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特別編11
中編
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シロップを冷やした後、美優先輩と俺は寝室にある勉強机で夏休みの課題をすることに。夏休みの初日から昨日まで、日中は俺達の友人であり、隣人であり、俺のクラスメイトでもある姫宮風花が所属する水泳部が出場した関東大会をネット中継を見ながら応援していた。なので、課題をそこまでできなかったから、今日は課題をやろうという話になっていたのだ。
ちなみに、風花は今日も部活動に行っている。ただ、関東大会の翌日なので練習はなく、インターハイに向けてのミーティングだけとのこと。ミーティングが終わったら、大会の打ち上げで部活の先輩や友達と一緒に駅前のお店で食事をしたり、遊んだりするらしい。
途中、お昼頃に昼食を作って食べるのを挟み、美優先輩と俺は課題を進めていく。
ちなみに、俺がやっているのは数学Ⅰと英語表現Ⅰの課題だ。どちらも1学期の内容の復習プリントなので、そこまで難しくない問題が多い。
ただ、数学Ⅰの方は応用問題もあり、その中に結構難しい問題も。その問題は少しの時間考えても全然分からなかったので、美優先輩に質問すると、
「……で、こういう答えになるの」
「なるほど、そういうことでしたか。理解できました。ありがとうございます」
「いえいえ」
美優先輩はとても分かりやすく教えてくれた。さすがは先輩だ。今後も分からないところがあったら先輩に質問しよう。
「由弦君。午後のおやつ時だし、かき氷を作って食べようか」
美優先輩がそんなことを言ってきた。
卓上にある時計を見ると、午後3時半過ぎか。午後のおやつを食べるのにいい時間だな。あと、昼食を挟んだけど、課題に集中して取り組んでいたから、この時間になるまであっという間に感じられた。
「ええ、そうしましょう」
「うんっ」
俺達はキッチンへと向かう。
美優先輩は冷凍庫の中に入っているかき氷器付属の専用の製氷器を一つ取り出して、蓋を開ける。パッと見た感じでは凍っているように見える。
美優先輩は右手の人差し指で、容器に入っている氷を軽くつつく。
「うん、凍ってる。かき氷できるね」
「良かったです。では、かき氷を作りましょうか」
「そうだね!」
美優先輩と俺はかき氷器、専用製氷器に入った氷、ガラスの器、スプーン、午前中に買ったシロップをリビングの食卓に運ぶ。ちなみに、シロップはしっかりと冷えている。
美優先輩はかき氷器の蓋を開けて、専用の製氷器で作った氷を入れる。蓋を閉めて、受け口のところにガラスの器を置いた。
「これで準備完了だね。由弦君と初めてかき氷を食べるし、お互いに相手にかき氷を作るのはどうかな?」
「いいですね。そうしましょう」
「決まりだね。私は去年、このかき氷器を使ったことがあるし、まずはお手本を兼ねて私が作るね」
「分かりました」
「うん。このハンドルを回せば削れるよ。削っていくね」
美優先輩はそう言い、かき氷器のハンドルを回し始めた。
――シャリシャリ。
といった音を立てながら、削れた氷がかき氷器から出てきて、受け口に置いてあるガラスの器に落ちていく。結構フワフワとした感じだ。
「削れてますね。結構フワフワとしているように見えます」
「そうだね。専用の製氷器で作った氷を削っているからね。この見た目通りのフワフワとした食感だよ」
「そうなんですね。食べるのがもっと楽しみになりました」
「ふふっ」
それからも、美優先輩はかき氷を作っていく。
美優先輩は前半はガラスの器を回し、後半は器を動かさずに氷を削っている。だからなのか、削った氷が綺麗な山の形になっていって。特にシロップはかけていないのに美味しそうに見える。さすがは美優先輩だ。俺も実家にいる家族も、こんなに綺麗な見た目で作れたことはない。
