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しおりを挟む夜になると俺の中で卵が暴れ出した。
俺はベッドに両手両足を固定されていて悶えるしかできなかった。
「んぁ……なに、ぁぁあ、ひ、ぅごいてる…んんっ、んぁああ、誰かっ、グルガー!、んぁあ」
俺がなんとかその卵をひり出そうと腹に力を込めてもアナルの出口に出された粘液のせいで1つも外に出ることはなく、むしろ卵が前立腺に当たって気持ち良さが増すだけで俺の目からは生理的な涙が出てきた。
「んぁぁ、ああ! んんっ、ぁぁ、グルガー! んぁあぁ、あああっ」
中で卵が膨張している気がする。
卵の状態で暴れていて、割れた時を想像して俺は怖く感じた。
「んぁっぁ、たすけて、んっぁぁあああ!! なぁ! グルガー! んっぁぁ、ちかくに、いるんだろぉ……んっぁぁああっ」
それでも扉は開くこともなく無情にも俺は快楽の中で溺れるしかない。
「ひっん、っぁぃやあ! ぁああ、んっぁぁ、ああ!! イク! ぁああ!」
これで何回イッたのかも俺は数えられないくらいお尻の刺激だけで達していた。
それから卵がズルリ、ズルリと下の方に向かっている感覚がきて1つ外に飛び出た。
「あああああぁっぁあああああ!!?!!?! んっっぁぁあああ!!!!!」
頭が真っ白になって何が起こったのかわからない。
俺のちんこからはブシャーと潮が出ていた。
俺から出た卵はすぐにヒビが入り始めて中から小さな触手が出てきた。
卵から生まれる触手の見た目のそいつに、普通なら気色の悪さを感じるはずなのに、俺が産んだと思うとなぜか愛しさを感じる気がする。
するとグルガーが部屋に入ってきた。
「グルガー! 外してくれ! んっぁぁ! なぁ!!あああぁぁん」
グルガーは俺のその必死の訴えは無視して生まれたその触手を抱えて出て行った。
グルガーが出て行ってからすぐに2こ目の卵が俺から飛び出た。
「ひっ、ぁぁぁあああ!!!?! ぁぁぁっ、ぉぉおおぁ、なっ、っぁぁあ、ま、ま、ちょ、んっぁぁぁああああ!!!」
その後を追うように3こ目、4こ目、5こ目と一気にずるずると出てきて俺は何回も潮を吹いきながら絶頂した。
気がつくと朝で俺のドロドロだったはずの体は綺麗にされていた。
「お目覚めになられましたか。おはようございます」
グルガーが爽やか笑顔でそう言ってきた。
「なんで助けてくれなかったんだよ」
そう言うとグルガーはおやという顔をして真面目くさった顔で答えた。
「私にお手伝いできることなど何もなかったですので」
「くそっ」
確かに、あんな状態になったのもこいつのせいだってのに、こいつに助けを求める俺の方がおかしいよな。
「さて、王子たちもスクスクと成長して今は人間の見た目をできるようになっていますよ」
「えっ!? 人間の見た目!?」
「ええ。私たちも生まれた時はあの姿でしたので、昨日あなた様が出産されたお子たちは私たちのようになるのですよ」
「まじかよ。ってか成長スピードすさまじいな」
「今日もお勤めお願いしますね」
は? あれを今日も?
「い、嫌だ!!」
「まぁまぁそうおっしゃらずに」
ニコニコとグルガーが笑うのを見て俺はここから逃げる方法はないのかと考えた。
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