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特別編5
第4話『氷織と恭子と七海でお風呂-前編-』
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「うわあっ……うちよりもかなり広い浴室ね! 浴槽もゆったりしていそう。この3人なら十分に入れそうね」
恭子さんは目を輝かせながら浴室の中を眺めています。
そういえば、明斗さんも、初めて泊まりに来たときに今の恭子さんと同じようなことを言っていましたね。ですから、あの日のことを思い出します。
「あの、恭子さん。明斗さんやお友達が泊まりに来ると、髪や背中を洗いっこすることが多いんです。なので、恭子さんともしたくて。いいですか?」
「もちろんよ! むしろ、あたしがお願いしたいくらいだわ!」
恭子さんは嬉しそうに言ってくれました。そのことに、嬉しくなると同時に少しほっとしました。
「分かりました。恭子さんはお客さんですから、まずは恭子さんの髪と背中を洗いましょう」
「ええ、お願いするわ!」
「ねえ、お姉ちゃん。恭子さんの髪か背中のどっちかはあたしが洗いたいな」
七海、やる気になっていますね。七海も友達とお泊まりしたときは、髪や背中を洗いっこするようですし。それに、恭子さんと仲良くなりましたから、恭子さんに洗ってあげたいのでしょう。
「いいですよ。恭子さん、どっちを私に洗ってほしいという希望はありますか?」
「そうね……氷織に髪、七海ちゃんに背中を洗ってほしい気分だわ」
「分かりました。では、まずは私が恭子さんの髪を洗いますね」
「お願いするわ」
「はい。では、そこのバスチェアに座ってください」
「はーい!」
いい返事をして、恭子さんは鏡の前にあるバスチェアに腰を下ろします。ストレートヘアになっているので背中が少し隠れていますが、それでも恭子さんの後ろ姿が綺麗なのがよく分かります。肌も綺麗で、くびれもあって素敵です。
シャワーのお湯で、恭子さんの髪を濡らします。普段はポニーテールにしていますが、サラサラの直毛で綺麗ですね。
「氷織。あたしが持ってきたこのシャンプーでお願いするわ」
髪を濡らし終わると、恭子さんがそう言って私にオレンジのミニボトルを渡してきました。パッケージを見ると……これ、髪がサラサラになると評判のリンスインシャンプーですね。これが恭子さんの髪が綺麗な理由の一つなのですね。
恭子さん持参のシャンプーを使って、恭子さんの髪を洗い始めます。
普段、ここでは感じられないシャンプーの甘い匂いが浴室の中に広がっていって。ただ、それは普段、恭子さんの髪から香る匂いでもあって。お友達がお泊まりしに来ているのだと実感します。
「このシャンプーの匂い……甘くていいね。いつもと違う匂いだから、お泊まりしに来ているんだなって思うよ」
「私も同じことを思いました、七海」
「ふふっ。姉妹だから考えることが似ているのね」
「かもしれませんね。恭子さん、髪の洗い方は今のような感じで大丈夫ですか?」
「うんっ! もう最高よっ!」
鏡越しに恭子さんを見ますが、恭子さんは満面の笑みを浮かべていて。そんな恭子さんを見て、頬が緩んでいくのが分かりました。
「良かったです。では、こんな感じで洗っていきますね」
「お願いするわ。……本当に気持ちいい。氷織に髪を洗ってもらえて幸せ……」
あぁっ……と、恭子さんは甘い声を漏らします。
「氷織、上手いわね。七海ちゃんに髪を洗ってあげたりするのかしら?」
「そうですね。小学生のときはよく一緒に入って、髪や背中を洗いました。今でもたまにあります」
「お姉ちゃんは凄く上手ですから、一緒に入ると今でもお姉ちゃんにお願いしちゃいます」
「そうなのね。七海ちゃんが羨ましいわ」
可愛らしい笑みを浮かべて、恭子さんは「ふふっ」と声に出して笑います。
今のやり取り……明斗さんが泊まりに来たときにもしましたね。ですから、明斗さんの髪を洗ったときのことを思い出します。鏡に映る恭子さんの柔らかな笑顔が、明斗さんに重なって見えて。女子会中なのに明斗さんのことを何度も考えるなんて。明斗さんのことが大好きなのだと改めて実感します。