「はい、完成」
「シロップをかけていませんが美味しそうです。食べるのが本当に楽しみです」
「そう言ってくれて嬉しいよ」
「あと、とても綺麗な山の形をしていますね。俺、今までこんなに綺麗に作れたことがないです。美優先輩に食べてもらうので、先輩が作ったようなかき氷を作りたいです」
「嬉しい。ありがとう、由弦君」
美優先輩は可愛らしい笑顔でお礼を言った。
「綺麗な形を作るコツは器の回し方ですか?」
「うん、そうだよ。まずは器を回しながら器の壁面に削った氷を落としていくの。氷の土手を作る感じかな。それで、一周落としたら、後は器を回さずに中心部分に削った氷を落とすの。そうすると、崩れにくい山の形を作ることができるんだよ」
「そうなんですか。……お店で売っているような綺麗さです。さすがは美優先輩ですね」
「ありがとう。お母さんから教えてもらったんだ」
「そうなんですね。……よし。美優先輩のために、綺麗な山の形を目指してやってみます」
「うんっ、頑張って!」
両手を胸の前で握りしめ、美優先輩はニコッと笑いながらそう言ってくれた。物凄く可愛い。よし、かき氷作りを頑張るぞ。
俺は空のガラスの器を受け口に置く。
「初めて使うので、少し氷を削る練習をします」
「うん、分かった」
右手でハンドルを持って、ゆっくりと回していくと、
――シャリシャリ。
と音を立て、削られた氷がガラスの器に落ちていく。自分で削ったから何だか気持ちがいいな。あと、実家のかき氷器よりも削りやすい。
「うん、削れてるね」
「はい。良かったです。……まずは壁面ですよね」
「うん。少し削って、少し器を回すのを繰り返してやっていこう」
「分かりました」
美優先輩のアドバイス通り、少し氷を削って、少し器を回して……を繰り返しながら器の壁面に氷を落としていく。そんな中、
「その調子だよ」
「上手にできてるよ」
といった言葉を美優先輩がたまに言ってくれて。それもあって、特に手惑うことなく器の壁面に氷を落とすことができた。
「これで、壁面はOKですね」
「うん。上手だよ、さすがは由弦君。ここまでできれば、あとは器を動かさずに、山の形ができるまで器の中心に氷を落とし続けていこう」
「分かりました」
中心に氷が落ちる位置に器を動かして、俺は氷を削っていく。
それにしても、こうしてハンドルを回しながら氷を削っていくと……実家でかき氷を作ったときのことを思い出す。妹の心愛はもちろん、雫姉さんからも「作って!」って何度お願いされたことか。ただ、2人とも美味しそうに食べてくれるから、作ると毎回嬉しい気持ちになったっけ。
「何だか楽しそうに削ってるね、由弦君」
「実家でかき氷を作ったときのことを思い出しまして。雫姉さんと心愛のかき氷をよく作ったなって。2人とも美味しそうに食べてくれたので」
「ふふっ、そういうこと。私も実家でかき氷を作ったときは、朱莉と葵に作ったな。2人も美味しそうに食べてたっけ」
「そうでしたか」
さっき、かき氷を作っていたのもあり、朱莉ちゃんと葵ちゃんのためにかき氷を作っている美優先輩の姿が容易に想像できる。
思い出に浸っていたり、美優先輩と話したりしていたのもあって、気付けば綺麗な山の形をしたかき氷ができていた。
「こんな感じでしょうか」
「うん、上手にできたね! さすがは由弦君だよ! 食べるのが楽しみだよ」
美優先輩はニッコリとした笑顔でそう言ってくれる。パチパチと拍手もしてくれて。こんなにも褒めてくれると凄く嬉しい気持ちになる。あと、先輩が食べるものなので、上手にできたことにほっとする。
「美優先輩が分かりやすく教えてくれたおかげです。先輩のように作れて嬉しいです。ありがとうございます」
お礼を言って、俺は美優先輩にキスをした。一瞬、唇が触れる程度のキスだけど、先輩の唇の柔らかさや温もりははっきりと感じられた。
