を重ねたい気持ちが湧き上がっている。

「分かりました。お風呂に入ったら……しましょうか」
「うんっ!」

 美優先輩はとても嬉しそうに返事した。そんな先輩はとても可愛くて。
 その後、美優先輩と一緒にお風呂に入り、寝室のベッドの中で肌を重ねた。とても温かくて、気持ち良くて、幸せな時間で。先輩もたくさん笑顔を見せてくれて、満足そうにしていた。
 今日から半日期間が始まったし、あと10日ちょっとで高校最初の夏休みが始まる。だから、美優先輩と一緒にいられる時間も多くなる。今日のように、外でも、家でも先輩と一緒に楽しく過ごしていきたいと思うのであった。



特別編9 おわり



次の話から特別編10です。
感想 2

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。  とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。  ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。  お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!  ※特別編4が完結しました!(2026.2.22)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。

サクラブストーリー

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。  しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。  桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。  ※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編7が完結しました!(2026.1.29)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい

沢尻夏芽
恋愛
 自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。  それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。 『様子がおかしい』 ※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。  現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。  他サイトでも掲載中。

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の逢坂玲人は入学時から髪を金色に染め、無愛想なため一匹狼として高校生活を送っている。  入学して間もないある日の放課後、玲人は2年生の生徒会長・如月沙奈にロープで拘束されてしまう。それを解く鍵は彼女を抱きしめると約束することだった。ただ、玲人は上手く言いくるめて彼女から逃げることに成功する。そんな中、銀髪の美少女のアリス・ユメミールと出会い、お互いに好きな猫のことなどを通じて彼女と交流を深めていく。  しかし、沙奈も一度の失敗で諦めるような女の子ではない。玲人は沙奈に追いかけられる日々が始まる。  抱きしめて。生徒会に入って。口づけして。ヤンデレな沙奈からの様々な我が儘を通して見えてくるものは何なのか。見えた先には何があるのか。沙奈の好意が非常に強くも温かい青春ラブストーリー。  ※タイトルは「むげん」と読みます。  ※完結しました!(2020.7.29)

10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ

桜庭かなめ
恋愛
 高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。  あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。  3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。  出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!  ※特別編6が完結しました!(2026.1.21)  ※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

ルピナス

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の藍沢直人は後輩の宮原彩花と一緒に、学校の寮の2人部屋で暮らしている。彩花にとって直人は不良達から救ってくれた大好きな先輩。しかし、直人にとって彩花は不良達から救ったことを機に一緒に住んでいる後輩の女の子。直人が一定の距離を保とうとすることに耐えられなくなった彩花は、ある日の夜、手錠を使って直人を束縛しようとする。  そして、直人のクラスメイトである吉岡渚からの告白をきっかけに直人、彩花、渚の恋物語が激しく動き始める。  物語の鍵は、人の心とルピナスの花。たくさんの人達の気持ちが温かく、甘く、そして切なく交錯する青春ラブストーリーシリーズ。 ※特別編-入れ替わりの夏-は『ハナノカオリ』のキャラクターが登場しています。  ※1日3話ずつ更新する予定です。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。