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本編
23 祭り
いい天気だ。
夏空と、海が競うように鮮烈な青を輝かせている。
命は水を求め 水は風を呼び 風は火とともに踊る
火は全てを焼き尽くし 何もない大地に 命の花咲く
生まれし命に 花咲くような彩り豊かな幸せを
我らガルディアの命 母なる海
海よ 尊き恵みを与え給い 感謝いたします
光の女神エレーナが精霊や人間を創った創世神話の一節と海への感謝の祈りを捧げ、コーディリアに扮した乙女が花を捧げる。
コーディリア役の農家の娘さんは、先日衣装を汚したらどうしようと緊張しきっていたのが嘘のように堂々としていて素晴らしかった。海に咲いた様々な彩の美しい花が鮮烈な青と鮮やかなコントラストを描くと、いよいよ祭の始まりだ。
中央の広場では各ギルドの協賛で様々な催しが行われ、威勢のいい声が響く。美味しそうな匂いが漂う出店はもちろん、大道芸や歌うたいもあちこちにいて賑やかである。コーディリアの恰好の女の子もたくさんいて可愛らしい。
俺とキースがちょこちょこ出店で買い食いしながら見回っていると、領内をうろついているお忍びの貴族をちらほら見かける。ただこの日はある程度無礼講となっていて、祭りの日にガルディア領に来る場合は貴族であろうが特別扱いしないという不文律がある。見かけても会釈程度で話しかけなくていいからとっても楽だ。
日中は特にトラブルもなく過ぎていき、仕事という名の自由時間を満喫し、夜の部の準備へと向かった。
そして落ちていくように日が沈み、月とかがり火が水面に映る。
闇から生まれ 闇へと戻る魂に 光を
悲しみは光に引き寄せられ 心は水を求める
暗闇に光を 哀しみのあるところに喜びを
我らガルディアの命 父なる海
海よ 昏き底の安寧を 感謝いたします
濃紺の海に金の波が混ざる夜の景色の中に、照明魔法で光を浮かべながら、もう一人のコーディリアに扮した乙女が軽やかに舞う。昼の白銀の煌めきとは異なり淡く黄色い光が蛍のように優しく瞬いている。
舞が終わり、海に酒を捧げ終わると俺達の仕事も終わりだ。例年なら最後まで色々対応しているところだが、今年は祖父はもちろん文官や各ギルドの面々にやたらと気を遣われ、夜は自由時間となった。案外俺もワーカホリックなのか、こうして急に予定が空くと、何をしたらいいか分からなくなる時がある。どうやらキースも同じようだ。
「ウィスタリア! キース! お疲れ様ー!」
とりあえず目的もないまま二人で歩いていると、前方から俺達を呼ぶ女性の声がする。見れば町娘のようなシンプルなワンピースを着たリリアーナと、普段より簡素な服を着た殿下がこちらに向かって手を振っていた。
「……姉上!?」
「少しずつ外に出てみようということでね」
「……本当は、ずっと来てみたかったの。ウィスタリアが領主代行をし始めてから、規模も大きくなってお店も花火も増えたでしょう?」
「はい。今年もとても賑やかですよ。ぜひ色々回ってみてください」
「ええ! ありがとう!」
「今日はもう休みなんだから、君達も仕事ばかりしては駄目だよ」
子どものようにはしゃぐリリアーナとそれを愛しそうに見つめる殿下。二人は手を振りながら人混みの中に消えていった。
「デートだな」
「デートですね」
活動的になって、糖度が増したな。幸せそうで何よりだ。俺は外で初めて見る母の姿を、まるで眩しいものを見るような胸を締め付けられるような気持ちで目に焼き付けていた。
うんうんと頷いていると、キースが何か考えている。
「ん、どうした?」
「……我々もしますか、デート」
俺は目をぱちぱちさせたあと、頷いた。
「あ、じゃあさ……」
俺とキースは一度屋敷に戻り、簡素なシャツとズボンに着替えてから出直した。
「何故この格好に?」
「いやー、雰囲気に合わないだろう」
