管理人さんといっしょ。

桜庭かなめ

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特別編10

第3話『球技大会④-ドッジボール(対決)-』

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 それから、俺と加藤が出場するサッカーの2回戦までの間は、涼しい食堂でゆっくりと休憩したり、互いのクラスが出場する試合を応援したりした。
 サッカーの2回戦の相手は2年1組。相手に1点許してしまったものの、加藤を中心としたプレーが上手く噛み合って、3対1で勝利した。
 2回戦が終わったときには、ドッジボールの1年3組対2年4組の時間が結構近づいていた。なので、俺達6人はドッジボールの会場である第2体育館へ向かうことにした。



 第2体育館に行くと、コートでは試合が行なわれている。
 コートの入口前にはドッジボールのトーナメント表が貼られており、球技大会の実行委員によって試合結果が随時書き足される。見てみると……1年3組対2年4組の2試合前までの試合結果が書かれていた。だから、今やっている試合の次が1年3組対2年4組になるわけか。

「この次の試合だから、私達はここに残るね。次の試合でもアウトにならずに済むように頑張るよ」
「あたしは相手をアウトにできるように頑張るわ。風花ちゃんと奏ちゃんのいるチームが相手だし、後輩だけど全力でね」
「あたしだって、先輩方がいますが全力でやりますよ! 勝てるように頑張ります!」
「風花やみんなと一緒に頑張ります!」

 美優先輩、花柳先輩、風花、橋本さんが試合への意気込みを口にした。普段からお弁当を食べるなどして仲のいい人が相手にいるからか、4人とも1回戦のときよりもやる気になっている。

「みなさん頑張ってください。ただ、俺は……自分のクラスですし、奏っていう恋人もいますから、1年3組を応援します」
「みんな頑張って。まあ、担任だから……チームの応援は1年3組ね」
「頑張ってね、みんな。あたしは2年4組の応援をするよ」
「みなさん頑張ってください。俺は……どっちも応援したいです。自分のクラスも応援したいですし、恋人の美優先輩がいる2年4組も応援したくて」

 1回戦ではどちらのチームも応援したし。それに、うちのクラスを勝利する瞬間をまた見たい気持ちはもちろんあるし、恋人の美優先輩が花柳先輩などと一緒に勝利を喜ぶ瞬間をまた見てみたい気持ちもあって。だから、どっちも応援したい。わがままとか、優柔不断とか言う人もいそうだけど。
 1年3組と2年4組の試合が決まったときから、どっちを応援しようかと迷うことはなかった。

「ふふっ、由弦君らしいね。でも、うちのクラスを応援してくれて嬉しいよ」

 優しく笑いながら美優先輩はそう言う。それもあってか、俺達8人は笑いに包まれる。今抱いている気持ちを正直に言ったのが良かったようだ。

「美優先輩、おまじないのキスをしていいですか?」
「うんっ」
「奏もいいか?」
「もちろんだよ」

 俺は美優先輩におまじないのキスをする。今日はこれまでにおまじないのキスや、そのお礼のキスを何回もしてきたけど、先輩とのキスは何度してもいいものだ。
 少しして俺から唇を離すと、美優先輩はニッコリとした可愛い笑顔を見せてくれる。

