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特別編11
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特別編11
7月23日、火曜日。
午前8時半過ぎ。
俺・桐生由弦は朝食の後片付けをしている。真夏なので水道の水が気持ち良く感じられる。だから、こうして後片付けをするのは楽しく思える。それに、同棲している恋人の白鳥美優先輩が作った美味しい朝食を食べた後だからな。
「……よし、これで終わりっと」
朝食の後片付けを終えて、俺はリビングのソファーへと向かう。
ソファーに行くと、美優先輩はアイスコーヒーを飲みながらスマホを弄っていた。可愛らしい雰囲気の持ち主の先輩だけど、スマホを見ている今の姿は大人っぽい雰囲気で素敵だなと思う。
「美優先輩。朝食の後片付け終わりました」
「お疲れ様、由弦君。ありがとう。アイスコーヒー淹れておいたよ」
美優先輩はニコッと可愛らしい笑顔でそう言ってくれる。
ありがとうございます、とお礼を言って、俺は美優先輩のすぐ隣でソファーに座る。さっそくアイスコーヒーを一口飲む。
「美味しいです」
俺好みの苦味の強いアイスコーヒーだ。結構冷たいのもまたいい。
「今日も美味しくできていて良かった」
「ありがとうございます、美優先輩」
お礼を言って、俺は美優先輩の頭を優しく撫でる。先輩の髪は柔らかくて撫で心地がいい。
俺に頭を撫でられるのが気持ちいいようで、美優先輩は「ふふっ」と笑って、笑顔が柔らかいものに変わる。可愛いな。
俺はアイスコーヒーをもう一口飲む。
「……美味しい。真夏ですから、冷たいものがとても美味しく感じられます」
「そうだね。……ねえ、由弦君。冷たいものといえば……かき氷って好き?」
「はい、好きです」
「良かった。私も好きだよ」
「そうなんですね。かき氷美味しいですよね。……それにしても、どうしてかき氷が好きなのかって訊いたんですか?」
「実はキッチンの棚にかき氷器があってね。だから、かき氷を作って食べるのはどうかなと思って」
「いいですね! 実家にいる頃、夏休み中心に暑い時期には、家にあるかき氷器でかき氷を作って食べていました」
「そうなんだね。……じゃあ、キッチンに行って棚からかき氷器を出そう」
「はい」
俺達はソファーから立ち上がり、キッチンに行く。
美優先輩は棚の下の扉を開け、中からかき氷器と思われる写真がプリントされた箱を取り出した。
「これだよ、かき氷器」
「そうですか。この家にかき氷器があるとは知りませんでした。この棚に物を出し入れしたときもありますけど」
「夏にしか使わないし、去年の暑い時期が終わったときに奥に閉まったからね。……このかき氷器は、去年の3月までここに住んでいた伯父夫婦から譲り受けたものなの。これを使って、去年の夏は瑠衣ちゃんとかお友達が遊びに来たときに食べたり、あけぼの荘の住人を呼んで食べたりしたな。あとは、妹の朱莉や葵が遊びに来たときも食べたよ」
「そうだったんですね」
かき氷は冷たくて美味しいから、暑い時期に食べるにはうってつけだもんな。
「ちなみに、このかき氷器はちょっと古めで、手動でかき氷を作るタイプだけど、由弦君のご実家にあるものはどうだった?」
「実家にあるのも手動のものでした。ハンドルを回してかき氷を作るのも楽しいですから、手動タイプで良かったと思います。まあ、自動で作れるのは楽で良さそうだとは思いますが」
「ふふっ、そう言ってくれて良かった。……じゃあ、かき氷器に付属している専用の製氷器で氷を作ろう。普通の製氷器で作った氷でも作れるけど、専用の製氷器で作った氷を使った方がふわふわなかき氷ができるから」
「そうなんですね」
「うんっ。今から凍らせれば、午後のおやつの時間には固まるよ」
「そうですか。じゃあ、今日の午後のおやつはかき氷ですね」
「そうだねっ」
そう言い、美優先輩はニコッと笑った。
箱からかき氷器と、付属している専用の製氷器3つを取り出す。ちょっと古めとは言っていたけど、これまで大切に使われてきたのかかき氷器は結構綺麗だ。水色なので涼しげな雰囲気が感じられていいな。
美優先輩は専用の製氷器に水道の水を入れ、冷凍庫に入れた。
「これでOKだね」
「そうですね。……かき氷を食べますし、これから近所のスーパーにシロップを買いに行きませんか?」
「そうだね。シロップを冷蔵庫で冷やしたいし。行こうか」
「はい」
その後、俺達は自宅であるあけぼの荘101号室を出発して、近所にあるスーパーへと向かい始める。
今は午前9時頃だけど、よく晴れているのもあってこの時間でも結構蒸し暑い。
