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本編
24 知らぬが花
屋敷に連れ帰った護衛は、大きな怪我こそないものの、満身創痍といっても差し支えない状態だった。まず祖父に会わせてからウィルフリード殿下が戻るまでの間に風呂に入らせ、食事をとらせたのだが、何日もずっとまともな食事をしていなかったそうで、胃に負担のかからない食事を出すとべしょべしょに泣きながら食べていた。
「匿っていただき誠にありがとうございます。……大したことを知っているとも思えないのですが、消そうとする者がいる以上、相手にとって何か不都合な情報を私が持っているのかもしれませんので……全てお話しさせていただきます」
そう言って話し始めたこの護衛は、第二王子が産まれる少し前からマリー王女の護衛として勤めていたそうだ。
末の姫として甘やかされていたマリー王女が、年の離れた弟妹が出来ること、王族の娘としての教育が本格的に始まり若干不安定だったそんな時期に仕え始めた。
ただ、多少の我が儘は言えど根は素直で可愛らしかったそうで、ここ数年の微妙な変化……そして今回の事件。正直御付きの人間も戸惑っていたらしい。
「私が護衛としてお仕えし始めた頃に、ちょうど姫様はキース様に一目惚れされました。我々御付きの者ですら、ウィスタリア様とキース様はガルディア公爵家を継ぐために結婚なさるだろうから無理だと思っておりましたが……姫様は違いました。どうにかして婚約できないかと、国王陛下に掛け合っておられたのですが、国王陛下からは駄目だとの一点張りで……。諦めきれない姫様が直接宰相閣下に掛け合うと言い出した時は、かなりお叱りになられたようです。もしそんなことをすれば問答無用で他国の婚約話を進めると言われ、部屋で護衛や侍女に泣きながら愚痴を溢しておられました」
なるほど。なら国王陛下は祖父との約束をきちんと守っていたし、一応叱ったりもしていたんだな。
「ただそれは表立って言わなくなっただけで、ウィスタリア様へのこそこそとした嫌がらせに移行しただけだというのは、当然ご存じのことかと思いますが……」
祖父と殿下が「お前そんなことも黙ってたのか」という目で見ているが、気づいていないふりをして続きを聞く。
「やがて姫様は兄君である王太子殿下がウィスタリア様に懸想しているのに気づきました。一石二鳥だとお二人で陛下に掛け合われたこともありました。しかし結果は同じ。むしろ再び叱られて婚約話を進めると言われ、かなり焦っておられました。その頃には姫様も王太子殿下も別の方との婚約が現実的なものとなっておりましたので……王太后陛下にも掛け合っておられましたが、『ガルディアの子達は駄目です、諦めなさい』と言われたと部屋で泣いておられました」
……王太后もきちんと約束を守っていたと。
「そこで姫様はウォールズ伯爵に接触し、自分はキース様を好いており婚約したいのだと勝手に打診されました。ウォールズ伯爵は最初は弟はほぼガルディア公爵家の人間なのでと断られていましたが、話をしていくうちに王家と縁続きになることに興味を示し、弟に話してみると言っておられました」
それを聞いたキースが苦虫を噛み潰したような顔をする。そして祖父が宰相位を退くことが決まり、あの晩餐会での騒動により俺とキースが婚約する。
「あの日はお二方がお互いの色を纏って晩餐会に出席されておりましたので、会の初めから姫様の機嫌は非常に悪かった。その上、妃殿下の起こした騒動によって今まで明言されていなかったウィスタリア様とキース様の婚約が公然の事となってしまいました」
そして非公式とはいえ国王夫妻が謝罪する事態となり、姫様は想い人をいよいよ諦めなくてはならなくなりました――と言ったところで護衛は一息ついた。
「姫様は最後に駄目元で王太后陛下のところに向かわれ、我々御付き連中は、またお慰めしなくてはならないと若干うんざりとしていたのです。ところが……王太后陛下の部屋から出てきた姫様の機嫌はとても良かった。『お祖母さまが応援してくださる』と。その時姫様は何か宝石袋のようなものを持っておられました」
俺とキースの関係が何もない頃には王女の行動を諫めていたのに、婚約が分かった途端に応援とは。
その後、姫様の国内の婚約者候補であるお二方と晩餐会のため、ちょうど王都に来ていたウォールズ伯爵を呼んで部屋に籠り、相談しているようだったと。そして次の日祖父と登城した俺は帰りに拐われたというわけだ。
「事件の当日、私は王家所有の邸宅に姫様をお送りして入り口で待機、その後出てきた姫様と共に城へ戻りました」
気付かなくて申し訳ありませんでしたと謝罪されるが、気付いたところでこの人にはどうしようもないと思う。気にするなと言って話を続けさせる。
「そして城に戻った姫様は、真っ直ぐ王太子殿下の部屋に向かい、あの邸宅のものと思われる鍵を殿下に渡しました。訝しむ殿下に姫様は、『お兄様の焦がれ欲しがってたものを、そこに置いて来ている。お兄様がいらないなら別の誰かのものになるだけよ。早く行かないと』などと言い残して部屋を出られました。『何とか効いたようではあったけれど』と姫様は呟いた後、『お返しに行かないといけないから、お祖母様のお部屋に寄るわ』と言って王太后陛下のお部屋へ寄ってから部屋に戻り……その後は宰相閣下や王兄殿下のご存じのとおりです」
護衛自身は俺を拐う計画に全く関わっていなかったため、取り調べの後は寮で謹慎するよう言い渡されて大人しくしていたそうだ。
「寮で謹慎中にふと、姫様が王太后陛下からお借りしていたものの事を言っていなかったと思い出しまして、朝になったら追加で証言しようと考えていたのです。けれども、朝……騎士団長から姫様の事を聞いたあと、何者かに部屋で襲われました。その時私は、何か知ってはいけない事を知ってしまっているのだと。それで恐ろしくなり、逃げたのです」
そして着の身着のまま逃げたものの、普通に捕まえようとしてくる者も明らかに消そうとする者もいる。どの陣営ならまともな扱いをしてくれるのか分からず、とにかくがむしゃらに全てから逃げていたそうだ。だが追手がかかっている状態ではいずれ詰む。ならばと一縷の望みをかけてこの事件の被害者である俺ならば、少なくとも自分を消そうとはしていないだろうとガルディアへ来たらしい。
これで、全てですと言った護衛の顔は憔悴して疲れ切っていた。
「……分かった。また聞きたいことがあったら聞かせて貰うが今日のところは休んでくれ。悪いが部屋には護衛兼監視をつけさせてもらう」
「はい。むしろその方が安心です。ありがとうございます」
護衛はそう言って礼をし、うちの護衛に連れられて退室していく。ばたんとドアが閉まると同時に俺達は顔を見合わせた。
「……恐らく王女が持っていたという宝石袋、それに入っていたのが十中八九、ウィスの言う魔族の力の結晶だろう」
動機は未だ不明だが、ウィルフリード殿下の予想が現実味を帯びてきた。本当に自分の孫を利用していたなんて信じたくはないが、どうやら真実のようだ。
「……早々に国王陛下とお話がしたいですね。護衛の体調が整い次第王都へ向かいましょう」
その事なんだけど……と殿下が遮る。
「スワルド公爵を祭で見かけた。……リリアーナの事も見られている。リリアーナだけを残していくのは危険だ」
「この状況でスワルド公爵が? それは、確かに……」
「あの護衛を自ら探している可能性があるな」
正直この件に関しては、相手の行動に倫理や信義則は期待できないと俺達はこれからどうするかを何度も話し合った。
それでも見えているのに掴み切れない、証拠にも乏しい状況であの護衛は俺達にとっても相手にとっても奇貨だ。早々に動くべきだと、祖父と殿下が城に向かい、俺達がガルディアに残る事にした。
そして三日後、回復した護衛を連れて祖父たちは王都へ出発した。不安は尽きないが俺達は祖父と殿下を信じて送り出し、祖父たちも俺達を信じてリリアーナを託した。
せっかく外に出始めたリリアーナには悪いが、領内でトラブルがあったと説明して屋敷から出ないようにお願いし、俺とキースは基本的にいつも通り仕事をしていた。ただ一つだけいつも通りでないのは。
「キース、護衛つけて俺が行くよ」
「駄目です」
俺まで屋敷から出して貰えなくなった。屋敷が広いからあまり不自由は感じないが、平たく言えば軟禁である。少し拗ねていると諭すようにキースが言う。
「ロータス様曰く、スワルド公爵はフィオナ様に執着していたというお話です。そして公爵には二十年前にフィオナ様そっくりなリリアーナ様を手篭めにした疑いがある。だから公爵が領内にいるかもしれない今は、リリアーナ様に屋敷から出ないようにお願いしている。ここまではよろしいですか?」
「はい」
「それでウィス様、貴方は誰に似ていますか?」
「リリアーナによく似ていると、言われます」
俺は圧に負けて何故か敬語になって、英会話のレッスンのような返しをしている。
「確かにスワルド公爵は女性好きで、男性にさほど興味はないとロータス様と殿下はおっしゃっておりましたが、今までの事から考えるとどう動くかは分かりません。何があっても私が守りますと言いたいところですが……もし何かあった時、先日のように無事お助け出来るとは限りません。ですから少しでも危険から遠ざかっていて欲しいのです」
そう縋るように切実な声で懇願されると、拐われた前科がある以上、何も言えない。
「……分かった。でも、キースも無理はするなよ」
「大丈夫ですよ。去年よりかなり仕事も減りましたし。最低限回ったら、あとは私も屋敷に籠ります」
「……いってらっしゃい」
「はい。いってきますね」
俺の頭を撫でて外回りに出て行くキースを見送り、置いていかれた俺は、仕方がないので仕事をちょっとでも減らしておこうと文官たちにキースの分の仕事も持ってくるように指示した。
「匿っていただき誠にありがとうございます。……大したことを知っているとも思えないのですが、消そうとする者がいる以上、相手にとって何か不都合な情報を私が持っているのかもしれませんので……全てお話しさせていただきます」
そう言って話し始めたこの護衛は、第二王子が産まれる少し前からマリー王女の護衛として勤めていたそうだ。
末の姫として甘やかされていたマリー王女が、年の離れた弟妹が出来ること、王族の娘としての教育が本格的に始まり若干不安定だったそんな時期に仕え始めた。
ただ、多少の我が儘は言えど根は素直で可愛らしかったそうで、ここ数年の微妙な変化……そして今回の事件。正直御付きの人間も戸惑っていたらしい。
「私が護衛としてお仕えし始めた頃に、ちょうど姫様はキース様に一目惚れされました。我々御付きの者ですら、ウィスタリア様とキース様はガルディア公爵家を継ぐために結婚なさるだろうから無理だと思っておりましたが……姫様は違いました。どうにかして婚約できないかと、国王陛下に掛け合っておられたのですが、国王陛下からは駄目だとの一点張りで……。諦めきれない姫様が直接宰相閣下に掛け合うと言い出した時は、かなりお叱りになられたようです。もしそんなことをすれば問答無用で他国の婚約話を進めると言われ、部屋で護衛や侍女に泣きながら愚痴を溢しておられました」
なるほど。なら国王陛下は祖父との約束をきちんと守っていたし、一応叱ったりもしていたんだな。
「ただそれは表立って言わなくなっただけで、ウィスタリア様へのこそこそとした嫌がらせに移行しただけだというのは、当然ご存じのことかと思いますが……」
祖父と殿下が「お前そんなことも黙ってたのか」という目で見ているが、気づいていないふりをして続きを聞く。