「ありがとう、由弦君。試合前だけど、もう応援されている気がするよ」
「ははっ、そうですか。頑張ってください」

 俺は美優先輩の頭をポンポンと優しく叩いた。先輩は俺を見つめながら、笑顔のまま首肯してくれた。その反応も可愛くて。
 俺、加藤、霧嶋先生、大宮先生は美優先輩、花柳先輩、風花、橋本さんにグータッチをする。
 俺が美優先輩と花柳先輩から、加藤が橋本さんと風花からそれぞれ荷物を預かって2階にあるギャラリーに向かった。
 試合中なのもあって、1回戦2試合を観戦したときと同じく盛り上がっている。大宮先生、霧嶋先生、俺、加藤の並びで立つ。
 ギャラリーに到着してから程なくして試合が終わった。いよいよ次が1年3組対2年4組の試合だ。
 コートにはゼッケンを着た両チームの生徒達が出てきた。1年3組は赤いゼッケンで、2年4組は青いゼッケンだ。風花はゼッケン1番、橋本さんはゼッケン3番。美優先輩は青いゼッケン1番、花柳先輩はゼッケン5番だ。
 俺達4人はコートにいる美優先輩達に向かって「頑張って」とエールを送る。先輩達はすぐにこちらに振り向いて笑顔でこちらに手を振ってきた。

「いよいよ始まるな、桐生」
「ああ。どういう試合になるのか。どっちが勝つのか楽しみだ」

 上級生の2年4組か。それとも、1回戦は相手を全員アウトにして勝ち上がった1年3組か。

「うちのクラスが勝つように応援するわ! 相手は2年生だけど、1回戦の攻撃は凄かったし、うちのクラスの子達なら勝てる可能性は十分にあると思うわ」
「あの攻撃は凄かったもんね、一佳ちゃん。あたしもうちのクラスが勝つように応援頑張るよ」

 霧嶋先生と大宮先生は見つめ合いながらそう言った。応援という形で、ここでもこれから戦いが繰り広げられそうだ。
 1回戦のときとは違う女性教師がコートに現れる。ボールやホイッスルを持っているし、あの先生がこの試合の審判を務めるのかな。
 女性教師が現れてすぐに、両チームの生徒達がセンターライン付近で向かい合う形で並んだ。

「これより、1年3組対2年4組の試合を始めます!」
『お願いします』

 両チームの生徒達は挨拶をすると、内野と外野に散らばっていく。美優先輩、花柳先輩、風花、橋本さんはみんな内野にいる。
 また、両チーム共に1人ずつセンターラインに残っている。どちらも1回戦と同じ生徒だ。背丈は1年3組の山田さんの方が高そうだ。
 ――ピーッ!
 女性教師がホイッスルを鳴らし、1年3組対2年4組の試合が始まった。
 女性教師がボールを高く上げ、ジャンプボールを務める両チームの生徒が高くジャンプする。ジャンプボールを制したのは、

「風花ちゃん!」

 1年3組の山田さんだった。山田さんは1回戦のときと同じく、スパイクのような形で風花に向けてボールを弾き飛ばした。

「OK!」

 風花は山田さんからのパスをしっかりと受ける。
 そういえば、友達が相手にいる中でドッジボールをすると、友達を狙って投げる奴もいれば、友達だからと遠慮して投げない奴がいたっけ。風花はどっちのタイプなんだろうな。

「美優先輩覚悟!」

 狙うタイプだった。
 風花はセンターラインに向かって走り、美優先輩にめがけて勢い良く投げる。
 名指しされたのもあり、美優先輩はボールから逃げようとする。ただ、風花の投げたボールはかなり速い。このままだと、美優先輩に――。

「美優はあたしが守るわ!」

 近くにいた花柳先輩が、美優先輩の前に素早く移動して、
 ――ポンッ!
 両手でしっかりと風花の投げたボールを受け止めた。そのプレーに会場は「おおっ!」と盛り上がる。

「花柳先輩凄いです!」

 あの速いボールを受け止めたのはもちろん、美優先輩を守ったのもあり、気付けば花柳先輩に拍手を送っていた。

「瑠衣ちゃんナイス!」

 今の花柳さんのプレーに担任の大宮先生も興奮した様子だ。また、霧嶋先生は真剣な様子で「やるわね……」と呟いていた。
 花柳先輩はセンターラインに向かって走り、

「美優を狙ってくれたわね、風花ちゃん!」

 風花に向かって勢い良く投げる。風花が攻撃のエースなのもあるだろうけど、大好きな親友の美優先輩を狙ったのもあり、まずは風花をアウトにしようと決めたのかも。
 ――ボンッ!
 名指しされたのもあり、風花は落ち着いた様子でボールを受け止める。

