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33 空き教室
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お尻に違和感を感じながら、自分の惨めさに嫌気がさしてため息をついた。
空き教室の後方の荷物置きの台にうつ伏せに寝っ転がると、幾分か違和感がマシになった。
そうして横になっているとどうしようもなく眠くなってくる。
ここ最近、夜中まで勉強しているおかげで寝不足なことが多いからだ。
ふわふわと心地の良い眠気に逆らわず目を閉じていた俺は、いつの間にか本格的に眠りについていた。
「おい。起きろよ」
「ん゛ぇっ」
ガンっと突然背中を殴られ目を覚ますと、うつ伏せになった俺の横にはゴリラのような見た目の生徒が数人立っていた。俺が棚の上に寝ているから、男達からは見下ろされる形だ。
「サボりか? 2年の分際で良い度胸だなぁ」
ニタニタと笑う生徒たちが、俺のこと……と言うよりも誠のことを知っていて、その上学年は3年生であることがわかった。
「あんたたちもサボりだろ? あんたたちだって1歳しか違わねぇのに、偉そうだな」
ゴロツキのような見た目のこいつらだって、元は可愛らしいお坊ちゃんだったはずだ。
ここはお坊ちゃんしか入れない学校だから。
「男にこびを売るしか能のねぇ柊木くんに言われたくないなぁ。そうだ、授業をサボって暇してるなら俺たちが相手をしてやろうか」
「相手?」
「ここが寂しいだろ?」
「っ。やめろ」
いまだうつ伏せで寝転んだままの俺の尻をさわっと撫でた男の手に、ぞわりと鳥肌がたった。
「見たとこ、泣いてたみたいだし、泣くほど辛いことがあったんなら俺らが慰めてやろうって言ってんだよ」
「げははは。俺らってやさしー。安心してよ。嫌われ者の柊木くん相手でもちゃんと最後まで慰めてやるよ?」
下品な笑い方で不快だ。
だが男たちの言葉で俺は初めて自分が涙を流していたことを知った。
目元を触って確認するともう流れてはいないようだが、確かに涙が乾燥したような感じがする。
「何惚けた顔してんの? 泣いてるの気が付いてなかったのか? 怖い夢でも見ていたのか? なっさけねぇ~。まぁ、いいや、これから俺らがもっと鳴かせてやるから。大人しくしてろよ?」
「ぎゃははは! 慰めるんじゃなかったのかよ~」
不快だ。
煩くて敵わない。
こんな弱いくせに自分より弱いと思っているやつを笑う人間なんてぶちのめされても文句は言えないだろう。俺はゆっくりと起き上がった。
空き教室の後方の荷物置きの台にうつ伏せに寝っ転がると、幾分か違和感がマシになった。
そうして横になっているとどうしようもなく眠くなってくる。
ここ最近、夜中まで勉強しているおかげで寝不足なことが多いからだ。
ふわふわと心地の良い眠気に逆らわず目を閉じていた俺は、いつの間にか本格的に眠りについていた。
「おい。起きろよ」
「ん゛ぇっ」
ガンっと突然背中を殴られ目を覚ますと、うつ伏せになった俺の横にはゴリラのような見た目の生徒が数人立っていた。俺が棚の上に寝ているから、男達からは見下ろされる形だ。
「サボりか? 2年の分際で良い度胸だなぁ」
ニタニタと笑う生徒たちが、俺のこと……と言うよりも誠のことを知っていて、その上学年は3年生であることがわかった。
「あんたたちもサボりだろ? あんたたちだって1歳しか違わねぇのに、偉そうだな」
ゴロツキのような見た目のこいつらだって、元は可愛らしいお坊ちゃんだったはずだ。
ここはお坊ちゃんしか入れない学校だから。
「男にこびを売るしか能のねぇ柊木くんに言われたくないなぁ。そうだ、授業をサボって暇してるなら俺たちが相手をしてやろうか」
「相手?」
「ここが寂しいだろ?」
「っ。やめろ」
いまだうつ伏せで寝転んだままの俺の尻をさわっと撫でた男の手に、ぞわりと鳥肌がたった。
「見たとこ、泣いてたみたいだし、泣くほど辛いことがあったんなら俺らが慰めてやろうって言ってんだよ」
「げははは。俺らってやさしー。安心してよ。嫌われ者の柊木くん相手でもちゃんと最後まで慰めてやるよ?」
下品な笑い方で不快だ。
だが男たちの言葉で俺は初めて自分が涙を流していたことを知った。
目元を触って確認するともう流れてはいないようだが、確かに涙が乾燥したような感じがする。
「何惚けた顔してんの? 泣いてるの気が付いてなかったのか? 怖い夢でも見ていたのか? なっさけねぇ~。まぁ、いいや、これから俺らがもっと鳴かせてやるから。大人しくしてろよ?」
「ぎゃははは! 慰めるんじゃなかったのかよ~」
不快だ。
煩くて敵わない。
こんな弱いくせに自分より弱いと思っているやつを笑う人間なんてぶちのめされても文句は言えないだろう。俺はゆっくりと起き上がった。
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