「氷織の手つきが何だか優しくなったわね。もしかして、紙透のことを考えてた?」
「考えていたの?」
恭子さんと七海にそう問いかけられると、2人はニヤニヤしながら鏡越しに私のことを見てきます。七海は私の背中をツンツンしてきて。図星なのでドキッとしちゃいます。体がちょっと熱くなってきました。
「ええ、考えていました。明斗さんの髪を洗っているときも、今の恭子さんのようなことを訊かれましたから」
「ふふっ、そうだったのね」
「お姉ちゃん可愛い」
「可愛いわよね」
「……何だか照れますね」
体の熱がさらに上がっていきます。湯船に入っていないのにのぼせてしまいそうです。
「ふふっ。この気持ち良さを経験している紙透が羨ましいわ」
「明斗さんも気持ちいいと言っていましたね。はい、シャワーで泡を落としますから、恭子さんはしっかり目を瞑ってくださいね」
「はーいっ!」
とてもいいお返事をする恭子さん。七海みたいで可愛いですね。
シャワーのお湯で、恭子さんの髪に付いたシャンプーの泡を洗い流していきます。その後に、恭子さん持参のフェイスタオルで髪を拭いていくと、髪を洗う前よりもさらに綺麗で艶やかさのある髪になりました。
「はい、終わりました」
「ありがとう、氷織。気持ち良かったわ」
恭子さんはそうお礼を言うと、これまた恭子さん持参のヘアゴムを使って洗った髪を纏めていきます。お団子の形にするようですね。普段からやっているのか、その手つきは鮮やかで。また、髪を纏める恭子さんの姿は普段よりも大人っぽく見えました。
「はい、お団子完成」
「お団子もいいですね」
「可愛いですよ!」
「ふふっ、ありがとう。じゃあ、背中は七海ちゃんお願いします」
「はーいっ」
私は七海の後ろに立って、七海が恭子さんの背中を洗うのを見守ることに。
ボディータオルは恭子さんが持参したものを。ボディーソープは、香りが違いますがうちと同じシリーズを使っているとのことで、ここにあるピーチの香りがするボディーソープを使うことになりました。
恭子さんはボディーソープを泡立てた状態で、ボディータオルを七海に渡しました。
「では、洗っていきますね」
「うんっ」
七海は恭子さんのボディータオルを使って、恭子さんの背中を流し始めます。
「恭子さん、気持ちいいですか?」
「ええ、気持ちいいわ。七海ちゃん上手ね」
「ありがとうございますっ! では、このまま洗っていきますね」
「うん」
気持ちいいからか、恭子さんはまったりとした笑顔になっています。そんな恭子さんを見ていると、以前、沙綾さんがお泊まりしたとき、七海に背中を流してもらって気持ち良さそうにしている沙綾さんのことを思い出します。
「ピーチの甘い香りもいいわね。うちではローズの香りを使っているの」
「ローズもいいですよね。うちはピーチを使うことが多いですが、ローズを使うこともたまにあります。ね、お姉ちゃん」
「そうですね」
ピーチの甘い匂いは大好きですが、ローズの優しい匂いも好きですね。ちなみに、明斗さんは同じシリーズのシトラスの香りを使っていますが、その爽やかな匂いも好きです。
「目の前から見て思いますが、恭子さんの背中って本当に綺麗ですよね。くびれもあって」
「私もそれは思いましたね」
「スタイルのいい2人から言われて嬉しいわ。バイトしていたり、ストレッチを習慣にしていたりするから何とか維持できている感じよ。お菓子やタピオカドリンクが大好きだからね。最近は暑い日が続くから、タピオカドリンクを飲む日が多いわ」
「そうなのですか。さすがはタピオカドリンク店スタッフですね」
「そうだね、お姉ちゃん」
私もお菓子や甘い飲み物は好きです。ただ、明斗さんに裸を見せるときもありますし、体型が維持できるように気をつけないと。大きくなるのは胸だけにしたいです。明斗さんは大きくて柔らかい私の胸が好きだって言ってくれていますし。
その後も、七海は恭子さんの背中を洗い続けます。恭子さんを喜ばせている七海を見ると、七海も大人になってきているのだと実感します。
「これで、背中とあとは腰も洗い終わりました」
「ありがとう。残りの部分は自分で洗うわね」