いえいえ、と言う美優先輩の笑顔は、キスする前とは違って頬を中心にほんのりと赤みを帯びていた。それがとても可愛かった。
□後書き□
読んでいただきありがとうございます。
明日公開の後編でこの特別編は完結します。最後までよろしくお願いします。
ちなみに、風花は今日も部活動に行っている。ただ、関東大会の翌日なので練習はなく、インターハイに向けてのミーティングだけとのこと。ミーティングが終わったら、大会の打ち上げで部活の先輩や友達と一緒に駅前のお店で食事をしたり、遊んだりするらしい。
途中、お昼頃に昼食を作って食べるのを挟み、美優先輩と俺は課題を進めていく。
ちなみに、俺がやっているのは数学Ⅰと英語表現Ⅰの課題だ。どちらも1学期の内容の復習プリントなので、そこまで難しくない問題が多い。
ただ、数学Ⅰの方は応用問題もあり、その中に結構難しい問題も。その問題は少しの時間考えても全然分からなかったので、美優先輩に質問すると、
「……で、こういう答えになるの」
「なるほど、そういうことでしたか。理解できました。ありがとうございます」
「いえいえ」
美優先輩はとても分かりやすく教えてくれた。さすがは先輩だ。今後も分からないところがあったら先輩に質問しよう。
「由弦君。午後のおやつ時だし、かき氷を作って食べようか」
美優先輩がそんなことを言ってきた。
卓上にある時計を見ると、午後3時半過ぎか。午後のおやつを食べるのにいい時間だな。あと、昼食を挟んだけど、課題に集中して取り組んでいたから、この時間になるまであっという間に感じられた。
「ええ、そうしましょう」
「うんっ」
俺達はキッチンへと向かう。
美優先輩は冷凍庫の中に入っているかき氷器付属の専用の製氷器を一つ取り出して、蓋を開ける。パッと見た感じでは凍っているように見える。
美優先輩は右手の人差し指で、容器に入っている氷を軽くつつく。
「うん、凍ってる。かき氷できるね」
「良かったです。では、かき氷を作りましょうか」
「そうだね!」
美優先輩と俺はかき氷器、専用製氷器に入った氷、ガラスの器、スプーン、午前中に買ったシロップをリビングの食卓に運ぶ。ちなみに、シロップはしっかりと冷えている。
美優先輩はかき氷器の蓋を開けて、専用の製氷器で作った氷を入れる。蓋を閉めて、受け口のところにガラスの器を置いた。
「これで準備完了だね。由弦君と初めてかき氷を食べるし、お互いに相手にかき氷を作るのはどうかな?」
「いいですね。そうしましょう」
「決まりだね。私は去年、このかき氷器を使ったことがあるし、まずはお手本を兼ねて私が作るね」
「分かりました」
「うん。このハンドルを回せば削れるよ。削っていくね」
美優先輩はそう言い、かき氷器のハンドルを回し始めた。
――シャリシャリ。
といった音を立てながら、削れた氷がかき氷器から出てきて、受け口に置いてあるガラスの器に落ちていく。結構フワフワとした感じだ。
「削れてますね。結構フワフワとしているように見えます」
「そうだね。専用の製氷器で作った氷を削っているからね。この見た目通りのフワフワとした食感だよ」
「そうなんですね。食べるのがもっと楽しみになりました」
「ふふっ」
それからも、美優先輩はかき氷を作っていく。
美優先輩は前半はガラスの器を回し、後半は器を動かさずに氷を削っている。だからなのか、削った氷が綺麗な山の形になっていって。特にシロップはかけていないのに美味しそうに見える。さすがは美優先輩だ。俺も実家にいる家族も、こんなに綺麗な見た目で作れたことはない。
「はい、完成」
「シロップをかけていませんが美味しそうです。食べるのが本当に楽しみです」
「そう言ってくれて嬉しいよ」
「あと、とても綺麗な山の形をしていますね。俺、今までこんなに綺麗に作れたことがないです。美優先輩に食べてもらうので、先輩が作ったようなかき氷を作りたいです」
「嬉しい。ありがとう、由弦君」
