7 / 65
本編
06 晩餐会
しおりを挟む
関係各所に顔を出したりしているうちに、やって来た晩餐会当日。
おぉぉぉ……! やっぱり二人とも様になるなぁ……!!
俺は自分はさておき、祖父とキースの堂々とした着こなしに感動していた。
キースは長めの黒髪を青紫の髪飾りでまとめ、淡いグレーを基調とした燕尾服風の衣装を身につけている。襟元は青紫の生地に黒で刺繍がされていて、釦は黒瑪瑙で統一している。キースは身長も高くて、意外と逞しいからこういう丈が長いの似合うんだよな。格好いい。祖父は亡き祖母の瞳の色である紺碧を基調とした、銀糸の刺繍が入った衣装を身に着けている。今の流行とは少し外れた古典的で豪奢な意匠だが、古臭く見せず、すっきりと着こなしている。そして身長は俺とさほど変わらないのに体に厚みがあり、羨ましいことこの上ない。
俺はというと背も低くはないし多少は筋肉もあるが、如何せん誤魔化しようがないくらいに線が細い。身体も薄いので、黒と銀を基調とした体格を誤魔化すチュニック丈のジャケットがメインのユニセックスなデザインの衣装を纏っている。グレーの宝石が釦に使われているが、こんなのあるんだなぁと感心した。キースの目そのまんまである。取り敢えず少しでも男っぽく見せたいと思いオールバックにしてみたのだが、果たして効果はあるのだろうか。
しかしキース、俺はいいけどお前は勘違いされてしまって本当にいいのか。今回俺はキースの色を、キースは俺の色を身に着けているが、こういうのって普通は夫婦や婚約者同士がすることだ。
キースの案を祖父が承諾した形だが、そんなに身を削らなくてもいいと思うのだが。
「もっかい聞くけど、お前……本当に大丈夫なのか?」
「逆にお聞きしますが、ウィス様こそかまわないのですか? まあ、今さらですけれど」
「俺は結婚するつもりはないから問題ないけどさ」
「婚約者と言ったら嘘になるが、纏う色については別に規則はない。婚約したのかなどと不躾に尋ねる者は普通いないから、勝手に婚約と勘違いして、お互い変な虫が減れば楽だろう」
「それはそうですが……」
城に到着し、揃って公の場にこうして出るのは久しぶりだからか、晩餐会の護衛を受け持つ衛兵が祖父と俺達の到着を伝えると、小さなどよめきが起こり、囁き声が広がっていく。
「キース、俺がこういう会に出るのっていつ振りかな?」
「そうですね……五年振り位では」
そんなになるのか……。ああ、それだと丁度、正式な領主代行をし始めてからは一回も出てないことになるのか。
「顔と名前が一致するか自信ないんだけど……」
「それとなくお伝えしますから」
キースに顔を寄せてこそこそ話をしていると、一部の人間がこちらを凝視している。何か不作法だったかな。そう思った俺が誤魔化すように微笑みを浮かべれば、会場のあちらこちらから、溜息が幾つも聞こえて来た。隣からも溜息が漏れている。
「……わざとですか?」
「え、何が?」
「……いえ、いいです」
祖父はくつくつと笑っているが……何か可笑しなことしたか? 首を傾げていると、晩餐会の開始時刻となったようだ。楽団の奏でる音色と共に、国王陛下が姿を表す。
ルストナーク国王――アルフレッド・ルストナーク。
精悍な顔付きをした金髪碧眼の偉丈夫だ。勇者と共に魔王を倒し、世界に平和をもたらした英雄王。そして国王陛下にエスコートされて来たのは、ロイヤルブルーに金糸の花をあしらったドレスに身を包んだ王妃殿下、精霊に愛されし勇者ローズ・ルストナークだ。五人の子を持つとは思えないような可憐な見た目に反して、魔王が倒された今はこの世で最強の存在でもある。ゲームだと最後の方には一人で国を陥とせるとか言われてれていた。
……こうして見ると、何だかんだ言ってリリアーナのことがなければ良い王様と王妃様だと思うんだよな。統治もバランスがいいし、王妃も後ろ楯がない代わりに柵もないし、元聖騎士だし、でしゃばるタイプでもないから王の邪魔にならない。しかも何かあった時には文字通り、一騎当千の強さを誇る国の最大戦力、切り札でもある。あとは子沢山だし、仲良くて何より。
そして対国外に関しては、魔王を倒し、世界を救った事で得た様々な主導権や優位性はかなり大きい。事実、何十年か前は中の上くらいの国力だったルストナークは、現在では三本の指に入る程だ。
そんな風になるだけ客観的に評価していると、スワルド公爵家出身の、先代王の正妃セラフィーナ王太后陛下に、第一王子であるディルク王太子殿下、王太子殿下にエスコートされた第三王女マリー殿下が入場する。第一、第二王女は既に他国に嫁いでおり、第二王子はまだ小さいので今回の晩餐会には出席しない。俺はこの王太子様と王女様の事が苦手だ。