そう言って、恭子さんは七海からボディータオルを受け取り、自分で体を洗っていきます。その姿を後ろから七海と一緒に眺めて。体を洗う恭子さんの後ろ姿は今までで一番と言っていいほどに大人っぽく見えたのでした。
恭子さんは目を輝かせながら浴室の中を眺めています。
そういえば、明斗さんも、初めて泊まりに来たときに今の恭子さんと同じようなことを言っていましたね。ですから、あの日のことを思い出します。
「あの、恭子さん。明斗さんやお友達が泊まりに来ると、髪や背中を洗いっこすることが多いんです。なので、恭子さんともしたくて。いいですか?」
「もちろんよ! むしろ、あたしがお願いしたいくらいだわ!」
恭子さんは嬉しそうに言ってくれました。そのことに、嬉しくなると同時に少しほっとしました。
「分かりました。恭子さんはお客さんですから、まずは恭子さんの髪と背中を洗いましょう」
「ええ、お願いするわ!」
「ねえ、お姉ちゃん。恭子さんの髪か背中のどっちかはあたしが洗いたいな」
七海、やる気になっていますね。七海も友達とお泊まりしたときは、髪や背中を洗いっこするようですし。それに、恭子さんと仲良くなりましたから、恭子さんに洗ってあげたいのでしょう。
「いいですよ。恭子さん、どっちを私に洗ってほしいという希望はありますか?」
「そうね……氷織に髪、七海ちゃんに背中を洗ってほしい気分だわ」
「分かりました。では、まずは私が恭子さんの髪を洗いますね」
「お願いするわ」
「はい。では、そこのバスチェアに座ってください」
「はーい!」
いい返事をして、恭子さんは鏡の前にあるバスチェアに腰を下ろします。ストレートヘアになっているので背中が少し隠れていますが、それでも恭子さんの後ろ姿が綺麗なのがよく分かります。肌も綺麗で、くびれもあって素敵です。
シャワーのお湯で、恭子さんの髪を濡らします。普段はポニーテールにしていますが、サラサラの直毛で綺麗ですね。
「氷織。あたしが持ってきたこのシャンプーでお願いするわ」
髪を濡らし終わると、恭子さんがそう言って私にオレンジのミニボトルを渡してきました。パッケージを見ると……これ、髪がサラサラになると評判のリンスインシャンプーですね。これが恭子さんの髪が綺麗な理由の一つなのですね。
恭子さん持参のシャンプーを使って、恭子さんの髪を洗い始めます。
普段、ここでは感じられないシャンプーの甘い匂いが浴室の中に広がっていって。ただ、それは普段、恭子さんの髪から香る匂いでもあって。お友達がお泊まりしに来ているのだと実感します。
「このシャンプーの匂い……甘くていいね。いつもと違う匂いだから、お泊まりしに来ているんだなって思うよ」
「私も同じことを思いました、七海」
「ふふっ。姉妹だから考えることが似ているのね」
「かもしれませんね。恭子さん、髪の洗い方は今のような感じで大丈夫ですか?」
「うんっ! もう最高よっ!」
鏡越しに恭子さんを見ますが、恭子さんは満面の笑みを浮かべていて。そんな恭子さんを見て、頬が緩んでいくのが分かりました。
「良かったです。では、こんな感じで洗っていきますね」
「お願いするわ。……本当に気持ちいい。氷織に髪を洗ってもらえて幸せ……」
あぁっ……と、恭子さんは甘い声を漏らします。
「氷織、上手いわね。七海ちゃんに髪を洗ってあげたりするのかしら?」
「そうですね。小学生のときはよく一緒に入って、髪や背中を洗いました。今でもたまにあります」
「お姉ちゃんは凄く上手ですから、一緒に入ると今でもお姉ちゃんにお願いしちゃいます」
「そうなのね。七海ちゃんが羨ましいわ」
可愛らしい笑みを浮かべて、恭子さんは「ふふっ」と声に出して笑います。
今のやり取り……明斗さんが泊まりに来たときにもしましたね。ですから、明斗さんの髪を洗ったときのことを思い出します。鏡に映る恭子さんの柔らかな笑顔が、明斗さんに重なって見えて。女子会中なのに明斗さんのことを何度も考えるなんて。明斗さんのことが大好きなのだと改めて実感します。
「氷織の手つきが何だか優しくなったわね。もしかして、紙透のことを考えてた?」
「考えていたの?」
恭子さんと七海にそう問いかけられると、2人はニヤニヤしながら鏡越しに私のことを見てきます。七海は私の背中をツンツンしてきて。図星なのでドキッとしちゃいます。体がちょっと熱くなってきました。