こういう日にいつもの格好でうろつくと、仕事感がどうしても出る。持っているのもいくらリリアーナのお陰で見た目が良くなっていても団扇は団扇だ。庶民の格好にはいいけど貴族然とした格好には合わない。貰った団扇は艶々してラミネート加工したようになっている。ネイによると糊のようなものでコーティングする、本の装丁や贈答用の箱などに使われる技法らしいけど、多少の水なら弾くようになるし文字や絵もくっきり見えるし面白い。いつも領内のご婦人方や子どもたちがボランティアで作業してくれているのだ。俺はぱたぱたと団扇を扇ぎながら串焼きを齧る。
「いや、正直どう足掻いても我々の外見で、この衣装は違和感があります」
「分かってるよ。でも衣装変えるだけでも溶け込みやすいしさ。キース、そっちの串も齧らせて」
キースの方の串はいわゆるタレ味のだ。美味い。こういうのは味が濃いので何とでも誤魔化しは効く。
「キースこっち食べてみて」
「これは貴方が試しに作らせていた串ですよね?」
「そう。こっちのタレとあえて同じ肉なんだけど」
俺が急かすとキースは肉を一つ歯で挟んでずらし、もぐもぐと食べた。
「さっぱりしていますし、こちらのほうが肉が柔らかいですね」
「そう。この間ネイに頼んでた米は駄目だったし、酢に漬けると肉が柔らかくなるって聞いたことあるから柑橘類はどうかなって。柑橘類ならガルディアで結構育ててるし」
肉を柔らかくするんだったら玉ねぎでも酒でもヨーグルトでもいいが、主目的は塩の自家消費だからな。前世のうちは貧乏だったから……手作り出来る調味料ものはポピュラーなものからこういう変わり種まで、大概一度は試した事ある。マヨネーズも考えたんだが、これも生卵だからなあ。
「作り方は野菜の塩漬けと一緒だから技術がいるわけでもないし塩も消費できるし。形が悪かったり小さかったりで買い叩かれる柑橘類使えばいいかなって。安い肉も美味しく加工できるしさ」
「なるほど……いいと思います。ただ印象に残るのは、やっぱりあの氷菓ですけど」
「まあ確かにこれは名物的なのにはならないな。でもなあ……やっぱりあれはどう考えても採算は取れない。あれを目玉に金を落として貰ったとしても、ちょっとな」
「ネイに作り方等々を渡しますが、それを提供する店の第一号をガルディアに出すのを条件にするのはどうでしょう?」
「あー、なるほど」
発祥の地とか元祖的なのをガルディアにするのか。いい考えではあるが、お願いベースの話だな。
「うーん……いい場所と一部資金提供を抱き合わせて相談してみるか……って。ところで……俺が言うのもなんだが、これデートか?」
貰った振る舞い酒を呑みながら串を齧り、仕事の話。完全におっさんである。
「五分五分くらいですかね。まあ私も結局こういうのは好きですし、ウィス様が楽しそうですからいいかなと」
同じように串を齧りながら呑むキースがそう答える。
「お前優しいな……」
「それに、夜はまだ長いですし」
そう何でもないように言って、キースはもぐもぐと串焼きを全部食べた。そのまま酒を一口飲み干すと、喉仏が上下する。
「顔が赤いですよ」
「今優しいと言ったのは撤回しておく」
揶揄うような瞳を俺はじとりと睨む。最近ちょっと意地悪だよなぁと思った瞬間、何かがこちらに向かってくる。
俺が気配を感じて振り向いたときには既にキースがその気配の持ち主の腕を掴んで捻り上げていた。男は痛みに呻いて踠いている。
「――何者だ」
「……キース、ちょっと腕捻るのやめてあげてくれ」
キースが振りほどかれない程度に拘束を解くと、痛みがなくなったからか男は大人しくなった。痩せこけてぼろぼろの身なりのこいつは何者だ? 何処かで見たような――
「……! ――お前、マリー王女の護衛……か?」
そう尋ねると男はこくこくと頷き、涙を流した。
「こ……こんなことをガルディア公爵子息様にお願いするのはお門違いなのは重々承知ですが……っ! 私を……私を匿って頂けないでしょうか……!」
「……お前がマリー王女に何かしたのか?」
違うと分かっていて俺は質問した。予想通り護衛は震えながら首を横に振る。
「なら何故逃げた。私だけではなく、王兄殿下や父上もいる場所で話して貰おうか」
「……わ、私は大したことは知りません……。匿っていただけるのであれば、知っていることは全てお話いたします……!」
空に花火が上がり始める頃、俺とキースは男を引き連れて屋敷へ戻る。