あー……挨拶行きたくないなぁ……。続けてウィルフリード王兄殿下も入場され、こちらに気付いてふわりと柔らかく微笑んだ。微妙な面々の中で知った顔を見るとものすごく安心する。
そうして 主催者と賓客が揃い、ようやく晩餐会が始まる。
挨拶に始まり、祖父は国王陛下よりルストナーク王国への永年の貢献に対する感謝と、宰相職を退いてからの健康と活躍を祈念する旨のお言葉を頂戴し、お礼の言葉を述べる。
「――この度はご多忙の中、このような会を開いて頂きまして誠に有難く、厚く御礼申し上げます」
挨拶は感謝の言葉から始まり、これまでのこと、リリアーナの事件のこと、その事件の責任をとって職を辞するのも考えたこと……しかし先代の陛下の言葉もあり、滅私奉公で自分なりにこの国の発展に粉骨砕身することで償うこととしたことなどを祖父は語った。本当は辞める気満々だったくせに。一応先代の陛下に花を持たせたんだな、と思った。
そして自分は宰相職からは離れるけれど、今後は違った形で、この国の発展に微力ながら貢献する心算であるということ、後任の宰相をよろしくお願いしますということ、最後にこの会の参加者のこれからを祈念して言葉を結び、祖父の挨拶は終了した。
深々と礼をした祖父に会場から大きな拍手が巻き起こる。そうして後任の宰相、数名の主賓から挨拶や祝いの言葉の後、歓談が始まった。
おぉぉぉ……! やっぱり二人とも様になるなぁ……!!
俺は自分はさておき、祖父とキースの堂々とした着こなしに感動していた。
キースは長めの黒髪を青紫の髪飾りでまとめ、淡いグレーを基調とした燕尾服風の衣装を身につけている。襟元は青紫の生地に黒で刺繍がされていて、釦は黒瑪瑙で統一している。キースは身長も高くて、意外と逞しいからこういう丈が長いの似合うんだよな。格好いい。祖父は亡き祖母の瞳の色である紺碧を基調とした、銀糸の刺繍が入った衣装を身に着けている。今の流行とは少し外れた古典的で豪奢な意匠だが、古臭く見せず、すっきりと着こなしている。そして身長は俺とさほど変わらないのに体に厚みがあり、羨ましいことこの上ない。
俺はというと背も低くはないし多少は筋肉もあるが、如何せん誤魔化しようがないくらいに線が細い。身体も薄いので、黒と銀を基調とした体格を誤魔化すチュニック丈のジャケットがメインのユニセックスなデザインの衣装を纏っている。グレーの宝石が釦に使われているが、こんなのあるんだなぁと感心した。キースの目そのまんまである。取り敢えず少しでも男っぽく見せたいと思いオールバックにしてみたのだが、果たして効果はあるのだろうか。
しかしキース、俺はいいけどお前は勘違いされてしまって本当にいいのか。今回俺はキースの色を、キースは俺の色を身に着けているが、こういうのって普通は夫婦や婚約者同士がすることだ。
キースの案を祖父が承諾した形だが、そんなに身を削らなくてもいいと思うのだが。
「もっかい聞くけど、お前……本当に大丈夫なのか?」
「逆にお聞きしますが、ウィス様こそかまわないのですか? まあ、今さらですけれど」
「俺は結婚するつもりはないから問題ないけどさ」
「婚約者と言ったら嘘になるが、纏う色については別に規則はない。婚約したのかなどと不躾に尋ねる者は普通いないから、勝手に婚約と勘違いして、お互い変な虫が減れば楽だろう」
「それはそうですが……」
城に到着し、揃って公の場にこうして出るのは久しぶりだからか、晩餐会の護衛を受け持つ衛兵が祖父と俺達の到着を伝えると、小さなどよめきが起こり、囁き声が広がっていく。
「キース、俺がこういう会に出るのっていつ振りかな?」
「そうですね……五年振り位では」
そんなになるのか……。ああ、それだと丁度、正式な領主代行をし始めてからは一回も出てないことになるのか。
「顔と名前が一致するか自信ないんだけど……」
「それとなくお伝えしますから」
キースに顔を寄せてこそこそ話をしていると、一部の人間がこちらを凝視している。何か不作法だったかな。そう思った俺が誤魔化すように微笑みを浮かべれば、会場のあちらこちらから、溜息が幾つも聞こえて来た。隣からも溜息が漏れている。
「……わざとですか?」
「え、何が?」
「……いえ、いいです」
祖父はくつくつと笑っているが……何か可笑しなことしたか? 首を傾げていると、晩餐会の開始時刻となったようだ。楽団の奏でる音色と共に、国王陛下が姿を表す。