「ええ、考えていました。明斗さんの髪を洗っているときも、今の恭子さんのようなことを訊かれましたから」
「ふふっ、そうだったのね」
「お姉ちゃん可愛い」
「可愛いわよね」
「……何だか照れますね」
体の熱がさらに上がっていきます。湯船に入っていないのにのぼせてしまいそうです。
「ふふっ。この気持ち良さを経験している紙透が羨ましいわ」
「明斗さんも気持ちいいと言っていましたね。はい、シャワーで泡を落としますから、恭子さんはしっかり目を瞑ってくださいね」
「はーいっ!」
とてもいいお返事をする恭子さん。七海みたいで可愛いですね。
シャワーのお湯で、恭子さんの髪に付いたシャンプーの泡を洗い流していきます。その後に、恭子さん持参のフェイスタオルで髪を拭いていくと、髪を洗う前よりもさらに綺麗で艶やかさのある髪になりました。
「はい、終わりました」
「ありがとう、氷織。気持ち良かったわ」
恭子さんはそうお礼を言うと、これまた恭子さん持参のヘアゴムを使って洗った髪を纏めていきます。お団子の形にするようですね。普段からやっているのか、その手つきは鮮やかで。また、髪を纏める恭子さんの姿は普段よりも大人っぽく見えました。
「はい、お団子完成」
「お団子もいいですね」
「可愛いですよ!」
「ふふっ、ありがとう。じゃあ、背中は七海ちゃんお願いします」
「はーいっ」
私は七海の後ろに立って、七海が恭子さんの背中を洗うのを見守ることに。
ボディータオルは恭子さんが持参したものを。ボディーソープは、香りが違いますがうちと同じシリーズを使っているとのことで、ここにあるピーチの香りがするボディーソープを使うことになりました。
恭子さんはボディーソープを泡立てた状態で、ボディータオルを七海に渡しました。
「では、洗っていきますね」
「うんっ」
七海は恭子さんのボディータオルを使って、恭子さんの背中を流し始めます。
「恭子さん、気持ちいいですか?」
「ええ、気持ちいいわ。七海ちゃん上手ね」
「ありがとうございますっ! では、このまま洗っていきますね」
「うん」
気持ちいいからか、恭子さんはまったりとした笑顔になっています。そんな恭子さんを見ていると、以前、沙綾さんがお泊まりしたとき、七海に背中を流してもらって気持ち良さそうにしている沙綾さんのことを思い出します。
「ピーチの甘い香りもいいわね。うちではローズの香りを使っているの」
「ローズもいいですよね。うちはピーチを使うことが多いですが、ローズを使うこともたまにあります。ね、お姉ちゃん」
「そうですね」
ピーチの甘い匂いは大好きですが、ローズの優しい匂いも好きですね。ちなみに、明斗さんは同じシリーズのシトラスの香りを使っていますが、その爽やかな匂いも好きです。
「目の前から見て思いますが、恭子さんの背中って本当に綺麗ですよね。くびれもあって」
「私もそれは思いましたね」
「スタイルのいい2人から言われて嬉しいわ。バイトしていたり、ストレッチを習慣にしていたりするから何とか維持できている感じよ。お菓子やタピオカドリンクが大好きだからね。最近は暑い日が続くから、タピオカドリンクを飲む日が多いわ」
「そうなのですか。さすがはタピオカドリンク店スタッフですね」
「そうだね、お姉ちゃん」
私もお菓子や甘い飲み物は好きです。ただ、明斗さんに裸を見せるときもありますし、体型が維持できるように気をつけないと。大きくなるのは胸だけにしたいです。明斗さんは大きくて柔らかい私の胸が好きだって言ってくれていますし。
その後も、七海は恭子さんの背中を洗い続けます。恭子さんを喜ばせている七海を見ると、七海も大人になってきているのだと実感します。
「これで、背中とあとは腰も洗い終わりました」
「ありがとう。残りの部分は自分で洗うわね」
そう言って、恭子さんは七海からボディータオルを受け取り、自分で体を洗っていきます。その姿を後ろから七海と一緒に眺めて。体を洗う恭子さんの後ろ姿は今までで一番と言っていいほどに大人っぽく見えたのでした。
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