「美優先輩を狙っても瑠衣先輩が取りそうですね! じゃあ、まずは瑠衣先輩から倒しますよ!」

 ニコッと笑いながらそう言い、風花は花柳先輩に向かってボールを投げる。そのボールを花柳先輩は受け止める。

「いいわよ。その勝負……受けてあげる!」
「頑張って! 瑠衣ちゃん!」

 美優先輩の応援に、花柳先輩は笑顔で頷く。ただ、風花はそんな2人を見て、口角がさらに上がった。
 その後、風花と花柳先輩がボールの投げ合いが繰り広げられる。試合としては硬直しているけど、お互いに投げるボールが速いのもあり、会場はなかなか盛り上がっている。

「姫宮さん! いい球投げてるわ!」
「瑠衣ちゃんもいいよ! その調子で!」

 どちらのクラスの担任達の応援もなかなかだ。

「2人ともいい球投げてますよ!」

 2人の投げるボールが速いのもあり、俺はそう称賛の言葉を送る。
 この投げ合いはいつまで続くのか。そう思いながら、2人の投げ合いが数回ほど続いたときだった。
 風花が花柳先輩の投げたボールをキャッチし、センターラインに向かうと、

「えいっ!」

 花柳先輩とは違う方向に体を向け、花柳先輩から遠い場所にいるゼッケン7番の生徒に向かって投げる。

「えっ!」

 いきなり自分が狙ってきたからか、ゼッケン7番の生徒は驚いた様子で声を上げる。
 自分を狙ってきたのが予想外だったからか。それとも、風花の投げたボールが速いからか、
 ――ボンッ!
 ゼッケン7番の生徒は逃げようとする前に、右の太ももにボールが当たった。そのボールはゼッケン7番の生徒の足元に落ちた。

 ――ピーッ!
「青色のゼッケン7番、アウト!」
『おおおっ!』

 風花と花柳先輩の投げ合いが続く中、いきなり別の生徒をアウトにしたから、試合が始まってから一番の盛り上がりを見せる。

「おおっ! 凄えな姫宮!」
「凄いわっ、姫宮さん!」
「凄いですね! ナイスプレー、風花!」

 俺はそう言うと、両隣にいる加藤と霧嶋先生とハイタッチを交わす。先生は興奮していて可愛らしい。
 風花は1回戦のときと同じく、笑顔でこちらを見ながら、高く右手を挙げてピースサインをする。その直後、近くにいる橋本さんなどとハイタッチしていた。

「まさか、姫宮が別の生徒を狙うとは」
「……もしかしたら、最初に花柳先輩から投げられたときから、風花はこれを狙っていたのかもしれない。花柳先輩を倒すと言っていたから。その挑発に花柳先輩が乗ったし。しかも美優先輩が花柳先輩を応援していたからな」

 思い返すと、あの瞬間に風花の口角がより上がったっけ。きっと、風花は「これで自分が花柳先輩に向けて投げている間は、先輩は自分を狙うはず」と思ったのだろう。

「じゃあ、姫宮は花柳先輩とボールの投げ合いをしながら、他の生徒が油断するのを待っていたのか」
「たぶんな。この後も投げ合いが続くかも、っていう油断をな。ただ、花柳先輩の近い場所にいる生徒を狙うと、最初の美優先輩のときのように花柳先輩がキャッチする可能性があるから、遠い場所にいるゼッケン7番の生徒を狙ったんだと思う」
「なるほどなぁ。凄いな、姫宮」