祭の終わりと共に、新しい何かが動き出した。
夏空と、海が競うように鮮烈な青を輝かせている。
命は水を求め 水は風を呼び 風は火とともに踊る
火は全てを焼き尽くし 何もない大地に 命の花咲く
生まれし命に 花咲くような彩り豊かな幸せを
我らガルディアの命 母なる海
海よ 尊き恵みを与え給い 感謝いたします
光の女神エレーナが精霊や人間を創った創世神話の一節と海への感謝の祈りを捧げ、コーディリアに扮した乙女が花を捧げる。
コーディリア役の農家の娘さんは、先日衣装を汚したらどうしようと緊張しきっていたのが嘘のように堂々としていて素晴らしかった。海に咲いた様々な彩の美しい花が鮮烈な青と鮮やかなコントラストを描くと、いよいよ祭の始まりだ。
中央の広場では各ギルドの協賛で様々な催しが行われ、威勢のいい声が響く。美味しそうな匂いが漂う出店はもちろん、大道芸や歌うたいもあちこちにいて賑やかである。コーディリアの恰好の女の子もたくさんいて可愛らしい。
俺とキースがちょこちょこ出店で買い食いしながら見回っていると、領内をうろついているお忍びの貴族をちらほら見かける。ただこの日はある程度無礼講となっていて、祭りの日にガルディア領に来る場合は貴族であろうが特別扱いしないという不文律がある。見かけても会釈程度で話しかけなくていいからとっても楽だ。
日中は特にトラブルもなく過ぎていき、仕事という名の自由時間を満喫し、夜の部の準備へと向かった。
そして落ちていくように日が沈み、月とかがり火が水面に映る。
闇から生まれ 闇へと戻る魂に 光を
悲しみは光に引き寄せられ 心は水を求める
暗闇に光を 哀しみのあるところに喜びを
我らガルディアの命 父なる海
海よ 昏き底の安寧を 感謝いたします
濃紺の海に金の波が混ざる夜の景色の中に、照明魔法で光を浮かべながら、もう一人のコーディリアに扮した乙女が軽やかに舞う。昼の白銀の煌めきとは異なり淡く黄色い光が蛍のように優しく瞬いている。
舞が終わり、海に酒を捧げ終わると俺達の仕事も終わりだ。例年なら最後まで色々対応しているところだが、今年は祖父はもちろん文官や各ギルドの面々にやたらと気を遣われ、夜は自由時間となった。案外俺もワーカホリックなのか、こうして急に予定が空くと、何をしたらいいか分からなくなる時がある。どうやらキースも同じようだ。
「ウィスタリア! キース! お疲れ様ー!」
とりあえず目的もないまま二人で歩いていると、前方から俺達を呼ぶ女性の声がする。見れば町娘のようなシンプルなワンピースを着たリリアーナと、普段より簡素な服を着た殿下がこちらに向かって手を振っていた。
「……姉上!?」
「少しずつ外に出てみようということでね」
「……本当は、ずっと来てみたかったの。ウィスタリアが領主代行をし始めてから、規模も大きくなってお店も花火も増えたでしょう?」
「はい。今年もとても賑やかですよ。ぜひ色々回ってみてください」
「ええ! ありがとう!」
「今日はもう休みなんだから、君達も仕事ばかりしては駄目だよ」
子どものようにはしゃぐリリアーナとそれを愛しそうに見つめる殿下。二人は手を振りながら人混みの中に消えていった。
「デートだな」
「デートですね」
活動的になって、糖度が増したな。幸せそうで何よりだ。俺は外で初めて見る母の姿を、まるで眩しいものを見るような胸を締め付けられるような気持ちで目に焼き付けていた。
うんうんと頷いていると、キースが何か考えている。
「ん、どうした?」
「……我々もしますか、デート」
俺は目をぱちぱちさせたあと、頷いた。
「あ、じゃあさ……」
俺とキースは一度屋敷に戻り、簡素なシャツとズボンに着替えてから出直した。
「何故この格好に?」
「いやー、雰囲気に合わないだろう」
こういう日にいつもの格好でうろつくと、仕事感がどうしても出る。持っているのもいくらリリアーナのお陰で見た目が良くなっていても団扇は団扇だ。庶民の格好にはいいけど貴族然とした格好には合わない。貰った団扇は艶々してラミネート加工したようになっている。ネイによると糊のようなものでコーティングする、本の装丁や贈答用の箱などに使われる技法らしいけど、多少の水なら弾くようになるし文字や絵もくっきり見えるし面白い。いつも領内のご婦人方や子どもたちがボランティアで作業してくれているのだ。俺はぱたぱたと団扇を扇ぎながら串焼きを齧る。