「暑いですねぇ」
「そうだね。今日はこれからもっと暑くなるから、かき氷日和だよ。まあ、涼しい部屋の中で食べるけどね」
「ははっ、そうですね。それでもかき氷を美味しく食べられそうです」
「そうだねっ」
美優先輩はニッコリと笑う。そんな先輩と繋いでいる手から伝わる温もりはとても心地いい。
あけぼの荘を出発してから数分ほどでスーパーに辿り着いた。
スーパーの中はエアコンがよく効いていて涼しい。数分でも暑い中歩いたので、とても快適に感じられる。
製菓材料のコーナーに行き、陳列されているかき氷のシロップを見つけた。メロン、いちご、レモン、ブルーハワイなど定番の味を中心に様々な味のシロップがある。実家でかき氷を作って食べるときに使っていたメーカーのシロップもあり、ちょっと懐かしい気持ちになる。
「いっぱいありますね」
「そうだね。由弦君はかき氷の味は何味が好き?」
「いっぱいありますけど、特にメロンといちごが好きです。美優先輩は何味が好きですか?」
「私もメロンといちごは特に好きだよ」
「そうなんですね。甘くて美味しいですよね」
美優先輩と好みが合って嬉しいな。
「じゃあ、メロンといちごのシロップを買おうか」
「ええ、そうしましょう」
俺はメロン味といちご味のシロップをそれぞれ1本ずつ買い物カゴに入れる。
「もう一つくらいシロップを買っておく?」
「いいですね。味がいっぱいあるのは嬉しいですし。先輩はメロンといちごの他には何が好きですか?」
「レモンが好きだよ」
「レモンもいいですよね。さっぱりとした感じで。俺も好きです」
「そっか。じゃあ、レモンも買っておこうか」
「はい」
レモン味のシロップもカゴに入れた。
せっかくスーパーに来たので、お菓子コーナーに行き、普段から飲むことが多いコーヒーや紅茶に合うお菓子もカゴに入れた。
レジで精算して、俺達は帰路に就く。
暑い中、再び数分ほど歩いて帰宅する。
帰宅してすぐに、購入したシロップを冷蔵庫に入れる。午後のおやつまで数時間はあるので、かき氷を食べるときには冷えているだろう。
シロップを無事に買えたので、かき氷を作って食べるのがより楽しみになった。
□後書き□
読んでいただきありがとうございます。
新しい特別編がスタートしました! 既に完成しており、前編、中編、後編の形でお送りします。
6/19に中編、6/20に後編を公開します。よろしくお願いします。
7月23日、火曜日。
午前8時半過ぎ。
俺・桐生由弦は朝食の後片付けをしている。真夏なので水道の水が気持ち良く感じられる。だから、こうして後片付けをするのは楽しく思える。それに、同棲している恋人の白鳥美優先輩が作った美味しい朝食を食べた後だからな。
「……よし、これで終わりっと」
朝食の後片付けを終えて、俺はリビングのソファーへと向かう。
ソファーに行くと、美優先輩はアイスコーヒーを飲みながらスマホを弄っていた。可愛らしい雰囲気の持ち主の先輩だけど、スマホを見ている今の姿は大人っぽい雰囲気で素敵だなと思う。
「美優先輩。朝食の後片付け終わりました」
「お疲れ様、由弦君。ありがとう。アイスコーヒー淹れておいたよ」
美優先輩はニコッと可愛らしい笑顔でそう言ってくれる。
ありがとうございます、とお礼を言って、俺は美優先輩のすぐ隣でソファーに座る。さっそくアイスコーヒーを一口飲む。
「美味しいです」
俺好みの苦味の強いアイスコーヒーだ。結構冷たいのもまたいい。
「今日も美味しくできていて良かった」
「ありがとうございます、美優先輩」
お礼を言って、俺は美優先輩の頭を優しく撫でる。先輩の髪は柔らかくて撫で心地がいい。
俺に頭を撫でられるのが気持ちいいようで、美優先輩は「ふふっ」と笑って、笑顔が柔らかいものに変わる。可愛いな。
俺はアイスコーヒーをもう一口飲む。
「……美味しい。真夏ですから、冷たいものがとても美味しく感じられます」
「そうだね。……ねえ、由弦君。冷たいものといえば……かき氷って好き?」
「はい、好きです」
「良かった。私も好きだよ」
「そうなんですね。かき氷美味しいですよね。……それにしても、どうしてかき氷が好きなのかって訊いたんですか?」
「実はキッチンの棚にかき氷器があってね。だから、かき氷を作って食べるのはどうかなと思って」
「いいですね! 実家にいる頃、夏休み中心に暑い時期には、家にあるかき氷器でかき氷を作って食べていました」
「そうなんだね。……じゃあ、キッチンに行って棚からかき氷器を出そう」
「はい」
俺達はソファーから立ち上がり、キッチンに行く。
美優先輩は棚の下の扉を開け、中からかき氷器と思われる写真がプリントされた箱を取り出した。