ルストナーク国王――アルフレッド・ルストナーク。
精悍な顔付きをした金髪碧眼の偉丈夫だ。勇者と共に魔王を倒し、世界に平和をもたらした英雄王。そして国王陛下にエスコートされて来たのは、ロイヤルブルーに金糸の花をあしらったドレスに身を包んだ王妃殿下、精霊に愛されし勇者ローズ・ルストナークだ。五人の子を持つとは思えないような可憐な見た目に反して、魔王が倒された今はこの世で最強の存在でもある。ゲームだと最後の方には一人で国を陥とせるとか言われてれていた。
……こうして見ると、何だかんだ言ってリリアーナのことがなければ良い王様と王妃様だと思うんだよな。統治もバランスがいいし、王妃も後ろ楯がない代わりに柵もないし、元聖騎士だし、でしゃばるタイプでもないから王の邪魔にならない。しかも何かあった時には文字通り、一騎当千の強さを誇る国の最大戦力、切り札でもある。あとは子沢山だし、仲良くて何より。
そして対国外に関しては、魔王を倒し、世界を救った事で得た様々な主導権や優位性はかなり大きい。事実、何十年か前は中の上くらいの国力だったルストナークは、現在では三本の指に入る程だ。
そんな風になるだけ客観的に評価していると、スワルド公爵家出身の、先代王の正妃セラフィーナ王太后陛下に、第一王子であるディルク王太子殿下、王太子殿下にエスコートされた第三王女マリー殿下が入場する。第一、第二王女は既に他国に嫁いでおり、第二王子はまだ小さいので今回の晩餐会には出席しない。俺はこの王太子様と王女様の事が苦手だ。
あー……挨拶行きたくないなぁ……。続けてウィルフリード王兄殿下も入場され、こちらに気付いてふわりと柔らかく微笑んだ。微妙な面々の中で知った顔を見るとものすごく安心する。
そうして 主催者と賓客が揃い、ようやく晩餐会が始まる。
挨拶に始まり、祖父は国王陛下よりルストナーク王国への永年の貢献に対する感謝と、宰相職を退いてからの健康と活躍を祈念する旨のお言葉を頂戴し、お礼の言葉を述べる。
「――この度はご多忙の中、このような会を開いて頂きまして誠に有難く、厚く御礼申し上げます」
挨拶は感謝の言葉から始まり、これまでのこと、リリアーナの事件のこと、その事件の責任をとって職を辞するのも考えたこと……しかし先代の陛下の言葉もあり、滅私奉公で自分なりにこの国の発展に粉骨砕身することで償うこととしたことなどを祖父は語った。本当は辞める気満々だったくせに。一応先代の陛下に花を持たせたんだな、と思った。
そして自分は宰相職からは離れるけれど、今後は違った形で、この国の発展に微力ながら貢献する心算であるということ、後任の宰相をよろしくお願いしますということ、最後にこの会の参加者のこれからを祈念して言葉を結び、祖父の挨拶は終了した。
深々と礼をした祖父に会場から大きな拍手が巻き起こる。そうして後任の宰相、数名の主賓から挨拶や祝いの言葉の後、歓談が始まった。
421
あなたにおすすめの小説
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
もふもふ獣人転生
* ゆるゆ
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
もふもふ獣人リトと、攻略対象の凛々しいジゼの両片思い? なお話です。
本編、完結済です。
魔法学校編、はじめました!
リクエストのお話や舞踏会編を読まなくても、本編→魔法学校編、でお話がつながるように書いています。
リトとジゼの動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントなくてもどなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
第12回BL大賞さまで奨励賞をいただきました。
読んでくださった方、応援してくださった皆さまのおかげです。ほんとうにありがとうございました!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
記憶を無くしたら家族に愛されました
レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
嫌われ魔術師の俺は元夫への恋心を消去する
SKYTRICK
BL
旧題:恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる