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幕間:砂糖より甘い
05
「父上が日中外に出ないのも納得だ……キツい」
「この日差しと暑さに長期滞在で、ロータス様も体を壊されないか心配ですね……」
王太子をひっぱたいた翌日、日中はエイラスの島内というか国内を視察して、夜の晩餐会に備えて休む予定――だったんだが、涼しい内にと予定を組んだ砂糖黍畑や漁港の視察、街の探索でHPを削られてへろへろになってしまい、早々にタオルを投げられたのだった。
「ウィスは意外に体力があるのにこれですから、ガルディアの人間はエイラスの気候と相性が悪いのでしょう。かといってしょっちゅう水に入るのも体を壊してしまいますし……日中は出歩かないのが賢明かもしれませんね」
南国っぽい大きな団扇で扇いでくれるキースに申し訳ないと思いながら、俺はベッドに横になり、冷たいもの食べたいなーと考えていた。
ああ……冷たい素麺とか蕎麦とか食べたいなぁ。でも醤油の作り方が分からないし……この際百歩譲って冷製パスタみたいなのでもいいけど――そうだ。醤油は無理でもいりことか煮干しとか鰹節的なものは作れないだろうか。それがあればあとは塩さえあればそれっぽいものは作れる気がする。王国と光の花は日本製のゲームの世界なわけだし、どっかに出汁に使えそうな魚とかいないかな。米だって探せばあったわけだし。あぁ……あとキリっと冷えた日本酒も飲みたいな……。
「こら、ウィス」
「わっ! 冷たっ!!」
「また色々何か考えてるでしょう。ちゃんと休むように」
濡らされた冷たい布を瞼に落とされ、びくんと体が跳ねる。何故バレたし。そう内心焦っていると、キースが俺の瞼に落とした布を整えて額に置き直し、俺の耳に口を寄せて囁く。
「元気でしたら、向かう予定だったところには連絡済みで時間もありますから……お付き合いしてもらいますよ?」
そう言ってかぷりと耳を食んで離れ、俺を見下ろす。少しだけ嗜虐的な色を浮かべた微笑みに俺はどきりとした。だけどさすがに今からとなると晩餐会に支障が出る。
「……ごめん、ちゃんと休むよ」
「はい。時間になったら起こします。ゆっくり休んでください」
あっさりと引き下がったキースに感謝しつつ目を閉じると、思った以上に体力を削られていたのかあっという間に眠りに落ちていき……
「おはようございます」
「おはよう……は、いいけど……お前これ、いつの間に」
「秘密です」
目を覚ますと、祖父が用意してくれていたアオザイもどきよりもグレードアップしたものが用意されていた。いやいいんだけど、本当いつの間に。釦は丸い黒瑪瑙に変わり、スリットには透ける素材のグレーの生地が重ねられている。割とシンプルめではあるが……。
「これ女性用の意匠じゃないか?」
「いいえ。細いウィスが着ると胴回りがもたつくから少し絞っただけですよ」
本当か~? その笑顔と即答が嘘臭い……と、じと目でキースを見るが笑顔は崩れない。俺が溜め息をついて着替え始めると。その横でキースも着替えている。灰色の生地に揃いの黒瑪瑙の釦がついており、スリットには青紫の透ける生地が重ねられている。ちゃんとグラデーションで俺の瞳の色だ。いや本当にいつの間に……。
「本当はロータス様の物のように刺繍を入れたかったんですけどね……」
「いや……無茶言うなよ」
至極残念そうにしながらも、自分の髪を器用にハーフアップにしていくキース。女性のする髪型みたいに感じるのに昨日のお団子といいキースがすると自然である。ズルい。長さのない俺は軽く髪を流して完成とし、じゃあ行こうかと二人で会場へと向かった。
晩餐会の会場は、砂浜と隣接したエイラスの海が一望できるオープンスタイルで参加者は王族と側近、そして俺達だけで行われる。室内から海を眺めていると、海面をキラキラと輝かせていた太陽が夕陽に変わって次第に低くなり、海もオレンジから濃い藍色に変化していく。移ろっていく海の表情を眺めながら、挨拶もそこそこに食事と歓談へと移っていった。
「王太子殿下、先日は誠に申し訳ありませんでした。……あの……大丈夫ですか?」
……お岩さん?