「これだよ、かき氷器」
「そうですか。この家にかき氷器があるとは知りませんでした。この棚に物を出し入れしたときもありますけど」
「夏にしか使わないし、去年の暑い時期が終わったときに奥に閉まったからね。……このかき氷器は、去年の3月までここに住んでいた伯父夫婦から譲り受けたものなの。これを使って、去年の夏は瑠衣ちゃんとかお友達が遊びに来たときに食べたり、あけぼの荘の住人を呼んで食べたりしたな。あとは、妹の朱莉や葵が遊びに来たときも食べたよ」
「そうだったんですね」
かき氷は冷たくて美味しいから、暑い時期に食べるにはうってつけだもんな。
「ちなみに、このかき氷器はちょっと古めで、手動でかき氷を作るタイプだけど、由弦君のご実家にあるものはどうだった?」
「実家にあるのも手動のものでした。ハンドルを回してかき氷を作るのも楽しいですから、手動タイプで良かったと思います。まあ、自動で作れるのは楽で良さそうだとは思いますが」
「ふふっ、そう言ってくれて良かった。……じゃあ、かき氷器に付属している専用の製氷器で氷を作ろう。普通の製氷器で作った氷でも作れるけど、専用の製氷器で作った氷を使った方がふわふわなかき氷ができるから」
「そうなんですね」
「うんっ。今から凍らせれば、午後のおやつの時間には固まるよ」
「そうですか。じゃあ、今日の午後のおやつはかき氷ですね」
「そうだねっ」
そう言い、美優先輩はニコッと笑った。
箱からかき氷器と、付属している専用の製氷器3つを取り出す。ちょっと古めとは言っていたけど、これまで大切に使われてきたのかかき氷器は結構綺麗だ。水色なので涼しげな雰囲気が感じられていいな。
美優先輩は専用の製氷器に水道の水を入れ、冷凍庫に入れた。
「これでOKだね」
「そうですね。……かき氷を食べますし、これから近所のスーパーにシロップを買いに行きませんか?」
「そうだね。シロップを冷蔵庫で冷やしたいし。行こうか」
「はい」
その後、俺達は自宅であるあけぼの荘101号室を出発して、近所にあるスーパーへと向かい始める。
今は午前9時頃だけど、よく晴れているのもあってこの時間でも結構蒸し暑い。
「暑いですねぇ」
「そうだね。今日はこれからもっと暑くなるから、かき氷日和だよ。まあ、涼しい部屋の中で食べるけどね」
「ははっ、そうですね。それでもかき氷を美味しく食べられそうです」
「そうだねっ」
美優先輩はニッコリと笑う。そんな先輩と繋いでいる手から伝わる温もりはとても心地いい。
あけぼの荘を出発してから数分ほどでスーパーに辿り着いた。
スーパーの中はエアコンがよく効いていて涼しい。数分でも暑い中歩いたので、とても快適に感じられる。
製菓材料のコーナーに行き、陳列されているかき氷のシロップを見つけた。メロン、いちご、レモン、ブルーハワイなど定番の味を中心に様々な味のシロップがある。実家でかき氷を作って食べるときに使っていたメーカーのシロップもあり、ちょっと懐かしい気持ちになる。
「いっぱいありますね」
「そうだね。由弦君はかき氷の味は何味が好き?」
「いっぱいありますけど、特にメロンといちごが好きです。美優先輩は何味が好きですか?」
「私もメロンといちごは特に好きだよ」
「そうなんですね。甘くて美味しいですよね」
美優先輩と好みが合って嬉しいな。
「じゃあ、メロンといちごのシロップを買おうか」
「ええ、そうしましょう」
俺はメロン味といちご味のシロップをそれぞれ1本ずつ買い物カゴに入れる。
「もう一つくらいシロップを買っておく?」
「いいですね。味がいっぱいあるのは嬉しいですし。先輩はメロンといちごの他には何が好きですか?」
「レモンが好きだよ」
「レモンもいいですよね。さっぱりとした感じで。俺も好きです」
「そっか。じゃあ、レモンも買っておこうか」
「はい」
レモン味のシロップもカゴに入れた。
せっかくスーパーに来たので、お菓子コーナーに行き、普段から飲むことが多いコーヒーや紅茶に合うお菓子もカゴに入れた。
レジで精算して、俺達は帰路に就く。
暑い中、再び数分ほど歩いて帰宅する。
帰宅してすぐに、購入したシロップを冷蔵庫に入れる。午後のおやつまで数時間はあるので、かき氷を食べるときには冷えているだろう。
シロップを無事に買えたので、かき氷を作って食べるのがより楽しみになった。
□後書き□
読んでいただきありがとうございます。
新しい特別編がスタートしました! 既に完成しており、前編、中編、後編の形でお送りします。
6/19に中編、6/20に後編を公開します。よろしくお願いします。
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