 加藤は感心した様子でそう言う。

「さすがは姫宮さんね。水泳だけど、スポーツで戦っているだけのことはあるわ」
「そうだね。相手ながらあっぱれだよ」

 霧嶋先生と大宮先生はそう言う。相手チームの担任教師からあっぱれと言わせるとは。本当にあっぱれだ、風花。
 2年4組の内野に落ちているボールを花柳先輩が拾い、センターラインまで素早く走り、

「えいっ!」

 風花や橋本さんからは遠い場所にいるゼッケン5番の生徒に向けて投げる。
 ゼッケン5番の生徒はちょっと驚いた様子で。きっと、彼女はアウトにした風花か、友人の橋本さんを狙うと思っていたのだろう。彼女は逃げようとするけど、その前に球速の速い花柳先輩のボールが5番の生徒の足元に当たった。その直後、ボールは床に落ちた。

 ――ピーッ!
「赤のゼッケン5番、アウト!」

 アウトにされたら、すぐにアウトにしてきたか!

「瑠衣ちゃん、凄いよ!」
「花柳先輩凄いです!」

 大宮先生と俺は花柳先輩に向かってそんな言葉を送る。
 俺達の言葉が届いたようで、花柳先輩はこちらをチラッと見て笑顔でピースサインをした。その流れで美優先輩とハイタッチしていた。

「相手だけど、花柳さんは凄いって思うわ」
「すぐにアウトにしましたからね。姫宮がアウトにしたのでうちのペースになるかと思いましたけど、これで分からなくなりましたね」
「そうね、加藤君」

 加藤の言う通りだな。

「私が投げるよ」

 橋本さんがそう声をかけて、明るい笑顔でうちのクラスの内野にあるボールを拾いに行った。橋本さんも攻撃の中心だし、風花はさっきまで花柳先輩とボールを投げ合っていて体力を消耗していると思って名乗り出たのかもしれない。
 ボールを拾った橋本さんはセンターラインに向かって助走し、

「それっ!」

 正面にいるゼッケン8番の生徒に向けて投げる。花柳先輩並みの速い速度で、ボールはゼッケン8番の生徒に飛んでいく。
 ――ボンッ!
 逃げようとする8番の生徒の右肩にボールが当たる。そのことでボールは大きく飛び、外野に出てしまう。誰もボールに追いつくことはできずに、ボールは床に落ちた。

 ――ピーッ!
「青のゼッケン8番、アウト!」
「よっしゃあっ!」

 恋人の橋本さんがアウトにしたので、加藤の雄叫びが響き渡った!

「最高だぜ、奏!」

 大声でそう言い、加藤は大きな拍手を送った。そんな加藤につられ、俺も橋本さんに拍手。先生達も拍手している。

「橋本さん、ナイスプレー!」
「2回戦でもいい球投げてるわよ! 橋本さん、凄いわ!」

 霧嶋先生の言うように、1回戦に続いて橋本さんは速くていい球を投げている。だからこそ、さっきの花柳先輩のように、アウトにされたらすぐにアウトにできたのだろう。
 俺達の賛辞の言葉や拍手が聞こえたようで、橋本さんは笑顔でピースサインしてきた。

「奏ちゃんも凄いなぁ」

 と、大宮先生は笑顔で呟いていた。
 それからも試合は続いていく。
 両チームとも攻撃が得意な生徒がいるので、お互いにアウトにすることが多い。内野が同じ人数になるときもある。ただ、うちのクラスは風花と橋本さんという得意な生徒が2人いる生徒がいるためか、1年3組がリードする場面の方が多い。
 また、美優先輩は狙われることが多い。ただ、風花と橋本さんの投げるボールを含めて躱していく。その度に俺は、

「美優先輩! よく躱しましたね!」

 と、ボールを躱すことを褒める。美優先輩は何度かこちらに微笑みかけてくれて。
 ただ、終盤で、美優先輩は風花の投げたボールに当たってアウトになってしまった。
 そして、