「いや、正直どう足掻いても我々の外見で、この衣装は違和感があります」
「分かってるよ。でも衣装変えるだけでも溶け込みやすいしさ。キース、そっちの串も齧らせて」
キースの方の串はいわゆるタレ味のだ。美味い。こういうのは味が濃いので何とでも誤魔化しは効く。
「キースこっち食べてみて」
「これは貴方が試しに作らせていた串ですよね?」
「そう。こっちのタレとあえて同じ肉なんだけど」
俺が急かすとキースは肉を一つ歯で挟んでずらし、もぐもぐと食べた。
「さっぱりしていますし、こちらのほうが肉が柔らかいですね」
「そう。この間ネイに頼んでた米は駄目だったし、酢に漬けると肉が柔らかくなるって聞いたことあるから柑橘類はどうかなって。柑橘類ならガルディアで結構育ててるし」
肉を柔らかくするんだったら玉ねぎでも酒でもヨーグルトでもいいが、主目的は塩の自家消費だからな。前世のうちは貧乏だったから……手作り出来る調味料ものはポピュラーなものからこういう変わり種まで、大概一度は試した事ある。マヨネーズも考えたんだが、これも生卵だからなあ。
「作り方は野菜の塩漬けと一緒だから技術がいるわけでもないし塩も消費できるし。形が悪かったり小さかったりで買い叩かれる柑橘類使えばいいかなって。安い肉も美味しく加工できるしさ」
「なるほど……いいと思います。ただ印象に残るのは、やっぱりあの氷菓ですけど」
「まあ確かにこれは名物的なのにはならないな。でもなあ……やっぱりあれはどう考えても採算は取れない。あれを目玉に金を落として貰ったとしても、ちょっとな」
「ネイに作り方等々を渡しますが、それを提供する店の第一号をガルディアに出すのを条件にするのはどうでしょう?」
「あー、なるほど」
発祥の地とか元祖的なのをガルディアにするのか。いい考えではあるが、お願いベースの話だな。
「うーん……いい場所と一部資金提供を抱き合わせて相談してみるか……って。ところで……俺が言うのもなんだが、これデートか?」
貰った振る舞い酒を呑みながら串を齧り、仕事の話。完全におっさんである。
「五分五分くらいですかね。まあ私も結局こういうのは好きですし、ウィス様が楽しそうですからいいかなと」
同じように串を齧りながら呑むキースがそう答える。
「お前優しいな……」
「それに、夜はまだ長いですし」
そう何でもないように言って、キースはもぐもぐと串焼きを全部食べた。そのまま酒を一口飲み干すと、喉仏が上下する。
「顔が赤いですよ」
「今優しいと言ったのは撤回しておく」
揶揄うような瞳を俺はじとりと睨む。最近ちょっと意地悪だよなぁと思った瞬間、何かがこちらに向かってくる。
俺が気配を感じて振り向いたときには既にキースがその気配の持ち主の腕を掴んで捻り上げていた。男は痛みに呻いて踠いている。
「――何者だ」
「……キース、ちょっと腕捻るのやめてあげてくれ」
キースが振りほどかれない程度に拘束を解くと、痛みがなくなったからか男は大人しくなった。痩せこけてぼろぼろの身なりのこいつは何者だ? 何処かで見たような――
「……! ――お前、マリー王女の護衛……か?」
そう尋ねると男はこくこくと頷き、涙を流した。
「こ……こんなことをガルディア公爵子息様にお願いするのはお門違いなのは重々承知ですが……っ! 私を……私を匿って頂けないでしょうか……!」
「……お前がマリー王女に何かしたのか?」
違うと分かっていて俺は質問した。予想通り護衛は震えながら首を横に振る。
「なら何故逃げた。私だけではなく、王兄殿下や父上もいる場所で話して貰おうか」
「……わ、私は大したことは知りません……。匿っていただけるのであれば、知っていることは全てお話いたします……!」
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