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しおりを挟む私はミドリ。
この学校で一番の美少女であり、一番モテている女子である。
でもだからって私はその程度で満足なんてしないのだ。
だって私が目指しているのスーパーアイドルなのだから。
スーパーアイドルになる為に私は気を抜かない。
アイドルになったら昔の話とかいろいろと記事になるのだ。
だから変な事は出来ないし、もちろん恋愛は禁止である。
こんなにモテる私だけど誰とも付き合うなんてしないのだ。
付き合うのなら私に釣り合う相手じゃないといけない。
だからそんな相手がこんな田舎にいるはずがないので、私は自分に恋愛禁止を
強いている。
「だれ? 」
その日、私の家にやって来た女の人は今まで見て来た人と全然違った都会の女
だった。とっても綺麗だと思った。だからすぐにそんな言葉が出たのだ。
そしてその人が叔父さんのお嫁さんだと分かった時は驚いた。
こんな叔父さんみたいな人が結婚出来る相手じゃないと思ったのだ。
でもそんな本当の事は言えない。
例え身内であったって気を抜いてはいけないのだ。
「ねえどうして叔父さんなんかと結婚したの? 」
我慢できなかった。
これだけは聞いておきたかったのだ。
きっと今後の私の人生に大きな影響を与える事になるとおもうから。
「えっと、ミドリちゃんだったけ? 」
「うん。私、ミドリ。将来はスーパーアイドルになるの。ねえ、だから教えて?
どうして叔父さんみたいなのと結婚したの? 釣り合ってないよ? 」
「ねえ、ミドリちゃん。あまり身内の人を悪く言っちゃあだめだよ。
スーパーアイドルになるならそういうのはイメージが下がるだけだから」
「大丈夫だよ、私。そういうのは使い分けが出来るから。いつもはこんな事聞かな
いけど今回は特別なの。きっと今後の私に絶対に必要だとおもうの! 」
「そう、分かったわ。でもこれは私達だけの秘密だからね? 」
そう言って指を口元へとやったその姿は今でも忘れられない。
それからいろんな事を教えてもらったけど私にはまだ理解が出来なくて、
結局は女優みたいに演技が出来ればいい結婚相手が見つかるのだそうだ。
「私は無理だったけど、ミドリちゃんは成れるんじゃないかな女優。あっ、でも
ミドリちゃんはスーパーアイドルに成るのよね? 」
そして私はこの時に決めたのだ
「ううん。私は女優になるわ! 」
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