そこそこの美形だった筈の顔は見る影もなくボコボコになっている。
「大丈夫だ。ちょっと姉上達に……痛っ――」
「先ず。開口一番謝罪をと言ったわよね、ディラン。その頭は飾りなの?」
「ウィスタリア様、キース様、先日は愚弟が大変な失礼を致しました。顛末は本人からも文官からも聞いております」
「あぁぁ頭を上げてください。ジェンナ殿下、マリナ殿下」
この惨状をこの王女二人が……? 王太子をこんな顔で人前に出していいのかと周囲を窺うが、ああまたか……みたいな雰囲気だ。……よくあることなのか。
それにしても顔を上げてくれた第一王女のジェンナ殿下はリリアーナとどことなく似ている。第二王女のマリナ殿下はもう少し王太子寄りの外見だが二人とも瞳は揃いの蒼玉だ。「私の方こそ手を上げてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪して流し、食事を取りながらの歓談に入る。
「同意もなく、しかも人の伴侶にするようなことではなかった。すまない。しかし……お前達の雰囲気も誤解を招くのでは。俺が言うのも何だが、もうちょっと言葉を崩して仲の良い感じを見せるとか」
……本当に反省してるのか? 俺は思わずじと目で睨んでしまった。
「あのですね……先日ご説明した色々もそうですけど、ご自分の所見だけで物事を言うのは、もう少し考えてから口にした方がいいですよ。確かに私達は元々主従関係なので私に対するキースの喋り方や物腰は丁寧です。でも他人と話す時、父と話す時と、私と話す時は全く違いますからね」
本当に余計なお世話だよと思っていると、王太子が何かを言おうとしてまた「痛っ」と呻く。どうやら王女達に蹴られたようだ。
「馬に蹴られてしまいなさい、という事よ。貴方如きのないに等しい経験で余所の夫夫に何か物申そうなんて十年以上早いわ」
「大体貴方が私達の縁談を進めるとか何様のつもりなの? しかも自分より上の身分の方に……赤っ恥もいいところだし、蹴られるのに私達を巻き込まないで」
「蹴っているのは姉上達だろ!」
あー……なるほど。どちらかというとそっちの怒りが強そうだな。なら思う存分姉弟喧嘩してくれと放置し、キースと一緒に食事と酒を楽しむ事にした。
大皿から魚を取ると、身が大きいからか癖がない白身に柑橘系のソースがかかっている。果物を使った料理が多くて面白いなぁと冷えたシャンパンを飲みながら摘まんでいると、姉弟の会話は「この狭い国の中にいて持ち上げられて甘やかされているのがいけないんだ」とかそんな話になり始めている。何か嫌な予感。
「――ウィスタリア様、お願いがあ「嫌ですお断りします」
遮るように言われて、ジェンナ殿下はとても驚いている。無礼は承知でお断りである。
「ウィス、まだ何も言われてませんよ」
「いやだってこの流れ……留学してどれだけ自分が世間知らずかも含めて勉強してこいって流れで、絶対俺達に面倒見てくれって頼んでくる流れじゃないか。やだよ」
「猫が完全に脱げてます。ちゃんと被り直して」
あらバレてるわ、と王女二人がこそこそ話し合っている。キースはそう言うが、これは譲らないぞ。大事な事だから二回言っておこう。
「この日差しと暑さに長期滞在で、ロータス様も体を壊されないか心配ですね……」
王太子をひっぱたいた翌日、日中はエイラスの島内というか国内を視察して、夜の晩餐会に備えて休む予定――だったんだが、涼しい内にと予定を組んだ砂糖黍畑や漁港の視察、街の探索でHPを削られてへろへろになってしまい、早々にタオルを投げられたのだった。
「ウィスは意外に体力があるのにこれですから、ガルディアの人間はエイラスの気候と相性が悪いのでしょう。かといってしょっちゅう水に入るのも体を壊してしまいますし……日中は出歩かないのが賢明かもしれませんね」
南国っぽい大きな団扇で扇いでくれるキースに申し訳ないと思いながら、俺はベッドに横になり、冷たいもの食べたいなーと考えていた。
ああ……冷たい素麺とか蕎麦とか食べたいなぁ。でも醤油の作り方が分からないし……この際百歩譲って冷製パスタみたいなのでもいいけど――そうだ。醤油は無理でもいりことか煮干しとか鰹節的なものは作れないだろうか。それがあればあとは塩さえあればそれっぽいものは作れる気がする。王国と光の花は日本製のゲームの世界なわけだし、どっかに出汁に使えそうな魚とかいないかな。米だって探せばあったわけだし。あぁ……あとキリっと冷えた日本酒も飲みたいな……。
「こら、ウィス」
「わっ! 冷たっ!!」
「また色々何か考えてるでしょう。ちゃんと休むように」
濡らされた冷たい布を瞼に落とされ、びくんと体が跳ねる。何故バレたし。そう内心焦っていると、キースが俺の瞼に落とした布を整えて額に置き直し、俺の耳に口を寄せて囁く。
「元気でしたら、向かう予定だったところには連絡済みで時間もありますから……お付き合いしてもらいますよ?」
そう言ってかぷりと耳を食んで離れ、俺を見下ろす。少しだけ嗜虐的な色を浮かべた微笑みに俺はどきりとした。だけどさすがに今からとなると晩餐会に支障が出る。
「……ごめん、ちゃんと休むよ」