「やがて姫様は兄君である王太子殿下がウィスタリア様に懸想しているのに気づきました。一石二鳥だとお二人で陛下に掛け合われたこともありました。しかし結果は同じ。むしろ再び叱られて婚約話を進めると言われ、かなり焦っておられました。その頃には姫様も王太子殿下も別の方との婚約が現実的なものとなっておりましたので……王太后陛下にも掛け合っておられましたが、『ガルディアの子達は駄目です、諦めなさい』と言われたと部屋で泣いておられました」
……王太后もきちんと約束を守っていたと。
「そこで姫様はウォールズ伯爵に接触し、自分はキース様を好いており婚約したいのだと勝手に打診されました。ウォールズ伯爵は最初は弟はほぼガルディア公爵家の人間なのでと断られていましたが、話をしていくうちに王家と縁続きになることに興味を示し、弟に話してみると言っておられました」
それを聞いたキースが苦虫を噛み潰したような顔をする。そして祖父が宰相位を退くことが決まり、あの晩餐会での騒動により俺とキースが婚約する。
「あの日はお二方がお互いの色を纏って晩餐会に出席されておりましたので、会の初めから姫様の機嫌は非常に悪かった。その上、妃殿下の起こした騒動によって今まで明言されていなかったウィスタリア様とキース様の婚約が公然の事となってしまいました」
そして非公式とはいえ国王夫妻が謝罪する事態となり、姫様は想い人をいよいよ諦めなくてはならなくなりました――と言ったところで護衛は一息ついた。
「姫様は最後に駄目元で王太后陛下のところに向かわれ、我々御付き連中は、またお慰めしなくてはならないと若干うんざりとしていたのです。ところが……王太后陛下の部屋から出てきた姫様の機嫌はとても良かった。『お祖母さまが応援してくださる』と。その時姫様は何か宝石袋のようなものを持っておられました」
俺とキースの関係が何もない頃には王女の行動を諫めていたのに、婚約が分かった途端に応援とは。
その後、姫様の国内の婚約者候補であるお二方と晩餐会のため、ちょうど王都に来ていたウォールズ伯爵を呼んで部屋に籠り、相談しているようだったと。そして次の日祖父と登城した俺は帰りに拐われたというわけだ。
「事件の当日、私は王家所有の邸宅に姫様をお送りして入り口で待機、その後出てきた姫様と共に城へ戻りました」
気付かなくて申し訳ありませんでしたと謝罪されるが、気付いたところでこの人にはどうしようもないと思う。気にするなと言って話を続けさせる。
「そして城に戻った姫様は、真っ直ぐ王太子殿下の部屋に向かい、あの邸宅のものと思われる鍵を殿下に渡しました。訝しむ殿下に姫様は、『お兄様の焦がれ欲しがってたものを、そこに置いて来ている。お兄様がいらないなら別の誰かのものになるだけよ。早く行かないと』などと言い残して部屋を出られました。『何とか効いたようではあったけれど』と姫様は呟いた後、『お返しに行かないといけないから、お祖母様のお部屋に寄るわ』と言って王太后陛下のお部屋へ寄ってから部屋に戻り……その後は宰相閣下や王兄殿下のご存じのとおりです」
護衛自身は俺を拐う計画に全く関わっていなかったため、取り調べの後は寮で謹慎するよう言い渡されて大人しくしていたそうだ。
「寮で謹慎中にふと、姫様が王太后陛下からお借りしていたものの事を言っていなかったと思い出しまして、朝になったら追加で証言しようと考えていたのです。けれども、朝……騎士団長から姫様の事を聞いたあと、何者かに部屋で襲われました。その時私は、何か知ってはいけない事を知ってしまっているのだと。それで恐ろしくなり、逃げたのです」