美優先輩は可愛らしい笑顔でお礼を言った。
「綺麗な形を作るコツは器の回し方ですか?」
「うん、そうだよ。まずは器を回しながら器の壁面に削った氷を落としていくの。氷の土手を作る感じかな。それで、一周落としたら、後は器を回さずに中心部分に削った氷を落とすの。そうすると、崩れにくい山の形を作ることができるんだよ」
「そうなんですか。……お店で売っているような綺麗さです。さすがは美優先輩ですね」
「ありがとう。お母さんから教えてもらったんだ」
「そうなんですね。……よし。美優先輩のために、綺麗な山の形を目指してやってみます」
「うんっ、頑張って!」
両手を胸の前で握りしめ、美優先輩はニコッと笑いながらそう言ってくれた。物凄く可愛い。よし、かき氷作りを頑張るぞ。
俺は空のガラスの器を受け口に置く。
「初めて使うので、少し氷を削る練習をします」
「うん、分かった」
右手でハンドルを持って、ゆっくりと回していくと、
――シャリシャリ。
と音を立て、削られた氷がガラスの器に落ちていく。自分で削ったから何だか気持ちがいいな。あと、実家のかき氷器よりも削りやすい。
「うん、削れてるね」
「はい。良かったです。……まずは壁面ですよね」
「うん。少し削って、少し器を回すのを繰り返してやっていこう」
「分かりました」
美優先輩のアドバイス通り、少し氷を削って、少し器を回して……を繰り返しながら器の壁面に氷を落としていく。そんな中、
「その調子だよ」
「上手にできてるよ」
といった言葉を美優先輩がたまに言ってくれて。それもあって、特に手惑うことなく器の壁面に氷を落とすことができた。
「これで、壁面はOKですね」
「うん。上手だよ、さすがは由弦君。ここまでできれば、あとは器を動かさずに、山の形ができるまで器の中心に氷を落とし続けていこう」
「分かりました」
中心に氷が落ちる位置に器を動かして、俺は氷を削っていく。
それにしても、こうしてハンドルを回しながら氷を削っていくと……実家でかき氷を作ったときのことを思い出す。妹の心愛はもちろん、雫姉さんからも「作って!」って何度お願いされたことか。ただ、2人とも美味しそうに食べてくれるから、作ると毎回嬉しい気持ちになったっけ。
「何だか楽しそうに削ってるね、由弦君」
「実家でかき氷を作ったときのことを思い出しまして。雫姉さんと心愛のかき氷をよく作ったなって。2人とも美味しそうに食べてくれたので」
「ふふっ、そういうこと。私も実家でかき氷を作ったときは、朱莉と葵に作ったな。2人も美味しそうに食べてたっけ」
「そうでしたか」
さっき、かき氷を作っていたのもあり、朱莉ちゃんと葵ちゃんのためにかき氷を作っている美優先輩の姿が容易に想像できる。
思い出に浸っていたり、美優先輩と話したりしていたのもあって、気付けば綺麗な山の形をしたかき氷ができていた。
「こんな感じでしょうか」
「うん、上手にできたね! さすがは由弦君だよ! 食べるのが楽しみだよ」
美優先輩はニッコリとした笑顔でそう言ってくれる。パチパチと拍手もしてくれて。こんなにも褒めてくれると凄く嬉しい気持ちになる。あと、先輩が食べるものなので、上手にできたことにほっとする。
「美優先輩が分かりやすく教えてくれたおかげです。先輩のように作れて嬉しいです。ありがとうございます」
お礼を言って、俺は美優先輩にキスをした。一瞬、唇が触れる程度のキスだけど、先輩の唇の柔らかさや温もりははっきりと感じられた。
いえいえ、と言う美優先輩の笑顔は、キスする前とは違って頬を中心にほんのりと赤みを帯びていた。それがとても可愛かった。
□後書き□
読んでいただきありがとうございます。
明日公開の後編でこの特別編は完結します。最後までよろしくお願いします。
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