「はい。時間になったら起こします。ゆっくり休んでください」
あっさりと引き下がったキースに感謝しつつ目を閉じると、思った以上に体力を削られていたのかあっという間に眠りに落ちていき……
「おはようございます」
「おはよう……は、いいけど……お前これ、いつの間に」
「秘密です」
目を覚ますと、祖父が用意してくれていたアオザイもどきよりもグレードアップしたものが用意されていた。いやいいんだけど、本当いつの間に。釦は丸い黒瑪瑙に変わり、スリットには透ける素材のグレーの生地が重ねられている。割とシンプルめではあるが……。
「これ女性用の意匠じゃないか?」
「いいえ。細いウィスが着ると胴回りがもたつくから少し絞っただけですよ」
本当か~? その笑顔と即答が嘘臭い……と、じと目でキースを見るが笑顔は崩れない。俺が溜め息をついて着替え始めると。その横でキースも着替えている。灰色の生地に揃いの黒瑪瑙の釦がついており、スリットには青紫の透ける生地が重ねられている。ちゃんとグラデーションで俺の瞳の色だ。いや本当にいつの間に……。
「本当はロータス様の物のように刺繍を入れたかったんですけどね……」
「いや……無茶言うなよ」
至極残念そうにしながらも、自分の髪を器用にハーフアップにしていくキース。女性のする髪型みたいに感じるのに昨日のお団子といいキースがすると自然である。ズルい。長さのない俺は軽く髪を流して完成とし、じゃあ行こうかと二人で会場へと向かった。
晩餐会の会場は、砂浜と隣接したエイラスの海が一望できるオープンスタイルで参加者は王族と側近、そして俺達だけで行われる。室内から海を眺めていると、海面をキラキラと輝かせていた太陽が夕陽に変わって次第に低くなり、海もオレンジから濃い藍色に変化していく。移ろっていく海の表情を眺めながら、挨拶もそこそこに食事と歓談へと移っていった。
「王太子殿下、先日は誠に申し訳ありませんでした。……あの……大丈夫ですか?」
……お岩さん?
そこそこの美形だった筈の顔は見る影もなくボコボコになっている。
「大丈夫だ。ちょっと姉上達に……痛っ――」
「先ず。開口一番謝罪をと言ったわよね、ディラン。その頭は飾りなの?」
「ウィスタリア様、キース様、先日は愚弟が大変な失礼を致しました。顛末は本人からも文官からも聞いております」
「あぁぁ頭を上げてください。ジェンナ殿下、マリナ殿下」
この惨状をこの王女二人が……? 王太子をこんな顔で人前に出していいのかと周囲を窺うが、ああまたか……みたいな雰囲気だ。……よくあることなのか。
それにしても顔を上げてくれた第一王女のジェンナ殿下はリリアーナとどことなく似ている。第二王女のマリナ殿下はもう少し王太子寄りの外見だが二人とも瞳は揃いの蒼玉だ。「私の方こそ手を上げてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪して流し、食事を取りながらの歓談に入る。
「同意もなく、しかも人の伴侶にするようなことではなかった。すまない。しかし……お前達の雰囲気も誤解を招くのでは。俺が言うのも何だが、もうちょっと言葉を崩して仲の良い感じを見せるとか」
……本当に反省してるのか? 俺は思わずじと目で睨んでしまった。
「あのですね……先日ご説明した色々もそうですけど、ご自分の所見だけで物事を言うのは、もう少し考えてから口にした方がいいですよ。確かに私達は元々主従関係なので私に対するキースの喋り方や物腰は丁寧です。でも他人と話す時、父と話す時と、私と話す時は全く違いますからね」
本当に余計なお世話だよと思っていると、王太子が何かを言おうとしてまた「痛っ」と呻く。どうやら王女達に蹴られたようだ。
「馬に蹴られてしまいなさい、という事よ。貴方如きのないに等しい経験で余所の夫夫に何か物申そうなんて十年以上早いわ」
「大体貴方が私達の縁談を進めるとか何様のつもりなの? しかも自分より上の身分の方に……赤っ恥もいいところだし、蹴られるのに私達を巻き込まないで」
「蹴っているのは姉上達だろ!」
あー……なるほど。どちらかというとそっちの怒りが強そうだな。なら思う存分姉弟喧嘩してくれと放置し、キースと一緒に食事と酒を楽しむ事にした。
大皿から魚を取ると、身が大きいからか癖がない白身に柑橘系のソースがかかっている。果物を使った料理が多くて面白いなぁと冷えたシャンパンを飲みながら摘まんでいると、姉弟の会話は「この狭い国の中にいて持ち上げられて甘やかされているのがいけないんだ」とかそんな話になり始めている。何か嫌な予感。
「――ウィスタリア様、お願いがあ「嫌ですお断りします」
遮るように言われて、ジェンナ殿下はとても驚いている。無礼は承知でお断りである。
「ウィス、まだ何も言われてませんよ」
「いやだってこの流れ……留学してどれだけ自分が世間知らずかも含めて勉強してこいって流れで、絶対俺達に面倒見てくれって頼んでくる流れじゃないか。やだよ」
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※個人ブログにも投稿済みです。