 ――ピーッ!
「そこまで! 1年3組……残り4人。2年4組……残り2人。よって、1年3組の勝利です!」

 試合が終了して、1年3組が勝利した!
 勝利した1年3組の内野では風花と橋本さんがみんなとハイタッチを交わしており、敗退した2年4組は美優先輩や橋本先輩など何人もの生徒が拍手を送っていた。
 俺と加藤と霧嶋先生はハイタッチし、大宮先生は拍手している。

「奏! 姫宮! 今回も大活躍だったな! 勝利おめでとう!」
「うちのクラスが勝てて嬉しいわ! おめでとう! いい試合だったわ! 両チームお疲れ様!」
「風花、橋本さん、良かったよ! 1年3組勝利おめでとう! 美優先輩、花柳先輩も良かったです! お疲れ様でした!」
「みんなよく頑張ったわ! お疲れ様!」

 俺達4人は大きな声に乗せて1年3組へ勝利を祝ったり、2年4組へ労ったりする言葉を送った。
 コートにいる風花、橋本さん、美優先輩、花柳先輩はもちろん他の両チームの生徒達も笑顔で手を振り、「ありがとう!」とお礼を言ってくれた。
 両チームの生徒がコートを後にして、それからすぐに風花、橋本さん、美優先輩、花柳先輩がギャラリーに姿を現した。
 勝利した風花と橋本さんは俺と加藤、霧嶋先生とハイタッチを交わした。

「先輩方のクラスでしたけど、みんなの応援もあって勝てました! ありがとうございました!」
「私もです。ありがとうございました!」

 風花と橋本さんはお礼を言ってくれる。そんな2人に俺達6人はおめでとうと言って拍手を送る。

「個人的には潤のおまじないのおかげでもあるよ。ありがとう」

 そう言って、橋本さんは加藤におまじないのお礼のキスをした。お礼のキスを見るのも見慣れてきたな。
 橋本さんが唇を離すと、加藤はニッコリと笑って、

「いえいえ。よく頑張ったな、奏」

 そう言って橋本さんの頭を優しく撫でた。

「最初の瑠衣先輩との投げ合うときに考えた作戦が上手くいって良かったです。相手生徒を油断させる作戦。あれでいいスタートが切れた気がします」
「あれは凄いと思ったわ、風花ちゃん。……負けて悔しいけど、何人もアウトにできたし、楽しかったわ。桐生君と成実先生の応援が力になりました。ありがとうございました」
「私もです。ありがとうございました」
「いえいえ。うちのクラスは負けたけど、いい試合だったわ」
「俺の応援が力になって嬉しいです」
「うんっ。あと……由弦君のおまじないがあったから、終盤まで内野にいられたと思うよ。ありがとう、由弦君」

 美優先輩はいつもの優しい笑顔でそう言うと、俺におまじないのお礼のキスをしてきてくれた。1回戦が終わったときと同じで、美優先輩の唇から伝わる温もりはいつもよりも強く感じて。それが心地良く感じられた。
 数秒ほどして、美優先輩の方から唇を離す。すると、目の前には先輩のニッコリとした可愛らしい笑顔があって。

「いえいえ。2回戦もいっぱいボールを躱しましたね。お疲れ様でした」

 そう労って、美優先輩の頭を優しく撫でる。それが気持ち良かったのか、先輩の笑顔はやんわりとしたものに変わっていった。



 その後も、俺達は自分達の試合に出場し、時間が大丈夫であれば美優先輩や花柳先輩と一緒に1年3組や2年4組、美優先輩が管理人をしているあけぼの荘の住人の応援もしていった。
 俺と加藤が出場する1年3組のサッカーはベスト8という結果に。
 また、風花と橋本さんが出場するドッジボールは、2回戦で上級生チームに勝てたことで勢いに乗れたのか、準優勝という結果になった。全学年のトーナメント戦なので、1年生のクラスが準優勝になったのは快挙と言えるだろう。ちなみに、これがうちのクラスでの最高成績だった。
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