そして着の身着のまま逃げたものの、普通に捕まえようとしてくる者も明らかに消そうとする者もいる。どの陣営ならまともな扱いをしてくれるのか分からず、とにかくがむしゃらに全てから逃げていたそうだ。だが追手がかかっている状態ではいずれ詰む。ならばと一縷の望みをかけてこの事件の被害者である俺ならば、少なくとも自分を消そうとはしていないだろうとガルディアへ来たらしい。
これで、全てですと言った護衛の顔は憔悴して疲れ切っていた。
「……分かった。また聞きたいことがあったら聞かせて貰うが今日のところは休んでくれ。悪いが部屋には護衛兼監視をつけさせてもらう」
「はい。むしろその方が安心です。ありがとうございます」
護衛はそう言って礼をし、うちの護衛に連れられて退室していく。ばたんとドアが閉まると同時に俺達は顔を見合わせた。
「……恐らく王女が持っていたという宝石袋、それに入っていたのが十中八九、ウィスの言う魔族の力の結晶だろう」
動機は未だ不明だが、ウィルフリード殿下の予想が現実味を帯びてきた。本当に自分の孫を利用していたなんて信じたくはないが、どうやら真実のようだ。
「……早々に国王陛下とお話がしたいですね。護衛の体調が整い次第王都へ向かいましょう」
その事なんだけど……と殿下が遮る。
「スワルド公爵を祭で見かけた。……リリアーナの事も見られている。リリアーナだけを残していくのは危険だ」
「この状況でスワルド公爵が? それは、確かに……」
「あの護衛を自ら探している可能性があるな」
正直この件に関しては、相手の行動に倫理や信義則は期待できないと俺達はこれからどうするかを何度も話し合った。
それでも見えているのに掴み切れない、証拠にも乏しい状況であの護衛は俺達にとっても相手にとっても奇貨だ。早々に動くべきだと、祖父と殿下が城に向かい、俺達がガルディアに残る事にした。
そして三日後、回復した護衛を連れて祖父たちは王都へ出発した。不安は尽きないが俺達は祖父と殿下を信じて送り出し、祖父たちも俺達を信じてリリアーナを託した。
せっかく外に出始めたリリアーナには悪いが、領内でトラブルがあったと説明して屋敷から出ないようにお願いし、俺とキースは基本的にいつも通り仕事をしていた。ただ一つだけいつも通りでないのは。
「キース、護衛つけて俺が行くよ」
「駄目です」
俺まで屋敷から出して貰えなくなった。屋敷が広いからあまり不自由は感じないが、平たく言えば軟禁である。少し拗ねていると諭すようにキースが言う。
「ロータス様曰く、スワルド公爵はフィオナ様に執着していたというお話です。そして公爵には二十年前にフィオナ様そっくりなリリアーナ様を手篭めにした疑いがある。だから公爵が領内にいるかもしれない今は、リリアーナ様に屋敷から出ないようにお願いしている。ここまではよろしいですか?」
「はい」
「それでウィス様、貴方は誰に似ていますか?」
「リリアーナによく似ていると、言われます」
俺は圧に負けて何故か敬語になって、英会話のレッスンのような返しをしている。
「確かにスワルド公爵は女性好きで、男性にさほど興味はないとロータス様と殿下はおっしゃっておりましたが、今までの事から考えるとどう動くかは分かりません。何があっても私が守りますと言いたいところですが……もし何かあった時、先日のように無事お助け出来るとは限りません。ですから少しでも危険から遠ざかっていて欲しいのです」
そう縋るように切実な声で懇願されると、拐われた前科がある以上、何も言えない。
「……分かった。でも、キースも無理はするなよ」
「大丈夫ですよ。去年よりかなり仕事も減りましたし。最低限回ったら、あとは私も屋敷に籠ります」
「……いってらっしゃい」
「はい。いってきますね」
俺の頭を撫でて外回りに出て行くキースを見送り、置いていかれた俺は、仕方がないので仕事をちょっとでも減らしておこうと文官たちにキースの分の仕事も持ってくるように指示した。
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